ワイヤレスイヤホン

ヤマハ「TW-E3B」レビュー|高音質オーディオがなにより魅力の最強エントリーモデル

2021年7月27日

国産ワイヤレスイヤホンの中で今もっとも勢いのある製品。それが今回レビューするヤマハ「TW-E3B」だ。

市場価格7,000円前後のエントリーモデルながら、価格.comの人気ランキング(イヤホン部門)で3位にランクイン(2021年8月時点)。販売開始は昨年11月だが、現在なおAirPods Proやソニー新作「WF-1000XM4」と並びロングヒットを続けている。

ヤマハ「TW-E3B」

その最大の魅力は、エントリーモデルとは思えぬ完成された高音質オーディオ。低音、中音、高音、いずれもバランスよく音が鳴り、長時間のリスニングでも聞き疲れないオーディオが楽しめる。老若男女、誰が使っても平均点以上の音のよさが感じられる非常に優秀な製品だ。

そのうえ価格が7,000円前後とあり、価格破壊級の高音質ワイヤレスイヤホンとして注目を集めている。

ヤマハファンにはもちろん、ワイヤレスイヤホン初心者、コスパよくてマシなオーディオスペックの製品を探している人など広くおすすめできる1品だ。

以下、ヤマハ「TW-E3B」をレビューしていきたい。

【レビュー対象製品】ヤマハ「TW-E3B」

発売時期2020年11月
市場価格7,000円前後 → 5,000円前後

カラーリングはブラック、グレー、グリーン、ピンク、ブルー、バイオレットの6色展開。レビューはグレーで行う。

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ヤマハ「TW-E3B」の製品概要

製品概要

「ヤマハ」ブランドの唯一無二のワイヤレスイヤホン(※)

低音、中音、高音までバランスよく鳴る聞き心地よい音質

AirPods同等のバッテリー持ち(イヤホン単体6時間、ケース併用で最大24時間使える)

IPX5の防水性能あり、雨、汗、汚れたイヤホンの水洗いも可能

※他の「ヤマハ」ブランドのワイヤレスイヤホンは製品不良などで販売中止に。現在は同1製品のみの展開となる(2021年8月時点)

留意点ないしデメリット

ノイズキャンセリング(ANC)非対応

ワイヤレス充電(Qi充電)に対応せず

マルチペアリング可能台数が最大3台と相場よりも少なめ(相場は5〜10台ほど)

 

スペックシート




Bluetooth最新バージョン「Bluetooth 5.0」対応
iPhone、Androidスマホ、どちらで使う場合でも安定したワイヤレス接続が可能。

ヤマハ「TW-E3B」

フラット極めた高音質オーディオ
低音〜高音までバランスよく響く。「音のバランスがいい」を体現化したような製品に。

「aptX」コーデック対応
Androidスマホと接続すればワイヤレス接続がより強固に。音質も向上(iPhoneはaptX非対応)。

ヤマハ「TW-E3B」

最大24時間のバッテリー駆動可能
イヤホン単体で6時間、ケースに予備18時間。合わせて最大24時間のバッテリー駆動。AirPods同等の業界相場をクリア。

ヤマハ「TW-E3B」

通話マイク搭載(ノイズカットなし)
テレワーク用のイヤホン&マイクとして活用できる。ノイズカットないので騒音のある場所だと使いづらい。

ヤマハ「TW-E3B」

防水性能はIPX5と優秀
雨や汗など問題なし。イヤホンが汚れたら水洗いしても問題ない。
Bluetoothバージョン5.0
Bluetooth対応コーデックSBC、AAC、aptX
バッテリー駆動時間イヤホン単体6時間、ケース併用で最大24時間
充電方法USB Type-C(有線)
防水性能○(IPX5)
通話マイク
外音取り込み機能×
ノイズキャンセリング(ANC)×

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「ゆるキャン△」コラボモデルあり

2021年4月にアニメ「ゆるキャン△」コラボモデルを発売。

筐体カラーが志摩リンをイメージしたブルーカラーに。また、音声アナウンスが志摩リン扮する東山奈央ボイスに変更される。そのほか特に変更点なし。土台のスペックは通常版と同じ。

2021年7月時点ですでに生産終了。オリジナルの価格は1.5万円前後なので近い価格であればAmazonやメルカリなどで購入してもいいかもしれない。

 

