ワイヤレスイヤホン

Galaxy Buds2(SM-R177)レビュー|イヤホンのフィット感で悩む人の救世主

2021年9月27日

サムスンのワイヤレスイヤホンシリーズ「Galaxy Buds」。その最新モデルとなる「Galaxy Buds2」の発売が開始された。

Galaxy Buds2は、「Galaxy Buds」(初代)、「Galaxy Buds+」(第2世代)に続く第3世代モデル。

スペック的にはエントリーモデルの位置づけだが、これまで上位版モデルの専売特許だったノイズキャンセリング(ANC)に初対応。上位版モデルのポジションすら奪いかねない最強エントリーモデルに進化した。

新設計の丸形イヤホンデザインにも注目。

非常に軽くて小さくて、耳の大きさ、耳の形に関係なく耳穴にヌメリと入り込む新触感。さながら軟体動物のようなイヤホン。耳穴の形状に合わせて最適な位置で勝手にフィットしてくれるのでイヤホンのフィット感で悩みがちの人でも使いやすい。

なお、Galaxy Buds2は名前こそ「Galaxy Buds」だが、別にGalaxyスマホでなくても使えるし、AndroidスマホともiPhoneとも接続できる。中身はごく一般的なBluetoothイヤホンだ。

Galaxy Budsを試してみたい人、あるいは過去のGalaxy Budsシリーズからの乗り換えを検討している人など以下のレビューもチェックしてみてほしい。

サムスン「Galaxy Buds2」製品評価

発売時期2021年9月
市場価格1.6万円前後 → 1.3万円前後

サムスン「Galaxy Buds2」の製品評価は以下のとおり。

低音(4)
中音(4)
高音(3.5)
イヤホンの装着感(5)
ノイズキャンセリング(4)
外音取り込み機能(5)
マイク性能(5)
バッテリー性能(4)

ここがGood!!

どんな耳にもフィットする新設計の丸形イヤホン

エントリーモデルながらノイズキャンセリング(ANC)対応

ノイズカット対応マイク搭載、騒音のある場所での通話も余裕

ケースカバーが豊富、Galaxy harajukuでオリジナルケースカバーも作成可能

ここがBad...

タッチセンサーの場所がわかりにくい(外装デザインに同化してる)

防水性能はオマケ(IPX2、水ハネを防ぐ程度)

マルチポイントはGalaxyデバイス間のみで利用可能

iOSアプリ非対応、iPhoneからだとイコライザー調整できず

 

製品カラーリングは4色

カラーリングはオリーブ、ホワイト、グラファイト(ブラック)、パープルの4色。レビューはオリーブで行う。

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サムスン「Galaxy Buds2」製品概要

基本的なスペック情報




発売時期2021年9月
市場価格1.6万円前後→1.3万円前後
ノイズキャンセリング対応
外音取り込み機能対応
マルチポイント△(Galaxyデバイス間のみ可)
防水性能IPX2
バッテリー駆動時間イヤホン単体7.5時間
ケース併用で最大28時間
ケース充電方法USB Type-C(有線)、Qi(無線)
特記Samsung Scalable Codec対応

サムスン「Galaxy Buds2」は、Galaxyスマホ専用コーデック「Samsung Scalable Codec」に対応。GalaxyS7以降のGalaxyスマホであれば「aptX」コーデック以上の高音質&低遅延なオーディオ再生が可能となる。

発売時期2021年9月
市場価格1.6万円前後→1.3万円前後
Bluetoothバージョン5.2
Bluetooth対応コーデックSBC、AAC、Samsung Scalable
バッテリー駆動時間
イヤホン単体7.5時間、ケース併用で最大28時間
(ノイズキャンセリング利用時)イヤホン単体5時間、ケース併用で最大20時間
充電方法USB Type-C(有線)、Qi(無線)
防水性能○(IPX2)
ノイズキャンセリング(ANC)
外音取り込み機能
マルチポイント△(Galaxyデバイス間のみ可)

 

 

ペアリング仕様




マルチペアリング対応(最大?台)
新規ペアリングモードの起動方法左右イヤホンのタッチパッドを同時に3秒長押し
マルチポイント△(Galaxyデバイス間のみ対応)
複数デバイス間のワンタッチでのペアリング切り替え対応

スマホ←→PC間などでペアリングを切り替える場合、切り替え先デバイスのBluetooth設定画面からイヤホン名を選択すればワンタッチでペアリングが切り替えられる。

他社ワイヤレスイヤホンだとペアリングの切り替え都度、現在のペアリングを解除したり、イヤホンの電源を落とす必要があるが、そうした手間ひまがかからない。

マルチポイントはGalaxyデバイス間のみ可能。通常のマルチポイントとは勝手が異なるので恩恵に預かれる人は少なさそう。

ペアリングまわりのTipsは以下記事も参考にしてほしい。

【Tips】Galaxy Budsシリーズの新規ペアリング方法&ペアリングの切り替え方法まとめ

続きを見る

マルチペアリングとは?

