すっかり馴染みの存在になったAnkerの完全ワイヤレスイヤホン。
Ankerと言えば充電器やモバイルバッテリーが有名だが、ここ何年かで「Soundcore」名義の完全ワイヤレスイヤホンも知られるように。いずれもコスパと勝手よく、初めてのワイヤレスイヤホンとしておすすめだ。
この記事では、Anker「Soundcore」ワイヤレスイヤホンをシリーズごとにまとめていく。
同時にこれまで筆者がレビューしてきたAnkerワイヤレスイヤホンの中のおすすめ製品もピックアップしているので、こちらも一緒にチェックしてみてほしい。
この記事の目次(タッチで移動)
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Anker「Soundcore」ワイヤレスイヤホンを種類別に比較
Anker「Soundcore」ワイヤレスイヤホンの種類だが、大きく分けると以下4つに区分できる。
1. Liberty(リバティ)シリーズ
シリーズ概要
Ankerワイヤレスイヤホンの基本シリーズ。昨今はハイエンドモデルが多め。
現行ラインナップ一覧
▼ 最新・現行モデル
Soundcore Liberty 4 NC | Soundcore Liberty 4 | |
![]() | ![]() | |
おすすめ度 | ||
発売時期 | 2023年7月 | 2022年10月 |
直販価格 | 12,990円 | 14,990円 |
防水性能 | IPX4 | IPX4 |
バッテリー駆動時間 | 50時間 | 28時間 |
(イヤホン単体10時間) | (イヤホン単体9時間) | |
ワイヤレス充電(Qi) | 対応 | 対応 |
ノイズキャンセリング | 対応 | 対応 |
外音取り込み機能 | 対応 | 対応 |
マルチポイント | 対応 | 対応 |
LDAC | 対応 | 対応 |
イコライザー調整 | 対応 | 対応 |
特記 | ノイズキャンセリング特化 | オーディオ性能特化 |
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▼ 2022年以前に発売開始した現行モデル(現在も公式販売あり)
Soundcore Liberty 3 Pro | Soundcore Liberty 2 Pro | Soundcore Liberty Neo2 | Soundcore Liberty Air 2 Pro | |
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おすすめ度 | ||||
発売時期 | 2021年11月 | 2021年10月 | 2021年5月 | 2021年2月 |
直販価格 | 17,800円 | 8,990円 | 4,990円〜 | 12,960円 |
防水性能 | IPX4 | IPX4 | IPX7 | IPX4 |
バッテリー駆動時間 | 32時間 | 26時間 | 40時間 | 26時間 |
(イヤホン単体8時間) | (イヤホン単体7時間) | (イヤホン単体10時間) | (イヤホン単体8時間) | |
ワイヤレス充電(Qi) | 対応 | 対応 | 対応 | 対応 |
ノイズキャンセリング | 対応 | × | × | 対応 |
外音取り込み機能 | 対応 | 対応 | × | 対応 |
マルチポイント | 対応 | × | × | × |
LDAC | 対応 | 対応 | × | × |
イコライザー調整 | 対応 | 対応 | 対応 | 対応 |
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過去モデル(公式販売終了)
- Soundcore Liberty 2 Pro(2019年11月発売)
- Soundcore Liberty 2(2019年11月発売)
- Soundcore Liberty(2019年9月発売)
- 【第2世代】Soundcore Liberty Neo(2019年8月発売)
- 【第2世代】Soundcore Liberty Air(2019年7月発売)
- Soundcore Liberty Neo(2019年4月発売)
- Soundcore Liberty Air(初代)(2018年12月発売)
2. Lifeシリーズ
シリーズ概要
Ankerワイヤレスイヤホンのサブシリーズ。昨今はコスパ重視の格安モデルが多め。
現行ラインナップ一覧
Soundcore Life Note 3S | Soundcore Life P2i | Soundcore Life P2 Mini | Soundcore Life P3 | Soundcore Life A2 NC | |
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おすすめ度 | |||||
発売時期 | 2022年5月 | 2022年2月 | 2021年9月 | 2021年8月 | 2021年2月 |
直販価格 | 6,990円 | 4,290円 | 4,490円 | 8,990円〜 | 7,990円 |
防水性能 | IPX4 | IPX5 | IPX5 | IPX5 | IPX5 |
バッテリー駆動時間 | 35時間 | 28時間 | 32時間 | 35時間 | 35時間 |
(イヤホン単体5時間) | (イヤホン単体8時間) | (イヤホン単体8時間) | (イヤホン単体7時間) | (イヤホン単体7時間) | |
ワイヤレス充電(Qi) | 対応 | × | × | 対応 | 対応 |
ノイズキャンセリング | × | × | × | 対応 | 対応 |
外音取り込み機能 | × | × | × | 対応 | 対応 |
マルチポイント | × | × | × | × | × |
LDAC | × | × | × | × | × |
イコライザー調整 | 対応 | △(3モードのみ) | △(3モードのみ) | 対応 | 対応 |
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過去モデル(公式販売終了)