付属品

製品本体ほか、充電ケーブル(USB Type-C to A)、替えのイヤーピース(S・M・L)が付属する。

 

イヤホンサイズはコンパクト、ヌメっ気ある優しい触れ心地

ヤマハの音又マーク(兼ボタン)あり

イヤホンサイズはコンパクト。女性でも難なく装着できるサイズ感。

そこまで出っ張ったデザインではないのでイヤーピースのサイズさえ合わせれば耳の穴の中できれいに収まる。イヤホンの抜け落ちリスクも低い。

イヤホン外装は少しヌメっ気があって優しい触り心地。長時間のイヤホン装着でも耳が痛くならない。

 

充電ケースはごくごく普通、ごくごく一般的なサイズ

縦3.5cm、横7cm

厚み3.5cm

ケースは縦3.5m、横7cm、厚み3.5cmほど。

軽く丸みががっていて手で握り込みやすい。男性ズボンのポケットに入れても邪魔にならない。

ケース素材はプラスチック。

ザラザラ加工など施されず、ただただ成形したプラスチックケースといった印象。悪くはないが味気もない。ヤマハの音又マークのみ刻印仕様でこだわりを感じる。

 

USB Type-Cケーブルで充電可能、ワイヤレス充電には非対応

充電はUSB Type-Cケーブルで可能。もっぱらAndroidスマホを使っている人であれば、USB Type-Cケーブルがそのまま使える。

ワイヤレス充電(Qi充電)には対応せず。

 

ペアリングまわりのこと

ヤマハ「TW-E3B」の主なペアリング仕様




マルチペアリング対応(最大3台)
新規ペアリングモードの起動方法装着した右左イヤホンのタッチボタンを同時5秒押し
マルチポイント×
複数デバイス間のワンタッチでのペアリング切り替え×(先に現在のペアリングを解除する必要あり)

マルチペアリングとは?

マルチペアリングとは、複数のBluetoothデバイスのペアリング情報が記録できる機能のこと。ヤマハ「TW-E3B」は最大3台のデバイスのペアリング情報が記録できる。4台目以降は古いペアリング情報から上書きされる。

新規ペアリングモードの起動方法について

初回設定時はケース蓋を開くだけで自動で新規ペアリングモードが起動する。2回目(2台目)以降のペアリングを行う場合は新規ペアリングモードを手動で起動する必要がある。

マルチポイントとは?

マルチポイントとは、複数のBluetoothデバイスを同時接続できる機能のこと。ヤマハ「TW-E3B」はマルチポイント非対応。

複数デバイス間のワンタッチでのペアリング切り替えとは?

複数デバイス間でペアリングを切り替える場合、先に現在のペアリングを解除する必要がある。一部の製品であれば現在のペアリングを解除せずにペアリングが切り替えられるが、ヤマハ「TW-E3B」は同仕様には対応せず。


ペアリング方法は独特で初見殺し

ヤマハ「TW-E3B」

ペアリング設定方法が独特。初見だと大方迷う

ペアリングは、右イヤホンをペアリングしてから左イヤホンを別途ペアリングする手順を取る。

新規ペアリングモードに切り替えてもBluetoothデバイスに「Yamaha TW-E3B R」しか表示されないが問題ない。まずは右イヤホン側をペアリングする必要があるのでこれを選択する。

右イヤホンのペアリングが完了したら、すかさず左イヤホンをケースから取り出し、ペアリング設定を中継する必要がある。

詳しくは公式マニュアルを確認あれ。

参考ページ:公式マニュアル(外部)

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ヤマハ「TW-E3B」を実際に使ってみた感想とレビュー

「ヤマハのワイヤレスイヤホン」に嘘偽りない高音質オーディオ

楽器メーカー・ヤマハのイメージを崩さぬ高音質オーディオを実現。

低音〜高音までしっかり出てるし、ボーカルとバックサウンドも丁度5:5くらいの比率でミックス。あらゆるジャンルの楽曲を原曲ままで再現できるんじゃないか?と思わす音の表現幅があって、なおかつ音のバランスを保っている

いかにもドンシャリした音の強弱が激しいサウンドが好きな人だと地味に感じそうだが、よりお上品で長時間のリスニングでも聞き疲れないオーディオを好む人であれば、これ以上のワイヤレスイヤホンはないだろう。それくらい良い

