iPhoneユーザーにも馴染みの存在になった無線イヤホンことワイヤレスイヤホン。
ただ、あまりに数が種類が多すぎて「どれを選べばいいのかわからない」との悩みも尽きない。
この記事では、こうした悩みを解決すべくiPhoneと相性のいいワイヤレスイヤホンだけ抜粋して紹介する。
iPhoneユーザーでおすすめのワイヤレスイヤホンを探している人は記事をチェックしてみてほしい。
この記事の目次(タッチで移動)
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iPhoneと相性のいいワイヤレスイヤホンの選び方
iPhoneと相性のいいワイヤレスイヤホンの選び方として以下3つを押さえておきたい。
- 「Bluetooth 5.0」以上のワイヤレスイヤホンを選ぶ
- iPhone 7以前のiPhoneだと「Bluetooth 5.0」非対応なので素直にAirPodsを選ぶ
- AACコーデックに対応したワイヤレスイヤホンを選ぶ
1. 「Bluetooth 5.0」以上のワイヤレスイヤホンを選ぶ
巷で言う「ワイヤレスイヤホン」とはBluetoothイヤホンのこと。
昨今のワイヤレスイヤホンはBluetoothの最新バージョンである「Bluetooth 5.0」に対応。従来の「Bluetooth 4.x」時代の製品に比べてワイヤレス接続の安定感が飛躍的に向上している。屋外や人混みの中で使っても音飛びしにくい。
iPhoneもまた「Bluetooth 5.0」でBluetooth製品と接続できるので「Bluetooth 5.0」以上に対応したワイヤレスイヤホンを選べば、おおよそストレスなく使いまわせる。
2. iPhone 7以前のiPhoneだと「Bluetooth 5.0」非対応なので素直にAirPodsを選ぶ
iPhone 7/7 Plus、iPhone 6s/6s Plus、iPhone 6/6 Plusだと「Bluetooth 4.2」での接続が限度。それ以前のiPhoneだと「Bluetooth 4.0」が限度となる。
いくら「Bluetooth 5.0」のワイヤレスイヤホンを使ったところで、iPhone側のスペック上限に合わせてダウングレードして接続されるので「Bluetooth 5.0」である意味がなくなってしまう。ワイヤレス接続も不安定になりがちだ。
ここらの古いiPhoneを使っている人だと素直にAirPodsを選んだ方がいい。
AirPodsはAppleが自社開発した製品チップを搭載。iPhoneでの利用に最適化されており、古いiPhoneであってもワイヤレス接続が安定する。それこそ初代AirPodsはiPhone 7と同時に発表されたくらいだ。
▼ AirPodsの製品ラインナップを見る(↓スクロールします)
関連記事【どれがおすすめ?】Apple「AirPods」シリーズの種類の違い・選び方を解説
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3. AACコーデックに対応したワイヤレスイヤホンを選ぶ
コーデックとは、音楽データをBluetoothで転送するためのデータ圧縮規格のこと。音質や遅延(音ズレ)の程度に影響する。
iPhoneは「SBC」と「AAC」コーデックの2つに対応。「AAC」コーデックが事実上の上位規格となるため、「AAC」コーデックに対応したワイヤレスイヤホンを選ぶとより高音質になり、動画を見ているときの音ズレも軽減されてよい。
なお、昨今のワイヤレスイヤホンだと高音質に強みを持つ最新コーデック「aptX」や「LDAC」対応を売りにしている製品が多いが、もとよりiPhoneは「aptX」も「LDAC」も非対応。ここらのコーデックの対応有無を気にする必要はない。
【5000円以下のおすすめ】iPhoneと相性のいいワイヤレスイヤホンまとめ
