国産大手オーディオメーカー「ソニー」。Appleと並ぶ完全ワイヤレスイヤホン業界の老舗。2017年から製品展開している。
オーディオ性能とノイズキャンセリングに強み。昨今ではマルチポイント対応を半ば標準機能化するなど機能・使い勝手の面でも優れる。
この記事ではソニーのワイヤレスイヤホンの中からおすすめの6製品を抜粋。何が違うのか比較してまとめていく。"ソニー"ブランドのワイヤレスイヤホンを探している人など記事を参考にしてほしい。
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【概略】ソニーで買うべきワイヤレスイヤホン6選
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LinkBudsシリーズ
"LinkBuds"(リンクバッズ)は2022年から展開されるソニー・ワイヤレスイヤホンの製品ブランド。
型番表記の通常のシリーズラインとは異なり、"ウォークマン"や"PlayStation"のように固有の製品ブランド名を持つシリーズとして展開される。
1. LinkBuds S(価格2万円) | |
![]() | ソニー・ワイヤレスイヤホンの王道機能をすべて詰め込んだ入門機的ハイエンドモデル(Amazonで見る) |
2. LinkBuds(価格2万円) | |
![]() | "ながら聞き”に特化したトリッキーモデル。さながら骨伝導イヤホンのワイヤレスイヤホン版(Amazonで見る) |
「WF」シリーズ
2017年から続くソニー・ワイヤレスイヤホンの基本シリーズ。
「WF」は型番名。"WF"に続く数字の番号が大きいほどハイエンドモデルに位置づけられる。
1. WF-1000XM5(価格3.8万円) | |
![]() | ソニーの現行フラッグシップモデル。ノイズキャンセリング&DSEE Extremeによる高音質オーディオに強み(Amazonで見る) |
2. WF-1000XM4(価格2.6万円) | |
![]() | ひと世代前のフラッグシップモデル。現在も値下げして公式販売中(Amazonで見る) |
3. WF-C700N(価格1.4万円) | |
![]() | ノイズキャンセリング&マルチポイントに対応した中堅モデル。もともと1.8万円前後だったが、昨今だと1.4万円前後で買える(Amazonで見る) |
4. WF-C500(価格9,000円) | |
![]() | 現行エントリーモデル。ソニー独自のオーディオ補正機能「DSEE」に対応(Amazonで見る) |
LinkBudsシリーズ
1. LinkBuds S(価格2万円)
Bluetoothバージョン | 5.2 |
Bluetooth対応コーデック | SBC、AAC、LDAC |
バッテリー駆動時間 | イヤホン単体9時間 |
ケース併用で最大30時間 | |
充電方法 | USB Type-C(有線)のみ |
防水性能 | IPX4 |
ノイズキャンセリング | ○ |
外音取り込み機能 | ○ |
マルチポイント | ○(最大2台) |
カラーリングは4色展開。
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▶ ソニーの王道機能をすべて詰め込んだ入門機的ハイエンドモデル
LinkBudsシリーズの正統派モデル「LinkBuds S」。
ノイズキャンセリング、マルチポイント、LDACなど流行りの機能を搭載するほか、ソニー独自機能「DSEE Extreme」を利用可能。通常オーディオをハイレゾ相当に高音質補正して再生できる。ハイレゾを思わす音の粒の細かさあり、体感レベルで音のよさが感じられる仕上がりに。
イヤホンサイズも軽量コンパクト。もとより耳が小さな女性でも使えるイヤホンとして設計される。結果として男性が使う場合でも長時間のイヤホン装着で耳が疲れず丁度いい。
細かいことを考えずに、とりあえずで全部入りのソニー・ワイヤレスイヤホンを探している人であれば LinkBuds S がおすすめ。
2. LinkBuds(価格2万円)
Bluetoothバージョン | 5.2 |
Bluetooth対応コーデック | SBC、AAC |
バッテリー駆動時間 | イヤホン単体5.5時間 |
ケース併用で最大17.5時間 | |
充電方法 | USB Type-C(有線)のみ |
防水性能 | IPX4 |
ノイズキャンセリング | × |
外音取り込み機能 | × |
マルチポイント | ○(最大2台) |
カラーリングは2色展開。
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▶ "ながら聞き”用途に特化したトリッキーモデル
2022年に"LinkBuds"のブランド名を引っ提げて登場。"ながら聞きイヤホン”として瞬く間にヒット商品の仲間入りを果たした「LinkBuds」。
イヤホンを装着した状態でも物理的に耳穴をふさがず、そのまま周囲の音が聞き取れる。骨伝導イヤホンを思わす耳周りの開放感にハマる人が続出した。屋外で安全考慮しながら音楽を聞きたい人だと丁度いい。
他方、LinkBuds Sと異なり音質は普通。ながら聞きイヤホンの宿命か低音が抜けがちだ。オーディオ性能よりも音楽体験そのものを重視する人に LinkBuds はおすすめしたい。
「WF」シリーズ
1. WF-1000XM5(価格3.8万円)
Bluetoothバージョン | 5.3 |
Bluetooth対応コーデック | SBC、AAC、LDAC |
バッテリー駆動時間 | イヤホン単体12時間 |
ケース併用で最大36時間 | |
充電方法 | USB Type-C(有線)、Qi(無線) |
防水性能 | IPX4 |
ノイズキャンセリング | ◯ |
外音取り込み機能 | ◯ |
マルチポイント | ◯(最大2台) |
カラーリングは2色展開。
▶ 現行フラッグシップモデル、前作よりも軽量コンパクト化