マルチペアリングとは、複数のBluetoothデバイスのペアリング情報が記録できる機能のこと。昨今のワイヤレスイヤホンだとおおよそ5台〜10台のデバイスのペアリング情報が記録できる。

新規ペアリングモードの起動方法について

初回設定時はケース蓋を開くだけで自動で新規ペアリングモードが起動する。2回目(2台目)以降のペアリングを行う場合は新規ペアリングモードを手動で起動する必要がある。

マルチポイントとは?

マルチポイントとは、複数のBluetoothデバイスを同時接続できる機能のこと。Galaxy Buds2は、One UI 3.1以上を搭載したGalaxyデバイス間であればマルチポイント接続できる。

複数デバイス間のワンタッチでのペアリング切り替えとは?

一般的なワイヤレスイヤホンだと複数デバイス間でペアリングを切り替える場合、先に現在のペアリングを解除する必要がある。対してGalaxy Buds2は、現在のペアリングを解除する必要なく、Bluetooth設定画面からイヤホン名をタッチするだけでペアリングが切り替えられる。


 

 

他のGalaxy Budsシリーズとの違い

Galaxy Buds2 は、Galaxy Budsシリーズの中ではエントリーモデルに位置づけ。「Galaxy Buds」(初代)、「Galaxy Buds+」(第2世代)に続く第3世代モデルとなる。

そのほかGalaxy Budsシリーズには「Galaxy Buds Live」「Galaxy Buds Pro」の2機種が存在するが、これらは上位版モデルとなる。Galaxy Buds Liveがオープンイヤーイヤホン(耳をふさがないイヤホン)、Galaxy Buds Proは全部入りの最上位モデルの位置づけだ。

Galaxy Budsシリーズの位置づけ

  • Galaxy Buds2 → エントリーモデル
  • Galaxy Buds Live → オープンイヤーモデル(耳をふさがないイヤホン)
  • Galaxy Buds Pro → 最上位モデル

詳しく違いを調べる

【Galaxy Buds選び方ガイド】Buds2/Pro/Liveの違いを比較解説

続きを見る

 

 

サムスン「Galaxy Buds2」の外観&使用感チェック

イヤホンは勾玉のような丸々デザイン、フィット感は100点満点

縄文時代の出土品かと勘違いする勾玉デザイン。今回オリーブ色を購入したのだが、外装ボディのツルテカ具合と相まって予想以上に勾玉だった。

イヤホンサイズは一般的なワイヤレスイヤホンとそこまで変わらない。ただ、突っかかりのない丸みを帯びた形状なので、耳の大きさや耳の形にかかわらず、装着すると面白いように耳奥にヌメリと入り込む。

マスク紐への干渉も問題なし

これもうイヤホンのフィット感は100点満点の完成度

イヤホンをねじ込む方向が固定化された他社のワイヤレスイヤホンだとフィット感の合う、合わないが明確に出る。

他方、Galaxy Buds2 だと耳穴の中でイヤホンがクルっと動き、人それぞれ、耳それぞれの最適なポジションでフィットするので当たり外れが少ない。耳が小さい人、耳穴の形がいびつな人でも現状を前提にした最適なポジションが見つかるので使いやすい。

イヤホンが耳の穴の中できれいに収まってビジュアルよし

 

 

イヤホンの防水性能はIPX2とおまけ程度...

