ワイヤレスイヤホン

Galaxy Buds Pro(SM-R190)レビュー|音楽も動画もテレワークもこなせるオールラウンダー

2021年5月5日

ついに登場したGalaxy Budsシリーズの上位版モデル「Galaxy Buds Pro」。

サムスンが手がけるワイヤレスイヤホンシリーズ「Galaxy Buds」(ギャラクシー・バッズ)。これまでエントリーモデルの「Galaxy Buds+」とオープンイヤーモデル「Galaxy Buds Live」の2種類しか展開されておらず、上位版モデルが存在しなかった。

Galaxy Buds ProはまさしくGalaxy Budsシリーズの上位版モデル

ノイズキャンセリング(ANC)ほか、シリーズ最高となるIPX7の防水性能、シリーズ初となる360度オーディオ(サムスン版3Dオーディオ)対応など上位版モデルらしい要素を揃える。

音楽再生、動画視聴、テレワークまで無難にこなせる、AirPodsに近いオールラウンダー型のワイヤレスイヤホンと言っても過言ではない。上位版モデルと言うものの、ワイヤレスイヤホン初心者にこそおすすめできる1品だ。

以下 Galaxy Buds Pro の実機を使ってレビューしていく。Galaxy Budsを試してみたい人、また従来のGalaxy Budsモデルからの乗り換えを検討している人はレビューを参考にしてほしい。

サムスン「Galaxy Buds Pro」製品評価

発売時期2021年4月
市場価格2万円前後

サムスン「Galaxy Buds Pro」の製品評価は以下のとおり。

低音(3.5)
中音(4)
高音(4)
イヤホンの装着感(3.5)
ノイズキャンセリング(4)
外音取り込み機能(5)
マイク性能(5)
バッテリー性能(4)

ここがGood!!

致命的な弱点のないオールマイティー仕様

スポーツイヤホン相当のIPX7の防水性能

外音取り込み機能の完成度高し、常時ONで骨伝導イヤホン代わりにもよし

高性能マイク搭載、口元の音だけ拾ってくれるノイズカット仕様

ケースカバーが豊富、Galaxy harajukuでオリジナルケースカバーも作成可能

ここがBad...

360°オーディオ(サムスン版3Dオーディオ)は最新Galaxyスマホのみで利用可能

マルチポイントはGalaxyデバイス間のみで利用可能

iOSアプリ非対応、iPhoneユーザーだとイコライザー調整できず

 

製品カラーリングは3色

カラーリングはファントムシルバー、ファントムブラック、バイオレットパープルの3色展開。レビューはファントムシルバーで行う。

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Galaxy Buds Pro の製品概要

基本的なスペック情報




発売時期2021年4月
市場価格2万円前後
ノイズキャンセリング対応
外音取り込み機能対応
マルチポイント△(Galaxyデバイス間のみ可)
防水性能IPX7
バッテリー駆動時間イヤホン単体7.5時間
ケース併用で最大28時間
ケース充電方法USB Type-C(有線)、Qi(無線)
特記Samsung Scalable Codec対応

サムスン「Galaxy Buds Pro」は、Galaxyスマホ専用コーデック「Samsung Scalable Codec」に対応。GalaxyS7以降のGalaxyスマホであれば「aptX」コーデック以上の高音質&低遅延なオーディオ再生が可能となる。

発売時期2021年4月
市場価格2万円前後
Bluetoothバージョン5.0
Bluetooth対応コーデックSBC、AAC、Samsung Scalable Codec
バッテリー駆動時間イヤホン単体7.5時間、ケース併用で最大28時間
(ノイズキャンセリング利用時)イヤホン単体5時間、ケース併用で最大18時間
充電方法USB Type-C(有線)、Qi(無線)
防水性能IPX7
ノイズキャンセリング(ANC)
外音取り込み機能
マルチポイント△(Galaxyデバイス間のみ可)

 

 

ペアリング仕様




マルチペアリング対応(最大?台)
新規ペアリングモードの起動方法左右イヤホンのタッチパッドを同時に3秒長押し
マルチポイント△(Galaxyデバイス間のみ対応)
複数デバイス間のワンタッチでのペアリング切り替え対応

スマホ←→PC間などでペアリングを切り替える場合、切り替え先デバイスのBluetooth設定画面からイヤホン名を選択すればワンタッチでペアリングが切り替えられる。

他社ワイヤレスイヤホンだとペアリングの切り替え都度、現在のペアリングを解除したり、イヤホンの電源を落とす必要があるが、そうした手間ひまがかからない。

なお、Galaxyデバイス間であればマルチポイント接続できるが、Galaxyタブレット、Galaxy PCは日本国内でほぼ展開されず、なかなか同マルチポイント機能の恩恵に預かれる人は少なさそう。

ペアリングまわりの情報は以下記事も参考にしてほしい。

【Tips】Galaxy Budsシリーズの新規ペアリング方法&ペアリングの切り替え方法まとめ

続きを見る

マルチペアリングとは?

