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AirPods・Beats

「AirPods」と「Beats」何が違う?Apple現行ワイヤレスイヤホン5製品を比較する

2021年8月28日

Apple純正ワイヤレスイヤホンと言えば「AirPods」(エアポッズ)が有名だが、これと対をなすもう一つのApple純正ワイヤレスイヤホンが「Beats」(ビーツ)だ。

BeatsことBeats by Dr.dreは、2014年にAppleに買収され、現在はAppleブランド製品として展開される。

それゆえ、2024年現在、以下5機種がApple純正ワイヤレスイヤホンとなる。

この記事では同5機種を比較。それぞれ何が違うのか、どういった人が購入すべきなのか解説する。

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Apple・Beatsワイヤレスイヤホンの現行ラインナップ一覧

Appleが展開する完全ワイヤレスイヤホンとして以下の5製品が展開される(2024年7月時点)。

 

 

AirPods製品一覧

AirPods Pro(第2世代)AirPods(第3世代)
製品の立ち位置上位版モデル通常版モデル
発売時期2022年9月2021年10月
直販価格39,800円27,800円
Bluetoothバージョン5.3
BluetoothコーデックSBC、AAC
防水性能IPX4
ケースの充電ポートUSB Type-C
ワイヤレス充電対応(Qi、MagSafe)
ノイズキャンセリング対応×
外音取り込み機能対応×
Apple版空間オーディオ対応
Apple版マルチポイント対応
バッテリー駆動時間30時間30時間
(イヤホン単体6時間)(イヤホン単体6時間)
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AirPodsは上位版モデルにAirPods Pro(第2世代)、通常版モデルにAirPods(第3世代)を展開。

上位版モデルのAirPods Proに限りノイズキャンセリング機能、外音取り込み機能に対応。いずれも業界トップの性能と名高いAirPods Proを代表する機能であり、セールスポイントだ。

 

 

Beats製品一覧

Beats Fit ProBeats Studio Buds+Beats Solo Buds
製品の立ち位置最上位モデル通常版モデルエントリーモデル
発売時期2021年10月2023年6月2024年6月
直販価格27,800円24,800円12,800円
Bluetoothバージョン5.05.3
BluetoothコーデックSBC、AAC
防水性能IPX4
ケースの充電ポートUSB Type-C
ワイヤレス充電
ノイズキャンセリング対応
外音取り込み機能対応
Apple版空間オーディオ対応
Apple版マルチポイント対応
バッテリー駆動時間30時間30時間18時間
(イヤホン単体6時間)(イヤホン単体6時間)(イヤホン単体18時間)
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Beatsは最上位モデルにBeats Fit Pro、通常版モデルにBeats Studio Buds+(第2世代)、入門モデルにBeats Solo Budsを展開中。

最上位モデルのBeats Fit ProのみApple自社製チップを搭載。AirPodsシリーズ同様にAppleデバイス間に限ったマルチポイント接続が可能。また、iPhone・iPadと接続した状態ならApple版空間オーディオ(ステレオを空間化)も使える。

他の2機種はApple自社製チップを搭載せず。Apple版マルチポイント、空間オーディオも使えない。

 

 

AirPodsとBeatsどっちがいい?選ぶべき7つのポイント

1. Appleデバイス間のマルチポイント機能の対応有無

Apple版マルチポイント
AirPods Pro(第2世代)対応
AirPods(第3世代)対応
Beats Fit Pro対応
Beats Studio Buds+
Beats Solo Buds

AirPodsシリーズはAppleデバイス間に限りマルチポイント接続が可能。Beats製品だとBeats Fit Proのみ同マルチポイント機能に対応する

同一のApple IDでサインインしたiPhone、iPad、Mac、Apple Watch間で同時接続。なにかしらオーディオ再生しているデバイスに自動でオーディオ出力先が切り替わる。手元デバイスをApple製品で固めている人だとペアリング切り替えの手間ひま省ける。

 

 

2. Apple版空間オーディオ(ステレオを空間化)の対応有無

Apple版空間オーディオ(ステレオを空間化)
AirPods Pro(第2世代)対応
AirPods(第3世代)対応
Beats Fit Pro対応
Beats Studio Buds+
Beats Solo Buds

