ワイヤレスイヤホン

6,999円でマルチポイント対応。コスパ特化ワイヤレスイヤホン「EarFun Air S」レビュー

2022年9月3日

ついにU1万円のワイヤレスイヤホンでもマルチポイントが使える時代に。

スマホやPCなど2台のデバイスを同時接続できるマルチポイント機能

ペアリングを都度切り替える必要なく、オーディオ再生しているデバイス側に自動で音声出力が切り替わる。スマホ←→PC間でストレスなく使いまわせるワイヤレスイヤホンを探している人だと重宝する。

これまでマルチポイントは1万円超の高価格モデルの専売特許とも言える機能だったが、ついにU1万円でマルチポイントに対応したワイヤレスイヤホンが登場。

ーーそれが、今回レビューする「EarFun Air S」だ。

EarFun Air S

中国のオーディオブランド「EarFun」が手がける同製品。

価格6,999円ながらマルチポイント機能に対応したコスパ特化モデル。とにもかくにもマルチポイント狙いの人なら試してみる価値ある。

この記事では、「EarFun Air S」をレビューしていきたい。

EarFun Air S 製品評価

発売時期2022年7月
直販価格6,999円

EarFun Air S の製品評価は以下のとおり。

低音(4)
中音(3.5)
高音(3.5)
イヤホンの装着感(4.5)
ノイズキャンセリング(3)
外音取り込み機能(3.5)
マイク性能(3)
バッテリー性能(5)

ここがGood!!

  • マルチポイント対応、最大2台のデバイス間でペアリング切り替えせずに使える
  • イコライザー調整に対応、好きな音質にカスタムできる
  • ケース併用で最大30時間使えるロングバッテリー搭載
  • ケースのワイヤレス充電(Qi充電)に対応

ここがBad...

  • オーディオ再生中だとマルチポイント(音声出力)が切り替わらない
  • ノイズキャンセリングはそこまで高性能ではない
  • 通話マイク性能はごく普通
  • ケースカバーがAmazonなどで全く売ってない

 

製品カラーリングは1色

カラーリングはブラックのみ。

 

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EarFun Air S の製品概要レビュー

EarFun(イヤーファン)について

EarFun(イヤーファン)こと"Earfun Technology"は2018年設立の中国のオーディオメーカー。

製品は「EarFun」ブランドで展開。完全ワイヤレスイヤホンやワイヤレススピーカーといったオーディオ製品を主な製品ラインナップとしている。

すでに日本国内向けにも正規販売あり。全製品ともに購入後18ヶ月の製品保証が受けられる。

 

 

スペックシート抜粋

Bluetoothバージョン5.2
Bluetooth対応コーデックSBC、AAC、aptX
ノイズキャンセリング対応
外音取り込み機能対応
マルチポイント対応(最大2台)
防水性能IPX5
バッテリー駆動時間イヤホン単体6時間
ケース併用で最大30時間
ケース充電方法USB Type-C(有線)、Qi(無線)
専用アプリあり(iOS、Android)

 

 

付属品

イヤーピース(S・M・L)、USBケーブル、取扱説明書が付属。

イヤホン掃除用の棒(クリーニング棒)も1本付属する。他の中華イヤホンでは見たことない珍しい試み。

 

 

ペアリング仕様

ケース内部にペアリングボタンあり




Google Fast Pair×
マルチポイント対応(最大2台)
マルチペアリング対応(最大?台)
Bluetooth設定画面からのワンタップでのペアリング切り替え×(先に現在のペアリングを解除する必要あり)
新規ペアリングモードの起動方法イヤホンをケースにセットした状態でケース中央のペアリングボタンを3秒長押し

EarFun Air S のセールスポイントたるマルチポイント。最大2台のデバイスを同時接続。オーディオ再生しているデバイス側に自動で音声出力が切り替えられる。

ただ、オーディオ再生している状態だと当該デバイスから音声出力が切り替わらない。先にオーディオ再生を停止させ、そのうえで他のデバイスでオーディオ再生を開始する必要がある。

マルチポイントの勝手については  #マルチポイント 項目で詳しくレビューしている。

Google Fast Pair とは?

Google Fast Pairは、Googleが提供するペアリング簡素化システム。

Android OS 6.0以上のスマホであれば、専用のポップアップ画面からワンタッチでペアリング設定できる。

マルチポイントとは?

