スマートウォッチ

【2023年】Suica対応スマートウォッチの選び方&おすすめ製品まとめ

2020年12月24日

Appleが手がけるApple Watchはじめ、市民権を獲得しつつある腕時計型のウェアラブルデバイス「スマートウォッチ」。

昨今ではSuicaに対応したスマートウォッチも登場。通勤/通学で使いたい人、ランニングやスポーツ中の手軽な決済手段として使いたい人におすすめのデバイスに。

この記事では、こうしたSuica対応スマートウォッチの情報をまとめた。Suicaが使えるスマートウォッチを探している人は記事を参考にしてほしい。

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先に知っておきたいSuica対応スマートウォッチ事情5つ

1. Suica対応スマートウォッチは以下5社から展開

Suica対応スマートウォッチは、以下の5社から展開される(2022年10月時点)。

  1. Apple
  2. Google
  3. ソニー
  4. GARMIN
  5. Fitbit

 

 

2. Suica定期券が使えるのはApple Watchのみ

Suica対応スマートウォッチは上記5社から展開される一方、Suica定期券はAppleが手がける「Apple Watch」でしか利用できない(2022年10月時点)。

他社のSuica対応スマートウォッチはチャージ残高を使ったSuica決済のみ対応となる。

 

 

3. 残高オートチャージもApple Watchのみ利用可能

クレジットカードを使った残高オートチャージ機能(改札自動チャージ機能)もApple Watchのみの提供。

他社のSuica対応スマートウォッチだとオートチャージできないので事前に入金しておく必要がある。なお、入金それ自体にクレジットカードを使うことは可能だ。

 

 

4. ビューカードのチャージ還元率は0.5%扱い

出典:ビューカード|JR東日本(リンク先PDF)

JR東日本(厳密には株式会社ビューカード)が発行するVIEWカード。

以前はスマートウォッチ版Suicaの残高チャージに対して還元率1.5%が適用されたが、これが2021年7月より0.5%に引き下げられた。

 

 

5. JRE POINTは登録可能(Suica ID番号あり)

スマートウォッチ版SuicaであってもSuica ID番号は発行される。同番号をJRE POINTで登録すればSuica決済によるポイント特典が適用される。

 

 

Suica対応スマートウォッチ一覧&おすすめモデル紹介

Suica対応スマートウォッチ概要

Suica対応スマートウォッチは以下5社から展開される。

  1. Apple
  2. Google
  3. ソニー
  4. GARMIN
  5. Fitbit

 

 

1. Apple「Apple Watch」シリーズ




主なSuica機能の対応可否

機能の対応可否
Suica定期券
Suicaグリーン券
残高オートチャージ

Suica以外の決済機能

PASMO、iD/QUICPay(ApplePay)、PayPayほか

注意事項

Androidスマホとは接続できず(iPhone完全専用)
対応可否
鉄道乗車
バス乗車
店頭レジ決済
非ペアリング時の単体決済
タッチでGo!新幹線
スマートEX
エクスプレス予約
対応可否
Suica定期券
Suicaグリーン券
クレジットカードチャージ
オートチャージ
現金チャージ
JRE POINT連携
 

Suica対応スマートウォッチとして非常に勝手よいApple Watch。

接続するiPhoneのモバイルSuica情報(Apple Pay情報)を吸い上げて使うため、Apple Watchで実質的にモバイルSuicaが利用可能。Suica定期券やSuicaグリーン券、オートチャージなどそのまま機能する。

iPhone完全専用でAndroidスマホユーザーだとApple Watchが使えないのが唯一にして絶対的なネック。ただ、特にSuica定期券を使いたい人だとApple Watch以外の選択肢はない。

おすすめモデル

Apple Watch Series 8(2022)

2022年9月に発売開始した最新モデル(現行モデル)。価格は6万円〜。ECG(心電図)機能を搭載した名実ともに医療機器の扱い。

 

Apple Watch SE 2(2022)

Apple Watchの入門モデル。第2世代モデルが2022年に登場。価格は4万円〜。

 

