ワイヤレスイヤホン

【何が違う?】Apple「AirPods」シリーズの種類の違い&選び方を徹底解説

2020年7月8日

Apple純正ワイヤレスイヤホン「AirPods」。

2016年に初代モデルが登場。2022年現在、「AirPods Pro」「AirPods(第3世代)」「AirPods(第2世代)」の3種類が公式展開される。

この記事では同3種類のAirPodsを比較。製品ごとの違いやおすすめポイント、どういった人が購入すべきなのかをまとめていく。

AirPodsの購入を検討している人は記事を参考にベストな1台を見つけてほしい。

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AirPodsシリーズの概略

2022年現在、Appleが公式に販売している「AirPods」シリーズは以下3種類。

  • AirPods Pro
  • AirPods(第3世代)
  • AirPods(第2世代)

なお、AirPods名義の製品として同3種類とは別にワイヤレス・ヘッドフォンの「AirPods Max」があるが、ワイヤレスイヤホンとは異なるので当記事では取り扱わない。

 

 

AirPods Pro

 

AirPods Proはこんな人におすすめ

  • ノイズキャンセリングを使いたい人
  • イヤホンの紛失リスク(落下リスク)をできるだけ軽減したい人

AirPods Proは2019年に登場したAirPodsシリーズの上位版モデル。Apple直販価格で39,800円。

AirPodsシリーズで唯一となるノイズキャンセリング機能に対応。業界トップと名高い徹底した静音効果を実現。オーディオ再生を止めた状態であれば耳栓としても活用できる静けさなので勉強や読書のときの集中グッズとしての採用もおすすめ。

AirPodsシリーズで唯一となるイヤーピース搭載モデルでもある。通常のAirPodsだとイヤーピースを使わず、耳穴の入口部分に引っ掛けてるだけなので、いざ知らぬ間にイヤホンが付け落ちてることがある。

こうしたAirPodsならではの紛失リスクを気にする人だとAirPods Proのイヤーピース搭載は地味だが重要なセールスポイントとなりそう。

新ケースモデル(MagSafe充電に対応)

2021年10月に充電ケースのみリニュアル。Lightning充電、ワイヤレス充電に加えてMagSafe充電が使える。

旧式ケースモデル(MagSafe充電に非対応)

2019年の発売以来の旧式ケースモデルの販売中。Lightning充電、ワイヤレス充電のみ対応。

あわせて読みたい【AirPods Pro レビュー】耳栓代わりになる高性能ノイズキャンセリングを備えた上位版AirPods

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AirPods(第3世代)

AirPods(第3世代)はこんな人におすすめ

  • スタンダードモデルで十分な人
  • 30時間のロングバッテリーに魅力を感じる人
  • 長時間のイヤホン装着によるイヤーピース蒸れを避けたい人

初代AirPodsの系譜を継ぐ通常版AirPodsの第3世代モデル。2021年10月より発売が開始された。Apple直販価格は27,800円(税込)。

AirPods Proからノイズキャンセリング、外音取り込み機能、イヤーピースの3つを省いた。

ノイズキャンセリングに対応しないためバッテリー駆動時間が長め。ケース併用で最大30時間使いまわせる(AirPods Proだと同24時間)。

イヤーピースを使っていないのでイヤホンの付け心地は軽い。長時間のイヤホン装着によるイヤーピース蒸れもない。

イヤホンの紛失リスクとトレードオフではあるが、イヤホンの軽い付け心地を重視する人だとイヤーピースなしのAirPods(第3世代)が魅力的に映りそう。

あわせて読みたいAirPods 第3世代(2021)レビュー【前作から何が変わった?】

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AirPods(第2世代)

AirPods(第2世代)はこんな人におすすめ

  • とにかく安くAirPodsを調達したい人

2019年に販売開始した旧式モデル「AirPods(第2世代)」。第3世代の廉価版として現在も公式販売が続いている

ワイヤレス充電(Qi充電)対応版、非対応版の2種類あり。対応版は2.3万円、非対応版は1.9万円となる。

旧式モデルとは言うものの、AirPods Pro、AirPods(第3世代)と同じくApple自社開発の「Apple H1」チップを搭載。ワイヤレスイヤホンの製品カテゴリーと相まり、目に見えるようなスペック差はない。