マルチポイントとは、複数デバイスを同時接続できる機能のこと。

なにかしらオーディオ再生しているデバイスに自動で音声出力元が切り替わる。

マルチペアリングとは?

マルチペアリングとは、複数デバイスのペアリング情報が記録できる機能のこと。

1度記録してしまえば次回以降に再度セットアップする必要がなくなり、ケースふたを開くだけでデバイスと再接続できる。

昨今のワイヤレスイヤホンだとおおよそ5台〜10台のデバイスのペアリング情報が記録できる。

Bluetooth設定画面からのワンタップでのペアリング切り替えとは?

複数デバイス間でペアリングを切り替える場合、先に現在のペアリングを解除する必要がある。

一部のワイヤレスイヤホンであれば現在のペアリングを解除せず、切り替えたいデバイスのBluetooth設定画面でイヤホン名をタップするだけでペアリングが移せる。

新規ペアリングモードの起動方法について

初回設定時はケースふたを開くだけで自動で新規ペアリングモードが起動する。

2回目(2台目)以降のペアリングを行う場合は新規ペアリングモードを手動で起動する必要がある。


 

 

バッテリーまわりのこと

バッテリー駆動時間イヤホン単体6時間
ケース併用で最大30時間
ケース充電方法USB Type-C(有線)、Qi(無線)

バッテリー駆動時間は優秀。ノイズキャンセリング常時ONでもケース併用25時間使える。

充電はUSB Type-Cケーブルで行えるほか、ケースのワイヤレス充電(Qi充電)にも対応。iPhoneユーザーなどでワイヤレス充電器を使っている人であれば置くだけ充電が可能だ。

 

 

通話マイク仕様

筒の先端部に通話マイクあり

通話時ノイズカット機能△(cVc8.0)
風切り音カット×

通話マイク性能は普通。

cVc8.0仕様の通話時ノイズカット機能を搭載しているが、これはあくまで通話音声をクリアに加工するだけ。通話転送時に周囲の音を低減するわけではない。

うるさい場所で使うと普通に周囲の音が通話音声に入り込んでしまう。基本的には室内など静かな場所で使った方がいい。

 

 

ボタン操作




ボタン種類タッチセンサー
操作コマンドの割り当て変更一部対応

イヤホン本体にタッチセンサー内蔵。オーディオ操作、音声アシスタント起動、通話操作などひととおり可能。

タッチ処理は安定。2回タッチ、3回タッチなどきちんと認識してる。

スマホ操作コマンド(部分的に割り当て変更可能)

左イヤホン右イヤホン
1回タッチ音量を下げる音量を上げる
2回タッチ再生/停止
3回タッチゲームモードON/OFF次の曲へ
2秒長押しノイズキャンセリング←→外音取り込み音声アシスタント起動

「3回タッチ」「2秒長押し」のみ割り当て変更可能。他の操作コマンドほか、「前の曲へ」コマンドも割り当てられる。

通話対応コマンド(割り当て変更不可)

左イヤホン右イヤホン
2回タッチ着信受け
着信終了
1回タッチ → 2秒長押し着信拒否

 

 

イヤホン着脱検出(装着検出)

イヤホンの着脱検出(装着検出)×

イヤホンの着脱検出(装着検出)には対応せず。

対応している製品であれば、オーディオ再生中にイヤホンを耳から外すとオーディオ再生が自動停止。イヤホンを耳に装着し直すとオーディオ再生が自動開始する。

 

 

防水性能

防水性能IPX5(IP5)
防塵性能×

防水性能はIPX5と優秀。雨や汗が防げる。水道の蛇口から水をかけても問題ないので汚れたイヤホンを水洗いしたい人にも最適。

 

 

低遅延モード

左イヤホンのタッチセンサーを3回連続タッチで機能ON/OFF可能

低遅延モードあり
遅延性能100ms(0.1秒)
ゲーム以外での利用×

低遅延モードこと「ゲームモード」搭載。左イヤホンのタッチセンサーを3回連続タッチでモードON/OFFできる。

公式いわく、ゲームモードONで最大100ms(遅延0.1秒)まで遅延を軽減できるとしている。

ポチゲーだとあまり恩恵なさそうだが、音ゲーあたりをプレイする人だと多少なりに効果が見られるかもしれない。

 

