近年、空前の盛り上がりを見せるiPhoneのホーム画面カスタマイズ。
iOS 14より「ショートカット」でアプリアイコンを変更したり、「ウィジェット」を使ってホーム画面に写真を表示できるようになり、飛躍的にカスタマイズできる幅が広がった。
やけにおしゃれなiPhoneのホーム画面だったり、推しが全面的にフィーチャーされたホーム画面を見たことがある人も多いかと思う。こうしたホーム画面もすべて「ショートカット」や「ウィジェット」だけで作成している。
この記事では、こうしたこだわりのiPhoneホーム画面を作るための土台となる基本技をまとめている。iPhoneホーム画面カスタマイズの手始めとして記事を参考にしてみてほしい。
この記事の目次(タッチで移動)
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iPhoneのホーム画面カスタマイズを構成する6つの基本技
筆者の現在のiPhoneホーム画面はこれ↑。モノトーンでシンプル基調のデザインでまとめている。
これらはすべて「ショートカット」と「ウィジェット」だけで作成。編集画面にすると以下のとおり。
カスタマイズした内容だが、大きく以下6つの基本技に分類できる。
1. 壁紙でドックを隠す
iPhoneの画面最下部に表示される固定エリアこと「ドック」(Dock)。
壁紙サイト「不思議なiPhone壁紙」が提供している無料壁紙「ドックを隠す壁紙」を使うことでドックの枠の部分が隠せる。
厳密にはうっすらと跡が残っているが、ぱっと見ではわからないだろう。
筆者は黒色の壁紙を使っているが、黒以外のカラー壁紙も用意あり。
ドックが消えることで見ため非常にすっきりする。シンプルかつモノクロなホーム画面を作りたい人だと必需品だ。
2. アプリアイコンを変更する
最もスタンダードで王道なiPhoneのホーム画面カスタマイズ「アプリアイコンの変更」。
Apple純正アプリ「ショートカット」で特定のアプリを起動するショートカットを作成。
同ショートカットの起動アイコンをホーム画面に追加する際、任意の画像・写真をアイコンとして設定することで事実上アプリアイコンが変更できる。
アプリアイコンを変更する方法(基本技)
そもそもの変更方法がわからない人はこの記事から試してみてほしい。
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参考iPhoneのアプリアイコンを変更する方法(ショートカット使用)
続きを見る
アプリアイコンを透過させる方法(応用技)
アイコンを変更する際、壁紙と同色・同柄のアイコン画像を指定することで事実上アプリアイコンが透過できる。
以下記事では、壁紙と同色・同柄のアイコン画像を作成する方法を解説している。
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参考【iPhone】Yconアプリを使って透過アイコン(透過アプリアイコン)を作成する方法
続きを見る
アプリアイコン起動時のバナー通知を消す方法(+α技)
「ショートカット」経由でアイコン変更したアプリを起動するたびにバナー通知が表示されるデメリットあり。
ただ、これも設定一つで対処できる。設定方法は以下記事でまとめている。
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参考【iOS 16仕様】iPhoneでショートカット起動した時のバナー通知を消す方法(アプリを開いたときのバナー通知を消す方法)
続きを見る
▼ iOS 15以前のiPhoneの場合は以下記事を参照
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参考【iPhone】ショートカット経由でアプリを開いたときのバナー通知を消す方法(iOS 15準拠)
続きを見る
3. 写真をホーム画面に表示する
写真ウィジェットを活用することで任意の写真をホーム画面に追加・表示できる。推しホームを作るためには欠かせないカスタマイズ。
ウィジェット下に名前を表示せずに写真だけを表示する方法
通常の写真ウィジェットを使うとウィジェット下にアプリ名が表示されてしまう。
他のウィジェットでもアプリ名が表示されているはずだ。iPhoneの仕様なので仕方ない。
ーーこれを回避するためには「名前なしアプリ」を使う必要がある。
名前なしアプリとして有名なのが「Widgety」アプリだ。
Widgety(ウィジェッティ)(無料アプリ)
いや名前あるやん!!言いたくなるかも知れないが、紛うことなき名前なしアプリ。
App Storeの登録にはアプリ名が入力されておらず。
自ずとウィジェットをホーム画面に追加してもウィジェット下にアプリ名が表示されないカラクリだ。

Widgetyアプリで写真ウィジェットを表示した状態
見ため非常にすっきりするのでシンプルなホーム画面を作りたい人だと必需アプリ。アプリは無料で使える。
Widgetyアプリの使い方は以下記事でまとめている。
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参考【iPhone】ウィジェット下の名前が消せる写真ウィジェット作成アプリ「Widgety」の使い方
続きを見る
4. 時刻やカレンダーのウィジェットを追加する
時刻、日付、カレンダーなどウィジェットを使ってホーム画面に表示できる。
こうしたウィジェットの作成で圧倒的な人気を誇るのが「Widgetsmith」(ウィジェットスミス)。
主要なカスタム内容を揃えるほか、フォントやフォントカラーも自由に変更できるのでカスタマイズ性にも優れる。
Widgetsmithアプリの使い方(基本技)
そもそものアプリの使い方がわからない人は以下を参照。
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参考iPhoneのホーム画面カスタマイズアプリ「Widgetsmith」(ウィジェットスミス)の使い方
続きを見る
Widgetsmithアプリで透明ウィジェットを作る方法(応用技)
プラスアルファの応用技。壁紙と同色のウィジェットを作成することで事実上ウィジェットを透明にできる。よりシンプルなホーム画面を作りたい人はお試しあれ。
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参考【iPhone】Widgetsmith(ウィジェットスミス)アプリで透明ウィジェットを作成する方法
続きを見る
5. 空白エリアを作る
iPhoneはホーム画面の左上からアプリやウィジェットが詰めて配置される仕様のため、画面上部、中央部に空白エリアが作れない。
ただ、これもカスタマイズで回避可能。壁紙と同柄・同色のウィジェットやアイコンを作成して空白にしたい場所に予め配置。さながらカメレオンのようにして空白スペースが演出できる。
空白ウィジェットを作る(アプリアイコン4マス分〜)
アプリアイコン4マス分〜を一気に空白にしたい人はこっち。
