ワイヤレスイヤホン

はじめての1台に最適。JVCケンウッド「JVC HA-A5T」レビュー

2021年10月27日

ソニーやヤマハと並ぶ国産老舗オーディオメーカー・JVCケンウッド。確たるオーディオ技術を武器に今日ではワイヤレスイヤホンも展開している。

ーーそんなJVCケンウッドの最新ワイヤレスイヤホンとなる「JVC HA-A5T」が2021年10月より発売開始となった。

価格4,000円と中華イヤホンと区別がつかぬレベルの安さだが、オーディオは明確に高音質。安かろう悪かろうでは終わらない、国産オーディオメーカーならではのこだわりが詰まった意欲作だ。

この記事では「JVC HA-A5T」の使い勝手などレビューしていきたい。

JVCケンウッド「JVC HA-A5T」製品評価

発売時期2021年10月
市場価格4,000円前後

JVCケンウッド「JVC HA-A5T」の製品評価は以下のとおり。

低音(4)
中音(4)
高音(3.5)
イヤホンの装着感(3.5)
ノイズキャンセリング-
外音取り込み機能-
マイク性能(3)
バッテリー性能(2)

ここがGood!!

  • 価格4,000円で購入できる大手JVCケンウッドのエントリーモデル
  • 力強い低音&クリアな中音〜高音が噛み合う高音質オーディオ
  • 生活防水(IPX4)対応、雨、汗など耐えられる
  • イヤホンサイズは小ぶり、女性や耳が小さい人でも問題なく装着できる

ここがBad...

  • バッテリー駆動時間はケース併用15時間と短め
  • イヤホンボタンが押しにくい(押し心地が硬い)

 

製品カラーリングは5色

カラーリングはグリーン、ホワイト、ブラック、レッド、ブルーの5色展開。レビューはグリーンで行う。

 

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JVCケンウッド「JVC HA-A5T」の製品概要

スペックシート抜粋

Bluetoothバージョン5.1
Bluetooth対応コーデックSBCのみ
ノイズキャンセリング×
外音取り込み機能×
マルチポイント×
防水性能IPX4
バッテリー駆動時間イヤホン単体5時間
ケース併用で最大15時間
ケース充電方法USB Type-C(有線)のみ
専用アプリ×

 

 

ペアリング仕様




Goole Fast Pair×
マルチポイント×
マルチペアリング対応(最大?台)
Bluetooth設定画面からのワンタップでのペアリング切り替え×(先に現在のペアリングを解除する必要あり)
新規ペアリングモードの起動方法既存ペアリングデバイスのBluetoothをオフに → ペアリング再接続できない状態だと新規ペアリングモードに移行

新規ペアリングモードを起動するための操作コマンド・操作ボタンは用意せず。

初回のペアリングであればケースふたを開くだけで新規ペアリングモードが立ち上がる。

2回目(2台目)以降のペアリングの場合、既存ペアリングデバイスのBluetoothをOFFにして、ペアリング再接続できない状態にする。ペアリング再接続できない状態で数秒放置すると新規ペアリングモードに切り替わる。

ここらは典型的な格安ワイヤレスイヤホンならではの面倒仕様だ。

Google Fast Pair とは?

Google Fast Pairは、Googleが提供するペアリング簡素化システム。

Android OS 6.0以上のスマホであれば、専用のポップアップ画面からワンタッチでペアリング設定できる。

マルチポイントとは?

マルチポイントとは、複数デバイスを同時接続できる機能のこと。

なにかしらオーディオ再生しているデバイスに自動で音声出力元が切り替わる。

マルチペアリングとは?

マルチペアリングとは、複数デバイスのペアリング情報が記録できる機能のこと。

1度記録してしまえば次回以降に再度セットアップする必要がなくなり、ケースふたを開くだけでデバイスと再接続できる。

昨今のワイヤレスイヤホンだとおおよそ5台〜10台のデバイスのペアリング情報が記録できる。

Bluetooth設定画面からのワンタップでのペアリング切り替えとは?

