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AirPods・Beats

「Beats Fit Pro」と「Beats Studio Buds+」は何が違う?実機で比較する

2021年11月5日

Apple傘下の人気オーディオブランド「Beats by Dr.dre」。

2024年現在、上位版モデル「Beats Fit Pro」、通常版モデル「Beats Studio Buds+」の2機種を公式展開している。

同2製品は明確にスペックが異なるわけではなく、どちらかと言うと製品コンセプトの違いにとどまる。そのためスペックシートだけ並べて比較しても、いざどちらを選べばいいのかわからなかったりする。

そこで、この記事ではスペックシートではわからぬBeats Fit Pro、Beats Studio Buds+の違いを比較それぞれどういった人におすすめの製品なのか解説する。

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「Beats Fit Pro」と「Beats Studio Buds+」何が違う?

基本的なスペックは変わらず

Beats Fit ProBeats Studio Buds+
製品の立ち位置上位版モデル通常版モデル
公式価格 27,800円24,800円 
Bluetoothバージョン5.05.3
対応BluetoothコーデックSBC、AAC
ケースの充電ポートUSB Type-C
ケースのワイヤレス充電×
防水性能IPX4
ノイズキャンセリング対応
外音取り込み機能対応
バッテリー駆動時間(通常再生時)イヤホン単体7時間イヤホン単体9時間
ケース併用30時間ケース併用36時間

Beats Fit Proが上位版モデルに位置付けられるものの、スペックシートで見るとそこまで違いはない。

 

 

「Beats Fit Pro」と「Beats Studio Buds」で明確に異なる5つのこと

1. Apple自社製チップの搭載有無(Apple版マルチポイントの対応有無)

Beats Fit ProBeats Studio Buds+
Apple自社製チップの搭載有無×
Apple版マルチポイントの対応有無×

Beats Fit Proは、Apple自社製チップ「Apple H1」を搭載。AirPodsシリーズ同様にApple版マルチポイントに対応する

対してBeats Studio Buds+は他社製チップ(詳細非公表)を搭載。Apple版マルチポイントは利用できない。

Apple版マルチポイントを使えば、同一のApple IDでサインインしているiPhone、iPad、Mac、Apple Watch間で同時接続可能。なにかしらオーディオ再生しているデバイスに都度、自動でオーディオ出力先が切り替わる。

もとより手元デバイスをApple製品で固めている人であればApple版マルチポイントに対応するBeats Fit Proを選ぶ理由になる。

 

 

2. 空間オーディオの種類の違い

Beats Fit ProBeats Studio Buds+
Apple版空間オーディオの対応有無

Beats Fit ProならAirPodsシリーズ同様にApple版空間オーディオ再生が利用可能

iPhone・iPadと接続した場合に限り、YouTubeやNetflixなど任意のアプリを空間オーディオ化。ホームスピーカーのような360度から音が鳴るオーディオ再生に変更できる。

対してBeats Studio Buds+はApple版空間オーディオ再生に対応せず

Beats Studio Buds+も「空間オーディオ対応」と宣伝されるものの、あくまでApple MusicやAmazon Musicで提供される空間オーディオ楽曲(ドルビーアトモス楽曲)を再生することによる擬似的な空間オーディオにとどまる。YouTubeやNetflixといったアプリだと当然ながら空間オーディオにならないので勘違い注意。

参考Beatsワイヤレスイヤホンが対応する空間オーディオの種類の違い(&設定方法)

続きを見る

 

 

3. イヤホン構造の違い

Beats Studio Buds+

Beats Fit Pro

Beats Studio Buds+はごく一般的な丸ころワイヤレスイヤホン。

対してBeats Fit Proは上に伸びるイヤーウィング(ウィングチップ)あり。

Beats Fit Proはイヤーウィングにより極めて安定した装着感を実現。イヤホンの揺れをほぼゼロに軽減できる。ジョギングやスポーツ中に使いたい人でも問題ない。

Beats Fit Proの装着イメージ

ただ、Beats Fit Proのイヤーウィングは本体一体型で交換できない。サイズが合わない人、耳の形との相性が悪い人だと致命傷になる。

普段からイヤホンの装着感で悩みがちで、イヤーウィングとの相性が悪そうな人であれば、シンプル構造のBeats Studio Buds+を選んだ方がよさそう。

Beats Studio Buds+の装着イメージ

 

