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AirPods・Beats

Beats Studio Buds+(第2世代)レビュー|Beatsで数少ないボーカル重視モデル

2023年12月22日

約2年ぶりリニュアル。Beatsの通常版モデル「Beats Studio Buds+」。

Beatsらしい低音サウンドにくわえ、どことなく空間オーディオ再生を思わす音場の広さを加味。従来モデルだとバックミュージックに埋もれがちだったボーカルが独立した音として描写され、Beatsにしてはボーカルが聞きやすいワイヤレスイヤホンになりました。

ボーカル含めた音のバランスを重視したBeatsワイヤレスイヤホンを探している人だと Beats Studio Buds+ がおすすめです。

この記事では Beats Studio Buds+ を実機レビューしていきます。

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Beats Studio Buds+(第2世代)の製品概要

発売時期2023年6月
公式価格24,800円
販売元メーカーApple(米国)
Bluetoothバージョン5.3
Bluetooth対応コーデックSBC、AAC
ノイズキャンセリング対応
外音取り込み機能対応
マルチポイント
マルチペアリング対応(最大?台)
ペアリング接続先の上書き切り替え対応
防水性能IPX4
バッテリー駆動時間イヤホン単体9時間
ケース併用で最大36時間
ケース充電方法USB Type-C(有線)のみ

Beats Studio Buds+ はBeatsワイヤレスイヤホンのスタンダードモデル。初代モデルから2年ぶりのリニュアルとなる。

Beatsの低音サウンドに音場の広さを加味。ボーカルの鳴る位置を明確に独立させることで、従来モデルだとバックミュージックに埋もれがちだったボーカル描写を強化した。

上位版モデル・Beats Fit Proに比べると機能面は地味。ノイズキャンセリングや外音取り込み機能こそ対応するものの、Apple自社製チップは搭載せず。Appleデバイス間のマルチポイント接続、iPhone専用の空間オーディオ再生は使えないので注意。

トランスペアレント色に限り、流行りのスケルトンカラーに。ケース、イヤホン本体ともにスケルトン。スケルトン好きの人なら要チェック。

 

 

Beats Studio Buds+(第2世代)レビュー

音質

低音(4)
中音(4)
高音(4)

Beatsサウンドは健在。”ドンドン”響く低音、"シャンシャン"明るい高音を特徴とする。

従来モデルに比べて音場が広め。空間オーディオ再生のような音の広がりあり。Beatsはバックミュージックが目立ちすぎててボーカル音声が聞き取りづらいデメリットあるが、Beats Studio Buds + はボーカルの鳴る位置が分離してて、わりかしボーカルも聞き取りやすい。ボーカル重視のBeatsワイヤレスイヤホンという意味では現行モデルの中で唯一無二の製品だ

 

 

ノイズキャンセリング

ノイズキャンセリング性能(4)

ノイズキャンセリングは実用水準。周囲の音を中和・低減できるAirPods Proのような徹底した遮音ではないものの、電車やバスの中で使えば走行音が中和され、音量を上げずともオーディオが聞き取れるようになる。ノイズキャンセリング効果は明確だ。

ただ、ノイズキャンセリング利用に伴うノイズ音(ジーっと言った音)が強め。オーディオ再生時なら気にならないが、オーディオ再生を止めてデジタル耳栓代わりに使いたい人だと音を鬱陶しく感じそう。

 

 

外音取り込み機能(ながら聴き機能)

外音取り込み性能(3.5)

Beats Studio Buds + は外音取り込み機能に対応。機能ONにするとイヤホン・スピーカー通じて周囲の音が聞き取れる。

ただ、取り込み精度は低め。音こもった感じが多分にあり、オーディオ音量を小さくした状態であっても周囲の音が聞き取りにくい。昨今だと外音取り込み機能を常時機能ONにして”ながら聴き”のような、骨伝導イヤホンのような使い方をする人が増えてきたが、こうした使い方には合わない。

 

 

通話マイク品質

通話マイク性能(5)

通話マイクは高性能。自分の声のノイズ除去、周囲の音のノイズ除去ともに機能。AirPodsシリーズ同様に片側3つのマイクを搭載しており、非常に高精度な通話ノイズ除去が使える。

 

 

マルチポイント・ペアリング切り替え勝手

マルチポイント
マルチペアリング対応(最大?台)
ペアリング接続先の上書き切り替え対応

Beats製品だが(Apple製品だが)、Appleデバイス間のマルチポイント接続には対応せず。同Apple版マルチポイントに対応するのは上位版モデルのBeats Fit Proのみ。