複数デバイス間でペアリングを切り替える場合、先に現在のペアリングを解除する必要がある。

一部のワイヤレスイヤホンであれば現在のペアリングを解除せず、切り替えたいデバイスのBluetooth設定画面でイヤホン名を選択するだけでペアリングを上書きして移せる(関連記事:スマホ←→PC間のペアリング切り替えが簡単な完全ワイヤレスイヤホンまとめ)。

新規ペアリングモードの起動方法について

初回設定時はケースふたを開くだけで自動で新規ペアリングモードが起動する。

2回目(2台目)以降のペアリングを行う場合は新規ペアリングモードを手動で起動する必要がある。


 

 

バッテリーまわりのこと

バッテリー駆動時間イヤホン単体5時間
ケース併用で最大15時間
ケース充電方法USB Type-C(有線)のみ

JVCケンウッドのエントリーモデルでは初となるUSB Type-Cポート採用。AndroidスマホユーザーなどUSB Type-Cケーブルがそのまま使える。

JVCケンウッドのエントリーモデルは2021年モデルであってもmicroUSBを搭載する体たらくだったので、これもう本当にUSB Type-C採用は歴史的快挙。今後の製品もUSB Type-Cで統一してほしいところ。

 

 

通話マイク仕様

通話時ノイズカット機能×
風切り音カット×

通話マイク性能はごくごく普通。ノイズカット機能など搭載せず。

集音性能それ自体は悪くないので静かな場所でのビデオ通話などで活用したい。

 

 

ボタン操作性

物理ボタン搭載




ボタン種類物理ボタン
操作コマンドの割り当て変更×

イヤホン本体に物理ボタンを搭載。タッチセンサー式のボタンよりも押し間違いが少なく、ふとしたタイミングで手が触れてしまい誤反応することもない。

ただ、ボタンの押し心地が少しばかり硬め。ボタンを押すために力を入れると、そのままイヤホンが耳奥に”グイッ”と動いてしまうので妙な使いづらさある。

オーディオ操作コマンド(割り当て変更不可)

左イヤホン操作右イヤホン操作
1回押し再生/停止
2回押し音量を1下げる次の曲へ進む
3回押し音量を1上げる前の曲へ戻す
1秒長押し音声アシスタント起動--

通話対応コマンド(割り当て変更不可)

左イヤホン操作右イヤホン操作
1回押し着信受け/着信終了
1秒長押し着信拒否

 

 

イヤホン着脱検出(装着検出)

イヤホンの着脱検出(装着検出)×

イヤホンの着脱検出(装着検出)には対応せず。

対応モデルだとオーディオ再生中にイヤホンを耳から外すとオーディオ再生が自動停止。イヤホンを耳に装着し直すとオーディオ再生が自動開始する。

 

 

防水性能

防水性能IPX4(IP4)
防塵性能×

防水性能は標準的なIPX4仕様。いわゆる生活防水相当。雨や汗に耐えられる。イヤホンの水洗いには対応せず。

 

 

低遅延モード

低遅延モードなし
遅延性能
ゲーム以外での利用

低遅延モード(ゲームモード)の提供なし。

 

 

専用アプリ

専用アプリなし
イコライザー調整
タッチ操作コマンドの割り当て変更
低遅延モード(ゲームモード)ON/OFF
イヤホンを探す

専用アプリの提供なし。

 

 

iPhoneとの相性

iPhoneとの相性(普通)
AACコーデック×
iOS向け専用アプリ

iPhoneとの相性は普通。

iPhoneで主流のBluetoothオーディオコーデックである「AAC」には対応せず。最低グレードである「SBC」接続で代替される。

もとよりイヤホンが「SBC」しか対応していないため、Androidスマホで使った場合でもSBC接続になる。iPhoneユーザーだからといって致命的なデメリットではないが、スペック面が気になる人だと違う製品を選んだ方がいいかもしれない。

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JVCケンウッド「JVC HA-A5T」の外観&使用感

イヤホン重量は業界最軽量級(3.9g)

イヤホンは業界最軽量。片側3.9gと巷の軽量モデル(5g前後)よりも2割ほど軽い

いざ耳に装着するとスポンジを突っ込んだかと勘違いするレベルの軽々しさで感動する。ワイヤレスイヤホンならではの”ずっしり”感がない。

長時間のイヤホン装着でも耳が疲れず、Netflix視聴のために数時間とイヤホンを付けっぱなしにする人にもおすすめ。

 