Apple版空間オーディオこと「ステレオを空間化」機能。iPhone・iPadと接続した場合に限り、YouTubeやNetflixなど任意のアプリを空間オーディオ化。ホームスピーカーのような360度から音が鳴るオーディオ再生に変更できる。

AirPodsシリーズほか、Beats製品ではBeats Fit Proのみ同空間オーディオに対応する。

参考記事

Beatsワイヤレスイヤホンが対応する空間オーディオの種類の違い(&設定方法)

続きを見る

 

 

3. ワイヤレス充電機能の搭載有無

ワイヤレス充電
AirPods Pro(第2世代)対応
AirPods(第3世代)対応
Beats Fit Pro
Beats Studio Buds+
Beats Solo Buds

AirPodsとBeatsで全く正反対なのが充電仕様

AirPodsシリーズは有線充電ほかワイヤレス充電にもフル対応。Qi充電、MagSafe充電ともに使える。

対してBeatsシリーズはワイヤレス充電(Qi充電)に対応せず。都度ケーブルを抜き差しして充電する必要あり。普段からワイヤレス充電を活用している人だと勝手の悪さを感じそう。

 

 

4. 音質(音の方向性)

音の方向性
AirPods Pro(第2世代)フラットな音、空間オーディオなら音の強弱あり
AirPods(第3世代)フラットな音、空間オーディオなら音の強弱あり
Beats Fit Pro低音+高音重視、空間オーディオならボーカルもくっきり
Beats Studio Buds+低音+高音重視、音場が気持ち広め
Beats Solo Buds低音+高音重視

AirPodsとBeatsでほぼ正反対の音質を志向。丁度よく差別化されてる

AirPodsシリーズは音の強弱が少ないフラットなオーディオ。音楽、動画、ゲームまで無難に楽しめる音。

空間オーディオ再生に変更するとボーカルとバックミュージックが分離。音の強弱(のようなもの)が生まれる。空間オーディオを使うか否かで評価一転しそう。

BeatsシリーズはBeatsならではの低音サウンド。高音域も明るめ。とかくバックミュージックが映える。

音こもった感じあり、ボーカルは聞き取りにくい。Beats Fit Proだと空間オーディオに変更すればボーカルが聞きやすくなる。Beats Studio Buds+は気持ち音場を広くすることでボーカルを重視した。Beats Solo Budsはボーカルが聞き取りにくい。

 

 

5. ノイズキャンセリング性能

ノイズキャンセリング性能
AirPods Pro(第2世代) +
AirPods(第3世代)
Beats Fit Pro
Beats Studio Buds+
Beats Solo Buds

ノイズキャンセリング性能はAirPods Proが圧倒的に強い

機能ONにすると明確に周囲の音をシャットアウト。電車のガタゴト音や自動車の走行音すらかき消す。危険すら感じるレベルの静けさ。オーディオ再生を止めた状態ならデジタル耳栓としても活用可能。

Beatsシリーズもノイズキャンセリングこそ対応するものの、AirPods Proには敵わない。周囲の音を濁して中和する程度。ノイズキャンセリング狙いの人であれば黙ってAirPods Proを選ぶべき。

 

 

6. 外音取り込み機能(ながら聴き機能)の性能

外音取り込み性能
AirPods Pro(第2世代) +
AirPods(第3世代)
Beats Fit Pro
Beats Studio Buds+
Beats Solo Buds

ノイズキャンセリングと並ぶAirPods Proのセールスポイント「外音取り込み機能」

イヤホンを装着したままスピーカー通じて周囲の音が聞き取れる。

AirPods Proは業界トップの外音取り込み性能あり。周囲の音の9割方が聞き取れる。ノイズや音の反響もなく、一見するとイヤホンを装着していないよう錯覚する。常時機能ONにしておけば骨伝導イヤホンのような使い方も現実的だ。

Beats製品も外音取り込みに対応するものの完成度は低め。音の取り込みによるノイズや反響が大きく、常時機能ONで使うには気持ち悪さあり。おまけ機能として捉えておきたい。

 

 

7. Androidスマホとの相性

Android向けの専用アプリ
AirPods Pro(第2世代)
AirPods(第3世代)
Beats Fit Proあり
Beats Studio Buds+あり
Beats Solo Budsあり

Androidスマホで使う場合、専用アプリ「Beats」に対応するBeatsシリーズの方が勝手よし。Androidスマホで使う場合でもアプリ通じてiPhoneユーザー同等のカスタマイズが可能。また、ソフトウェア・アップデートも受けられる。

AirPodsシリーズだとAndroidスマホ経由でソフトウェア・アップデートする手段がない。しょっちゅうアップデートが降りてくるわけではないが、AndroidスマホでAirPodsを使う場合の注意点として理解しておきたい。

なお、iPhoneユーザーであればAirPods、Beatsともに「設定」アプリ内から所々カスタマイズ&アップデートできる。

 

 

【まとめ】「AirPods」と「Beats」、どんな人におすすめ?