2023年9月に発売開始となったソニーの現行フラッグシップ「WF-1000XM5」。
ノイズキャンセリング、外音取り込み機能、マルチポイント、LDAC、ケースのワイヤレス充電(Qi)など昨今のトレンド機能をもろもろ搭載。通常オーディオを高音質補正して再生できる「DSEE Extreme」機能にも対応した。
前作モデル「WF-1000XM4」に比べてイヤホン形状を小型化&軽量化。前作モデルはサイズが大きすぎて長時間のイヤホン装着で耳が痛くなるデメリットあったが、これをピンポイントで改善した。これも評価ポイント。
2. WF-1000XM4(価格2.6万円)
スペックシート抜粋
Bluetoothバージョン | 5.2 |
Bluetooth対応コーデック | SBC、AAC、LDAC |
バッテリー駆動時間 | イヤホン単体8時間 |
ケース併用で最大36時間 | |
充電方法 | USB Type-C(有線)、Qi(無線) |
防水 | IPX4 |
ノイズキャンセリング | ◯ |
外音取り込み機能 | ◯ |
マルチポイント | ◯(最大2台) |
カラーリングは2色展開。
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▶ ノイズキャンセリング特化の旧フラッグシップモデル、現在も値下げ販売中
2021年6月発売開始した一世代前のフラッグシップモデル「WF-1000XM4」。
ノイズキャンセリング機能に特化。ソフトウェア処理によるノイズカット精度の高さはもちろん、イヤホン構造による物理的な遮音性も高めた。独自開発のウレタン製イヤーピースと相まり、非常に静か。
ただ、イヤホンサイズが大きめ。ノイズキャンセリングの物理的な遮音効果を高める一方、長時間のイヤホン装着で耳穴が押し広げられ、耳が痛くなりがち。耳が小さい人(女性など)だと辛さあるかもしれない。
イヤホンサイズの大きさをデメリットと感じない人で、ノイズキャンセリングに特化したワイヤレスイヤホンを探している人に WF-1000XM4 をおすすめしたい。
3. WF-C700N(価格1.4万円)
Bluetoothバージョン | 5.2 |
Bluetooth対応コーデック | SBC、AAC |
バッテリー駆動時間 | イヤホン単体10時間 |
ケース併用で最大20時間 | |
充電方法 | USB Type-C(有線)のみ |
防水性能 | IPX4 |
ノイズキャンセリング | ◯ |
外音取り込み機能 | ◯ |
マルチポイント | ◯(最大2台) |
カラーリングは4色展開。
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ソニー「WF-C700N」レビュー|価格的にも機能的にもブランド的にも丁度いい中堅モデル
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▶ ノイズキャンセリング&マルチポイントに対応した中堅モデル
2023年4月に発売開始した中堅モデル「WF-C700N」。
従来エントリーモデル「WF-C500」の事実上のアップデートモデル。新たにノイズキャンセリングとマルチポイントに対応した。
一方で価格は1.8万円前後に値上げ。従来モデルは1万円前後だった。ただ、2023年9月時点で1.4万円前後で購入できる。
軽量コンパクトを売りにしたイヤホン・デザインは「WF-C500」と変わらず。イヤホン重量も片側4.6gと業界屈指の軽量仕様に。ソニーの音質補正機能「DSEE」も使えるのでオーディオ面にこだわりたい人でも問題ない。
4. WF-C500(価格9,000円)
Bluetoothバージョン | 5.0 |
Bluetooth対応コーデック | SBC、AAC |
バッテリー駆動時間 | イヤホン単体10時間 |
ケース併用で最大20時間 | |
充電方法 | USB Type-C(有線)のみ |
防水性能 | IPX4 |
ノイズキャンセリング | × |
外音取り込み機能 | × |
マルチポイント | × |
カラーリングは4色展開。
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ソニー「WF-C500」レビュー|1万円で買えるソニー入門モデル
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▶ 音楽を聞くための王道スタンダードモデル「WF-C500」
9,000円で買えるソニーの現行スタンダードモデル。ノイズキャンセリングやマルチポイントなど最新機能には対応していないが、その分コスパで攻めた。
ソニー独自のオーディオ補正機能「DSEE」に対応。圧縮されたデジタル音源をCD相当に高音質補正して再生できる。通常のオーディオ再生よりも音の輪郭がわかる芯のあるオーディオ再生になる。
そこまで多機能を求めておらず、音楽を聞くための”ソニー”ブランドのワイヤレスイヤホンを探している人であれば「WF-C500」がおすすめ。
この記事のまとめ
ここまでソニーのおすすめワイヤレスイヤホンをまとめてきた。
オーソドックスなハイエンドモデルなら「LinkBuds S」、オーソドックスなエントリーモデルなら「WF-C500」がおすすめ。
骨伝導イヤホンのようなトリッキーな使い方をしたい人なら「LinkBuds」、逆にノイズキャンセリング特化で使いたいなら「WF-1000XM5」が丁度いいチョイス。
いずれの製品もiOS・Android向けの専用アプリからイコライザー調整が可能。自分好みの音質にカスタムできる。オーディオにこだわりたい人だと外せない評価ポイントだ。
"ソニー”ブランドのワイヤレスイヤホンを探している人、オーディオ性能を重視したワイヤレスイヤホンを探している人など紹介したワイヤレスイヤホンを試してみてほしい。
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