他方、機能面では防水なし、空間オーディオ非対応など第3世代との差がみられる。ここらが問題ない人であれば、第3世代の廉価版としてコスパ狙いで選んでみては。

ワイヤレス充電(Qi充電)非対応版

ワイヤレス充電(Qi充電)対応版

 

 

AirPodsシリーズ何が違う?主たる7つの違いを解説

AirPodsシリーズの主たる違いだが、もっぱら以下7点が挙げられる。

  1. ノイズキャンセリング&外音取り込み機能の対応有無
  2. イヤホン形状の違い(フィット感の違い)
  3. バッテリー駆動時間
  4. ワイヤレス充電の対応有無
  5. 防水の対応有無
  6. タッチ操作コマンドの割り当て
  7. 空間オーディオの対応有無

 

1. ノイズキャンセリング&外音取り込み機能の対応有無

対応有無
AirPods Pro
AirPods(第3世代)×
AirPods(第2世代)×

ノイズキャンセリングが使いたい人ならAirPods Pro一択

AirPodsシリーズ最大の違いと言えるのがこれ。AirPods Proのみノイズキャンセリング、および外音取り組み機能に対応している。

特にAirPods Proのノイズキャンセリングは非常に評価高い。

ノイズキャンセリングは周囲の騒音と似た機械音を発生させ、騒音を打ち消す仕組み。AirPods Proのノイズキャンセリングは機械的ではあるが、かなりしっかりと騒音がカットされる。オーディオ再生を止めた状態なら耳栓代わりにも使える。

ノイズキャンセリング狙いでAirPods Proを選ぶのは十分ありだ。

 

 

2. イヤホン形状の違い(イヤホンのつけ心地の違い)

イヤホンの特徴
AirPods Proイヤーピースあり、紛失リスク低い
AirPods(第3世代)イヤーピースなし、ズボラな人だと紛失リスクあり
AirPods(第2世代)イヤーピースなし、うどん長め

イヤホンの紛失リスクはAirPods Proの方が低い

AirPods Proのみイヤーピースを使ったカナル型(耳栓型)イヤホン。イヤーピースが耳穴に広がりフィットするので装着感は安定する。運動中など激しく動きたいときに使うのにも丁度いい。

AirPods(第3世代、第2世代)は昔ながらのAppleイヤホン。イヤーピースを使わず、耳穴にイヤホンを引っ掛けて装着する。つけ心地の軽さ一方、あくまで耳穴の入口部分に引っかけてるだけなのでズボラな人だとイヤホンの紛失リスクがくすぶる。

どちらがいいのかは一長一短だが、ズボラ気質な人、よく失くしものをする人だとAirPods Proを選んだ方が紛失リスクが軽減できてよさそうだ。

 

 

3. バッテリー駆動時間

バッテリー駆動時間
AirPods Proイヤホン単体4.5時間、ケース併用で最大24時間
AirPods(第3世代)イヤホン単体6時間、ケース併用で最大30時間
AirPods(第2世代)イヤホン単体5時間、ケース併用で最大24時間

※AirPods Proはノイズキャンセリング常時ONだと気持ち数時間ほどバッテリー持ちが減る

バッテリー重視の人ならAirPods(第3世代)が狙い目

バッテリー駆動時間はAirPods(第3世代)が最長

AirPodsはケースに仕舞っておくだけでケース側からAirPods本体側に自動で充電される。AirPods(第3世代)ならケース使った充電だけで30時間は使いまわせる。

 

 

4. 充電方法の違い

充電方法
AirPods ProLightning充電、ワイヤレス充電、MagSafe充電
AirPods(第3世代)Lightning充電、ワイヤレス充電、MagSafe充電
AirPods(第2世代)Lightning充電、ワイヤレス充電(選択)

