完全ワイヤレスイヤホンの亜種として知られるネックバンド型ワイヤレスイヤホン。
有線イヤホンのようにケーブルを残しつつも、完全ワイヤレスイヤホンのようにBluetoothを使ってスマホと接続するハイブリッド仕様のワイヤレスイヤホンとなる。
完全ワイヤレスイヤホンだとイヤホン本体を耳穴に詰め込むだけなので紛失リスクがある。
対してネックバンド型ワイヤレスイヤホンなら左右イヤホンがケーブルで繋がってるのでイヤホンの紛失リスクが低い。イヤホン一式で無くさない限り紛失するのはまれだ。

完全ワイヤレスイヤホンは紛失リスク高い
この記事では、おすすめのネックバンド型のワイヤレスイヤホンをまとめていく。
紛失リスクなど考慮して完全ワイヤレスイヤホンを選びきれない人がいたら、記事を参考にネックバンド型のワイヤレスイヤホンを試してみてほしい。
この記事の目次(タッチで移動)
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ネックバンド型ワイヤレスイヤホン(首かけイヤホン)の選び方
製品相場はおおよそ5,000円〜1万円
ネックバンド型ワイヤレスイヤホンの相場は5,000円〜1万円あたり。数万円モデルがザラにある完全ワイヤレスイヤホンに比べると非常に安価。
昨今だとネックバンド型ワイヤレスイヤホンでもノイズキャンセリング(ANC)に対応していたり、ハイレゾ相当の音楽再生ができるものが登場しているが、これらは総じて1万円〜3万円と割高。よほどスペックにこだわりたい人を除けば、あえて選ぶ必要性は薄い。
(理想)バッテリー駆動時間は15時間〜ものを選びたい
ネックバンド型ワイヤレスイヤホンで数少ないスペックシート上の差別化ポイントとなるのがバッテリー駆動時間。
2022年現在で言えば、バッテリー駆動時間は最低15時間使えるものを選びたい。
1回のフル充電で15時間使えるので、1日3時間くらい使っても4日〜5日は充電せずに済む。
参考
バッテリー駆動時間 | 2022年時点の評価 |
10時間〜 | しょぼい |
15時間〜 | 相場スタンダード、最低限これを選びたい |
20時間〜 | 優秀 |
25時間〜 | 非常に優秀 |
スマホ←→PC間で使いまわす予定の人なら「マルチポイント」対応モデルを選びたい
2台のデバイスを同時接続できるマルチポイント機能。
同時接続しているデバイス間で、なにかしらオーディオ再生しているデバイス側に自動で音声出力元が切り替わる。手動でペアリングを切り替える必要ないので日常的にスマホ←→PC間でイヤホンを使いまわしている人であれば重宝する。
ネックバンド型ワイヤレスイヤホンだとアンダー1万円の製品であってもマルチポイントに対応する製品が多い。PCユーザーなどであればマルチポイント対応の製品を積極的に狙いたい。
ネックバンド型ワイヤレスイヤホン(首かけイヤホン)、おすすめ製品はこれ
筆者愛用中のおすすめ。ソニー「WI-C310」(価格4,000円)
Bluetoothバージョン | 5.0 |
Bluetooth対応コーデック | SBC、AAC |
ノイズキャンセリング | ✗ |
外音取り込み機能 | ✗ |
マルチポイント | ✗ |
防水性能 | ✗ |
通話マイク | あり |
バッテリー駆動時間 | イヤホン単体15時間 |
充電方法 | USB Type-C(有線)のみ |
4,000円で買える”ソニー”ブランドモデル。
この価格帯のイヤホンながらボーカル重視、中音域重視の明瞭な音質を強みとする。安物ならではの低音こもった音ではないので長時間のリスニングでも聞き疲れない。

リモコンボタンでスマホをひととおり操作可能
防水非対応なのがネックだが、これ以外は特に文句らしい文句ない完成度。バッテリー駆動時間も15時間と相場相応の水準をクリア。1日や2日でバッテリーがなくなるわけではないので充電ストレスも緩和される。
とりあえずの1台がほしい人、"ソニー"ブランドの1台がほしい人は試してみてほしい。
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あわせて読みたい4000円で買える!ソニー謹製ネックバンド型ワイヤレスイヤホン「WI-C310」(WI-C200)レビュー
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そのほかこれがおすすめ
製品名 | 市場価格 | バッテリー駆動時間 | セールスポイント |
1. ソニー「WI-SP510」![]() | 9,000円 | 15時間 |
|
2. オーディオテクニカ 「ATH-CKS330XBT」 ![]() | 4.500円 | 20時間 |
|
3. Apple「BeatsFlex」![]() | 9,000円 | 12時間 |
|
4. Anker 「Soundcore Life NC」 ![]() | 7,500円 | 10時間 |
