格安SIM

【月額440円で運用可能】IIJmioのeSIMプランと楽天モバイルを組み合わせた節約ライフハックを徹底解説

2021年4月より本サービスが開始されたIIJmioのeSIMプラン。eSIM初のデータ通信専用SIMであり、eSIMながら格安SIMのようなポジションで使いまわせる。

音声通話は使えないが、DSDSスマホで音声通話SIMと組み合わせれば問題ない。その組み合わせ相手として人気なのが楽天モバイルだ。2回線合わせて最安月額440円で運用できる

おそらく今日の格安SIM、格安通信サービスの中で本命と言える節約ライフハックだろう。以下この節約ライフハックを解説するとともにIIJmio、楽天モバイルの通信速度をレビュー。どれくらい実用的な節約ライフハックなのか検証していく。

IIJmioのeSIMプランと楽天モバイルを組み合わせた節約ライフハック概要

節約ライフハックの概要

節約ライフハックの概要だが、

  1. eSIM対応のDSDSスマホを使い、
  2. 音声通話回線を楽天モバイルにして、
  3. データ通信回線をIIJmioのeSIMプランにする

これだけである。

DSDSスマホは2枚のSIMカードで同時に通信できるスマホのこと。iPhoneやGoogle PixelなどすでにDSDSスマホで、かつ2枚のSIMカードのうち1枚分はeSIMとして利用できる。

DSDSスマホは音声通話回線とデータ通信回線を分けて設定できる。節約ライフハックでは音声通話回線に楽天モバイルを指定、データ通信回線にIIJmioを指定。通信の一切をIIJmioに委ねることで2回線合わせて最安月額440円から運用できる。

 

節約ライフハックのメリット

同節約ライフハックによるメリットは次の2つ。

  1. 2回線合わせて最安月額440円で利用できる
  2. 昼間の時間帯は楽天モバイルに切り替えて通信延滞が回避できる

1. 2回線合わせて最安月額440円で利用できる

楽天モバイルが月額0円、IIJmioのeSIMプランが最安月額440円から利用できる。2回線合わせて最安月額440円だ。

楽天モバイル(月額0円)

楽天モバイルは2021年4月より料金プランを改定。データ通信量が月1GB未満であれば月額0円で利用できる

なおかつ、国内通話料は専用通話アプリ「Rakuten Link」を使うことで完全0円になる(固定電話への発信含め)。

そのため、データ通信の一切をIIJmioに委ね、楽天モバイルは通話用回線として使うことでデータ通信量がカウントされず、月額0円のままで運用できる。

▼ 楽天モバイルの料金プラン概略

月々のデータ利用量月額料金(税込)
1GB以内0円
3GB以内1,078円
20GB以内2,178円
20GB〜(以降上限なし)3,278円
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IIJmio(最安月額440円)

IIJmioのeSIMプランはeSIMで利用できる初の格安SIM(※従来のベータ版を除き)。データ通信専用プランが最安月額440円から利用できる。

▼ IIJmioのeSIMプラン料金概要

 月額料金(税込)月間データ容量
eSIM 2ギガプラン440円2GB
eSIM 4ギガプラン660円4GB
eSIM 8ギガプラン1,100円8GB
eSIM 15ギガプラン1,430円15GB
eSIM 20ギガプラン1,650円20GB

物理的なSIMカードを必要としない分、nanoSIMなど使った通常のデータ通信プランよりも300円ほど安く料金設計される。より節約したい人に丁度いい。

IIJmioを公式サイトで確認する
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2. 昼間の時間帯は楽天モバイルに切り替えて通信延滞が回避できる

IIJmioのeSIMプランは、あくまでMVNO、格安SIMサービスだ。昼間の時間帯だと通信速度が遅くなるのは否定できない。

一方の楽天モバイルはMNO、キャリア・サービスとなる。大手3キャリア同等とはいかずも格安SIMよりも通信環境は安定している。昼間の時間帯も乗り切れる。

楽天モバイルは昼間の時間帯でも20Mbps前後キープ

そのため、どうしてもIIJmioの昼間の時間帯の遅さに耐えられなければ、昼間の時間帯だけデータ通信SIMを楽天モバイルに切り替え、昼間を乗り切ったらIIJmioに戻せばいい。切り替えはiOSショートカットを使うと楽々行える。

楽天モバイルはデータ利用量が月1GB以内なら月額0円、月3GB以内なら月額1,078円で利用できる。気持ち月3GB以内、理想は月1GB以内程度ならデータ通信の許容範囲内だろう(筆者談)。

なお、楽天モバイルは専用アプリのトップ画面からデータ通信量が確認できるので、そこまでズボラな人でもなければ使いすぎは防げる。

アプリはiOS、Android双方に配信中

 