AirPods(第2世代)は旧式らしさあり

AirPods(第2世代)はワイヤレス充電の対応モデル、非対応モデルの2種類あり。対応モデルは2.3万円、非対応モデルは1.9万円。ワイヤレス充電など使わない人なら最初から非対応モデルを選べばコスパよい。

AirPods ProとAirPods(第3世代)はほぼ全部盛り。今日なおUSB Type-Cケーブルで充電できないが、もとよりiPhoneユーザーであればLightningケーブルを日常的に使っているだろうからさして関係ないかと思う。

 

 

5. 防水対応の有無

対応有無
AirPods Pro○(IPX4)
AirPods(第3世代)○(IPX4)
AirPods(第2世代)×

AirPods(第2世代)のみ防水非対応

AirPods ProとAirPods(第3世代)は生活防水対応。雨や汗は問題なし。イヤホンの浸水、水洗いは故障リスクがあるので止めた方がいい。

AirPods(第2世代)のみ防水非対応。雨の日の屋外利用、運動で汗かきながらの利用だと少しばかり不安が残る。

 

 

6. タッチ操作コマンドの割り当て

割り当てられる操作コマンド一覧
AirPods Proシングルタップ、ダブルタップ、トリプルタップ、長押しコマンド操作
AirPods(第3世代)
AirPods(第2世代)ダブルタップ操作のみ

AirPods(第2世代)はダブルタップ操作のみで勝手悪い

AirPods(第2世代)は操作コマンドとしてダブルタップしか用意されず。左右イヤホンに別々の操作コマンドが割り当てられるが、「再生/停止」「曲送り」「曲戻し」「Siri起動」の4つの中から2つしか選べない。

AirPods Pro、AirPods(第3世代)は他社一般的なオールマイティ仕様。1回タップでオーディオ再生/停止、2回タップで曲送り、3回タップで曲戻り。長押しコマンドはSiri起動、AirPods ProだとノイズキャンセリングのON/OFF操作が使える。

 

 

7. 空間オーディオの対応有無

対応有無
AirPods Pro
AirPods(第3世代)
AirPods(第2世代)×

AirPods(第2世代)のみ空間オーディオ非対応

Appleの3Dオーディオ機能「空間オーディオ」。iPhone・iPadと該当AirPodsを接続した場合のみ利用できる。

以前はごくごく一部のアプリでしか使えず、オマケ程度の機能だったが、2022年現在、Apple Music(Musicアプリ)、YouTube、Netflixなど主要なアプリで空間オーディオが使えるように

イヤホン再生ながらホームシアター再生のような包み込まれるような音の臨場感が得られるので特に動画コンテンツとの相性は抜群。YouTubeでMVなど視聴するときの満足感も3割増しだ。

【Tips】AirPodsシリーズで空間オーディオを使う方法(iPhone・Android)

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AirPodsシリーズのさして変わらない部分(そこまで気にする必要ない部分)

ここまでAirPodsシリーズの違いを解説してきた。

先7つを除けば、さしてAirPodsシリーズの性能差は見られない。ほぼほぼ同じような製品だ。特に以下のような性能、機能はAirPodsでもAirPods Proでも変わらない。

 

オーディオ性能

音質はほぼ同じ

オーディオ性能(音質)はAirPodsシリーズで大差ない。

厳密には少しばかり設計が違うのだが、総じて音の強弱が少ないフラットな音質。よくも悪くもAppleイヤホンらしい音質なので、これまでAirPodsだったりAppleのケーブルイヤホンを使ってきた人ならイメージしやすいかと思う。

