イヤーピースなしのイヤホンこと「インナーイヤー型イヤホン」(オープン型イヤホン)。
カナル型イヤホンと違ってイヤーピースによる耳穴への圧迫感なし。長時間とイヤホンをつけっぱなしにしても耳が疲れにくい。また、夏場だと耳の内部が蒸れず、耳穴が湿ったくなるのも防げる。
この記事では、インナーイヤー型のワイヤレスイヤホンの中から人気モデルを抜粋して紹介する。イヤーピースなしのワイヤレスイヤホンを探している人は記事を参考にしてほしい。
この記事の目次(タッチで移動)
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インナーイヤー型イヤホンの種類
インナーイヤー型イヤホンは大きく分けて以下の3つに区分できる。
- 王道スタイル
- ながら聞きイヤホン
- 耳掛け式イヤホン
1. 王道スタイル
王道スタンダードのインナーイヤー型イヤホン。イヤホンを耳穴の入り口部分に引っ掛けて使う。
イヤホン形状自体はカナル型イヤホンと変わらず。イヤーピースなしの普通のイヤホンを探している人におすすめ。
2. ながら聞きイヤホン
ワイヤレスイヤホン業界でプチブームになってる”ながら聞き"イヤホン。
インナーイヤー型イヤホンよりかはオープン型イヤホンに近い。さながら骨伝導イヤホン。イヤーピースは使っておらず、耳元の開放感を重視した。
インナーイヤー型イヤホンよりも気持ちしっかりイヤホン装着できるため、インナーイヤー型イヤホンの地味な弱点であるイヤホンの抜け落ちリスクが軽減できる。
3. 耳掛け式イヤホン
メガネのようにして耳にかけて装着する耳掛け式イヤホン。
スピーカー部分を耳元に当ててオーディオ再生。骨伝導イヤホンのように振動してるわけではない。
耳元の開放感を重視しつつ、イヤホンの抜け落ちリスクを軽減したい人だと相性よし。
【概略】インナーイヤー型ワイヤレスイヤホン(オープン型イヤホン)おすすめ製品8選
(製品名をタップすると該当項目までスクロールします)
1. 王道スタイル
1. Apple「AirPods 第3世代」(価格2.8万円前後) | |
![]() | インナーイヤー型イヤホンの代名詞的な存在であるAppleのAirPods。イヤホン重量は片側4gと業界最軽量クラス(Amazonで見る) |
2. ハーマン「JBL TUNE FLEX」(価格1.2万円前後) | |
![]() | 米JBLのスケルトンカラー・イヤホン。サイズ少し大きめで耳穴にしっかりハマる(Amazonで見る) |
3. ハーマン「JBL WAVE FLEX」(価格8,800円前後) | |
![]() | 「JBL TUNE FLEX」のインナーイヤー特化版。(Amazonで見る) |
4. SOUNDPEATS「Air3 Deluxe HS」(価格8,640円) | |
![]() | AirPodsを徹底ベンチマークしたインナーイヤー型イヤホン。LDACにも対応(Amazonで見る) |
5. シャオミ「Xiaomi Redmi Buds 4 Lite」(価格2,480円) | |
![]() | シャオミの現行エントリーモデル。とにかく安くインナーイヤー型イヤホンを使いたい人におすすめ(Amazonで見る) |
2. ながら聞きイヤホン
1. ソニー「LinkBuds」(価格2万円前後) | |
![]() | ながら聞きイヤホンの代名詞モデル。耳元の開放感とイヤホンの装着感(安定感)を両立(Amazonで見る) |
2. サムスン「Galaxy Buds Live」(価格1.8万円前後) | |
![]() | 見た目カナル型イヤホン、使い勝手はインナーイヤー型イヤホン。ノイズキャンセリングで遮音具合を調整できるギミックも(Amazonで見る) |
3. 耳掛け式イヤホン
1. Victor「HA-NP35T」(価格1.2万円前後) | |
![]() | 老舗Victorの耳掛け式イヤホン。メガネをかける感覚で使える。耳周りの開放感は抜群(Amazonで見る) |
1. 王道インナーイヤー型イヤホン
1. AirPods(第3世代)
市場価格:2.8万円前後(Amazonで最新の価格をチェック)
スペックシート抜粋
Bluetoothバージョン | 5.0 |
Bluetooth対応コーデック | SBC、AAC |
バッテリー駆動時間 | イヤホン単体6時間 |
ケース併用で最大30時間 | |
充電方法 | Lightning、Qi、MagSafe |
防水性能 | IPX4 |
通話マイク | ◯ |
ノイズキャンセリング(ANC) | × |
外音取り込み機能 | × |
マルチポイント | △(Appleデバイス間のみ可) |
カラーリングはホワイトのみ。