AirPods Pro(第2世代)がおすすめな人

  • ノイズキャンセリングをメインに使いたい人
  • 骨伝導イヤホン代わりに使いたい人
  • イヤーピースありのAirPodsを使いたい人

AirPods Pro(第2世代)はノイズキャンセリング、および外音取り込み機能狙いで購入すべき製品

ノイズキャンセリング性能、外音取り込み機能ともに業界トップクラスの実力あり。特に外音取り込み機能は周囲の音の9割方が聞き取れる。もはや骨伝導イヤホンそのもの。

ノイズキャンセリング効果を高めるためか、通常版AirPodsとは異なりイヤーピースを搭載している。結果としてイヤホンの抜け落ちリスクも軽減。通常版AirPodsよりも紛失リスクも低め。これも地味だが堅実なセールスポイントとなりそう。

あわせて読みたいAirPods Pro(第2世代)レビュー|ノイズキャンセリング&ながら聴き機能に特化した上位版モデル

続きを見る

 

 

AirPods(第3世代)がおすすめな人

  • スタンダードモデルで十分な人(ノイズキャンセリングが必要ない人)
  • イヤーピースなしの軽い装着感のイヤホンを探している人

ノイズキャンセリングが必要ない人ならAirPods(第3世代)で十分

ノイズキャンセリングや外音取り込み機能こそ使えないが、基本的な機能・性能はAirPods Proと変わらず。Apple版マルチポイント、空間オーディオも問題なく利用できる

イヤーピースを使わないイヤホンとあり、長時間のイヤホン装着でも耳が疲れにくい。長時間と付けっぱなしにできるワイヤレスイヤホンを探している人にもおすすめ。

あわせて読みたいAirPods(第3世代)レビュー|空間オーディオ初対応

続きを見る

 

 

Beats Fit Proがおすすめな人

  • 音の強弱がほしい人
  • AirPodsシリーズ同等機能(Apple版マルチポイント、空間オーディオ)を使いたい人
  • Androidスマホユーザー

Beats Fit ProはBeats製品の皮を被った実質的なAirPods Pro

AirPodsシリーズと同じくApple自社製チップを搭載。Apple版マルチポイントや空間オーディオ(ステレオを空間化)などAirPods同等機能がそのまま使える。

同時にBeatsらしいドンシャリ・サウンドを搭載。低音と高音が強調される。Beatsは音こもってボーカルが聞きづらかったりするが、空間オーディオ再生と組み合わせることでボーカルも聞き取りやすくなる。

あわせて読みたいBeats Fit Pro レビュー|Apple版マルチポイント&空間オーディオ対応したBeats上位版モデル

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Beats Studio Buds+がおすすめな人

  • 音の強弱がほしい人
  • ボーカルも楽しみたい人
  • Androidスマホユーザー

Beats Studio Buds+はApple自社製チップを搭載せず。純然たるBeats製品

Apple版マルチポイントや空間オーディオ再生が使えないが、もとよりここらの機能が必要ない人なら問題ない。

Beatsらしい低音イヤホンだが、音場が広く、そこまで音こもった感じがない。ボーカルも楽しみたい人、配信動画をよく視聴する人だとBeats Studio Buds+とのオーディオ相性はよさげ。

Beats Studio Buds+(第2世代)レビュー|Beatsで数少ないボーカル重視モデル

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Beats Solo Budsがおすすめな人

  • バックミュージック重視で音楽が聞きたい人
  • Androidスマホユーザー

Beats Solo BudsはBeatsワイヤレスイヤホンの入門モデル

Beatsらしい低音の強さ、高音の明るさあり。音こもってボーカルこそ聞き取りづらいものの、バックミュージックの派手さは入門モデルとはいえ折り紙付きだ。

純然たるBeatsサウンドを楽しむための入門モデルとして丁度いい。

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