1. JBL WAVE BUDS(価格5,000円)
おすすめポイント
- ボーカルくっきりしたクリア・サウンド
- イコライザー調整に対応
- ケース併用で32時間使える長時間バッテリー搭載
スピーカー製品で知られる米JBLが手がける「JBL WAVE BUDS」。
スピーカーらしさあるボーカルくっきりした、音こもらないクリアな音質が魅力。
この価格帯のワイヤレスイヤホンだと低音こもって聞きづらい製品が多い。一転して JBL WAVE BUDS はボーカルくっきりしてて音が聞き取りやすい。大手メーカー製品ならではの安定感は確かにあり。
AACコーデックに対応するほかiOS向けの専用アプリも提供あり。アプリからイコライザー調整(音質調整)が可能だ。
2. SOUNDPEATS Clear(価格3,980円)
おすすめポイント
- 中身が透けて見える透明イヤホン
- 音場が広めで聞きやすい音
- ケース併用で40時間使える長時間バッテリー搭載
中華オーディオ・ブランド「SOUNDPEATS」のエントリーモデル。
イヤホンの中身が透けて見えるスケルトン・ボディ採用。電子回路が良い味出してる。充電ケースの蓋(ふた)も透明で雰囲気あり。
オーディオこそ典型的な低音イヤホンだが、音場が広めなので音の聞きづらさは少ない。実用に耐えうる仕上がり。
iOS向けの専用アプリを使えばイコライザー調整(音質カスタム)が可能。各々好きな音にカスタムして使いたい。
2. JVCケンウッド「JVC HA-A5T」(価格3,600円)
おすすめポイント
- 国産大手「JVCケンウッド」ブランドモデル
- 低音重視の高音質オーディオ
- 軽量コンパクトなイヤホン・デザイン
国産大手・JVCケンウッドの現行エントリーモデル「JVC HA-A5T」。
低音を強みとするワイヤレスイヤホン。いたずらに低音だけ強いわけではなくボーカルも伸びてる。価格に照らして迫力あるサウンドだ。
イヤホン・デザインは軽量コンパクト。男性もちろん女性が使う場合でも装着感にストレスない。
バッテリー駆動時間がケース併用で最大15時間と相場平均と比べて短いが、エントリーモデルとして考えると妥当な水準と割り切れる。
【1万円以下のおすすめ】iPhoneと相性のいいワイヤレスイヤホンまとめ
1. ヤマハ「TW-E3C」(価格6,000円)
おすすめポイント
- ヤマハ(YAMAHA)ブランドモデル
- 中音域〜高音域の描写に特化した高音質オーディオ
- マルチポイント対応(2台のデバイスを同時接続可能)
楽器メーカー「ヤマハ」(YAMAHA)が手がける王道スタンダードモデル「TW-E3C」。
ヤマハのイメージどおりの優しく丁寧な音質。特に中音域〜高音域の音の描き分けが事細か。楽器の音など聞き取りやすい。
全体的にきれいさっぱりしたサウンドなので長時間のリスニングでも聞き疲れない。低音をガンガン鳴らしたいような人を除けば、老若男女、万人におすすめできる良品だ。
マルチポイント機能にも対応。2台のデバイスを同時接続。なにかしらオーディオ再生を開始するだけで音声出力先を自動で切り替えられる。
複数デバイス間でワイヤレスイヤホンを使いまわそうと考えてる人だとマルチポイント対応が+αのセールスポイントになる。
2. ソニー「WF-C500」(価格9,000円)
おすすめポイント
- 1万円で買える”SONY”ブランドモデル
- オーディオ補正機能「DSEE」対応
- 軽量コンパクトなイヤホン
ソニーの現行スタンダードモデル「WF-C500」。
ノイズキャンセリングはじめとした最新機能には対応せず。その分コスパで攻めた。価格1万円、実売9,000円前後で購入できる。
上位版モデル同様にソニー独自の音質補正機能「DSEE」に対応。Bluetoothオーディオだと潰れがちな高音域をCD相当の情報量に補正。クリアな高音質オーディオを実現した。