防水性能はIPX2(厳密には防滴性能)。水ハネを防ぐ程度の耐久性しかない。

雨天時の屋外利用や汗かく運動中の利用もそこまでナイーブになる必要はないが、それでもどっぷりと水に濡れてしまうシチュエーションは避けたほうがよさそう。

 

 

充電ケースは「Galaxy Buds Pro」「Galaxy Buds Live」を踏襲したスクエアデザイン

ここ最近のGalaxy Budsシリーズでおなじみのスクエア型の充電ケースを採用。

縦横5cm、厚み2.5cmのマカロンサイズ。男性ズボンのポケットに入れてももっこりしない。

充電ケースの寸法は「Galaxy Buds Pro」「Galaxy Buds Live」と全く変わらないので、すでに同機種の保護ケースやデザインケースを持ってる人ならそのまま使いまわせる。

写真左がGalaxy Buds2、写真右がGalaxy Buds Live

写真左がGalaxy Buds2、写真右がGalaxy Buds Live

外装ボディがものすごくツルテカしてるので擦り傷が簡単につきそうな印象。保護ケースを付けることを強くおすすめする。Galaxy Harajukuで1回300円でデザインケースが作れるのでこちらも活用あれ(オンラインでのケース作成&宅配も可能)。

 

 

充電ポートはUSB Type-C、ワイヤレス充電も可能

他のGalaxy Budsシリーズ同様にケースはUSB Type-Cケーブルで充電できる。また、ワイヤレス充電(Qi充電)にも対応しているのでワイヤレス充電器を持ってる人なら放置プレイ可能。

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サムスン「Galaxy Buds2」の音質チェック

音質は低音寄りフラットで迫力あり

Galaxy Buds2 は、従来Galaxy Buds同様に高音域と低音域を担当する2つのスピーカーを搭載。そのうえで低音をより重視したオーディオ配分になった。

厚みのある低音サウンドを土台に中音域〜高音域を響かせる。ただ、それでもなお低音の強さが少し上回っている感じ。ボーカルよりかはバックサウンドを楽しむためのイヤホンだ。

上位版モデルの「Galaxy Buds Pro」は中音域〜高音域を重視した解像度高めの音質だったが、Galaxy Buds2はそれと真逆のアプローチ。曲のメロディラインを聞きながらノリノリになりたい人ならGalaxy Buds2の方がおすすめだ。

なお、Galaxy Buds2は専用アプリからイコライザー調整できる。イコライザー「クリア」あたりに変更すれば、ほぼGalaxy Buds Proと変わらぬボーカル主体のサウンドになる。

専用アプリはAndroidのみ利用可能。iOS版アプリもあるにはあるが、Galaxy Buds2はアプリ対応しておらず、イコライザー調整できない。

 

 

遅延(音ズレ)ほぼなし、Galaxyスマホとセットで使えばさらに無敵

Galaxy Budsシリーズは動画視聴時などの遅延(音ズレ)が少ないことで知られるが、Galaxy Buds2 に関しても非常に安定している。

ワイヤレスなので100%遅延を回避しているとは言えないだろうが、普段YouTubeやNetflixを視聴するときに使っていて、音ズレらしい音ズレは確認できない。喋り動画を見ていてもリップシンクのような違和感はない。

Galaxyスマホと接続すれば専用のBluetoothコーデック「Samsung Scalable」が使えるので、これもう有線かと思うレベルに違和感がなくなると思う。

ただ、ゲームプレイ時の遅延はまだまだ回避できる状態ではない。ポチポチゲーまだしも音ゲーなどガチプレイする人であればアプリ側でタイミング調整など必要かと思う。

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サムスン「Galaxy Buds2」の機能面チェック

ノイズキャンセリング(ANC)はエントリーモデルながらも高性能

エントリーモデルのノイズキャンセリングとあり、オマケ程度の機能かと思っていたのだが、いい意味で裏切られた。

低周波音を中心にきちんと静音化しており、オーディオ再生している状態であれば周囲の音が気にならない環境が作れる。出先ならではのガヤガヤ音を低減することで音楽を聞いたり、動画を見たりするときの没入感が劇的にアップする。

人の話し声など高周波音は残り気味だが、オーディオ再生していればほぼシャットアウトできるので気にならない。

イヤーピースをLサイズにすると遮音性が向上するのでおすすめ

イヤーピースをワンサイズ大きいものに変更すれば、物理的な遮音性を高め、より徹底した静けさが味わえる。イヤーピースによる耳穴への締め付けが苦手な人でなければ試してみる価値あり。

また、ホワイトノイズ(ノイズキャンセリング利用中の”サーっ”といった機械音)も発生していないのでオーディオ止めての耳栓利用にも最適。勉強グッズ、集中グッズとしての採用もいいかもしれない。

 

 