- Anker Soundcore Life Dot 2(2020年6月発売)
- Anker Soundcore Life Note(2020年3月発売)
- Anker Soundcore Life P2(2019年11月)
3. コンセプトモデル
シリーズ名を冠さない独立名義モデル。それぞれ特定の製品コンセプトを打ち出し。
ラインナップ一覧
Soundcore VR P10 | Soundcore Sleep A10 | |
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コンセプト | ゲーミングイヤホン | 睡眠時イヤホン |
おすすめ度 | ||
発売時期 | 2022年11月 | 2022年10月 |
直販価格 | 14,990円 | 12,990円 |
防水性能 | IPX4 | IPX4 |
バッテリー駆動時間 | 24時間 | 47時間 |
(イヤホン単体6時間) | (イヤホン単体6時間) | |
※ 睡眠時は同10時間 | ||
ワイヤレス充電(Qi) | × | × |
ノイズキャンセリング | × | △(ノイズマスキング) |
外音取り込み機能 | × | × |
マルチポイント | 対応 | × |
LDAC | × | × |
イコライザー調整 | 対応 | 対応 |
特記 | LC3コーデック対応 | イヤホン内アラーム搭載 |
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Soundcore Space A40 | Soundcore Sport X10 | |
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コンセプト | コスパ特化イヤホン | スポーツイヤホン |
おすすめ度 | ||
発売時期 | 2022年9月 | 2022年6月 |
直販価格 | 12,990円 | 9,990円 |
防水性能 | IPX4 | IPX7 |
バッテリー駆動時間 | 50時間 | 32時間 |
(イヤホン単体10時間) | (イヤホン単体8時間) | |
ワイヤレス充電(Qi) | 対応 | × |
ノイズキャンセリング | 対応 | 対応 |
外音取り込み機能 | 対応 | 対応 |
マルチポイント | 対応 | × |
LDAC | 対応 | × |
イコライザー調整 | 対応 | 対応 |
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4. そのほか(参考掲載)
以前展開していた「Spirit」シリーズあり。
2021年以降は新作モデルが登場せず、事実上のシリーズ打ち切りと思われる。
- Anker Soundcore Spirit X2(2020年6月発売)
- Anker Soundcore Spirit Dot 2 (2020年5月発売)
初めての人におすすめのAnkerワイヤレスイヤホンはこれ
製品名をタップすると該当項目までスクロールします
1. Soundcore Space A40(価格12,990円) | |
![]() | 1.2万円で買える全部入りモデル。ノイズキャンセリング、マルチポイント、50時間のロングバッテリーなど搭載(Amazonで商品を見る) |
2. Soundcore Liberty 4(価格14,990円) | |
![]() | Ankerワイヤレスイヤホンでは数少ないオーディオ性能を重視したモデル。空間オーディオ再生も使える(Amazonで商品を見る) |
3. Soundcore Liberty4 NC(価格12,990円) | |
![]() | Liberty 4のカスタム版。ノイズキャンセリング強化。バッテリー駆動時間はケース併用で50時間に向上した(Amazonで商品を見る) |
4. Soundcore Liberty Neo 2(価格4,990円〜) | |
![]() | Ankerの現行エントリーモデル。とかく価格重視で安めのワイヤレスイヤホンを探している人におすすめ(Amazonで商品を見る) |
1. Soundcore Space A40
直販価格:12,990円(Amazonで最新の価格をチェック)
Bluetoothバージョン | 5.2 |
Bluetooth対応コーデック | SBC、AAC、LDAC |
バッテリー駆動時間 | イヤホン単体10時間 |
ケース併用で最大50時間 | |
充電方法 | USB Type-C(有線)、Qi(無線) |
防水性能 | IPX4 |
ノイズキャンセリング | ◯ |
外音取り込み機能 | ◯ |
マルチポイント | ◯(最大2台) |
カラーリングは3色展開。
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Anker Soundcore Space A40 レビュー|50時間バッテリー&マルチポイント対応の最強ガジェット・イヤホン
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Ankerの1万円帯を代表するコスパモデル
価格1.2万円でノイズキャンセリング、マルチポイント、LDAC、ケース併用で50時間使えるロングバッテリーを揃えた「Soundcore Space A40」。
バッテリー性能はAnkerワイヤレスイヤホンの中でトップ。イヤホン単体10時間、ケース併用で最大50時間使える。1日数時間のイヤホン利用ならケース充電だけで1週間以上と使いまわせる。
音質は至って普通のドンシャリ(低音強め)だが、iOS・Android向けの専用アプリを使えばもろもろイコライザー調整できるので関係なし。Ankerらしいコスパ重視のワイヤレスイヤホンを探している人なら「Soundcore Space A40」がおすすめ。
2. Soundcore Liberty 4
直販価格:14,990円(Amazonで最新の価格をチェック)
