ワイヤレスイヤホン

最強U1万円ワイヤレスイヤホン「Anker Soundcore Life P3」レビュー

2021年11月21日

コスパで選ぶと失敗することの多いワイヤレスイヤホン業界において、コスパで選んでもハズレがないメーカーがある。それがAnkerだ。

Ankerはモバイルバッテリーや充電器で知られるガジェット周辺機器メーカー。近年はワイヤレスイヤホンも展開。価格数千円のものであってもワイヤレス接続が安定している、普通に使えるワイヤレスイヤホンとして人気に。Amazonのセールスランキングでも上位を占める。

そんなAnkerがこれまたコスパ”神”クラスの製品を発表した。今回レビューする「Anker Soundcore Life P3」。

Anker Soundcore Life P3

価格8,990円ながらノイズキャンセリングはじめ最新機能・性能をもりもりもりもり搭載。アンダー1万円のワイヤレスイヤホンとは思えぬコスパのよさが注目を集めている。

Anker Soundcore Life P3が搭載する主な機能

  • ノイズキャンセリング(ANC)
  • 外音取り込み機能
  • IPX5の防水
  • ワイヤレス充電(Qi充電)
  • 最大35時間使えるロングバッテリー
  • ノイズカット付き通話マイク
  • ゲームモード(低遅延モード)
  • イコライザー調整(音質カスタム)

アンダー1万円のコスパ重視のワイヤレスイヤホンを探している人に無条件でおすすめしたい。それくらいコスパよい機種。

この記事では「Anker Soundcore Life P3」をレビューしていく。

Anker Soundcore Life P3 製品評価

発売時期2021年8月
直販価格(税込)8,990円〜9,990円

Anker Soundcore Life P3 の製品評価は以下のとおり。

低音(4)
中音(3)
高音(3.5)
イヤホンの装着感(4)
ノイズキャンセリング(3.5)
外音取り込み機能(3)
マイク性能(3)
バッテリー性能(5)

ここがGood!!

  • U1万円モデルながらノイズキャンセリング対応
  • イコライザー調整で許容範囲の音質にカスタムできる
  • ケース併用で35時間使えるロングバッテリー搭載
  • ケースのワイヤレス充電(Qi充電)対応
  • IPX5の防水性能あり、雨、汗、シャワーに耐える

ここがBad...

  • 外音取り込み機能の効果は弱め(価格相応)
  • 複数デバイス間のペアリング切り替えが面倒くさい

 

製品カラーリングは5色

カラーリングはブラック、ホワイト、レッド、ネイビー、ブルーの5色。レビューはブラックで行う。

 

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Anker Soundcore Life P3 の製品特徴

スペックシート抜粋

Bluetoothバージョン5.0
Bluetooth対応コーデックSBC、AAC
ノイズキャンセリング対応
外音取り込み機能対応
マルチポイント×
防水性能IPX5
バッテリー駆動時間イヤホン単体7時間
ケース併用で最大35時間
ケース充電方法USB Type-C(有線)、Qi(無線)
専用アプリあり(iOS、Android)

 

 

ペアリング仕様




Google Fast Pair×
マルチポイント×
マルチペアリング対応(最大?台)
Bluetooth設定画面からのワンタップでのペアリング切り替え×(先に現在のペアリングを解除する必要あり)
新規ペアリングモードの起動方法イヤホンをケースにセットした状態でケース内部にあるペアリングボタンを3秒長押し

Ankerワイヤレスイヤホンの詳しいペアリング仕様は以下記事でまとめている。

【Tips】Anker「Soundcore」完全ワイヤレスイヤホンの新規ペアリングモードの起動方法まとめ

続きを見る

Google Fast Pair とは?

Google Fast Pairは、Googleが提供するペアリング簡素化システム。

Android OS 6.0以上のスマホであれば、専用のポップアップ画面からワンタッチでペアリング設定できる。

マルチポイントとは?

マルチポイントとは、複数デバイスを同時接続できる機能のこと。

なにかしらオーディオ再生しているデバイスに自動で音声出力元が切り替わる。

マルチペアリングとは?

マルチペアリングとは、複数デバイスのペアリング情報が記録できる機能のこと。

1度記録してしまえば次回以降に再度セットアップする必要がなくなり、ケースふたを開くだけでデバイスと再接続できる。

昨今のワイヤレスイヤホンだとおおよそ5台〜10台のデバイスのペアリング情報が記録できる。

Bluetooth設定画面からのワンタップでのペアリング切り替えとは?