外音取り込みは非常にクリア、実用性は重々にある

外音取り込みは3段階で調整できる

外音取り込み機能こと「周囲の音」機能。機能ONにするとイヤホンを付けたまま周囲の音が聞き取れる。

いざ使うときちんと音が集音できてるし、音が反響したり増強したりもほとんどない

取り込みレベル「中」であればホワイトノイズ(”サーっ”といった機械音)もほぼ聞こえないので、オーディオ停止した状態なら違和感なく周囲の人と会話できる。普段使いするにあたっての実用性は十分にある

外音取り込み機能は、タッチセンサーを長押しするとノイズキャンセリングと入れ替える形で起動できる。

 

 

ノイズカット通話マイクは優秀、騒音のある場所でも問題なく使える

イヤホンに通話マイク搭載。ビデオ通話やハンズフリー通話のときに活用できる。

上位版モデル「Galaxy Buds Pro」「Galaxy Buds Live」同様に口元から離れた音を検出してノイズカット(厳密にはトーンダウン)してくれるので騒音のある場所でも通話音声だけを伝達しやすい。それこそ自宅ビデオ通話での生活音シャットアウトにも活用できる。

通話マイク性能だけで見れば上位版モデルとなんら変わらぬレベルに仕上がっている。テレワーク用のイヤホン&マイクとして考えれば非常にお買い得だと思う。

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サムスン「Galaxy Buds2」の気になったところ(あるいはデメリット)

タッチセンサーの場所がわかりにくい

ここらへんにタッチセンサーあり

タッチセンサーが外装ボディ(外装デザイン)と同化しててタッチする場所がわかりにくい。

イヤホンを装着した状態だと、わりと高確率でタッチする場所を間違えててタッチ操作コマンドが反応しないことがある。この点、ストレスに感じるかもしれない。

【補足】タッチ操作コマンド(デフォルト状態)は以下のとおり

右イヤホン左イヤホン
1回タッチ再生/停止
2回タッチ次の曲へ進む
3回タッチ前の曲へ戻る
長押しノイズコントロール(ノイズキャンセリング←→外音取り込み)

着信対応は2回タッチ。着信終了も2回タッチ。着信拒否は長押し。

Android版アプリを使えば「長押し」コマンドのみ割り当て変更可能。音声アシスタント起動、ボリューム変更、Spotify再生起動から選択できる。

 

 

iPhone(iOS)だと専用アプリ使えず

前作で上位版モデルの「Galaxy Buds Pro」に続きiOS版アプリに非対応。アプリが使えないことによるデメリットは以下のとおり。

  • イコライザー調整できず
  • タッチ操作コマンドの割り当て変更できず
  • 外音取り込み機能の取り込み強度の調整できず
  • 新着通知を音声通知するアプリが選択できず
  • そのほか細かなイヤホンカスタマイズできず

デフォルト状態でも文句ない使い勝手ではあるが、音質などより自分好みにカスタマイズしたいiPhoneユーザーだとネックになりそう。

【レビュー】Galaxy Buds2はiPhoneでどこまで使える?実機で試してみた

続きを見る

 

 

「Galaxy Buds Pro」で搭載された試験的な?新機能はもろもろカット

Galaxy Buds Pro

今年4月に発売開始となった上位版モデル「Galaxy Buds Pro」。

いくつか試験的な新機能が搭載されたが、それらがこぞってGalaxy Buds2では省かれた。主に以下のような機能。

  • 音声検出(発声と同時に外音取り込みを自動でONにする機能)
  • 360度オーディオ

いずれも発展途上な機能だったので、そこまで絶対的に必要というわけでもないが、より全部盛りのハイエンドGalaxy Budsがほしい人だとGalaxy Buds Proの方が満足度が高そうだ。

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この記事のまとめ

サムスン「Galaxy Buds2」をレビューしてきた。

エントリーモデルとして過不足ない。というか十分すぎる。音質、ワイヤレス接続、ノイズキャンセリング、いずれもきちんと仕上がってるワイヤレスイヤホンだ

ケチをつけるとしても、せいぜい防水性能のしょぼさ、タッチセンサーの勝手の悪さ(タッチする場所が不明瞭)、この2点くらいだろう。ほか特に文句らしい文句はない。

勾玉ライクな丸みを帯びたイヤホン形状のおかげで人を選ばず、耳を選ばず使いまわせる。耳穴の形がいびつでイヤホンのフィット感でハズレを引きやすい人だと、これもう本当に重宝すること違いない(筆者談)。

ワイヤレスイヤホンとしての性能を評価するのはもちろんこと、それ以上にイヤホンのフィット感を重視する人に Galaxy Buds2 をおすすめしたい。

 

 

レビュー対象製品

 

 

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