どうしても音の強弱がほしい、低音ビリビリしたサウンドを楽しみたい!という人であれば、Apple傘下の兄弟ブランド「Beats」のワイヤレスイヤホンなど検討あれ。

Beats Studio Buds レビュー|Beatsライクなドンシャリ・チューニング施したAirPodsの兄弟モデル

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通話マイク性能

いずれもノイズカット対応マイクが使える

AirPodsは全シリーズとも通話マイクを内蔵。ハンズフリー通話やビデオ通話でイヤホン&マイクとして使える。

いずれもビームフォーミング(口元の音の検出機能)搭載した高性能仕様。周囲の音と口元の音を切り分け、通話先には口元の音だけを通話転送してくれる。

騒音のある場所でのハンズフリー通話はもちろん、自宅でビデオ通話する際の周囲の生活音シャットアウトにも活用できて便利。

 

 

Appleデバイス間の自動ペアリング切り替え機能

Appleデバイス間ならマルチポイント接続可能

AirPodsシリーズはAppleデバイス間のマルチポイント接続に対応。

iPhone、iPad、Macなど同一のApple IDでサインインしているAppleデバイス間で同時にペアリング接続して、都度オーディオ再生しているデバイスに出力元が切り変えられる。

たとえば、MacでNetflixを見ているときにiPhoneに着信があれば、特に何を操作する必要もなく、オーディオ出力がiPhoneに切り替わり、そのまま通話対応できる。その後、Netflixでの視聴を再開すれば、今度はMacにオーディオ出力が切り替わる。

一度使ってしまうと病みつきなしの超絶便利機能なので、手元デバイスをApple製品で固めている人ならぜひ活用あれ。

 

 

【まとめ】AirPodsシリーズ、どれがおすすめ?

AirPods Proがおすすめな人

  • ノイズキャンセリングを使いたい人
  • イヤホンの紛失リスク(落下リスク)をできるだけ軽減したい人

AirPods ProはAirPodsの上位版モデルではあるが、確たる差別化ポイントはノイズキャンセリングくらい。オーディオ再生を止めれば耳栓そのものの静けさなので勉強グッズ、集中グッズとしての採用もおすすめ。

また、他のAirPodsと異なりイヤーピースを使った耳栓型のイヤホンなので、耳からAirPodsが抜け落ちるリスク、紛失リスクが軽減される。

失くしものが多い人などはAirPods Proを選んだ方が中長期的に無駄な出費を減らせそう。

新ケースモデル(MagSafe充電に対応)

旧式ケースモデル(MagSafe充電に非対応)

あわせて読みたい【AirPods Pro レビュー】耳栓代わりになる高性能ノイズキャンセリングを備えた上位版AirPods

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AirPods(第3世代)がおすすめな人

  • スタンダードモデルで十分な人
  • 30時間のロングバッテリーに魅力を感じる人
  • 長時間のイヤホン装着によるイヤホン蒸れを避けたい人

AirPods(第3世代)はスタンダード版AirPodsの最新モデルの位置づけ。

AirPods Proからノイズキャンセリング、外音取り込み機能、イヤーピースを省いた。

機能面ではAirPods Proに劣らず。防水や空間オーディオに対応している。AirPodsシリーズ屈指の長時間バッテリーと相まり(ケース併用で30時間)普段使いのワイヤレスイヤホンとして最適だ。

AirPodsシリーズは2年半ごとにリニュアルされる傾向があるが、AirPods(第3世代)は2021年10月に発売開始したので2024年3月ころまでは現役バリバリに活躍できそう。

あわせて読みたいAirPods 第3世代(2021)レビュー【前作から何が変わった?】

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AirPods(第二世代)がおすすめな人

  • とにかく安くAirPodsを調達したい人

AirPods(第2世代)は旧式モデルの値下げ販売品とあり、もとよりコスパ重視の人におすすめ。

コスパと引き換えに防水機能、空間オーディオ機能を喪失しているが、これ以外はAirPods(第3世代)と変わりない。音楽を聞くため、動画を見るためのスタンダードなワイヤレスイヤホンとして考えればコスパの観点からAirPods(第2世代)を選ぶのも十分に現実的だ。

ワイヤレス充電(Qi充電)非対応版(直販16,800円)

ワイヤレス充電(Qi充電)対応版(直販20,800円)

 

 

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