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インナーイヤー型イヤホンの代名詞的存在。AppleのAirPods。
イヤホン重量は片側4gと業界最軽量クラス。イヤホンの重心が自然と内側を向くよう設計されてることもあり、イヤホンの装着感も安定。インナーイヤー型イヤホンの中ではイヤホンの抜け落ちリスクも低い方。
iPhoneとセットで使えばワイヤレス接続が非常に強固になるほか、空間オーディオ再生やAppleデバイス間のマルチポイント接続も可能。iPhoneユーザーならまず先に検討したい。
2. ハーマン「JBL TUNE FLEX」
市場価格:1.2万円前後(Amazonで最新の価格をチェック)
Bluetoothバージョン | 5.2 |
Bluetooth対応コーデック | SBC、AAC |
バッテリー駆動時間 | イヤホン単体8時間 |
ケース併用で最大32時間 | |
充電方法 | USB Type-C(有線)のみ |
防水性能 | IPX4 |
通話マイク | ○ |
ノイズキャンセリング | ○ |
外音取り込み機能 | ○ |
マルチポイント | × |
カラーリングは白と黒の2色展開。
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米JBLのスケルトンイヤホン「JBL TUNE FLEX」。
イヤーピース部分を付け替えることでカナル型イヤホンとして、あるいはインナーイヤー型イヤホンとして2通りの使い方が可能。
うちインナーイヤー型イヤホンとしての使い勝手よし。
通常のインナーイヤー型イヤホンよりも気持ちサイズが大きめとあり、イヤホンがしっかりと装着できる。これにより低音がスカスカになりすぎないで済む。また、イヤホンの抜け落ちリスクも低減できる。
もとよりインナーイヤー型イヤホンとして使う予定の人なら検討余地ありだ。
3. ハーマン「JBL WAVE FLEX」
市場価格:8,800円前後(Amazonで最新の価格をチェック)
Bluetoothバージョン | 5.2 |
Bluetooth対応コーデック | SBC、AAC |
バッテリー駆動時間 | イヤホン単体8時間 |
ケース併用で最大32時間 | |
充電方法 | USB Type-C(有線)のみ |
防水性能 | IP54 |
通話マイク | ○ |
ノイズキャンセリング | × |
外音取り込み機能 | ○ |
マルチポイント | × |
カラーリングは白と黒の2色展開。
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JBL TUNE FLEX のインナーイヤー特化版。Amazon限定発売で価格8,800円前後。
もとよりインナーイヤー型イヤホンとして使いたいだけの人ならこっちで十分。イヤホン片側4gと軽量。そしてなにより音質よし。ボーカルくっきりしてて音が聞きやすい。
※Amazon限定発売
4. SOUNDPEATS「Air3 Deluxe HS」
市場価格:8,640円(Amazonで最新の価格をチェック)
Bluetoothバージョン | 5.2 |
Bluetooth対応コーデック | SBC、AAC、LDAC |
ノイズキャンセリング | × |
外音取り込み機能 | × |
マルチポイント | × |
防水性能 | IPX4 |
バッテリー駆動時間 | イヤホン単体5時間 |
ケース併用で最大20時間 | |
ケース充電方法 | USB Type-C(有線)のみ |
専用アプリ | あり(iOS、Android) |
カラーリングはブラックのみ。
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中国のオーディオ・ブランド「SOUNDPEATS」が手がけるインナーイヤー型イヤホン「Air3 Deluxe HS」。
AirPodsを徹底してベンチマーク。イヤホン形状、イヤホン重量、イヤホンの装着感ともにAirPodsまま。「安めのAirPods」という括りで見ればこれ以上のワイヤレスイヤホンはない。
Bluetoothオーディオコーデック「LDAC」にも対応しているのでAndroidスマホユーザーで使いたい人にもおすすめ(iPhoneはLDAC非対応)。
5. シャオミ「Xiaomi Redmi Buds 4 Lite」
市場価格:2,480円(Amazonで最新の価格をチェック)
Bluetoothバージョン | 5.2 |
Bluetooth対応コーデック | SBCのみ |
ノイズキャンセリング | × |
外音取り込み機能 | × |
マルチポイント | × |
防水性能 | IPX4 |
バッテリー駆動時間 | イヤホン単体4.5時間 |
ケース併用で最大18.5時間 | |
ケース充電方法 | USB Type-C(有線)のみ |
