ワイヤレスイヤホン

Anker Soundcore Liberty Air 2 Pro レビュー|Anker初のノイズキャンセリング対応モデル

2021年7月25日

Anker Soundcore Liberty Air 2 Pro

ついに登場したノイズキャンセリング対応のAnkerワイヤレスイヤホン「Anker Soundcore Liberty Air 2 Pro」。

ノイズキャンセリング対応のワイヤレスイヤホンというと、AirPods Proはじめとした高性能だが価格が高いモデル、あるいは効果薄めのなんちゃってノイズキャンセリングを搭載する格安品の2択しかなかった。

そうした中で同製品はわりと本格仕様のノイズキャンセリングを実現。そのうえ価格1.3万円とコスパよく抑えた。

ワイヤレスイヤホンはワイヤレスイヤホンでもノイズキャンセリング対応モデルを探している人におすすめできる。以下ひととおりレビューしていきたい。

【レビュー対象製品】Anker Soundcore Liberty Air 2 Pro

発売時期2021年2月
直販価格12,960円(税込)

カラーリングはブラック、ホワイト、ネイビー、ピンクの4色。レビューはブラックで行う。

○ Anker Soundcore Liberty Air 2 Pro の評価ポイント

  • Anker初のノイズキャンセリング(ANC)対応モデル
  • 従来よりも改善されたオーディオ音質
  • ワイヤレス充電(Qi充電)対応

× ダメなところ

  • apt-Xコーデック非対応
  • 複数デバイス間のペアリング切り替えが面倒くさい
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Anker Soundcore Liberty Air 2 Pro レビュー

製品概要

Anker Soundcore Liberty Air 2 Pro

Anker Soundcore Liberty Air 2 Pro

Anker Soundcore Liberty Air 2 Pro は、2021年2月より発売開始になったAnkerのワイヤレスイヤホン。

・従来の主力モデルであった「Anker Soundcore Liberty Air 2」の実質的な後継機に該当。Ankerの完全ワイヤレスイヤホンでは初めてノイズキャンセリング(ANC、アクティブノイズキャンセリング)に対応した。

・直販価格は12,960円(税込)。カラーリングはブラック、ホワイト、ネイビー、ピンクの4色展開。

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付属品

Anker Soundcore Liberty Air 2 Pro

製品本体ほか、充電ケーブル(USB Type-C to A)、替えのイヤーピースが付属。替えのイヤーピースはサイズがXXXS〜XLまで9種類あり。

 

外観・サイズ感

Anker Soundcore Liberty Air 2 Pro

直径6cmほど

Anker Soundcore Liberty Air 2 Pro

厚み3cmほど

ケースサイズは直径6cm、厚み3cmほど。丸みを帯びていることもあり、手で握ると実際のサイズよりもコンパクトに感じる。

男性ズボンのポケットに入れておいても邪魔にならず、もっこりしないサイズ感だ。

Anker Soundcore Liberty Air 2 Pro

ケース素材はラバー。触り心地がヌメヌメ?していてクセになる。爪を立てると跡が付きそう。

レビューしているのはブラックカラーだが、光の当て方によって青みががったブラックにも見える。ロゴマーク(d)のメタリック仕様と相まって多分に高級感がある。

Anker Soundcore Liberty Air 2 Pro

ケース蓋はスライドで開けられる。

Anker Soundcore Liberty Air 2 Pro

イヤホン本体はAirPods Proライクなうどん形状。ロゴマーク部分はメタル仕様とさりげないおしゃれ。

Anker Soundcore Liberty Air 2 Pro

Anker Soundcore Liberty Air 2 Pro

イヤーピースを使った普通のイヤホンとあり、つけ心地は悪くない。イヤーピースのサイズさえ調整すればストレスなく使えるし、ホールド感も安定する。

うどんを耳外に垂らすスタイルだが、イヤホン本体の重量バランスは悪くないのでイヤーピースでしっかりと耳穴とホールドすればイヤホンの抜け落ちリスク、紛失リスクも軽減できると思う。

 

ペアリングの使い勝手

Anker Soundcore Liberty Air 2 Pro

初回の新規ペアリングは蓋を開けばスタート。2回目(2台目)以降の新規ペアリングはケース側面にあるペアリングボタンを3秒長押しすれば起動する。マルチペアリング対応なので複数デバイスとのペアリング情報が保持できる