AACコーデックに対応するほか、iOS向けの専用アプリを使えばイコライザー調整(音質カスタム)も可能。
オーディオ性能・機能にこだわりたい人だと価格以上の勝手のよさが感じられるはず。
3. Anker「Soundcore Life P3」(価格8,990円〜)
おすすめポイント
- U1万円でノイズキャンセリング機能に対応
- イコライザー調整に対応
- ケースのワイヤレス充電(Qi)対応
モバイルバッテリー製品で知られるAnkerが手がける中堅ワイヤレスイヤホン。
機能性とコスパをとことんまでに追求した1品。
U1万円でノイズキャンセリング機能に対応。なんちゃって機能で終わらず、実用水準の静けさを実現した。とりあえずでノイズキャンセリングを試してみたい人だと価格的にも安くておすすめ。
バッテリー駆動時間はケース併用で35時間とスタミナ仕様。ケースのワイヤレス充電(Qi)にも対応した。
音質は典型的なドンシャリ低音だが、iOS向けの専用アプリを使えばイコライザー調整(音質カスタム)が可能。任意の音にチューニングできる。
【1.5万円以下のおすすめ】iPhoneと相性のいいワイヤレスイヤホンまとめ
1. オーディオテクニカ「ATH-CKS30TW」(価格1.1万円)
おすすめポイント
- オーディオテクニカ「SOLID BASS」ブランドモデル
- イヤホンの装着感が非常に安定(トラガス部分でイヤホン保持する新設計デザイン)
- マルチポイント対応、2台のデバイスを同時接続可能
国産大手・オーディオテクニカのオーディオブランド「SOLID BASS」を冠した「ATH-CKS30TW」。
音こもらない低音サウンドを志向した。音の力強さ、一方では音の聞き心地よさあり、音を聞く満足度は高め。
iOS向けの専用アプリを使えばイコライザー調整(音質カスタム)も可能だ。
耳のトラガス部分でイヤホン保持する新設計デザインを採用。耳にねじこむだけのイヤホンよりも装着感は安定する。ただ、ピアスなど付けてる人だとイヤホンと干渉するので注意。
マルチポイント機能にも対応。2台のデバイスを同時接続。自動でオーディオ出力先が切り替えられる。
iPhone以外のデバイスでもワイヤレスイヤホンを使いまわそうと考えてる人だとマルチポイント対応が+αのセールスポイントになる。
2. Anker「Soundcore Liberty4 NC」(価格12,990円)
おすすめポイント
- 業界トップクラスのバッテリー持ち(ケース併用で最大50時間)
- 昨今のワイヤレスイヤホンのトレンド機能を網羅
- ガンメタル仕様のクール系デザイン採用
この価格帯では圧倒的なコスパ実現。AnkerのSoundcore Liberty 4 NC。
昨今のワイヤレスイヤホンのトレンド機能を網羅。バッテリー駆動時間は業界トップクラスとなるケース併用50時間。ガンメタル仕上げのイヤホン・デザインも格好いい。
主な対応機能
- ノイズキャンセリング
- 外音取り込み機能(ながら聴き機能)
- マルチポイント
- LDAC(※)
- 空間オーディオ再生
- ケースのワイヤレス充電(Qi)
※iPhoneはLDAC非対応
iOS向けの専用アプリからイコライザー調整(音質調整)も可能。デフォルトだと典型的な低音イヤホンだが、イコライザー調整すれば関係なし。各々好きな音にカスタムして使いたい。
3. Anker「Soundcore Liberty4」(価格14,990円)
おすすめポイント
- 空間オーディオ再生に特化した次世代イヤホン
- 昨今のワイヤレスイヤホンのトレンド機能を網羅
- 感圧ボタン採用(上下スワイプで音量調整可能)
先に紹介した「Soundcore Liberty 4 NC」のオリジナル版。機能面は(ほぼ)変わらず。
主な対応機能
- ノイズキャンセリング