Apple Watch Ultra(2022)

2022年発売のハイエンドモデル。スキューバダイビングなどスポーツ・アウトドアに耐えるタフネス仕様に。価格は12万円〜。

 

 

2. Google「Pixel Watch」




主なSuica機能の対応可否

機能の対応可否
Suica定期券×
Suicaグリーン券×
残高オートチャージ×

Suica以外の決済機能

確認中(NFCタッチ決済のみ対応との見方強し)

注意事項

iPhoneでは使えず(Google Payアプリによる設定必須)
対応可否
鉄道乗車
バス乗車
店頭レジ決済
非ペアリング時の単体決済
タッチでGo!新幹線
スマートEX
エクスプレス予約
対応可否
Suica定期券
Suicaグリーン券
クレジットカードチャージ
オートチャージ
現金チャージ
JRE POINT連携
 

2022年10月に登場したGoogleのスマートウォッチ「Pixel Watch」。簡易版Suicaを内蔵。事前チャージした残高を使ったSuica決済が可能だ。

ただ、Suica定期券やオートチャージには対応せず。あくまでも簡易版Suicaにとどまる。

Androidスマホ向けに提供される「Google Pay」アプリを経由してSuica設定を行うため、Androidスマホが必須。iPhoneしか持ってない人だとSuica設定できない。

おすすめモデル

Pixel Watch 本体

 

カスタムバンド各色(バンドのみ別途購入可能)

 

 

3. ソニー「wena 3」




主なSuica機能の対応可否

機能の対応可否
Suica定期券×
Suicaグリーン券×
残高オートチャージ×

Suica以外の決済機能

iD/QUICPay、楽天Edyほか

注意事項

Suica以外の電子マネー設定はiPhone必須
対応可否
鉄道乗車
バス乗車
店頭レジ決済
非ペアリング時の単体決済
タッチでGo!新幹線
スマートEX
エクスプレス予約
対応可否
Suica定期券
Suicaグリーン券
クレジットカードチャージ
オートチャージ
現金チャージ
JRE POINT連携
 

簡易版Suicaを内蔵したソニーのスマートウォッチ「wena 3」。チャージ残高を使ったSuica決済が可能。Suica定期券や残高オートチャージには対応せず。

Suicaの初期設定はiPhone、Android双方から可能。Apple Watch、Pixel WatchのようなOS縛りはない。

ただ、Suica以外の電子マネーの設定はiOSアプリ「おサイフリンク」通じて行う。同アプリはAndroid向けには配信されておらず、Suica以外の電子マネーを使いたい人だと実質的にiPhone必須となるので注意。

また、iD/QUICPayで登録できるクレジットカードは、Androidアプリとして提供される「おサイフケータイ」に準拠。Google Pay経由でしか登録できないKyash、LINE Payなどは設定できない。この点も注意したい。

おすすめモデル

いずれもバンドのみの価格情報。ヘッドは別途用意する必要あり。サイズさえ合えば他社の腕時計のヘッドも装着できる。

wena 3 メタルバンド

価格3.3万円。ビジネスユースにも合うフォーマル仕様。シルバーとブラックの2色展開。

 

wena 3 レザーバンド

価格3万円。カジュアル〜フォーマルまで合うレザーバンド(革バンド)。ブラウンとブラックの2色展開。

 

wena 3 ラバーバンド

価格2.4万円。スポーツ用途を想定したラバーバンド(シリコンバンド)。ブラック1色のみの展開。

 

 

4. GARMINシリーズ




主なSuica機能の対応可否

機能の対応可否
Suica定期券×
Suicaグリーン券×
残高オートチャージ×

Suica以外の決済機能

簡易版Visaタッチ決済(対応有無は機種による)

注意事項

特になし
対応可否
鉄道乗車
バス乗車
店頭レジ決済
非ペアリング時の単体決済
タッチでGo!新幹線
スマートEX
エクスプレス予約
対応可否
Suica定期券
Suicaグリーン券
クレジットカードチャージ
オートチャージ
現金チャージ
JRE POINT連携
 

