ここ数年でメジャーになったマルチポイント対応のワイヤレスイヤホン。
最大2台のデバイスを同時接続できる同機能。都度ペアリング接続を切り替える必要なく、なにかしらオーディオ再生を開始するだけで当該デバイス側に音声出力先だけ自動で切り替わる。
スマホ←→PC間でワイヤレスイヤホンを使いまわしている人だとマルチポイント対応製品が1つあるだけで劇的に生活が変わる。手動でペアリング接続を切り替える必要ないのでストレスフリーすぎて感動すら覚える。
この記事では、1万円前後でマルチポイントが使える主要なワイヤレスイヤホンをまとめた。コスパ重視でマルチポイント対応のワイヤレスイヤホンを探している人は記事をチェックしてみてほしい。
この記事の目次(タッチで移動)
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そもそものマルチポイントとは?
マルチポイントとは最大2台のデバイスを同時接続できる機能
通常のワイヤレスイヤホンだと1台のデバイスとしか接続できない。対してマルチポイント対応のワイヤレスイヤホンであれば同時に2台のデバイスと接続できる。
マルチポイント接続した2台のデバイス間であれば都度ペアリング接続を切り替える必要なし。なにかしらオーディオ再生を開始するだけで当該デバイス側に音声出力先が切り替わる。
「スマホ←→PC」間などで接続先を切り替える必要がなくなる。PCユーザーでスマホだけでなくPCでもワイヤレスイヤホンを使いたい人だと重宝する機能だ。
着信を受けたい人なら「オーディオ再生中の音声出力先の切り替え」に対応しているか要チェック
マルチポイント対応のワイヤレスイヤホンの中には、なにかしらオーディオ再生中だと当該デバイスから音声出力先が切り替わらない製品が存在する。
普段使いではそこまでデメリットとなりにくいが、ただ唯一、音声出力していないデバイス側の着信を受けたい人だと注意。
たとえば、PC側でオーディオ再生中にスマホ側に着信が来た場合、音声出力先が切り替わらず、スマホ側の着信(着信音)が通知されない。
在宅ワークなどで普段はPC側でオーディオ再生してて、ときたまスマホ側の着信を受けるような使い方を想定している人だと致命傷になる。
以下では、「オーディオ再生中の音声出力先の切り替え」の対応有無も含めておすすめのマルチポイント対応ワイヤレスイヤホンをまとめた。製品選びの参考にしてほしい。
マルチポイント対応のおすすめワイヤレスイヤホン6選(1万円くらいで買える)
【概略】おすすめは次の6つ
(製品名をタップすると当該項目までスクロールします)
市場価格 | オーディオ再生中の音声出力先の切り替え | |
1. ヤマハ「YAMAHA TW-E3C」 | ||
![]() | 9,000円前後(Amazonで見る) | 対応 |
2. オーディオテクニカ「ATH-CKS30TW」 | ||
![]() | 1.2万円前後(Amazonで見る) | 対応 |
3. Anker「Soundcore Space A40」 | ||
![]() | 12,990円(Amazonで見る) | 対応 |
4. シャオミ「Redmi Buds 3 Pro」 | ||
![]() | 8,000円前後(Amazonで見る) | 対応 |
5. プレシードジャパン「AVIOT TE-D01q2」 | ||
![]() | 7,000円前後(Amazonで見る) | × |
6. EarFun Air S | ||
![]() | 6,999円(Amazonで見る) | × |
1. ヤマハ「YAMAHA TW-E3C」
市場価格:9,000円前後(Amazonで最新の価格をチェック)
Bluetoothバージョン | 5.2 |
Bluetooth対応コーデック | SBC、AAC、aptX Adaptive |
バッテリー駆動時間 | イヤホン単体9時間 |
ケース併用で最大24時間 | |
充電方法 | USB Type-C(有線)のみ |
防水性能 | IPX4 |
通話マイク | ○ |
ノイズキャンセリング | × |
外音取り込み機能 | ○ |
マルチポイント | ○(最大2台) |
カラーリングはレッド、ブラック、グリーン、グレー、ネイビー、ベージュの6色。
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2022年11月発売開始。マルチポイントに対応したヤマハのエントリーモデル。