Anker Soundcore Liberty Air 2 Pro

ペアリングボタン

複数デバイス間でペアリングを切り替えるには、都度現在のペアリングを切断する必要がある。なにかしらのデバイスとペアリング接続(再接続)されてる状態だとペアリングが切り替えられない。昨今だとBluetooth設定画面からワンタッチでペアリングが切り替えられる製品も多いが、Ankerワイヤレスイヤホンは同仕様に対応せず。

 

オーディオ性能(音質)

Anker Soundcore Liberty Air 2 Pro

オーディオは従来モデルから堅実に進歩。

これまでAnkerのワイヤレスイヤホンと言うと典型的なドンシャリ・オーディオだった。低音ドーピングと高音シャンシャンで耳をバグらせるストロングゼロもどきの酔いどれオーディオだ。

一転、Anker Soundcore Liberty Air 2 Pro は予想以上に落ち着いた印象。ドンシャリっぽさは残っているのだが、全体としてはフラットで聞き心地がよい。そのうえボーカル音声はクリアに聞こえる(聞き取れる)のでクセなく楽しめる。

専用アプリを使ったイコライザー調整にも対応。プラスアルファで低音、高音と味付けできる。とはいえ、スタンダードの状態で使っても十分に満足できるレベルなので、あえてイコライザーで崩さなくてもいいと思う。

「HearID」対応

HearID

Anker独自のイコライザー作成機能「HearID」に対応。耳鼻科の聴覚検査みたいなツールを使って個々人の音の聞こえ方にあったパーソナライズ・イコライザーを作成してくれる。

そこまで劇的に音のトーンが変わるわけではないが、料理で言えば塩コショウ程度にイコライザーを調整できるのでオリジナルのオーディオ音質を崩さずに済む。デフォルト仕様でほぼほぼ完成している Anker Soundcore Liberty Air 2 Pro とは案外相性がよさそうだ。

 

ノイズキャンセリング性能

Anker Soundcore Liberty Air 2 Pro App

Anker Soundcore Liberty Air 2 Pro の代名詞たるノイズキャンセリング(ANC)。

予想以上にノイズカットできていて驚いた

低周波音を中心に除去しており、電車の中で使うとガダゴト音が気持ち半減する。風の音、ダクトの音、街中の喧騒のような低音ノイズはほぼほぼ消える。

ホワイトノイズ(サーッという音)も発生しておらず、オーディオ止めての耳栓利用も十分可能だ。

人の話し声や甲高い音など高周波音は比較的残っているが、これは他社製品と変わらず。今日の完全ワイヤレスイヤホンのノイズキャンセリングとは、もっぱら低周波音を除去するのが一般的だ。完全に無音に浸りたいのであればノイズキャンセリング対応のヘッドフォンあたりを使うしかない。

Anker Soundcore Liberty Air 2 Pro

風切り音は発生している。イヤホン露出部に当たった風の音が「ヴォーヴォー」と聞こえてしまうのでノイズキャンセリングの静寂を妨げているのは否めない。

風切り音の件を除けば文句らしい文句ない。ノイズキャンセリングを名乗っても怒られない、きちんと機能してるノイズキャンセリングが味わえる。ノイズキャンセリングがどんなものなのか試してみたい人であれば価格も手頃で丁度いいと思う。

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外音取り込み機能

Anker Soundcore Liberty Air 2 Pro App

外音取り込み機能に対応。イヤホン本体のタッチセンサーを2秒長押しでON/OFFできる。

いざ使ってみると、きちんと周囲の音が聞き取れてる。ホワイトノイズ(サーッといった音)が入っているが、下手な製品よりも断然静か。実用範疇で使いまわせる意味のある外音取り込み機能だと評価できる。

 

ワイヤレス接続の安定感

Anker Soundcore Liberty Air 2 Pro

ワイヤレス接続は非常に堅牢。流行りのapt-Xコーデックに対応しておらず、スペックシートだけ見ると接続具合に不安を感じていたが、いざ使ってみて全く問題らしい問題はなかった。

屋外で使っていても音飛び、ブツ鳴り、接続切れに遭遇することはない(少なからず筆者環境では)。電車の中でも問題なく音楽が聞けた。動画視聴時の音ズレもほとんど確認できず。apt-Xコーデックがなくてもここまで使えるのかと逆に驚いた。