 

充電ケースは小さめ、ハンドクリームケースのよう

イヤホンケースは、縦4.5cm、横5.5cm、厚さ3cmほど。

サイズ的にはクレジットカードの半分ほど。ズボンのポケットに入れておいても邪魔にならない。

重量に関してはイヤホンとケース合わせても36gしかないので気にするレベルにもない。

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JVCケンウッド「JVC HA-A5T」の音質

音質は低音寄り

音質はさすがのJVCケンウッド。低音〜高音までしっかり出てて豊かな音調

低音が少し強めだが、中華イヤホンのように低音だけ無理やり増強しているわけではない。中音域〜高音域の明瞭な部分を残したうえでの低音強めだ。音のこもりが強くて聞き疲れるみたいなことはない。

音の広がりもあるし、音量を上げずとも響く音の力強さもある。これで価格4,000円ならば言うことないし、格安ワイヤレスイヤホンであっても音質にこだわりたい人にも十分におすすめできる

 

 

AACコーデック非対応だが、音質面でネガティブな印象は受けず

JVCケンウッド「JVC HA-A5T」は、Bluetoothオーディオコーデック「AAC」に非対応。

iPhoneであってもAndroidであっても最低グレードの「SBC」で接続されるが、思いのほか音質には影響なし。先述とおり、響く低音&クリアな中音〜高音を併せ持つ。

ワイヤレスイヤホンの勝手が知れてる人からすると「AAC非対応?」と身構えてしまう人もいるかもしれないが、そこまで気にする必要はない。なにも言われなければ「AAC」接続かと勘違いするレベルの音質のよさが見て取れる。

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JVCケンウッド「JVC HA-A5T」の接続環境(遅延具合)

屋外/屋内ともにワイヤレス接続は問題なし、音飛びもない

電車の中、人混みの中でも問題なく使えてる。

土台「Bluetooth 5.1」仕様のBluetoothイヤホン。Bluetooth 5.0〜に対応しているiPhoneやAndroidスマホとペアリングして使えば極めて強固なワイヤレス接続になる。

なお、iPhoneに関してはiPhone 7/7 plus以前だとBluetooth 5.0非対応なので注意。Bluetooth 4.xにダウングレードした接続となるのでワイヤレス接続が不安定になりがちだ。

 

 

動画視聴による音ズレ(遅延)はほぼないが、音ゲーは辛そう

YouTubeやNetflixなど動画を見る程度であれば音ズレらしい音ズレなし。違和感もストレスも感じないレベルで使いまわせる。

ただ、あくまでワイヤレス経由でデータ転送しているので完璧に遅延ゼロというわけではない。ゲームモード(低遅延モード)も搭載しておらず、もっぱら音ゲーをプレイする人だと気になるところがあるかもしれない。

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JVCケンウッド「JVC HA-A5T」の気になったところ(あるいはデメリット)

バッテリー駆動時間は業界相場よりも短め

バッテリー駆動時間はイヤホン単体5時間、ケース併用で最大15時間ほど。

昨今だとエントリーモデルでもケース併用で20時間前後の製品が多い。あえて欲を出す部分ではないが、ここらはやはりアンダー5000円モデル、格安ワイヤレスイヤホンならではの格安仕様だと感じる。

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この記事のまとめ

JVCケンウッド「JVC HA-A5T」をレビューしてきた。

中華イヤホンともわからぬ格安モデルだが、オーディオ・スペックはJVCケンウッドそのもの。中華イヤホンとは明確に別次元の高音質サウンドが楽しめる。

バッテリー駆動時間のみ格安ワイヤレスイヤホンらしいショボさあるが、そのほか特に文句らしい文句なし。音楽や動画を楽しむためのワイヤレスイヤホンとして丁度いい。

あまりに完成されたオーディオ製品なので、いざ使うと手放せなくなりそう。はじめてのワイヤレスイヤホンを探している人など試してみてほしい。

 

 

レビュー対象製品

 

 

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