スポーツ・アウトドア分野で高い知名度を誇る米GARMIN(ガーミン)。

2020年より簡易版Suicaを内蔵したスマートウォッチを展開。専用アプリ「GARMIN CONNECT」からSuica設定できる。アプリはiOS、Android双方に配信されるため、iPhoneユーザー、Androidスマホユーザーどちらでも問題なくSuicaを設定&利用可能だ。

一部製品であれば簡易版Visaタッチ決済にも対応。ソニー銀行、PayPay銀行、三菱UFJ銀行のデビットカードと紐付けることでNFC決済できる。とはいえ、いずれもデビットカードに限られるため利用するシチュエーションは限られそう。

おすすめモデル

vivomove 3s(価格2.8万円)

GARMINはSuica対応モデルだけで20種類以上あるのだが、その中で筆者おすすめなのがこれ。

物理針と簡易ディスプレイを組み合わせたハイブリッド・スマートウォッチ。がっつり操作するには向かないが、日常生活の中にスマートウォッチを取り込みたい人だと”いかにも”感がなくて合わせやすい。

 

Venu Sq Music(価格2.8万円)

価格2万円台でGPS内蔵したコスパモデル。スマホとペアリングしていない状態でもランニングルートや走行距離が記録できる。

スマートウォッチ単体での音楽再生も可能。端末ストレージ(1GB)に音楽ファイルを保存して、ワイヤレスイヤホン経由で音楽再生できる。これに加えて、もちろんSuica対応だ。

 

ForeAthlete745(価格5万円)

日常的なスポーツ用途はもちろん、トライアスロンや登山でも活用できるガチ向けのスポーツウォッチ。GPSほか気圧高度計も内蔵している。スマートウォッチ単体での音楽再生、Suica決済もカバー。

 

 

5. Fitbit




主なSuica機能の対応可否

機能の対応可否
Suica定期券×
Suicaグリーン券×
残高オートチャージ×

Suica以外の決済機能

簡易版Visaタッチ決済(対応有無は機種による)

注意事項

特になし
対応可否
鉄道乗車
バス乗車
店頭レジ決済
非ペアリング時の単体決済
タッチでGo!新幹線
スマートEX
エクスプレス予約
対応可否
Suica定期券
Suicaグリーン券
クレジットカードチャージ
オートチャージ
現金チャージ
JRE POINT連携
 

Google傘下のスマートウォッチメーカー「Fitbit」。Pixel Watchとは別枠ブランド扱い。

簡易版Suicaを内蔵しており、チャージ残高によるSuica決済が可能。Suica定期券やオートチャージは使えず。

Suicaの設定は専用アプリから行う。専用アプリはiPhone、Android双方で利用可能だ。

Suica対応スマートウォッチとしては安価なものが多いため、Suicaが使えれば十分... くらいの人だとコスパよく調達できてよさそう。

おすすめモデル

Fitbit Charge 5(価格1.9万円前後)

Fitbit最新モデル。スマートウォッチよりかはスマートバンドに近い。価格1.9万円とコスパよし。

 

Fitbit Versa 3(価格2.2万円前後)

価格2.2万円でGPS内蔵したコスパモデル。スマホなしでランニングルートや走行距離を記録したい人だと選びたい。

 

 

この記事のまとめ

ここまでSuica対応スマートウォッチをまとめてきた。

Suica定期券が使いたい人だとApple Watch一択。Suicaそれ自体が使いたいだけであればGoogle、ソニー、GARMIN、fitbitのスマートウォッチでも問題ない。もっぱら2万円台からSuica対応モデルが購入できる。

昨今だと健康ウォッチとしての側面が強いスマートウォッチだが、キャッシュレスガチ勢など決済を主としてスマートウォッチを使いたい人であればSuica対応スマートウォッチとの相性はよさそう。気になる製品があったらチェックしてみてほしい。

 

 

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