イコライザー調整(音質調整)には対応していないものの、デフォルト設定ままで十分に満足できる。エントリーモデルであることを忘れてしまいそうな紛うことなき高音質オーディオだ

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ワイヤレス接続は屋外でも安定してる、遅延(音ズレ)もほぼない

「Bluetooth 5.0」仕様のワイヤレスイヤホンとあり、ワイヤレス接続がしっかりしている。

周囲の電波マンの干渉具合にもよるが、製品そのものを原因として音飛び、ブツ鳴り、接続切れなどに遭遇することは限りなくレアだと思う。

対応BluetoothコーデックはSBC、AAC、aptXの3つ。もっぱらAndroidスマホであればaptXコーデックで繋げるので、より強固なワイヤレス接続になる。音質向上や遅延(音ズレ)減少も期待できる。

iPhoneだとaptXコーデック非対応だが、AACコーデックでも十分に安定している。目にわかるような遅延(音ズレ)も確認できず。

 

イヤホンのタッチ操作は問題なし

音叉マークがそのままボタンに

イヤホン本体の音又マーク部分がそのまま操作ボタン(物理ボタン)になっている。

タッチセンサー式のボタンよりも押し間違いが少ないし、イヤホン着脱時などに指が触れてしまい誤作動することもないので使いやすい。

ボタン操作コマンドは以下のとおり

左イヤホン操作右イヤホン操作
1回押し再生/停止
2秒長押し前の曲に戻る次の曲に進む
2回押し音量1DOWN音量1UP

通話の場合、右ボタンを1回押しで着信対応/終了、右ボタンを2秒長押しで着信拒否。

なお、ボタンの割り当て変更(機能変更)には対応せず。

 

防水はIPX5仕様と優秀、イヤホンの水洗いも可能

IPX5の防水性能とあり、雨や汗程度なら問題ない。なんならシャワーしながら使っても問題ないし、イヤホンが汚れたら水洗いしても大丈夫だ。

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ヤマハ「TW-E3B」の気になったところ(あるいはデメリット)

ノイズキャンセリング、外音取り込み機能は非対応

ヤマハ「TW-E3B」

ここらはアンダー1万円のワイヤレスイヤホンだと対応していない製品の方が一般的だが、ヤマハも例にもれず非対応。

ヤマハは以前ノイズキャンセリング対応の上位モデルを展開していたのだが、製品不良からリコール。回収されてない中古品を除けば現在は入手できない。

どうしてもノイズキャンセリングなど使いたい人だと他社のワイヤレスイヤホンを検討する必要がある。

 

通話マイク性能は普通(雑音カット機能なし)

通話マイクあり

イヤホン本体に通話マイクを搭載。テレワークだったり電話の受話マイクとして利用できる。

とはいえ、雑音カット機能を搭載しておらず、屋外や騒音のある場所で使うと周囲の騒音も多分に入りこむ。

基本的には屋内や静かな場所での利用が前提となる。

 

専用アプリはオマケ程度、あってもなくても関係ない

専用アプリ「Headphones Controller」が利用できる。アプリはiOS、Androidの双方に配信中。

とはいえ、ほぼほぼカスタマイズ要素はない。「リスニングケア」のON/OFFとオートパワーオフの設定しか行えない。他社でよくあるイコライザー設定、ボタン操作コマンドの割り当て変更など対応せず。

イヤホンのソフトウェア・アップデートもアプリ通じて行うが、2020年11月に製品が発売して以降アップデートは1度も来ていない。現在なおバージョン1.00のままだ(2021年7月時点)。

正直なところ、アプリを使う必要性は薄いかと...

関連リンク:Headphones Controller(アプリ公式ページ)

 

【まとめ】音楽を聞くためのワイヤレスイヤホンとして文句なし

ヤマハ「TW-E3B」をレビューしてきた。

エントリーモデルの位置づけだが、高級モデルと比べても大差ない高音質オーディオを実現。「ヤマハ製品だから」という理由で購入しても損はないオーディオ特化のオーディオ製品として完成している

昨今だとワイヤレスイヤホンでもテレワーク用途のものだったり、スポーツ特化のものだったり多いが、そういうのはさておき、純粋に音楽を聞くためのワイヤレスイヤホンを探している人であれば、ヤマハ「TW-E3B」がおすすめだ。

 

レビュー対象製品

 

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