なお、apt-Xコーデックは実質Androidスマホでしか使えないBluetoothコーデックなので、iPhoneやMacユーザーであれば、もとよりapt-X非対応を気にする必要はない。

 

充電まわりのこと

Anker Soundcore Liberty Air 2 Pro

充電ポートはUSB Type-C

Anker Soundcore Liberty Air 2 Pro

ワイヤレス充電(Qi充電)対応

USB Type-Cケーブルを使った有線充電、およびワイヤレス充電(Qi充電)に対応。今日のワイヤレスイヤホンでは最強・最適解と言える組み合わせなので文句ない。

バッテリー駆動時間はケース併用で最大26時間。ノイズキャンセリングONの状態だと同21時間ほど。ここらは業界一般的なスペックだ。1日2〜3時間くらい使いまわしても1週間は充電せずに済む。

 

そのほかチェックしておきたい細かなところ

通話マイクは普通

Anker Soundcore Liberty Air 2 Pro

うどん先端に通話マイクあり

ノイズキャンセリング用の集音マイクを活用した通話時の雑音カット機能に対応。口元以外の音を極力除去して通話音声を拾ってくれる。

雑音カットの精度はあまり高くないが、とりあえず口元の音は拾えている。屋内テレワークのための通話マイクとしては余裕かと思う。騒音のある場所での利用も無理ではないが、積極的に使おうとは思わない。

 

タッチセンサーは問題なし

Anker Soundcore Liberty Air 2 Pro

タッチセンサー(ロゴマークの部分)

タッチセンサーの反応処理は安定していてストレスなくタッチ操作できる。

ワイヤレスイヤホンのタッチセンサーは今なお動作不安定な製品も多いが、Anker Soundcore Liberty Air 2 Pro は2回タッチをきちんと2回タッチと認識してくれる。極めて優秀だ。

タッチ操作コマンドについて

Anker Soundcore Liberty Air 2 Pro App

タッチ操作コマンドは業界一般的。1回タッチで再生/停止、2回で曲送り、曲戻し。2秒長押しで「ノイズキャンセリング←→外音取り込み」の切り替え。

着信応答は2回タッチ。着信終了/着信拒否は2秒長押し。

着信操作を除き、専用アプリから割り当て変更(コマンド変更)できる。邪魔な場合は機能OFFにすることも可能。

 

防水はIPX4仕様

Anker Soundcore Liberty Air 2 Pro

AirPods Proと同じIPX4。プールや海、浸水状態の水濡れはカバーできないが、雨天時の屋外利用やジムなど汗かく環境での利用程度なら問題ない。

 

専用アプリ「Soundcore」について

Anker Soundcore Liberty Air 2 Pro App

専用アプリ「Soundcore」(iOSAndroid)が利用できる。

アプリは使わなくても問題ないが、以下のようなカスタマイズを行う場合はアプリ必須。

  • ノイズキャンセリングの取り込み具合調整
  • イコライザー調整
  • タッチ操作コマンドの割り当て変更

他社アプリでよくあるアプリ通じたペアリング設定やペアリング切り替えには対応せず。基本的にカスタマイズするためのアプリとなる。

 

この記事のまとめ

Anker Soundcore Liberty Air 2 Pro

Ankerの新作ワイヤレスイヤホン「Anker Soundcore Liberty Air 2 Pro」をレビューしてきた。

○ Anker Soundcore Liberty Air 2 Pro の評価ポイント

  • Anker初のノイズキャンセリング(ANC)対応モデル
  • 従来よりも改善されたオーディオ音質
  • ワイヤレス充電(Qi充電)対応

× ダメなところ

  • apt-Xコーデック非対応
  • 複数デバイス間のペアリング切り替えが面倒くさい

Anker Soundcore Liberty Air 2 Pro

肝たるノイズキャンセリングは合格ライン。ノイズキャンセリングを名乗っても問題ないクオリティに仕上がってる。

くわえて、オーディオ品質が予想以上に改善されてて好印象。apt-Xコーデックに対応していないが、ワイヤレス接続の安定感がしっかりしていた。この点も欠点一転、評価ポイントでいいかもしれない。

これで1.3万円なら割に合うし、メインで使うワイヤレスイヤホンとしても十分にイケる。オーディオ再生を止めて、ノイズキャンセリングだけで利用すれば耳栓そのものなので勉強グッズとしての活用もおすすめだ。

 

レビュー対象製品

 

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