- 外音取り込み機能(ながら聴き機能)
- マルチポイント
- LDAC(※)
- 空間オーディオ再生
- ケースのワイヤレス充電(Qi)
- 感圧ボタン採用(上下スワイプで音量調整可能)
※iPhoneはLDAC非対応
ただ唯一、空間オーディオ再生の完成度に関しては Soundcore Liberty 4 の方が圧倒的に上。
空間オーディオ再生はYouTubeやNetflix、そのほか動画・音楽系アプリで利用可能。
通常だと左右横から音が鳴るが、空間オーディオ再生だと360度から包み込まれるような音の鳴り方になる。さながら映画館のよう。音の厚みも増し、低音が重低音に化ける。
空間オーディオ再生はAirPodsの代名詞的な機能。かつ業界随一の完成度を誇るが、Soundcore Liberty 4 の空間オーディオ再生はこれに劣らぬ完成度。空間オーディオ再生を試してみたい人こそ Soundcore Liberty 4 はおすすめ。
【2万円以下のおすすめ】iPhoneと相性のいいワイヤレスイヤホンまとめ
1. パナソニック「テクニクス EAH-AZ40M2」(価格1.5万円)
おすすめポイント
- ハイレゾ音源かと勘違いする美麗サウンド
- 高級オーディオを思わすツヤ仕上げ筐体
- マルチポイント対応(最大3台を同時接続可能)
パナソニックの高級オーディオブランド「Technics」(テクニクス)。その通常版モデルとなるのが「EAH-AZ40M2」。
中音域〜高音域にかけて音の粒が細かい。なおかつ、音の力強さもある。さながらハイレゾ音源かと勘違いするクリアで力強い音。音質をなにより重視する人なら間違いなく気に入る。
高級感あるイヤホン筐体も魅力。磨き上げたステンレスが高級オーディオ筐体そのもの。軽量コンパクトなイヤホン設計とあり、見た目の重厚感のわりにイヤホン重量は重くない。
マルチポイント機能にも対応。業界初となるデバイス3台の同時接続が可能。都度、自動でオーディオ出力先が切り替えられる。
iPhoneだけでなくPCやNintedo Swtichなど複数デバイス間でワイヤレスイヤホンを使いまわそうと考えてる人だと勝手のよさは明らかだ。
2. オーディオテクニカ「ATH-CKS50TW」(価格1.7万円)
おすすめポイント
- オーディオテクニカ「SOLID BASS」ブランドの上位版モデル
- イヤホン単体20時間、ケース併用50時間使える長時間バッテリー搭載
- マルチポイント対応(最大2台を同時接続可能)
国産大手・オーディオテクニカのオーディオブランド「SOLID BASS」。その上位版モデルとなるのが「ATH-CKS50TW」。
音こもらない低音サウンドを志向。力強くてクリアな音を特徴とする。iOS向けの専用アプリを使えばイコライザー調整(音質カスタム)も可能だ。
バッテリー駆動時間は業界トップクラス。イヤホン単体20時間、ケース併用で50時間使える。
1日数時間使うだけなら数週間はケース充電だけで使いまわせる。ワイヤレスイヤホンは充電が面倒くさそう... と考えている人だと予想外のスタミナに驚くこと違いない。
マルチポイント機能にも対応。iPhoneを含む複数デバイス間でワイヤレスイヤホンを使いまわしたい人だとなお勝手よし。
3. ソニー「LinkBuds S」(価格2万円)
おすすめポイント
- ソニー・ハイエンドの見本市モデル
- ハイレゾ相当の高音質オーディオ補正機能あり
- マルチポイント対応(2台のデバイスを同時接続可能)
ソニー・ワイヤレスイヤホンの独立ブランドモデル「LinkBuds」。
価格2万円ながら通常シリーズライン「WF-1000XM5」同等のハイエンド機能を詰め込んだ。
主な対応機能
- ノイズキャンセリング
- 外音取り込み機能(ながら聴き機能)
- マルチポイント
- LDAC(※)
- DSEE Extreme