マルチペアリングとは、複数のBluetoothデバイスのペアリング情報が記録できる機能のこと。昨今のワイヤレスイヤホンだとおおよそ5台〜10台のデバイスのペアリング情報が記録できる。

新規ペアリングモードの起動方法について

初回設定時はケース蓋を開くだけで自動で新規ペアリングモードが起動する。2回目(2台目)以降のペアリングを行う場合は新規ペアリングモードを手動で起動する必要がある。

マルチポイントとは?

マルチポイントとは、複数のBluetoothデバイスを同時接続できる機能のこと。Galaxy Buds Proは、One UI 3.1以上を搭載したGalaxyデバイス間であればマルチポイント接続できる。

複数デバイス間のワンタッチでのペアリング切り替えとは?

一般的なワイヤレスイヤホンだと複数デバイス間でペアリングを切り替える場合、先に現在のペアリングを解除する必要がある。対してGalaxy Buds Proは、現在のペアリングを解除する必要なく、Bluetooth設定画面からイヤホン名をタッチするだけでペアリングが切り替えられる。


 

 

サムスン「Galaxy Buds Pro」の外観&使用感チェック

イヤホンサイズは小ぶり、耳が小さい人でも耳奥に押し込める

Galaxy Budsシリーズは多分に女性ユーザーを意識した製品とあり、イヤホンサイズも小ぶり。女性ないし耳が小さめの人でも難なく耳奥に押し込める。イヤーピースのサイズ調整さえすればフィット感も安定する。

着用イメージ

イヤホン外側のタッチパッド部分は丸々シルバー色で覆われていて、イヤホンを耳につけるとシルバー色がちらりと光る。さながらシルバーアクセサリーのようなファッションアクセントになる。

 

 

イヤホンの防水性能はIPX7と高性能

Galaxy Budsシリーズ最高となるIPX7の防水性能を完備。雨、汗、プール利用、イヤホンの水洗いなどもろもろ耐える。

従来のGalaxy BudsシリーズだとIPX2、おまけ程度の防水(防滴)性能に留まっていたが、Galaxy Buds ProはIPX7とスポーツ防水レベルに劇的進化した。

 

 

充電ケースは前作「Galaxy Buds Live」と同等サイズ(というか使いまわし)

充電ケースは縦横5cm、厚み2.5cmのマカロンサイズ。

ケースの内部形状こそ違うが、前作「Galaxy Buds Live」とケース外装サイズは全く同じ。Galaxy Buds Liveの保護ケースカバーなどそのまま使いまわせる

▼ 写真左がGalaxy Buds Live、写真右がGalaxy Buds Pro

中身はわりかし違うのだが、ケースの厚みは同じ

 

 

充電はUSB Type-Cケーブルで、ワイヤレス充電にも対応

ケース充電は、これまでのGalaxy Budsシリーズと同じくUSB Type-Cケーブルを使った有線充電、およびワイヤレス充電(Qi充電)に対応している。

Galaxyスマホの背面を使ったワイヤレスチャージャー機能によるケース充電も可能。出先でイヤホンのバッテリーがなくなってしまったときなどGalaxyユーザーであればパパっと充電残量が確保できてよい。いざというときに活用したい。

 

 

ファントムシルバー色は「ねずみ色」っぽい

今回、筆者はファントムシルバー色を購入したのだが、思いのほか水色だった。ねずみ色というべきだろうか。水色とパープルを足して2で割ったような色だ。

Amazonなどの商品写真を見るとステンレスのような無機質なイメージだが、実物はもっと柔らかい印象を受けた。

Amazonの商品写真。実物はここまでシルバーじゃない。

ケース外装は前作「Galaxy Buds Live」に通づるザラつや仕上げ。光に当てると虹色が浮かび上がる。

蛍光灯などに当てると虹色が浮かぶ

 

 

サムスン「Galaxy Buds Pro」の音質チェック

音質は中音域〜高音域メイン、音の解像度が高くて聞きやすい

Galaxy Buds Pro はいわゆるフラットな音質。低音、中音、高音までバランスよく音が鳴る。なおかつ、そこまでオーディオに詳しくない人でもかんたんに音が聞き分けられる音の解像度の高さが魅力だ。

もともとGalaxy Budsシリーズはドンシャリしていたが、Galaxy Buds Liveで一転して重低音モデルに。Galaxy Buds Pro はそこから再びドンシャリに少し寄せてきた印象だ。

音にクセらしいクセがないので音楽のジャンル問わず使いまわせる。音楽サブスクでザッピングするときに丁度よさそう。

なお、Androidスマホを使っている人であれば、専用アプリからイコライザー調整できる。デフォルトのフラットな状態から低音重視、高音重視にカスタムできる。iPhoneだとアプリ非対応なのでイコライザー調整できない。

 

 

サムスン「Galaxy Buds Pro」の機能面チェック

ノイズキャンセリングは、ほどよく効いてる

Galaxy Buds Pro はノイズキャンセリング(アクティブノイズキャンセリング)に対応。

3万円前後の高級モデルのような徹底したノイズカットではないが、低周波音を中心に除去できている。オーディオ再生している状態であればほぼほぼ周囲の音が気にならないレベルにまで落ち着く

