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AirPods・Beats

AirPods Pro(第2世代)レビュー|ノイズキャンセリング&ながら聴き機能に特化した上位版モデル

2023年2月23日

AirPods上位版モデル「AirPods Pro」が3年ぶりリニュアル。

AirPodsは音質よりも機能面に能力全振りしたイヤホン形状のデジタルガジェット。AirPods Proはまさしくその代名詞的な存在。

ノイズキャンセリング、ながら聴き機能(外音取り込み機能)はじめ、Appleデバイス間のマルチポイント機能、空間オーディオ再生など昨今の主要なワイヤレスイヤホン機能をフル搭載した。

音質は変わらず微妙だが、iPhoneユーザーなら空間オーディオ再生が使えるので問題なし。ホームスピーカーのような臨場感あるオーディオ再生になるのでAirPodsとは思えぬ音の迫力ある。

この記事では、AirPods Pro をレビューしていく。


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AirPods Pro(第2世代)の製品概要

発売時期2022年9月
公式価格39,800円
販売元メーカーApple(米国)
Bluetoothバージョン5.3
Bluetooth対応コーデックSBC、AAC
ノイズキャンセリング対応
外音取り込み機能対応
マルチポイント△(Appleデバイス間のみ可)
マルチペアリング対応(最大8台)
ペアリング接続先の上書き切り替え対応
防水性能IPX4
バッテリー駆動時間イヤホン単体6時間
ケース併用で最大30時間
ケース充電方法USB Type-C(有線)、Qi/MagSafe(無線)

AirPods Pro はAirPods上位版モデル。2022年9月に第2世代にリニュアルした。

業界トップクラスのノイズキャンセリング性能、そして外音取り込み機能あり。外音取り込み機能は周囲の音の9割方をそのまま取り込み。骨伝導イヤホンのようにして周囲の音を聞きながら音楽も聞きたい人だと重宝する。

第2世代リニュアルに伴い、充電ケースが大幅刷新。AirTagにも使われるApple U1チップを搭載した。iPhoneユーザーなら「探す」アプリからAirPodsの高精度な位置情報が探れるように。イヤホンをなくしがちの人だと精神衛生上の安定材料となりそうだ。

基本的なイヤホン形状は前作モデルから変わらず。耳を選ばず無難に使いまわせる勝手のよさあり。通常版AirPodsと異なりイヤーピースを搭載しているため、イヤホンの抜け落ちリスク(紛失リスク)も低い。運動中やジョギング中に使うイヤホンとしても最適。

 

 

AirPods Pro(第2世代)レビュー

音質

低音(3.5)
中音(3.5)
高音(4)

AirPodsシリーズは概して音の強弱少ない、のっぺりとした音質だが、(第2世代)では気持ちドンシャリに。

特に楽器の音など高音域サウンドが明確に描写されてる。ポジティブに評価すればクリアな音。ネガティブに評価すればシャカシャカ音、安っぽい音。低音こもった感じがないので聞きやすさある。

 

 

空間オーディオ

Apple版空間オーディオ対応

iPhone・iPadと接続した状態なら空間オーディオ再生が可能。YouTubeやNetflix、任意の音楽サブスクまで立体音響仕様(ホームスピーカー仕様)の音の鳴り方に変更できる。

iPhone・iPad接続状態なら空間オーディオ再生が可能

空間オーディオ再生に変更するとAirPodsとは思えぬ音の臨場感あり。ボーカルの鳴る位置、バックミュージックの鳴る位置が明確に分離。ボーカルがくっきり伸びて聞き取りやすくなる。バックミュージックは映画館の音響設備のような音の厚みが生まれ、音の迫力を補強してる。

AirPodsはいかんせん音質が地味だが、空間オーディオ再生に変更してしまえば関係ない。音質はそこまで重視せず、音楽体験そのものを重視する人だと空間オーディオ再生はAirPodsの音質の地味さを補うキラー機能となるはずだ。

 

 

ノイズキャンセリング

ノイズキャンセリング性能(5+)

AirPods Proの代名詞たるノイズキャンセリング。機能ONにすれば周囲の音を中和・低減できる。

前作モデルに続き非常に高度なノイズキャンセリング性能あり。低周波音に限れば8割〜9割方カット。電車の中で使えば電車の走行音(ガタゴト音)まで明確に低減される。もとより静かな場所であれば無音そのもの。オーディオ再生を止めてのデジタル耳栓代わりの運用も現実的だ。

Apple公式いわくの「前作比2倍のノイズキャンセリング性能」があるかは微妙だが、それでも業界トップクラスのノイズキャンセリング性能であることには違いない。ノイズキャンセリング狙いで購入しても損はない。

 

 

外音取り込み機能(ながら聴き機能)

外音取り込み性能(5+)

初代AirPods Proでノイズキャンセリング以上に注目を集めた外音取り込み機能。機能ONにするとイヤホンを装着したまま、スピーカー通じて周囲の音が聞き取れる。