節約ライフハックのデメリット

デメリットはだいたい以下のとおり。

  1. eSIM対応のDSDSスマホが必要
  2. 5G通信は使えない

eSIM対応のDSDSスマホはiPhoneシリーズやGoogle Pixelが該当。海外で発売されるスマホだとわりと多いが、日本国内で発売されるスマホだと数が限られる。

5G通信に関しては楽天モバイルであれば部分的だがエリアによっては利用できる。ただ、今回の節約ライフハックだとデータ通信はもっぱらIIJmioで行うので関係ない。当のIIJmioはeSIMプランだと5Gオプションに加入できず、5G通信が行えない。

iPhoneシリーズなら「XS」以降のすべての機種でeSIMとDSDSに対応

 

実測レビュー

IIJmioのeSIMプラン。そして楽天モバイルがどの程度の通信速度なのか。朝、昼、晩の3つの時間帯で測定した。

測定は2021年5月17日(月)の平日に実施。iPhone 12 miniを使っている。

朝の時間帯(朝8時台)

IIJmio

 ダウンロード速度アップロード速度PING
1回目計測23.7Mbps7.56Mbps49
2回目計測27.8Mbps6.98Mbps50
3回目計測20.6Mbps7.15Mbps51

楽天モバイル

 ダウンロード速度アップロード速度PING
1回目計測27.9Mbps18.0Mbps44
2回目計測41.7Mbps17.8Mbps45
3回目計測34.4Mbps16.4Mbps42

元データ

IIJmio計測データ(朝)

楽天モバイル計測データ(朝)

コメント

朝の時間帯はIIJmioでも楽天モバイルでもそこまで変わらない。アップロード速度は楽天モバイルの方が優れているが、朝っぱらから動画配信でもしない限りはそこまで気にしなくていい。

筆者個人としては朝の時間帯はIIJmioままで通信している。ニュースアプリやSNSを見たり、YouTube動画を流すなどしても問題なく使えるので文句らしい文句ない。

 

昼の時間帯(昼12時台)

IIJmio

 ダウンロード速度アップロード速度PING
1回目計測2.51Mbps5.65Mbps86
2回目計測1.93Mbps7.82Mbps96
3回目計測2.22Mbps8.23Mbps93

楽天モバイル

 ダウンロード速度アップロード速度PING
1回目計測33.8Mbps15.3Mbps31
2回目計測28.4Mbps14.9Mbps30
3回目計測22.3Mbps14.7Mbps33

 元データ

IIJmioの実測データ(昼)

楽天モバイルの実測データ(昼)

コメント

昼の時間帯は明確に楽天モバイルが優位だ。IIJmioはやはり格安SIMとあり、ユーザーが混み合う昼間の時間帯は辛い。

使い方にもよるが、ニュースサイトを見たり、SNSを更新する程度ならIIJmioでも我慢できる。ただ、お世辞にも快適とは言えないので、どうしてもサクサク使いたい人なら昼間の時間帯だけ楽天モバイルに切り替えることを検討した方がいい。

 

夜の時間帯(夜19時台)

IIJmio

 ダウンロード速度アップロード速度PING
1回目計測18.3Mbps7.37Mbps38
2回目計測18.4Mbps6.38Mbps50
3回目計測17.7Mbps6.96Mbps37

楽天モバイル

 ダウンロード速度アップロード速度PING
1回目計測18.6Mbps14.0Mbps37
2回目計測16.4Mbps12.2Mbps42
3回目計測22.3Mbps14.3Mbps37

 元データ

IIJmioの実測データ(夜)

楽天モバイルの実測データ(夜)

コメント

夜の時間帯はIIJmioで問題なく使える。PING値(サーバーからの応答速度)も楽天モバイル同等なので体感速度でもそこまで変わらない。

IIJmioに限るとここ最近は夜の時間帯の通信が快適なので、あえて楽天モバイルを使ってデータ通信量を消費するメリットはないだろう。

 

この記事のまとめ

IIJmioのeSIMプランと楽天モバイルを使った節約ライフハックを解説した。

かくいう筆者も現在この組み合わせで運用しているが、特に困ったことはない。コスパもちろん実用性の観点から見ても妥当で現実的な運用方法だと思う。

昼間の時間帯のIIJmioの通信速度の遅さだけがネックだが、昼間の時間帯は楽天モバイルに切り替えてしまえば問題ない。Netflixなど視聴せずニュースやSNSを見る程度ならデータ通信量も数十MB程度で済む。

iPhoneであればiOSショートカットを使って簡単にメイン回線SIMを切り替えられるので使い勝手もよい。こちらも含めてぜひ試してみてほしい。

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