※iPhoneはLDAC非対応
ソニー独自の音質補正機能「DSEE Extreme」にも対応。機能ONにすると通常オーディオをハイレゾ相当に高音質補正して再生できる。
いざ使うとハイレゾを思わす音の粒の細かさあり、体感レベルで音のよさが感じられる。常時機能ONにして使いたい。
ノイズキャンセリングやマルチポイント機能など昨今のトレンド機能は揃ってる。機能面も音質面もこだわりたい人だと LinkBuds S がおすすめ。
Apple純正「AirPods」ならiPhoneとの相性は抜群
AirPods概略
言わずとしれたApple純正ワイヤレスイヤホン「AirPods」(エアポッズ)。
Apple自社開発チップを搭載。iPhoneとセットで使ったときのワイヤレス接続の安定感は”無敵”。屋内で使っても、屋外で使っても、とかくワイヤレス接続が途切れない。
Apple製品ならではの安定感はAirPodsでも健在だ。
価格が全体的に割高だが、iPhoneユーザーでストレスなく使えるワイヤレスイヤホンを探している人であればAirPodsを検討したい。
1. AirPods Pro 第2世代(価格39,800円)
おすすめポイント
- 業界トップクラスのノイズキャンセリング性能あり
- ながら聴き機能は業界トップ性能、骨伝導イヤホン代わりになる
- Appleデバイスに限ったマルチポイント接続に対応
AirPods Proの上位版モデル。現行モデルは2022年9月に登場した第2世代。
業界トップクラスと名高いノイズキャンセリング性能あり。機能ONにすると機械的に周囲の音をトーンダウン。オーディオ再生を止めた状態ならデジタル耳栓としても活用できる静けさに。
骨伝導イヤホン代わりに使いたい人にも最適。業界トップ性能を誇る外音取り込み機能(ながら聴き機能)あり。
機能ONにするとイヤホンマイク通じて周囲の音を集音。イヤホンを装着したままスピーカー経由で周囲の音が聞き取れる。
取り込み音が非常にクリア。一見するとイヤホンを付けてないよう錯覚する。骨伝導イヤホンのようにして、屋外で安全面を考慮しながらイヤホンを使いたい人だと重宝すること間違いなし。
2. AirPods 第3世代(価格2.8万円)
おすすめポイント
- イヤホンの軽い付け心地(イヤーピースなし)
- 空間オーディオ再生や防水などAirPods Pro同等機能を搭載
- Appleデバイスに限ったマルチポイント接続に対応
ノイズキャンセリング非対応の通常版AirPods。
イヤーピースを使わない昔ながらのAppleイヤホン。長時間のイヤホン装着でも耳が疲れにくい。
一方ではイヤホンを耳穴の入口に引っ掛けてるだけなので、ふとしたタイミングでイヤホンが抜け落ちそうなユルさが残る。屋外でイヤホンを使う機会が多い人だと紛失に注意。
前世代モデルでは対応しなかった空間オーディオ再生、防水機能に初対応。バッテリー駆動時間はケース併用で30時間に向上した(従来24時間)。
空間オーディオ再生はYouTubeやNetflix、そのほか動画・音楽系アプリでもろもろ利用可能。360度から包み込まれるような、さながら映画館のような音の鳴り方に変化する。イヤホン経由で動画再生する機会が多い人だと重宝しそう。
3. AirPods 第2世代(価格1.9万円〜)
Bluetoothバージョン | 5.0 |
AACコーデック | 対応 |
iOS向けアプリ | ✗(本体から設定) |
おすすめポイント
- 現行AirPods最安モデル
- Appleデバイスに限ったマルチポイント接続に対応
通常版AirPodsの旧式モデル。2019年に登場した第2世代モデルに相当する。現在も値下げして公式販売中。
第3世代モデルと比べると性能差・機能差が大きい。空間オーディオ再生や防水機能には対応せず。
「イヤホンなんて音楽が聞ければ十分」くらいの人ならコスパの観点から検討余地あり。
