充電器やモバイルバッテリーで知られるAnker。昨今では「Soundcore」名義の完全ワイヤレスイヤホンも展開している。
この記事では、Anker「Soundcore」の完全ワイヤレスイヤホンをシリーズごとに整理。製品の違いなど解説していく。
ーーーというのも、すでに「Soundcore」名義の完全ワイヤレスイヤホンだけでも18種類が存在するので、よほどのAnkerオタクでもない限りは初見で「これ!」という1品を見つけるのは難しい。
記事を参考にベストな1台を見つけてもらえれば幸いだ。
広告
Anker「Soundcore」シリーズの大枠
「Soundcore」の名前を冠するAnkerの完全ワイヤレスイヤホンは18種類が展開される(2021年11月時点)。
同18種類をシリーズ別に分けると以下4つに区分できる。
- Liberty Proシリーズ(フラッグシップシリーズ)
- Libertyシリーズ(主要シリーズ)
- Lifeシリーズ
- Spiritシリーズ
1. Liberty Proシリーズ(フラッグシップシリーズ)
シリーズ概要
シリーズ最上位に位置づけられるフラッグシップモデル。
ラインナップ一覧
製品名 | 発売時期 | 直販価格 | アピールポイント |
▼ Anker Soundcore Liberty Pro 3 (Amazonでチェック) | |||
![]() | 2021年11月 | 19,800円 |
|
▼ Anker Soundcore Liberty Air 2 Pro (Amazonでチェック) | |||
![]() | 2021年2月 | 12,960円 |
|
▼ Anker Soundcore Liberty 2 Pro (Amazonでチェック) | |||
![]() | 2019年10月 | 12,980円 |
|
2. Libertyシリーズ(主要シリーズ)
シリーズ概要
入門モデル〜上位モデルをカバーする主要シリーズ。
ラインナップ一覧
製品名 | 発売時期 | 直販価格 | アピールポイント |
▼ Anker Soundcore Liberty Neo 2 (Amazonでチェック) | |||
![]() | 2021年5月 | 4,990円 |
|
▼ Anker Soundcore Liberty 2 (Amazonでチェック) | |||
![]() | 2019年11月 | 7,992円 |
|
▼ Anker Soundcore Liberty Air 2 (Amazonでチェック) | |||
![]() | 2019年11月 | 6,999円 |
|
※現行モデルのみ抜粋
過去モデル
- Soundcore Liberty(2019年9月発売)
- 【第2世代】Soundcore Liberty Neo(2019年8月発売)
- 【第2世代】Soundcore Liberty Air(2019年7月発売)
- Soundcore Liberty Neo(2019年4月発売)
- Soundcore Liberty Air(初代)(2018年12月発売)
3. Lifeシリーズ
シリーズ概要
「Liberty」シリーズとは別枠。その時々の最新スペック・機能を詰め込んだコスパ特化モデルを展開。
ラインナップ一覧
製品名 | 発売時期 | 直販価格 | アピールポイント |
▼ Anker Soundcore Life P2 Mini (Amazonでチェック | |||
![]() | 2021年9月 | 4,490円 |
|
▼ Anker Soundcore Life P3 (Amazonでチェック | |||
![]() | 2021年8月 | 8,990円 |
|
▼ Anker Soundcore Life A2 NC (Amazonでチェック) | |||
![]() | 2021年1月 | 9,990円 |
|
▼ Anker Soundcore Life P2 (Amazonでチェック) | |||
![]() | 2019年11月 | 4,999円 |
|
※Amazon直販に出てる3機種のみ掲載
家電量販店等専売モデル
- Anker Soundcore Life Dot 2(2020年6月発売)
- Anker Soundcore Life Note(2020年3月発売)
4. Spiritシリーズ
シリーズ概要
スポーツ特化モデル。汗付着による機器故障を防げる防汗機能(SweatGuard)を搭載している。昨今は家電量販店のみで展開。
ラインナップ一覧
製品名 | 発売時期 | 直販価格 | アピールポイント |
▼ Anker Soundcore Spirit X2 (Amazonでチェック) | |||
![]() | 2020年6月 | 8,990円 |
|
▼ Anker Soundcore Spirit Dot 2 (Amazonでチェック) | |||
![]() | 2020年5月 | 7,990円 |
|
Anker「Soundcore」の完全ワイヤレスイヤホン、おすすめはこの2機種
- Anker Soundcore Life P3
- Anker Soundcore Liberty Neo 2
選ぶのに迷ったらこの2機種がおすすめ。以下それぞれ紹介する。
1. Anker Soundcore Life P3(直販価格8,990円〜9,990円)
今日のワイヤレスイヤホンの主要機能・性能をほぼ全部詰め込んだオールマイティーモデル
ノイズキャンセリング(ANC)対応
イコライザー調整(音質調整)可能、好きな音、許容範囲の音にカスタムできる
IPX7の防水性能あり、雨、汗、潜水、イヤホンの水洗いなど問題なし
ケース併用で35時間使えるロングバッテリー搭載
USB Type-C充電、ワイヤレス充電(Qi充電)に対応
発売時期 | 2021年8月 |
