これまでiPhoneに標準付属していた充電器(電源アダプタ)だが、iPhone 12シリーズより付属を取りやめ。なんか知らんが充電ケーブルだけ付属していて途方に暮れてる人も多そうだ。
そこでこの記事では、iPhoneの充電器の選び方、そしてiPhone向けに使えるおすすめの充電器を紹介したい。
記事をひととおり読めばiPhoneの充電の勝手が理解できるはず。ぜひ記事を参考にしてみてほしい。
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【基本3つ】iPhoneの充電器の選び方
1. 従来のiPhone充電器でも充電できる
現在なおiPhoneはライトニング端子を採用しており、ライトニングケーブルを使えば充電できる。
これまでiPhoneを使っていた人であれば、ミニコロサイズの充電器(電源アダプタ)とライトニングケーブルを持っているはず。流行りの急速充電こそ対応していなが、ライトニングケーブルの充電器ならば、iPhoneをとりあえず充電できる。
できるだけ出費を抑えたい、通常充電でも問題ないという人であれば話はここで終わりだ。
2. iPhone 7以降のiPhoneであれば急速充電に対応
iPhone 7以降のすべてのiPhoneは急速充電に対応している。
急速充電仕様の充電器と充電ケーブルを使えば、充電30分でバッテリー50%が溜められるAppleいわくの高速充電が可能(この記事では”急速充電”と記載)。気持ち通常充電の約2倍の速度で充電できる。
3. 急速充電仕様の充電器はおおよそ2,000円前後が相場、安いものなら1,000円台も
iPhoneが急速充電できる充電器だが、巷でいう「USB PD充電器」のこと。
USB PD充電器の土台となる充電規格「USB PD」(USB Power Delivery)は業界共通規格であり、Apple独自規格ではない。サードパーティ製品を含めて数多くの製品が展開される。
USB PD充電器は最大100Wまで対応する製品があるが、iPhoneの急速充電であれば20Wで出力できれば十分。価格は相場2,000円前後、安いもので1,500円前後といったところだ。
iPhone向けのおすすめ充電器(急速充電器)まとめ
以下3つの括りに分けてiPhone向けのおすすめ充電器をまとめていく。
- Apple純正品
- サードパーティ充電器
- 上級者向け
【1】Apple純正品
Apple 20W USB-C 電源アダプタ(直販価格2,200円)
発売時期 | 2020年10月 |
直販価格(税込) | 2,200円 |
充電ポートの最大出力 | ①20W(USB Type-C) |
迷ったらとりあえずこれでいい。Appleが公式販売している電源アダプタ「Apple 20W USB-C 電源アダプタ」。
iPhone向けの急速充電に最適化された最大20W出力できる急速充電仕様の充電器。iPhone 11以降のiPhoneを購入した人であれば、同充電器とiPhone付属の充電ケーブルをセットで使えば急速充電できる。
価格2,200円とApple製品にしては珍しくコスパよい価格設定。ほぼ業界相場プラスアルファ程度に収まってる。Apple純正品ならではの安心感を重視する人はこれを選べば間違いない。
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【USB PD充電器】Apple 20W USB-C電源アダプタ(リニュアル版)レビュー
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【2】iPhone向けのサードパーティ充電器
もっぱら以下4機種がおすすめだ。
1. Anker PowerPort III Nano 20W(直販価格1,790円)
発売時期 | 2020年10月 |
直販価格(税込) | 1,780円 |
充電ポートの最大出力 | ①20W(USB Type-C) |
人気充電器メーカー「Anker」が手がける急速充電器。
先に紹介したApple純正品と同じく最大20W出力できる。iPhone向けの急速充電器としては文句ないスペック。
充電器サイズはApple純正品よりも小さめ。1辺2.7cmのサイコロサイズなので2口コンセントに挿しても邪魔にならない。
価格1,780円と安価なのにくわえて、Ankerならではの18ヶ月(Anker会員なら24ヶ月)の長期の製品保証もつくのでコスパ重視の人におすすめだ。
2. エレコム AC充電器 USB充電器 20W Type-C(直販価格1,180円)
発売時期 | 2021年9月 |
直販価格(税込) | 1,180円 |
充電ポートの最大出力 | ①20W(USB Type-C) |
エレコムから登場した国内最安級の急速充電器。20W出力できて価格1,180円と破格プライス。
下手な中華製品と区別つかぬ安さだが、そこはやはり大手エレコム。きちんとPSE認証(安全適合基準)を取得してる。また、購入後1年の製品保証もある。特段粗らしい粗はない。
充電器サイズも1辺2.8cmのサイコロサイズとあり、2口コンセントで使っても邪魔にならない。
そこまで充電器のブランドやメーカーにこだわりがなく、安い中華製品を購入しようと考えている人であれば、最低限の安全性が担保されたエレコムの同充電器を選んだ方が心配なく使えてよさそうだ。
3. Anker PowerPort Atom III Slim
(直販価格2,599円)
発売時期 | 2019年6月 |
直販価格(税込) | 2,599円 |
充電ポート出力 | ①30W(USB Type-C) |
筆者愛用中の1品はこれ。人気充電器メーカー「Anker」が手がける急速充電器の中で最薄と名高い「Anker PowerPort Atom III Slim」。
サイズはミンティアケースほど、厚みはミンティアケース2枚分ほど。
先に紹介した2製品ともサイコロサイズの充電器であり、コンパクトだけども1辺2.8cm前後の厚みがあった。対してAnker PowerPort Atom III Slimは厚みが1.5cmほどしかないので、ズボンのポケットに入れてももっこりしない。なんなら筆箱に入れておけるサイズ感だ。