AirPods Pro(第2世代)でもその高性能ぶりは健在。いざ機能ONにすると周囲の音の9割を通しているかのように錯覚させる。音こもりや音の反響もゼロに近く、クリアな音そのもの。他社メーカー品を圧倒どころか駆逐する完成度あり。

常時機能ONにしつつ音量を少し下げておけば事実上の骨伝導イヤホンになる。出先で安全考慮しながら音楽を聞きたい人だと常時機能ONで使いたい。

 

 

通話マイク品質

通話マイク性能(5+)

通話マイクは高性能。自分の声のノイズ除去、周囲の音のノイズ除去ともに機能してる。前作モデル同様に片側3つのマイクを搭載。風切り音をカットするためのメッシュカバーも搭載する。屋内外で問題なく使いまわせる。

 

 

マルチポイント・ペアリング切り替え勝手

マルチポイント△(Appleデバイス間のみ可)
マルチペアリング対応(最大8台)
ペアリング接続先の上書き切り替え対応

ここらは前作モデル同様。

Appleデバイス間に限ったマルチポイント機能に対応同一のApple IDでサインインしたAppleデバイス間で、なにかしらオーディオ再生を開始したデバイスに自動でオーディオ出力先が切り替わる。iPhone、iPad、Mac、Apple Watchなど手元デバイスをApple製品で固めている人だと重宝する。

ペアリング接続先の上書き切り替えにも対応。ペアリング接続先の切り替え都度、現在のペアリング接続を解除したり、イヤホンの電源を落とす必要なし。Bluetooth設定画面からイヤホン名を選択するだけでそのまま切り替わる。Apple製品以外のデバイスも含めてワイヤレスイヤホンを使いまわしたい人でも問題なし。

 

 

バッテリー持ち・充電環境

バッテリー性能(5)
(イヤホン単体6時間、ケース併用で最大30時間)
ワイヤレス充電対応(Qi/MagSafe)

バッテリー駆動時間は向上。イヤホン単体6時間、ケース併用で最大30時間と使いまわせる。前作モデルはケース併用で最大24時間止まりだった。

充電ケースはワイヤレス充電に対応。QiほかMagSafe充電にも対応する。有線の場合はUSB Type-Cケーブルで充電できる。

 

 

イヤホンの装着感

イヤホンの装着感(5)

AirPodsでは唯一無二のイヤーピース搭載モデル通常版AirPodsよりもイヤホン揺れは少なく、イヤホンの紛失リスクも低い。運動中に使えるワイヤレスイヤホンを探している人にも丁度いい。イヤーピースの窮屈感が嫌いな人を除けばイヤーピース搭載が地味だが堅実なメリットとなるはず。

 

 

「イヤホンを探す」はAirTag仕様に

AirPods Pro(第2世代)は充電ケース側にApple U1チップを新搭載

Apple U1チップはAirTagに使われるApple自社製チップ。iPhoneの「探す」アプリを使えばAirTag同様に高精度な位置情報が探れる。イヤホン単体で紛失した場合だと関係ないが、充電ケースごと紛失した場合なら従来モデルよりも見つけやすいかと思う(なくさないのが一番だが...)。

充電ケースに新搭載されたスピーカーから音も鳴らせる

 

 

まとめ

【Good!】よかったところ

  • 業界トップクラスのノイズキャンセリング性能
  • 骨伝導イヤホン代わりになる「外音取り込み機能」が使える
  • Appleデバイス間ならマルチポイント接続可能
  • 空間オーディオ再生は実用性あり

【Bad...】気になったところ

  • 価格が高め
  • Androidスマホだとソフトウェア・アップデートできず

AirPods Pro は文句なしのデジタルガジェット。ワイヤレスイヤホンに音質よりも機能性を求めている人だと選んでしまって損はない。もっぱらノイズキャンセリング、外音取り込み機能が使いたい人ならおすすめ。

数少ないデメリットがAndroidスマホとの相性の悪さ。AirPodsシリーズはAndroidスマホで使う場合だとソフトウェア・アップデートが一切できない。iPhone通じてアップデートする必要ある。しょっちゅうアップデートが降ってくるわけではないが、Androidスマホユーザーで購入を検討している人がいたら注意したい。

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AirPods Pro(第2世代)のおすすめ代替候補

BOSE QuietComfort Ultra Earbuds(価格3.3万円)

AirPods Proと同じ土俵で戦える数少ないワイヤレスイヤホン。業界トップクラスの高性能ノイズキャンセリング、外音取り込み機能を搭載。空間オーディオ再生が使えるほか、BOSEスピーカーのような明瞭かつ迫力あるサウンドも魅力。Androidスマホとの相性も悪くない(レビュー記事を見る)。

 

パナソニック「Technics EAH-AZ80」(価格3.5万円)

現行ワイヤレスイヤホンの中で最上級クラスの高音質モデル。Technicsの高級イヤホン(有線イヤホン)「EAH-TZ700」の技術を転用したオーディオ特化仕様。ありのままの音の描写・再現に磨きをかけた。マルチポイント(最大3台)やノイズキャンセリングも使える。

 

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