 

専用アプリ

専用アプリあり(iOS、Android)
イコライザー調整可能
タッチ操作コマンドの割り当て変更可能
低遅延モード(ゲームモード)のON/OFF可能
イヤホンを探す×

専用アプリ「EarFun Audio」が利用可能。

イコライザー調整、タッチ操作コマンドの割り当て変更(一部のみ)などひととおりカスタムできる。

EarFun Audio

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iPhoneとの相性

iPhoneとの相性(非常によい)
AACコーデック対応
iOS向け専用アプリ対応

iPhoneとの相性は非常によい。

iPhoneで主流のBluetoothオーディオコーデックである「AAC」に対応しており、iPhoneでも問題なくオーディオ再生できる。音質面も製品そのまま。

専用アプリもiOS向けに配信あり。カスタムできる内容はAndroid版アプリと変わらない。総じてiPhoneで使う場合でも問題らしい問題はみられない。

 

 

EarFun Air S の外観デザイン&イヤホン装着感

イヤホン形状はよくあるAirPods、つけ心地はよい

イヤホン外側

イヤホン内側

イヤホン横側

イヤホン形状はまんまAirPods。おそらくAirPodsをそのままベンチマークして設計したのだろうか。

とはいえ、AirPodsと違ってイヤーピースを搭載しているためイヤホン装着時の安定感あり

AirPodsはイヤーピースを搭載しておらず、屋外で使うときの紛失リスクが拭えないが、EarFun Air S ならそうした心配する必要ない。

屋外で歩きながらイヤホンを使いたい人、運動中に使いたい人でも安心だ。

装着ビジュアルもまんまAirPods

耳からの飛び出し面積も少ない。マスク紐とも干渉せず。

イヤホンの重量も片側5gとAirPods同等。長時間のイヤホン装着でも疲れにくい。

 

 

ケースサイズはコンパクト、握りこぶし1つ分

ケースサイズはコンパクト。数値で言うと縦5cm、横6.5cm、厚さ2.8mほど。

ほぼ握りこぶし1つ分。男性ズボンのポケットもちろんシャツの胸ポケットにもらくらく入る。

ケース外装素材はよくあるプラスチック。サラサラした触り心地。ケースふたの「earfun」ロゴは刻印仕様で様になる。

 

 

EarFun Air S の音質

音質は低音メイン

デフォルトの音質は低音メイン。10mmサイズのドライバーを搭載していることもあり、低音の強さが多分に感じられる。

ボーカルが少しばかり引っ込み気味だが、それでも低音で潰れてしまっているわけではない。下手な中華イヤホンに比べてまだボーカルがボーカルとして存在感を残してる。

よりボーカル重視でオーディオを聞きたい人ならイコライザー調整して中音域を引き上げたい。

高音域は少しばかり刺さり気味。"さしすせそ”の音が耳に刺さるような違和感ある。これも気になる人だとイコライザー調整で対応したい。

 

 

専用アプリからイコライザー調整可能

iOS、Android向けに配信してる専用アプリを使えばイコライザー調整可能。

もっぱらボーカルを楽しみたい人なら中音域を引き上げ。高音域の刺さり具合が気になる人なら高音域を引き下げたい。

EarFun Audio

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【重点レビュー1】マルチポイントの使い勝手は?

マルチポイント切り替えに少しばかり制約あり

EarFun Air S はマルチポイント機能に対応。最大2台のデバイスを同時接続できる。

オーディオ再生しているデバイス側に自動で音声出力が切り替わるので「スマホ←→PC」間などでワイヤレスイヤホンを使いまわしたい人だと重宝する。

ただ、オーディオ再生している状態だと当該デバイスから音声出力が切り替わらない。先にオーディオ再生を停止させたうえで、音声出力を切り替えたいデバイス側でオーディオ再生を開始する必要がある。

特に厄介なのが着信対応時。スマホとPCをマルチポイント接続しているとき、PC側でオーディオ再生している状態だとスマホ側の着信(着信音)がイヤホンに通知されない。

大手メーカーのマルチポイントだとオーディオ再生の有無関係なく、着信を含めて新たにオーディオ再生を開始したデバイス側に自動で音声出力が切り替わる。これに比べると勝手の悪さは否めない。

 

 