電源プラグは折りたたみ可能
もっぱら出先で使えるiPhone充電器を探していて、どこに仕舞っておいてもかさばらない、もっこりしない充電器を探している人であれば、Anker PowerPort Atom III Slimをぜひにおすすめしたい。
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Anker PowerPort Atom III Slim(A2614)レビュー|Anker史上最もミニマルなUSB PD充電器
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4. エレコム USB充電器(20W+12W)(市場価格2,000円前後)
発売時期 | 2021年6月 |
市場価格 | 2,000円前後 |
充電ポート出力 | ①20W(USB Type-C) |
②12W(USB Type-A) |
エレコムが手がける2ポート充電器。最大20W出力できるUSB Type-Cポート、最大12W出力できるUSB Type-Aポートを備える。
自宅で使うiPhone充電器として考えていて、なおかつiPhoneだけでなくワイヤレスイヤホンやUSB家電などの充電でUSB Type-Aポートを使う機会がある人なら丁度いい製品。
価格も2,000円前後と安価。利用用途さえ合えばコスパの観点からも購入する価値ある。
【3】上級者向けのiPhone充電器
iPhoneを充電するだけならば、ここまで紹介した製品で問題ない。
プラスアルファでMacBookやiPadなど充電したい人におすすめなのが以下の2機種だ。
1. Anker PowerPort Atom III 63W Slim(直販価格4,490円)
発売時期 | 2019年12月 |
直販価格(税込) | 4,490円 |
充電ポート出力 | ①45W(USB Type-C) |
②18W(USB Type-C) | |
③④合計15W(USB Type-A) |
Ankerが手がける4ポート充電器。急速充電に対応したUSB Type-Cポートを2つ搭載している。
もっぱら45Wの方でMacBookを、18Wの方でiPhoneを急速充電する感じ。USB Type-AポートはワイヤレスイヤホンやUSB家電の充電で使うと丁度よさそう。
もとよりiPhone充電器を含めて自宅の充電環境を整理したい人であれば、4ポート搭載の同充電器がおすすめだ。
2. CIO Lilnob 65W(直販価格5,478円)
発売時期 | 2020年6月 |
直販価格(税込) | 5,478円 |
充電ポート出力 | ①65W(USB Type-C) |
②65W(USB Type-C) | |
※2ポート同時利用時は45W+18Wに分岐 | |
③18W(USB Type-A) |
USB Type-Cポートを2つ備えた急速充電器。
iPhoneはもちろんのこと、1ポート充電時は最大65Wまで出力できるのでMacBook AirだけでなくMacBook Pro 13、MacBook Pro 14などもフルスピードで充電できる。
もっぱら65W出力に魅力を感じる人、MacBook Pro 13、MacBook Pro 14ユーザーなどにおすすめだ。iPhoneもMacBook Proも充電できる理想的な急速充電器と言える。
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3ポートUSB PD充電器「CIO Lilnob 65W」レビュー|MacBook Proも充電できる高出力モデル(最大65W対応)
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【補足】急速充電で使える充電ケーブルの選び方
基本的にiPhone付属の充電ケーブルを使えば問題なし
iPhone 11以降のiPhoneであれば、すべてのモデルに「ライトニングケーブル&USB Type-Cケーブル」が同梱される。同充電ケーブルなら急速充電にそのまま使える。
iPhone 11以前のiPhoneを使っていてUSB Type-C仕様の充電ケーブルを持っていない人であれば別途ケーブルを購入する必要がある。
充電ケーブルは順当に選ぶなら「Apple純正ケーブル」(1,980円)が第一候補
iPhone 11以降のiPhoneに標準同梱されるApple純正ケーブル。ケーブル単体での販売もあり、直販1,980円で購入できる。
サードパーティ製品を選ぶ場合は「MFi認証」(Apple認証)を通過した製品を選ぶ
Apple純正ケーブル以外だとApple認証こと「MFi認証」を取得したケーブルでないとiPhoneを急速充電できない。いくら急速充電器を使おうとも野良ケーブルだと急速充電にならないので注意が必要だ。
MFi認証を取得した充電ケーブルだが、もっぱら以下の製品がおすすめ。
Anker PowerLine Ⅲ Flow(絡まないケーブル)(直販価格2,190円)
Rampow usb-c lightning ケーブル(直販価格1,588円)
サードパーティ製品であっても相場1,500円〜2,000円くらいなのでApple純正ケーブルとさして金額が変わらない。よほどケーブルのカラーリングが好き!みたいなことでもなければApple純正ケーブルで十分かもしれない。
この記事のまとめ
ここまでiPhone向けの充電器を紹介してきた。
充電器とはいえ、Apple純正品だけでなくサードパーティ製品も使えるので選択肢は多分にある。コスパ重視で充電器を選びたい人でも丁度いい1品が見つかると思う。
なおかつ、急速充電器を使えばiPhoneでもAndroidスマホばりに短時間で充電できる。iPhoneを充電し忘れた朝方など5分〜10分充電しとけば数十%のバッテリーが一気に溜められる。ピンチのときほど活躍すること間違いなしだ。
ぜひ記事を参考にベストな1台を見つけてほしい。
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