複数デバイス間でペアリングを切り替える場合、先に現在のペアリングを解除する必要がある。

一部のワイヤレスイヤホンであれば現在のペアリングを解除せず、切り替えたいデバイスのBluetooth設定画面でイヤホン名を選択するだけでペアリングを上書きして移せる。

新規ペアリングモードの起動方法について

初回設定時はケースふたを開くだけで自動で新規ペアリングモードが起動する。

2回目(2台目)以降のペアリングを行う場合は新規ペアリングモードを手動で起動する必要がある。


 

 

バッテリーまわりのこと

バッテリー駆動時間(通常時)イヤホン単体7時間
ケース併用で最大35時間
バッテリー駆動時間(ノイズキャンセリング常時ON)イヤホン単体6時間
ケース併用で最大30時間
ケース充電方法USB Type-C(有線)、Qi(無線)

バッテリー駆動時間は相場よりも長め。ノイズキャンセリング常時ONであってもケース併用で最大30時間使える。

充電ケースはUSB Type-Cケーブルで充電可能。Androidスマホを使っている人ならUSB Type-Cケーブルがそのまま使いまわせる。

ワイヤレス充電器(Qi充電器)にも対応。アンダー1万円モデルでワイヤレス充電に対応するコスパのよさはAnkerならでは。

 

 

通話マイク仕様

通話時ノイズカット機能対応
風切り音カット×

通話マイクはごく普通の性能。Anker独自のノイズカット機能を搭載してはいるが、効果は弱め。

よくあるノイズカット機能だと口元の音と周囲の音を聞き分け、口元の音だけ通話に乗せて周囲の音はカットする。ただ、Anker Soundcore Life P3 だと周囲の音を残したまま口元の音だけ増強して際立たせてる印象を受けた。

 

 

ボタン操作

タッチセンサー内蔵




ボタン種類タッチセンサー式ボタン
操作コマンドの割り当て変更対応

イヤホン本体にタッチセンサーを内蔵。タッチ操作コマンドを通じてスマホ操作できる。

タッチ操作コマンドは1回タッチ、2回タッチ、2秒長押しの3つを用意。タッチ感度は安定してて2回タッチ操作もきちんと2回タッチと認識される。

タッチ操作は機能OFF(割り当てOFF)に設定変更できる。タッチセンサー式のワイヤレスイヤホンだと、ふとしたタイミングでタッチセンサーに手や肌が触れてしまい、誤作動することがあるが、この手のストレスを防ぎたい人なら機能OFFにしてしまえばいい。

音楽操作コマンド(割り当て変更可能)

左イヤホン操作右イヤホン操作
1回タッチ(初期状態だと機能OFF)音量1DOWN音量1UP
2回タッチ次の曲へ再生/停止
2秒長押しノイズキャンセリング←→外音取り込みの切り替え

専用アプリを使えば割り当て変更可能。機能OFF(割り当てOFF)にすることも可能。

通話対応コマンド(割り当て変更不可)

右イヤホン左イヤホン
1回タッチ着信対応/着信終了
長押し着信拒否

 

 

 

イヤホン着脱検出(装着検出)

イヤホンの着脱検出(装着検出)×

イヤホンの着脱検出(装着検出)には対応せず。

対応モデルだとオーディオ再生中にイヤホンを耳から外すとオーディオ再生が自動停止。イヤホンを耳に装着し直すとオーディオ再生が自動開始する。

 

 

防水性能

防水性能IPX5(IP5)
防塵性能×

他社ワイヤレスイヤホンでよくあるIPX4より一歩上のIPX5の防水性能を完備。雨、汗に耐えられるほか、イヤホンの水洗いも可能。

 

 

低遅延モード

低遅延モードあり
遅延性能非公表
ゲーム以外での利用×

低遅延モード(ゲームモード)あり。専用アプリからON/OFFできる。

遅延性能は非公表。使ってみた限り、他社ワイヤレスイヤホンの低遅延モードに比べて格段に高性能というわけではなく、おそらく相場相当の100ms前後(0.1秒前後)に抑える程度だと思う。

 

 

専用アプリ

専用アプリあり(iOS、Android)
イコライザー調整対応
タッチ操作コマンドの割り当て変更対応
低遅延モード(ゲームモード)ON/OFF対応
イヤホンを探す

専用アプリ「Soundcore」が利用可能。

「イヤホンを探す」機能に関してはペアリング接続中に限りイヤホン・スピーカーから音が鳴らせる。最後にペアリングしていたGPS場所の確認機能には対応せず。

Soundcore

Soundcore

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iPhoneとの相性

iPhoneとの相性(非常によい)
AACコーデック対応
iOS向け専用アプリ対応

iPhoneとの相性は非常によい。

iPhoneで主流のBluetoothオーディオコーデックである「AAC」がそのまま使える。音質や接続強度などAndroidスマホで使う場合と変わらない。

専用アプリ使ったイヤホン・カスタマイズも可能。イコライザー調整(音質カスタム)やタッチ操作コマンドの割り当て変更など可能だ。iPhoneユーザーにも問題なくおすすめできる。

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Anker Soundcore Life P3 の外観&使用感