専用アプリ | × |
カラーリングはブラックとホワイトの2色。
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中華スマホメーカー大手・シャオミが手がけるワイヤレスイヤホン「Redmi Buds」シリーズのエントリーモデル。
価格は2,480円と大手メーカーのワイヤレスイヤホンでは異例の安さ。
価格のわりにワイヤレス接続が途切れにくく、普通に使えるワイヤレスイヤホンなのが一番のセールスポイント。音質など普通だが、インナーイヤー型イヤホンを使いたいだけであればこれでも十分。
ながら聞きイヤホン
1. ソニー「LinkBuds」
市場価格:2万円前後(Amazonで最新の価格をチェック)
スペックシート抜粋
Bluetoothバージョン | 5.2 |
Bluetooth対応コーデック | SBC、AAC |
バッテリー駆動時間 | イヤホン単体5.5時間 |
ケース併用で最大17.5時間 | |
充電方法 | USB Type-C(有線)のみ |
防水性能 | IPX4 |
ノイズキャンセリング(ANC) | × |
外音取り込み機能 | × |
マルチポイント | ◯ |
カラーリングは白と黒の2色展開。
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”ながら聞き”イヤホンブームの立役者。ソニーのLinkBuds(リンクバッズ)。
カナル型イヤホンのように耳奥に突っ込んでイヤホン装着。一方でイヤホンが物理的に耳穴をふさがず、骨伝導イヤホンに近い耳周りの開放感が得られる。
インナーイヤー型イヤホンよりもしっかりとイヤホン装着できるのでイヤホンの抜け落ちリスクも低め。
2. サムスン「Galaxy Buds Live」
市場価格:1.8万円前後(Amazonで最新の価格をチェック)
Bluetoothバージョン | 5.0 |
Bluetooth対応コーデック | SBC、AAC、Samsung Scalable |
バッテリー駆動時間 | イヤホン単体8時間 |
ケース併用で最大29時間 | |
充電方法 | USB Type-C(有線)、Qi(無線) |
防水性能 | IPX2 |
通話マイク | ○ |
ノイズキャンセリング | ○ |
外音取り込み機能 | × |
マルチポイント | × |
カラーリングはブロンズ、ブラック、ホワイトの3色。
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Galaxy Budsシリーズのスポーツモデル「Galaxy Buds Live」。
カナル型イヤホンのような形状・様相だが、あくまでもインナーイヤー型イヤホン。イヤホンが豆のようにくねくねした形状とあり、イヤホンを耳穴に突っ込んでも耳穴を完全にふさがず。
通常のインナーイヤー型イヤホンよりも遮音性があるものの、周囲の音は問題なく聞き取れる。長時間のイヤホン装着による疲れも少ない。
耳掛け式イヤホン
1. Victor「HA-NP35T」
市場価格:1.1万円前後(Amazonで最新の価格をチェック)
Bluetoothバージョン | 5.1 |
Bluetooth対応コーデック | SBCのみ |
バッテリー駆動時間 | イヤホン単体7時間 |
ケース併用で最大17時間 | |
充電方法 | USB Type-C(有線)のみ |
防水性能 | IPX4 |
ノイズキャンセリング | × |
外音取り込み機能 | × |
マルチポイント | × |
カラーリングはホワイト、ブラック、ネイビーの3色。
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国産老舗・Victorの耳掛け式イヤホン「HA-NP35T」。
メガネのようにして耳にかけて使う。スピーカー部分を耳元に当ててオーディオ再生。骨伝導イヤホンのように振動してるわけではない。
耳周りの開放感、イヤホンの装着感(安定感)を両立。通常のインナーイヤー型イヤホンよりも音漏れリスクこそあるものの、屋外で歩きながらイヤホンを使いたい人だと HA-NP35T の使い勝手はクセになる。
この記事のまとめ
ここまでおすすめのインナーイヤー型イヤホンをまとめてきた。
王道のインナーイヤー型イヤホンならAirPods、ながら聞きスタイル重視ならソニーのLinkBuds、耳掛け式ならVictorの「HA-NP35T」がおすすめ。
いずれもイヤーピースを使っておらず、長時間のイヤホン装着でも耳が疲れにくい。夏場なら耳の中が蒸れなくて済む。インナーイヤー型イヤホンを探している人だと丁度いい選択肢になるはずだ。
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