|
1. ソニー「WI-SP510」(価格9,000円)
Bluetoothバージョン | 5.0 |
Bluetooth対応コーデック | SBC、AAC |
ノイズキャンセリング | ✗ |
外音取り込み機能 | ✗ |
マルチポイント | 最大2台 |
防水性能 | IPX5 |
通話マイク | あり |
バッテリー駆動時間 | イヤホン単体15時間 |
充電方法 | USB Type-C(有線)のみ |
ソニー上位版モデル。マルチポイントに対応。OS、メーカー関係なく最大2台のデバイスを同時接続できる。
スマホだけでなくPCとも接続して使いたい人であれば最初からマルチポイント対応の製品を選んだ方がいい。ペアリング切り替えのストレスが多分に緩和される。
基本的なスペックは先に紹介した「WI-C310」と変わらないが、防水性能はIPX5とさりげなく強化。雨、汗は問題なく、いざとなったらイヤホンの水洗いも可能。スポーツ用途イヤホンとしても最適だ。
2. オーディオテクニカ「ATH-CKS330XBT」(価格4,500円)
Bluetoothバージョン | 5.0 |
Bluetooth対応コーデック | SBC、AAC |
ノイズキャンセリング | ✗ |
外音取り込み機能 | ✗ |
マルチポイント | 最大2台 |
防水性能 | IPX2 |
通話マイク | あり |
バッテリー駆動時間 | イヤホン単体20時間 |
充電方法 | USB Type-C(有線)のみ |
コスパ良機と名高いオーディオテクニカのネックバンド型ワイヤレスイヤホン。
マルチポイントに対応。最大2台のデバイスを同時接続できる。
バッテリー駆動時間は20時間。1回のフル充電で20時間使える。相場の15時間を上回るスタミナ仕様なので充電ズボラだと嬉しいところ。
オーディオテクニカの重低音ブランド「SOLID BASS」(ソリッド・ベース)名義の製品とあり、音の明瞭さを残した低音サウンドが響く。
ーーーこれら揃って価格4,500円なので非常にコスパよい。
3. Apple「Beats Flex」(価格9,000円)
Bluetoothバージョン | 5.0 |
Bluetooth対応コーデック | SBC、AAC |
ノイズキャンセリング | ✗ |
外音取り込み機能 | ✗ |
マルチポイント | △(Appleデバイス間のみ可) |
防水性能 | ✗ |
通話マイク | あり |
バッテリー駆動時間 | イヤホン単体12時間 |
充電方法 | USB Type-C(有線)のみ |
Apple傘下「Beats」ブランドモデル。
Beats製品ながらAirPodsで採用される「Apple W1」チップを搭載。勝手はAirPodsと変わらず、特にiPhoneと組み合わせたときのワイヤレス接続の安定感は非常に堅牢。
AirPodsシリーズのみに解禁されるAppleデバイス間のマルチポイント機能にも対応。同一のApple IDでサインインしているAppleデバイス間であれば同時接続&オーディオ出力の自動切り替えが可能だ。
バッテリー駆動時間が12時間と気持ち短めだが、手元デバイスをApple製品で固めている人であれば、Beats Flexはまたとない選択肢となる。
4. Anker「Soundcore Life NC」(価格7,500円)
Bluetoothバージョン | 5.0 |
Bluetooth対応コーデック | SBC、AAC、aptX |
ノイズキャンセリング | 対応 |
外音取り込み機能 | 対応 |
マルチポイント | ✗ |
防水性能 | IPX5 |
通話マイク | あり |
バッテリー駆動時間 | イヤホン単体10時間 |
充電方法 | USB Type-C(有線)のみ |
バッテリー駆動時間以外はすべてが優秀なAnkerのネックバンド型ワイヤレスイヤホン。
アンダー1万円モデルでは珍しくノイズキャンセリングに対応。低周波音(濁音ノイズ)を中心に周囲の騒音がカットできる。
Bluetoothコーデック「aptX」に対応しているのでAndroidスマホとセットで使えば音質がより高音質に、ワイヤレス接続もより強固になる。
スペックシートだけ見ればよりどりみどりなのだが、ただ唯一、バッテリー駆動時間が10時間と短い。これが唯一にして絶対的なネック。バッテリー駆動時間さえ許容できるのであればおすすめ。
この記事のまとめ
おすすめのネックバンド型ワイヤレスイヤホンをまとめてきた。
大手メーカー品でもおおよそ1万円以内で購入できるのでコスパよい。素性の知れぬノンブランド製品を買うくらいなら大手メーカー品を選びたい。
完全ワイヤレスイヤホンを使いたいけど紛失リスクを躊躇している人など、まずはネックバンド型ワイヤレスイヤホンから始めてみてはどうだろうか。
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