 

4. イヤホン着脱と連動したオーディオ自動再生/停止機能

Beats Fit ProBeats Studio Buds+
イヤホン着脱と連動したオーディオの自動再生/停止機能対応×

AirPodsシリーズだと標準提供される同機能。イヤホンを外すとオーディオ再生が一時停止、イヤホンを再び装着すればオーディオ再生が自動で開始される。動画視聴中などに地味に便利な機能だったりする。

Beats製品だとBeats Fit Proのみ機能に対応。意外にも?Beats Studio Buds+は対応せず。

 

 

5. 音質(音の方向性)

どちらも似たような低音サウンドだが、トータルで見たときの音の完成度はBeats Studio Buds+の方が上

Beats Studio Buds+は低音にくわえて音場の広さあり。ボーカルも聞き取りやすい。低音イヤホンならではの音こもった感じが少なく、聞く曲のジャンルに関係なく無難に使いまわせるオールマイティーな仕上がりに。

Beats Fit Proはイヤーウィングでイヤホンと耳穴をしっかりフィットさせるため、やはり音こもった感じは強い。バックサウンドを楽しむだけならまだしも、ボーカルも含めてトータルでオーディオを楽しみたい人だとBeats Studio Buds+の方がおすすめ。

 

 

【まとめ】「Beats Fit Pro」と「Beats Studio Buds」、結局どっちを選ぶべき?

Beats Fit Proをおすすめできる人

  • Appleデバイス間のマルチポイント狙いの人
  • YouTubeやNetflixで「空間オーディオ」が使いたい人
  • 運動中に使える揺れの少ないイヤホンを探している人

 

【✗】Beats Fit Proをおすすめできない人

  • ボーカルくっきりした音質を好む人
  • イヤーウィングが邪魔になりそうな人

Beats Fit Proは、Apple自社製チップを搭載した紛うことなきApple製品。AirPods向けに提供されるApple版マルチポイントや空間オーディオがそのまま利用できる

Appleデバイス間であればペアリング切り替えのストレスがほぼゼロ。複数デバイス間で使いまわすイヤホンとしてはまたとない強み。

イヤホン本体にイヤーウィングを搭載することもあり、イヤホンの装着感も安定。ジムで運動中に使いたい人、ジョギング中に使いたい人にもおすすめ。

ただ、イヤーウィングは本体一体型で交換できない。イヤホンの装着感でハズレを引きやすい人だとイヤーウィングを窮屈に感じるかもしれない。

音質は典型的な低音イヤホン。音こもった感じが嫌いな人だとオーディオ相性が悪そう。イコライザー調整にも対応せず。

Apple製品としての機能面を重視する人になによりおすすめ。音質やイヤホンの装着感を重視する人だとケースバイケース

レビュー記事Beats Fit Pro レビュー|Apple版マルチポイント&空間オーディオ対応したBeats上位版モデル

続きを見る

 

 

Beats Studio Buds+をおすすめできる人

  • ボーカル含めて聞きやすいワイヤレスイヤホンを探している人
  • Beats Fit Proのイヤホン本体に付いてるイヤーウィングが邪魔だと感じる人
  • Apple製品とは関係ない製品(AndroidスマホやWindows PC)で使おうと考えている人

 

【✗】Beats Studio Buds+をおすすめできない人

  • Apple版マルチポイントや空間オーディオ再生を使いたい人

 

Beats Studio Buds+はApple自社製チップを搭載しないスタンダードモデルの位置付け

Apple版マルチポイントが利用できず、Apple版空間オーディオにも対応しない。Apple製品ではあるが、思いのほかiPhoneユーザーとの相性は悪い。

2023年に発売した製品とあり、音質面は改善。Beats Fit Proよりも音場が広く、持ち前の低音サウンドと相まって音の臨場感を演出してる。低音イヤホンだが、ボーカルが聞き取りやすく、(オーディオ相性にもよるが)トータルで見るとBeats Fit Proよりも高音質だ。

もとよりApple版マルチポイントやApple版空間オーディオに興味なく、音質を重視したワイヤレスイヤホンを探している人だとBeats Studio Buds+の方がおすすめ。

Beats Studio Buds+(第2世代)レビュー|Beatsで数少ないボーカル重視モデル

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