ノイズキャンセリングが強すぎて頭が痛くなる... みたいなことはない。

ホワイトノイズ(ノイズキャンセリング利用時の”サーッ”といった機械音)も発生しておらず、勉強中や読書中などオーディオ止めての耳栓利用も現実的だ。

 

 

外音取り込み機能は実用性あり、取り込み音が非常にクリア

外側マイク

Galaxy Buds Pro は外音取り込み機能に対応。

イヤホンを装着したまま周囲の音が聞き取れる同機能。いざ機能ONにするとホワイトノイズ(サーッといった音)こそ発生しているが、人の話し声などクリアに聞こえる。取り込み音が反響したり、こもった感じにならず、日常的に使いまわせる実用水準に仕上がっている。

コンビニレジで会話するとき、駅のアナウンスを聞き取るときに一時的に使うのはもちろん、常時機能ONにして骨伝導イヤホンのようにして使うにも最適。

外音取り込みはイヤホン外側のタッチパッドを長押しすれば機能ON/OFFできる。

 

 

通話マイクは優秀(ノイズカットあり)

通話マイク搭載

通話マイク品質はよい。ノイズキャンセリング用の外側マイクを活用したノイズカット機能を搭載しており、通話先には口元の音だけ拾って伝送してくれる。

騒音下での通話だったり、屋外を歩きながらのハンズフリー通話であっても十分なパフォーマンスを発揮してくれる。

また、自宅でビデオ通話するときに使えば口元から離れた音、同居する家族の声だったり、窓の外の音だったり生活音をシャットアウトしながら通話できて便利。

 

 

タッチセンサーの感度は従来シリーズから改善

タッチセンサー搭載

従来Galaxy Budsシリーズから地味に、堅実に改善したのがタッチセンサー。

1回タッチが1回タッチとして、2回タッチが2回タッチとしてきちんと認識されるようになった

何を当たり前のことを言っているのだ?と思われがちだが、従来Galaxy Budsシリーズのタッチセンサーだとこの手の誤反応が多くみられた。Galaxy Buds Liveに限ればタッチセンサーの位置が不明瞭で押し間違いも多々あった。

これらに比べれば Galaxy Buds Pro のタッチセンサーは本当に安定していて感動すら覚える。

【補足】タッチ操作コマンドは以下のとおり

 タッチ操作コマンド(左右イヤホン共通)
1回タッチ曲の再生/停止
2回タッチ次の曲を再生、着信時の電話の応答/終了
3回タッチ前の曲を再生
長押しノイズキャンセリング/外音取り込みの切り替え、着信拒否

Androidスマホを使っている人であれば、専用アプリから長押しコマンドのみ割り当て変更できる。音声コマンド(Googleアシスタント)の起動、あるいは音量ダウン/アップコマンドから選択できる。

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サムスン「Galaxy Buds Pro」の気になったところ(あるいはデメリット)

360°オーディオは最新Galaxyスマホでしか使えない

Galaxy Buds Pro のセールスポイントとして挙げられる360°オーディオ(サムスン版3Dオーディオ)だが、ごくごく一部のGalaxyスマホとペアリングした場合でないと使えない。

360°オーディオに対応するスマホは「One UI 3.1以上を搭載したGalaxyスマホ」だけ。条件に該当するのはGalaxy S21(2021年モデル)くらい。筆者はGalaxy S21シリーズを使っておらず、360°オーディオは試せなかった。

 

 

iPhone(iOS)だと専用アプリ使えず、イコライザー調整もできない

Galaxy Buds Pro はiPhoneアプリが利用できない(対応していない)。

これにより以下のようなアプリ経由のイヤホンカスタマイズが封じられる。

  • イコライザー調整(音質調整)
  • タッチコマンドの割り当て変更
  • 音声通知するアプリの選択
  • 外音取り込みの取り込む音の大きさの調整
  • 音声検出のON/OFF(初期状態ではOFF)

特に影響あるのはイコライザー調整(音質調整)だろう。

Galaxy Buds Pro はデフォルト状態だとフラット寄りのサウンドなので特段クセなく使えるが、より低音重視でオーディオを楽しみたい人だと物足りなさを感じるかもしれない。

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この記事のまとめ

Galaxy Buds Pro をレビューしてきた。

Galaxy Budsシリーズで初めてのプロモデル、上位版モデルとあり、その名に恥じぬ安定した使い勝手。音質、ノイズキャンセリング、通話マイク性能、防水性能など平均的なワイヤレスイヤホンよりも高いクオリティをキープしている。

一部の最新機能に関してはGalaxyの最新スマホでないと使えないが、ワイヤレスイヤホンとして使う分にはなんら支障ない。音楽を聞くにも、動画を見るにも、テレワークで使うにも活用できるオールラウンダーなワイヤレスイヤホンだ。

とかく日常的に無難に使いまわせるワイヤレスイヤホンを探している人であれば Galaxy Buds Pro は丁度いい。1台あれば憂いない。

 

 

レビュー対象製品

 

 

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