Bluetoothバージョン | 5.3 |
Bluetooth対応コーデック | SBC、AAC、LDAC |
バッテリー駆動時間 | イヤホン単体9時間 |
ケース併用で最大28時間 | |
充電方法 | USB Type-C(有線)、Qi(無線) |
防水性能 | IPX4 |
ノイズキャンセリング | ◯ |
外音取り込み機能 | ◯ |
マルチポイント | ◯(最大2台) |
カラーリングは4色展開。
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Anker Soundcore Liberty 4 レビュー|動画コンテンツとの相性よし。空間オーディオで化ける低音イヤホン
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Ankerでは珍しくオーディオ性能を重視、空間オーディオ再生にも対応
コスパと機能性を重視した製品が多いAnkerワイヤレスイヤホンの中で Soundcore Liberty 4 は一転してオーディオ性能を重視。Ankerいわくの”A.C.A.A3.0構造”、片側2つのダイナミックドライバーを搭載したガチ向けの低音イヤホンに。
また、Anker独自の空間オーディオ再生にも対応。
低音と空間オーディオ再生が組み合わさることで低音が増幅して音の力強さが増し、高音は反響して音場の広さが増す。空間オーディオのための低音イヤホンとして設計されたであろう完成度が見て取れる。
空間オーディオ前提で音楽を聞きたい人なら選んで損なし。空間オーディオはiPhone、Androidスマホ、どちらでも利用できる(専用アプリから設定可)。
3. Soundcore Liberty 4 NC
直販価格:12,990円(Amazonで最新の価格をチェック)
Bluetoothバージョン | 5.3 |
Bluetooth対応コーデック | SBC、AAC、LDAC |
バッテリー駆動時間 | イヤホン単体10時間 |
ケース併用で最大50時間 | |
充電方法 | USB Type-C(有線)、Qi(無線) |
防水性能 | IPX4 |
ノイズキャンセリング | ◯ |
外音取り込み機能 | ◯ |
マルチポイント | ◯(最大2台) |
カラーリングは5色展開。
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Anker Soundcore Liberty 4 NC レビュー|ノイズキャンセリング強化&50時間バッテリー搭載したカスタムモデル
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Soundcore Liberty 4のカスタム版。50時間バッテリーを追加搭載
Soundcore Liberty 4のカスタム版。2023年7月に突如登場した。
基本的なイヤホン設計はSoundcore Liberty 4と変わらないが、プラスαでノイズキャンセリング性能を強化。また、バッテリー駆動時間はケース併用50時間に向上した(通常版は同28時間)。価格は通常版から2,000円値下がりして12,990円に。
ノイズキャンセリングは通常版に比べて目に見えるほどの性能差はないが、通常版よりも価格を2,000円安くしつつ、通常版と同等のノイズキャンセリング性能を維持した点は評価できる。
ただ唯一、オーディオ性能だけが劣化。ごくごく普通のドンシャリイヤホンに。空間オーディオ再生には対応するも、ものいっそ音の広がりが押さえられており、通常版に比べて明確に劣化した。
オーディオ性能を重視する人ならSoundcore Liberty 4を選んだ方がいい。Soundcore Liberty 4 NCは機能性重視の人が選びたい。
4. Soundcore Liberty Neo 2
直販価格:4,990円〜5,490円(Amazonで最新の価格をチェック)
※物価高の影響か、昨今は直販価格が5,990円〜6,490円に
Bluetoothバージョン | 5.0 |
Bluetooth対応コーデック | SBC、AAC |
バッテリー駆動時間 | イヤホン単体10時間 |
ケース併用で最大40時間 | |
充電方法 | USB Type-C(有線)、Qi(無線) |
防水性能 | IPX7 |
ノイズキャンセリング | × |
外音取り込み機能 | × |
マルチポイント | × |
カラーリングは3色展開。
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アンダー5000円の格安ワイヤレスイヤホンを選ぶならこれ
直販4,990円(※現在は5,990円)で購入できるAnker「Soundcore Liberty Neo 2」。
ケース併用で40時間使えるロングバッテリーを搭載するほか、スポーツイヤホン同等のIPX7の防水性能を完備。さらには、ワイヤレス充電(Qi充電)にも対応する豪華仕様。スペックシートだけ見ると1万円前後のワイヤレスイヤホンと勘違いする。
また、この価格帯の製品では珍しく専用アプリを使ったイコライザー調整(音質カスタム)に対応。デフォルトの音質こそ典型的なドンシャリだが、各々が満足いく、納得いく音質にカスタムできるので問題なし。
価格重視でとりあえずの1台を探している人であれば「Soundcore Liberty Neo 2」がおすすめ。
この記事のまとめ
ここまでAnkerの完全ワイヤレスイヤホンの情報をまとめてきた。
筆者個人としては先に紹介した4機種が特におすすめ。
無難にSoundcore Space A40、オーディオ性能重視ならSoundcore Liberty 4、ノイズキャンセリング狙いならSoundcore Liberty 4 NC、コスパ重視ならSoundcore Liberty Neo2を選びたい。
現行モデルだけでも10機種近くあって初見だと選びづらいが、まずはここらから試してみてほしい。
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