直販価格 | 8,990円〜9,990円 |
Bluetoothバージョン | 5.0 |
Bluetooth対応コーデック | SBC、AAC |
バッテリー駆動時間 | イヤホン単体7時間、ケース併用で最大35時間 |
(ノイズキャンセリング利用時)イヤホン単体6時間、ケース併用で最大30時間 | |
充電方法 | USB Type-C(有線)、Qi(無線) |
防水性能 | ○(IPX5) |
通話マイク | ○ |
外音取り込み機能 | ○ |
ノイズキャンセリング(ANC) | ○ |
2021年8月に発売開始した最新モデル「Anker Soundcore Liberty P3」。
アンダー1万円ながらノイズキャンセリング(ANC)に対応した現行の主流モデルに位置づけられる。
ノイズキャンセリングは意外や意外に効果あり。電車の中で使えばガダゴト音が半減するし、室内などであればほぼ無音に近い状態まで持っていける。オーディオ再生している状態なら周囲の音がほぼほぼカットできる。
明確に認知できるレベルのノイズキャンセリングが味わえるのでノイズキャンセリング初体験の人だと感動すると思う。ノイズキャンセリングがどんな感じなのか試してみるには丁度いい。
ノイズキャンセリング以外の細かな使い勝手も悪くない。今日のワイヤレスイヤホンの主要機能・性能をもろもろクリアしている。
- 外音取り込み機能搭載
- ワイヤレス充電(Qi充電)対応
- USB Type-Cケーブルでの有線充電に対応
- ケース併用35時間使えるロングバッテリー搭載
- IPX5の防水対応
- 通話マイク(雑音カット付き)搭載
音質は典型的な低音こもりサウンドだが、専用アプリを使ったイコライザー調整(音質調整)も可能なので、デフォルトの音質が気に入らない人ならカスタムしてしまえばいい。
テンプレのイコライザー設定もいくつか用意されており、そこまでオーディオに詳しくない人でも難なくカスタムできるので安心あれ。

専用アプリはiPhone、Androidスマホ、どちらからも利用可能
ノイズキャンセリングはじめとした今日のワイヤレスイヤホンの主要機能を使いたい人、とかく無難に使いまわせる王道のワイヤレスイヤホンを探している人であれば、「Anker Soundcore Liberty P3」がおすすめだ。
Anker Soundcore Life P3 のレビューはこちら
-
あわせて読みたい最強U1万円ワイヤレスイヤホン「Anker Soundcore Life P3」レビュー
続きを見る
2. Anker Soundcore Liberty Neo 2(直販価格4,990円)
アンダー5000円で購入できる、2021年準拠の格安ワイヤレスイヤホン
イコライザー調整(音質調整)対応、好きな音にカスタムできる
IPX7の防水性能あり。雨、汗、水洗い、潜水利用もろもろ耐えられる
ケース併用で40時間使える”超”ロングバッテリー搭載
ノイズキャンセリング、外音取り込み機能は対応せず
発売時期 | 2021年5月 |
市場価格 | 4,990円 |
Bluetoothバージョン | 5.2 |
Bluetooth対応コーデック | SBC、AAC |
バッテリー駆動時間 | イヤホン単体10時間、ケース併用で最大40時間 |
充電方法 | USB Type-C(有線)、Qi(無線) |
防水 | ○(IPX7) |
通話マイク | ○ |
外音取り込み機能 | × |
ノイズキャンセリング(ANC) | × |
予算をとにかく抑えたい人におすすめなのが「Anker Soundcore Liberty Neo 2」。
2021年5月に発売開始した新製品。価格は4,990円。さながら2021年準拠の格安ワイヤレスイヤホンといったところ。
格安ワイヤレスイヤホンながらUSB Type-C充電、ワイヤレス充電(Qi充電)に対応。また、防水性能はIPX7とスポーツ仕様。雨、汗、潜水、イヤホンの水洗いも耐えられる。
そして、それ以上の注目ポイントがバッテリー駆動時間。イヤホン単体10時間、ケース併用40時間使えるAnker史上トップクラスの超絶ロングバッテリーを搭載している。
今日のワイヤレスイヤホンだとケース併用で20時間前後のバッテリー製品が一般的。ケース併用40時間となると1日3時間使っても13日は外部充電せず、ケース充電だけで使いまわせる。日常的に外部充電する必要がなくなるので、ワイヤレスイヤホンは充電が面倒くさそう...と考えている人にもおすすめだ。
格安ワイヤレスイヤホンでは珍しくイコライザー調整(音質調整)にも対応している。
デフォルトの音質だと格安ワイヤレスイヤホンらしい低音こもりサウンドだが、イコライザー調整さえしてしまえば好きな音、許容範囲の音にカスタムできるので関係ない。
イコライザー調整は専用アプリから可能。専用アプリはiPhone、Androidスマホ、どちらからでも利用できる。
同等価格帯のワイヤレスイヤホンに比べて圧倒的にコスパ、スペック、使い勝手ともに優れる。
もとよりノンブランドの安物ワイヤレスイヤホンを買うくらいだったら4,990円で購入できる「Anker Soundcore Liberty Neo 2」を購入した方がハズレない。
Anker Soundcore Liberty Neo 2 のレビューはこちら
-
あわせて読みたいAnker Soundcore Liberty Neo 2 レビュー|2021年準拠の格安ワイヤレスイヤホンの決定版
続きを見る
関連記事
-
【5000円から買える】コスパ最強な完全ワイヤレスイヤホン。おすすめモデルを一挙紹介
続きを見る
-
【おすすめ抜粋】1万円前後で安く買えるノイズキャンセリング対応の完全ワイヤレスイヤホン3選
続きを見る
-
【2022年】完全ワイヤレスイヤホンの新製品情報まとめ(発売予定含む)
続きを見る