マルチポイントはオーディオ再生中の音声出力先の切り替えにも対応。PC側でオーディオ再生中にスマホ側の着信を受けたい人でも問題ない。
ヤマハの上位版モデルと同じく「TRUE SOUND」をコンセプトにした高音質オーディオを搭載。原音描写を志向した高級オーディオ路線のイヤホンに。マルチポイントだけではなく、音質にもこだわりたい人におすすめ。
2. オーディオテクニカ「ATH-CKS30TW」
市場価格:1.2万円(Amazonで最新の価格をチェック)
Bluetoothバージョン | 5.1 |
Bluetooth対応コーデック | SBC、AAC |
バッテリー駆動時間 | イヤホン単体7.5時間 |
ケース併用で最大20時間 | |
充電方法 | USB Type-C(有線)のみ |
防水性能 | IP55 |
通話マイク | ◯ |
ノイズキャンセリング | × |
外音取り込み機能 | ◯ |
マルチポイント | ◯(最大2台) |
カラーリングはブルー、ブラック、ホワイト、ピンクの4色。
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オーディオテクニカ「ATH-CKS30TW」レビュー|国産かつ1万円でマルチポイント対応したコスパモデル
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国産大手・オーディオテクニカの2022年モデル(最新モデル)。
ATH-CKS50TW の下位版モデルに相当。ノイズキャンセリングとハイレゾ相当再生(aptX Adaptive)を省いた。
かつマルチポイントに対応しつつ価格1.2万円とコスパよく仕上げた。
マルチポイントはオーディオ再生中の音声出力先の切り替えにも対応しているため、PC側でオーディオ再生中にスマホ側の着信を受けたい人でも問題ない。
トラガス部分(耳手前の軟骨部分)に噛ませてイヤホン装着する新味なイヤホン・デザインを採用。イヤホンの装着感は非常に安定する。一方でトラガス部分にピアスを付けてる人だとイヤホンと干渉するので注意。
3. Anker「Soundcore Space A40」
直販価格:12,990円(Amazonで最新の価格をチェック)
Bluetoothバージョン | 5.2 |
Bluetooth対応コーデック | SBC、AAC、LDAC |
バッテリー駆動時間 | イヤホン単体10時間 |
ケース併用で最大50時間 | |
充電方法 | USB Type-C(有線)、Qi(無線) |
防水性能 | IPX4 |
通話マイク | ◯ |
ノイズキャンセリング | ◯ |
外音取り込み機能 | ◯ |
マルチポイント | 対応(最大2台) |
カラーリングはブラック、ホワイト、ネイビーの3色展開。
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2022年9月発売開始。1万円で買えるAnkerの全部入りワイヤレスイヤホン。
マルチポイント、ノイズキャンセリング、外音取り込み、LDAC、ケースのワイヤレス充電(Qi充電)など昨今のハイエンドモデル同等機能をもろもろカバー。
極めつけにはケース併用で最大50時間使える長時間バッテリーを搭載。ほぼ業界トップクラスの水準だ。できるだけ充電しなくていいワイヤレスイヤホンを探している人だと重宝する。
マルチポイントに関してはオーディオ再生中の音声出力先の切り替えにも対応。PC側でオーディオ再生中にスマホ側の着信を受けたい人でも問題ない。
4. シャオミ「Redmi Buds 3 Pro」
市場価格:7,000円(Amazonで最新の価格をチェック)
Bluetoothバージョン | 5.2 |
Bluetooth対応コーデック | SBC、AAC |
バッテリー駆動時間 | イヤホン単体6時間 |
ケース併用で最大28時間 | |
充電方法 | USB Type-C(有線)、Qi(無線) |
防水性能 | IPX4 |
通話マイク | ○ |
ノイズキャンセリング(ANC) | ○ |
外音取り込み機能 | ○ |
マルチポイント | ○ |
カラーリングはグレーとブラックの2色。
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【シャオミ】Xiaomi Redmi Buds 3 Pro レビュー|7,000円でマルチポイント対応したコスパモデル