ペアリング接続先の上書き切り替えには対応。ペアリング接続先の切り替え都度、現在のペアリング接続を解除したり、イヤホンの電源を落とす必要なし。Bluetooth設定画面からイヤホン名を選択するだけでそのまま切り替わる。

 

 

バッテリー持ち・充電環境

バッテリー性能(5+)
(イヤホン単体9時間、ケース併用で最大36時間)
ワイヤレス充電非対応

Beatsワイヤレスイヤホンの中で最長となるバッテリー持ち。イヤホン単体9時間、ケース併用で最大36時間と使いまわせる。できるだけ充電しなくていいワイヤレスイヤホンを探している人だと気に入るはず。

なお、AirPodsシリーズと異なりワイヤレス充電(Qi、MagSafe)には対応しないので注意。有線で充電する場合はUSB Type-Cケーブル(&充電器)が必要だ。

 

 

イヤホンの装着感

イヤホンの装着感(4.5)

前作モデル同様の小さめサイズのイヤホンとあり、大方の耳に違和感なく装着できる。イヤーチップのサイズを調整すれば大方の耳に合う理想的なイヤホン形状かと思う。イヤーチップは4サイズ分が付属する。

耳から飛び出してる面積も少なく、耳穴にすっきり収まる。マスク着脱時にイヤホンがマスク紐にひっかかる心配もなし。

 

 

【注意点】空間オーディオ再生は専用楽曲のみ対応

Apple版空間オーディオ(ステレオを空間化)非対応
空間オーディオ楽曲への最適化あり

Beats Studio Buds + は「空間オーディオ再生に対応」と宣伝されるものの、あくまで専用楽曲の再生に限った空間オーディオ再生にとどまる。AirPodsシリーズが提供するiPhone・iPad向けの空間オーディオ(ステレオを空間化)には対応せず

専用楽曲はApple Music、Amazonミュージックで提供されるドルビーアトモス(Dolby Atmos)楽曲のみ

いざ空間オーディオ再生(ドルビーアトモス再生)にすると低音域の厚みが増し、音場も気持ち広くなる。「64個のスピーカーに囲まれた音」と宣伝するだけあって通常楽曲と比べて明確に音の鳴り方の違いが理解できる。

空間オーディオ再生はドルビーアトモス(Dolby Atmos)楽曲のみ対応

 

 

まとめ

【Good!】よかったところ

  • Beatsにしてはボーカルが聞きやすい
  • ノイズキャンセリング性能は実用水準
  • ケース併用で最大36時間使えるスタミナ・バッテリー搭載

【Bad...】気になったところ

  • 空間オーディオは専用楽曲の再生のみ対応
  • Apple版マルチポイントは非対応
  • ケースのワイヤレス充電(Qi)非対応

Beats Studio Buds + はボーカル重視で音楽を楽しみたい人に向けたBeatsワイヤレスイヤホン。

従来のBeatsワイヤレスイヤホンに比べると音場が広く、ボーカルが聞き取りやすい。 Beatsはどちらかと言うとバックミュージックの描写に特化した音質だが、Beats Studio Buds + ならボーカルもバックミュージックも楽しめる。この点、明確な評価ポイントだ。

一方で機能面は微妙。上位版モデルと異なりApple自社製チップを搭載せず。Appleデバイス間でマルチポイント接続できないほか、AppleがiPhone向けに提供している空間オーディオ再生も使えない。もとよりここらの機能を使いたい人なら上位版・Beats Fit Proを選びたい。

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Beats Studio Buds+(第2世代)のおすすめ代替候補

Beats Fit Pro(価格2.2万円)

Beatsワイヤレスイヤホンの上位版モデル。Apple自社製チップを搭載。Appleデバイス間に限ったマルチポイント接続が可能。また、iPhone・iPadで使う場合なら任意のアプリを空間オーディオ再生に変更できる(レビュー記事を見る)。

 

パナソニック「Technics EAH-AZ80」(価格3.7万円)

とことんまでに音質を重視する人ならこれ。老舗Technicsの最上位モデル。原音重視の音の描写を志向した。ボーカルもバックミュージックもしっかり・くっきり描写。聞く曲を選ばず高音質オーディオで楽しめる。

 

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