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参考iPhoneのホーム画面に余白(空白ウィジェット)を作る方法
続きを見る
空白アイコンを作る(アプリアイコン1マス分)
1マス、2マス、あるいは部分的な空白を作りたいのならこっち。
単色系の壁紙を使っている人向け
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参考【iPhone】ホーム画面の上部・中部に余白(空白エリア)を作る方法
続きを見る
柄物の壁紙を使っている人向け
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参考【iPhone】Yconアプリを使ってホーム画面に空白エリア(透明アイコン)を作る方法(柄物の壁紙OK)
続きを見る
6. 便利系ショートカットを追加する
Apple純正アプリ「ショートカット」。iPhoneの特定操作を自動化できる便利系ツールとして知られる。
「Wi-Fiを完全オフにするショートカット」「テザリング設定ページを開くショートカット」などホーム画面にショートカットの起動アイコンを追加すれば、ホーム画面からワンタップで操作実行できて勝手よい。
ショートカットの起動アイコンは任意の画像・写真を設定できるのでiPhoneホーム画面カスタマイズの邪魔にならない。
Wi-Fiを完全オフにするショートカット
ホーム画面からワンタップでWi-Fiを完全オフにできるショートカット。
コントロールセンターからWi-Fiを切っても一定時間で復帰してしまうが、ショートカット経由でWi-Fiを完全オフすればWi-Fiが勝手に再接続されずに済む。
ダウンロードレシピはこちら
iCloud(Apple公式サイト)経由でダウンロード可能。筆者が作成したものをアップロードした。
ショートカットの詳しい使い方は以下記事より
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解説【iPhone】WiFiをワンタップで完全オフにする方法(ショートカット利用)
続きを見る
テザリング設定ページをワンタップで開くショートカット
ホーム画面からワンタップで「設定」アプリ内のテザリング設定ページ(インターネット共有)を開けるショートカット。
日常的にテザリングを多用しているPCワーカーなどにおすすめ。
ショートカットレシピをダウンロード
iCloud(Apple公式サイト)経由でダウンロード可能。筆者が作成したものをアップロードした。
ショートカットの詳しい使い方は以下記事より
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解説【iPhone】テザリング設定画面(インターネット共有)をホーム画面から開くショートカット
続きを見る
そのほかのショートカットを探す
以下の記事で筆者おすすめのショートカットを紹介している。こちらも参考にしてほしい。
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参考【iPhoneの裏技】iOSショートカットのレシピ一覧集(iOS 16準拠)
続きを見る
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参考【iPhoneショートカットまとめ】日常的に使えるおすすめレシピを厳選紹介(iOS 16準拠)
続きを見る
【補足】”検索”マークを非表示にする
iOS 16からデフォルトで表示されるようになったホーム画面下の”検索”マーク。
シンプル、ミニマルなホーム画面を作りたい人だと邪魔に感じるかもしれない。
これも設定一つで従来の「・・・」仕様に戻せるので気になる人は変更したい。
変更手順は以下記事でまとめている。
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参考【Tips】iPhoneのホーム画面の「検索」マークを非表示にする方法(iOS16〜)
続きを見る
iOS 16以降のiPhoneならロック画面カスタマイズもこだわれる
2022年9月に配信開始されたiPhoneの最新バージョン「iOS 16」にてロック画面がメジャーアップデートされた。
カスタムできる壁紙のバリエーションが増えたのはもちろん、新たに任意のアプリやショートカットがロック画面からワンタップで起動できるように。
「PayPay」や「dポイントカード」もロック画面からワンタップで起動できるので特にキャッシュレスガチ勢だとカスタムしがいがある。
総合カスタマイズ記事
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iPhoneのロック画面カスタマイズのやり方・基本技まとめ(iOS 16準拠)
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おすすめカスタム技
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【にゃー】iPhoneのロック画面の鍵マークを「猫」にする方法
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【iPhone】ロック画面の壁紙を自動変更するショートカットの作り方(レシピあり)
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iPhoneのロック画面の壁紙を自動で変更する方法(iOS 16仕様)
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【iPhone】ロック画面から特定アプリをワンタップ起動する方法(iOS 16仕様)
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【iPhone】ロック画面からiOSショートカットを起動する方法(iOS 16仕様)
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この記事のまとめ
iPhoneでこだわりのホーム画面を作るための基本技をまとめてきた。
iPhoneの標準機能である「ウィジェット」と「ショートカット」だけでカスタマイズできるので難しい作業はない。素材となる画像や写真を用意すれば数ステップでカスタマイズが始められる。
自分らしさ光るiPhoneのホーム画面を作りたいと考えてる人はぜひお試しあれ。
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【リンク一覧集】iPhoneのホーム画面・ロック画面・iOSショートカット関連のカスタマイズ記事まとめ(iOS 16準拠)
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