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2021年10月発売開始。中国シャオミが手がける完全ワイヤレスイヤホン「Redmi Buds 3 Pro」。
価格8,000円でマルチポイントに対応。かつオーディオ再生中の音声出力先の切り替えに対応。PC側でオーディオ再生中にスマホ側の着信を受けたい人でも問題ない。
ノイズキャンセリングや外音取り込み機能にも対応しているが、そこまで高性能ではない。基本的にはマルチポイント狙いで購入検討すべきワイヤレスイヤホンだ。
5. AVIOT TE-D01q2
市場価格:7,000円前後(Amazonで最新の価格をチェック)
Bluetoothバージョン | 5.2 |
Bluetooth対応コーデック | SBC、AAC |
バッテリー駆動時間 | イヤホン単体11.5時間 |
ケース併用で最大34時間 | |
充電方法 | USB Type-C(有線) |
防水性能 | IPX4 |
通話マイク | ○ |
ノイズキャンセリング(ANC) | ○ |
外音取り込み機能 | ○ |
マルチポイント | ○(最大2台) |
カラーリングはブルー、ホワイト、ピンク、ブラック、レッドの5色展開。
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国産U1万円でマルチポイント対応。「AVIOT TE-D01q2」レビュー
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国産オーディオ・ベンチャー「AVIOT」が手がけるスタンダードモデル。2022年6月発売開始。
マルチポイント含めた最新機能をフル搭載。バッテリー駆動時間はイヤホン単体11.5時間、ケース併用で34時間使えるスタミナ仕様に。
ただ、マルチポイントはオーディオ再生中の音声出力先の切り替えに対応せず。
オーディオ再生が停止している状態でないと音声出力先が切り替わらない。PC側でオーディオ再生中にスマホ側の着信を受けたい人だと相性が悪い。
6. EarFun Air S
市場価格:6,999円(Amazonで最新の価格をチェック)
Bluetoothバージョン | 5.2 |
Bluetooth対応コーデック | SBC、AAC、aptX |
バッテリー駆動時間 | イヤホン単体6時間 |
ケース併用で最大30時間 | |
充電方法 | USB Type-C(有線)、Qi(無線) |
防水性能 | IPX4 |
通話マイク | ○ |
ノイズキャンセリング(ANC) | ○ |
外音取り込み機能 | ○ |
マルチポイント | ○ |
カラーリングはブラックのみ。
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6,999円でマルチポイント対応。コスパ特化ワイヤレスイヤホン「EarFun Air S」レビュー
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2022年7月発売。中国の新興オーディオメーカー「EarFun」(イヤーファン)の最新モデル。
価格6,999円ながらマルチポイントに対応。最大2台のデバイスを同時接続できる。
ただ、オーディオ再生中の音声出力先の切り替えには対応せず。PC側でオーディオ再生中にスマホ側の着信を受けたい人だと相性が悪い。
この1点を除けばマイナスらしいマイナス点はない。ノイズキャンセリングやケースのワイヤレス充電(Qi充電)にも対応しており、全体的に中華メーカーらしいコスパ光るワイヤレスイヤホンだ。
この記事のまとめ
ここまで1万円前後でマルチポイントが使えるおすすめのワイヤレスイヤホンをまとめてきた。
マルチポイントの勝手で言うとヤマハ「TW-E3C」、オーディオテクニカ「ATH-CKS30TW」、Anker「Soundcore Space A40」の3機種が強い。なおかつ、いずれも1万円前後で購入できるのでコスパよい。
U1万円だとシャオミの「Redmi Buds 3 Pro」がおすすめ。
ほかにEarFunやAVIOTの製品もあるが、これらはオーディオ再生中だと音声出力先が切り替わらない。同時接続している音声出力していないデバイス側の着信(着信音)が受けられないので注意したい。
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