3台目以降のデバイスと接続する場合、先に現在のペアリングを解除する必要あり

EarFun Air S はBluetooth設定画面からのワンタッチでのペアリング切り替えには対応せず。

2台のデバイス間であればマルチポイントで接続できるが、当該2台とは異なる3台目以降のデバイスに接続したい場合、現在のペアリングを1度解除する必要がある。

ペアリングの解除はデバイスのBluetoothをオフに、あるいはイヤホンを新規ペアリングモードに切り替えることで解除される。

新規ペアリングモードは、ケースにイヤホンをセットした状態でケースのペアリングボタンを3秒長押しすると起動できる。

ケース内部にペアリングボタンあり

ペアリングが解除された状態にして、ペアリングを切り替えたいデバイスのBluetooth設定画面からイヤホン名をタップすればペアリングが切り替わる。

デバイス2台で使うだけなら何ら問題はないが、3台、4台とより多くのデバイス間でワイヤレスイヤホンを使いまわしたい人だと勝手が悪そう。

 

 

【重点レビュー2】ノイズキャンセリング&外音取り込み機能の性能は?

ノイズキャンセリング性能はごくごく普通

EarFun Air S はノイズキャンセリング対応。機能ONにすると周囲の騒音が低減できる。

ただ、遮音性能はごくごく普通。周囲の音が1段階ほど静かにはなるが、徹底して遮音しているわけではなく、周囲の音が多分に残ってる。

せいぜい耳栓プラスアルファ程度の静けさ。ノイズキャンセリングらしい機械的な遮音効果は期待しない方がいい。

 

 

外音取り込み機能は及第点、使えるには使える

EarFun Air S は外音取り込み機能に対応。機能ONにするとイヤホンを装着したまま周囲の音が聞き取れる。

ノイズキャンセリングよりかは機能してる印象。明確に周囲の音が1段階、2段階くらい明るくなる。

ただ、常時機能ONにして骨伝導イヤホンのようにして使えるとは言えない。鼻が詰まったような、鼓膜に膜を張った感じがあるので長時間と使い続けると気持ち悪さある。

駅のアナウンスを聞いたり、コンビニレジで二言三言会話するときに一時的に使うのが限度かと思う。

 

 

EarFun Air S の気になったところ(あるいはデメリット)

オーディオ再生中だとマルチポイント(音声出力)が切り替わらない

#マルチポイント 項目で既述したように、オーディオ再生している状態だと当該デバイスから音声出力が切り替えられない。

先にオーディオ再生を停止させ、そのうえで音声出力を切り替えたいデバイス側でオーディオ再生を開始する必要がある。

大手メーカーのマルチポイントだとオーディオ再生の有無関係なく、新たにオーディオ再生を開始したデバイスに自動で音声出力が切り替わる。これに比べると勝手の悪さは否めない。

特にマルチポイント状態でスマホの着信対応するときなど、PC側でなにかしらオーディオ再生している場合はマルチポイントが切り替わらず、着信(着信音)も通知されない。この点、在宅ワーカーの人などデメリットとなるかもしれない。

 

 

ケースカバーがAmazonなどで売ってない

ケース傷を防ぐための、あるいはケースを彩るためのケースカバーだが、EarFun Air S 向けのケースカバーは全く売ってない。

筆者も頑張って探してみたが、Amazonおろか楽天、Yahoo!ショッピングでも見つからず(2022年8月時点)。

ケースになぜケースを付けるのだい?という人なら関係ない話だが、どうしてもケースカバーを使いたい人だと拭えぬマイナスポイントになりそうだ。

 

 

この記事のまとめ

ここまで EarFun Air S をレビューしてきた。

U1万円ながら搭載したマルチポイント機能がなにより魅力。一方でオーディオ再生中だとマルチポイント(音声出力)が切り替わらず、スマホの着信を確認するためにマルチポイントを使いたい人だと勝手が悪い。

どちらかと言うと着信どうこう関係なく、音楽再生や動画視聴のために「スマホ←→PC」間でワイヤレスイヤホンのペアリングを切り替えることが多い人におすすめだ。ペアリング切り替えのストレスが多分に軽減てきる。

価格も6,999円とマルチポイント対応のワイヤレスイヤホンにしては安価。マルチポイント狙いの人はぜひ試してみてほしい。

 

 

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