価格はワイヤレス充電(Qi充電)に対応したモデルが2.3万円、非対応版が1.9万円ほど。
【補足】もうひとつのApple純正「Beats」はコスパよい
Beats概略
Apple傘下の人気オーディオブランド「Beats by Dr.dre」(ビーツ・バイ・ドクター・ドレ)。
現在はAppleが製品開発に携わっており、イヤホンの仕様・機能面はほぼAirPodsに準拠。音質のみBeatsらしい強弱ある音(いわゆるドンシャリ音)にカスタムされる。
さながらドンシャリ版AirPodsといった製品ポジション。AirPodsシリーズは全体的に”のっぺり”した強弱が少ない音。より音の強弱がほしい人だとAirPodsよりもBeatsを選びたい。
1. Beats Fit Pro(価格2.2万円)
Bluetoothバージョン | 5.0 |
AACコーデック | 対応 |
iOS向けアプリ | ✗(本体から設定) |
おすすめポイント
- AirPods Proの実質的なBeats版
- ノイズキャンセリング対応
- Appleデバイス間のマルチポイント接続に対応
Apple自社開発チップを搭載したBeats上位版モデル。さながらBeats版AirPods Pro。
以下のようなAirPods Proに搭載される機能がもろもろ使える。
- ノイズキャンセリング
- 外音取り込み機能(ながら聴き機能)
- Appleデバイス間のマルチポイント接続
- 空間オーディオ再生
特筆すべきは空間オーディオ再生。YouTubeやNetflix、そのほか動画・音楽系アプリをもろもろ立体音響仕様にカスタムできる。
通常だと左右横から音が鳴るが、空間オーディオ再生だと360度から包み込まれるような音の鳴り方になる。さながら映画館のよう。音の厚みも増すので音を聞く満足度も向上する。
2. Beats Studio Buds +(価格2万円)
おすすめポイント
- 通常版AirPodsの実質的なBeats版
- ノイズキャンセリング機能に対応
- 音場が広く、聞き心地よいサウンド
Beatsの現行スタンダードモデル。2023年6月に発売開始した。
Beats Fit Proとは異なりApple自社製チップを搭載せず。空間オーディオ再生、Appleデバイス間のマルチポイント機能には対応しないので注意。
iPhoneユーザーならAirPods同等の簡易ペアリング接続が可能。ワイヤレスイヤホンの勝手がよくわからない人でも問題ない。
オーディオ設計がかなり本格的。Beatsらしい強弱ある音にくわえ、空間オーディオ再生を思わす音場の広さあり。
AirPods同等の使い勝手をキープしつつ、音質を重視したワイヤレスイヤホンを探している人だと Beats Studio Buds+ はおすすめ。
3. Beats Studio Buds(価格1.8万円)
Bluetoothバージョン | 5.0 |
AACコーデック | 対応 |
iOS向けアプリ | ✗(本体から設定) |
おすすめポイント
- コスパ重視の人に向けた旧式モデル
- AirPods同等の使い勝手
- Beatsらしいドンシャリ・サウンド搭載
2021年8月に登場した初代「Beats Studio Buds」。現在も値下げして公式販売中。
Beatsらしいドンシャリ・サウンドは健在。低音重視で音を聞きたい人ならオーディオ相性よい。
なお、Apple自社製チップは搭載せず。Appleデバイス間のマルチポイント接続機能、空間オーディオ再生は使えないので注意。
とりあえずで音楽が聞ければ十分という人ならコスパの観点から Beats Studio Buds を選ぶのはあり。現在なお普通に使える優良ワイヤレスイヤホンだ。
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