イヤホン形状はよくあるAirPods

イヤホン外側

イヤホン裏側

イヤホン形状はほぼAirPods。よくも悪くもクセがないスタンダードなイヤホン形状。

イヤホン重量も片側5gと軽い。イヤーピースのサイズさえ合わせればイヤホンの装着感は安定する。イヤホンが抜け落ちたり、フィット感でネガティブな感想を持つことはない。

 

 

充電ケースはマカロンサイズのコンパクトボディ

ケースは、縦5cm、横6cm、厚み3cmほどのマカロンサイズ。

丸みを帯びた形状なので手で握るともっと小さく感じる。

ケース外装はごく普通のプラスチックで安っぽさあり。上位版モデルの「Anker Soundcore Liberty Air 2 Pro」だとヌメリある上品な仕上がりだったが、同製品はそういった特殊加工は施されない。

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Anker Soundcore Life P3 の音質

音質はデフォルトだと低音強め(※イコライザー調整できるのであんま関係なし)

デフォルトの音質は低音強め。

Ankerのワイヤレスイヤホンは総じて似たようなドンシャリ低音サウンドだが、Anker Soundcore Life P3 もそれを踏襲した感じ。ハードスペックからしてドライバーサイズが11mmと大きく、見てからの低音モデルだ。

専用アプリからイコライザー調整可能

とはいえ、Ankerワイヤレスイヤホンは専用アプリからイコライザー調整できるのでドンシャリ云々は関係ない

低音、中音、高音、好みの音、許容範囲の音に調整して使えば十人十色の文句ない音質に仕上がる。

中音域を引き上げるイコライザーに変更すれば、デフォルトのドンシャリサウンド、低音こもりも解消される。デフォルトだと音質が気に食わない人なら許容範囲の音質にカスタムしてしまえばいい。

専用アプリはiPhone、Androidスマホ、どちらからでも利用できる。

Soundcore

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【重点レビュー】ノイズキャンセリング、外音取り込み機能の性能は?

ノイズキャンセリング(ANC)はまずまずの完成度、とりあえずの静けさは得られる

ノイズキャンセリングの強度は3つのシチュエーションから選べる

Anker Soundcore Life P3 はアンダー1万円モデルながらノイズキャンセリングに対応。

完全な無音ではなく、どちらかと言うと周囲の音を中和してマイルドに濁した感じのノイズカット。周囲の音が残ってはいるが、甲高い音がすり減る。ノイズキャンセリングらしい機械的な遮音効果は明確に認知できる。

オーディオ再生した状態であれば、ほぼ周囲の音が気にならないレベルの遮音空間が作れるので、実用性の観点から言えば合格点。とりあえずでノイズキャンセリングを試してみたい人には丁度いい。

 

 

「外音取り込み機能」は微妙な完成度、素直にイヤホン外した方がよさげ

イヤホンを装着したまま周囲の音が聞き取れる「外音取り込み」。

Anker Soundcore Life P3 は同機能に対応しているが、性能は微妙。

音の取り込みが弱く、なおかつ取り込んだ音はこもって聞こえる。自分の声もこもって反響しがちなので、機能ONのまま会話すると気持ち悪さがある。

同等価格帯の製品だとJVCケンウッドの「JVC HA-A50T」の外音取り込みが非常に優秀だったが、これに比べるとAnker Soundcore Life P3 の外音取り込みはショボい。会話するときなど素直にイヤホンを外した方がストレスなくてよさそうだ。

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Anker Soundcore Life P3 の気になったところ(あるいはデメリット)

複数デバイス間のペアリング切り替えがめんどうくさい

スマホ←→PC間など複数デバイス間でペアリングを切り替える場合、先に現在のペアリングを解除する必要がある。

Appleやソニーあたりのワイヤレスイヤホンであれば、現在のペアリングを解除せずにBluetooth設定画面からイヤホン名を選択するだけで切り替えられるが、これに比べると勝手の悪さ否めない。

ここらのペアリング勝手を重視する人であれば以下の記事など参考にしてほしい。

あわせて読みたいスマホ←→PC間のペアリング切り替えが簡単な完全ワイヤレスイヤホンまとめ(2022年)

続きを見る

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この記事のまとめ

Anker Soundcore Life P3 をレビューしてきた。

もっぱらの評価ポイントは以下のとおり。

評価ポイント

  • 音質はカスタマイズ可能
  • ノイズキャンセリングはそこそこ使える
  • 35時間のロングバッテリー
  • ワイヤレス充電(Qi充電)対応

微妙だった点は以下のとおり。

微妙だった点

  • 外音取り込み機能はオマケ程度の性能
  • 通話マイクはごく普通の性能

総じて「コスパよし!」の一点張りでレビューされがちの同製品だが、細かく見るとこういったプラスの面、マイナスの面があった。

音楽を聞いたり、動画を見たりする日常用途のワイヤレスイヤホンとして考えれば文句ない。はじめてのワイヤレスイヤホンとして、あるいは家族・知人へのプレゼント用のワイヤレスイヤホンとしてもおすすめだ。

 

 

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