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M1 MacにiOSアプリをダウンロードして実行する方法(公式/非公式)

2021年6月29日

Apple自社製CPU「M1」チップ。

2020年後半から「M1」チップ搭載のMacBook Air、MacBook Proの発売が開始され、その性能はもちろん、Mac上でiOSアプリが実行できることでも注目を集めている

ただ、大半のiOSアプリはMac向けに最適化されておらず、そもそもMac App Storeでのアプリ配信を行っていない。公式ルートでダウンロードできるMac向けiOSアプリは圧倒的に数が限られるのが実際のところだ。

そこで注目を集めているのが非公式のダウンロード方法

非公式と言ってもかつてのiPhoneの脱獄のような荒業ではない。iOSアプリのファイルデータを取得して、それをMac上で動かすだけの健全なやり方なので問題らしい問題はない。データの不正改造など行ったり、違法ソフトを使う必要もない。

この記事ではM1 MacにiOSアプリをダウンロードして実行する方法を公式な方法、非公式な方法に分けて解説している。M1 Macユーザーは記事を参考に、ぜひ試してみてほしい。

【公式】M1 MacにiOSアプリをダウンロードして実行する方法

公式な方法は「App Store」(Mac App Store)からiOSアプリをダウンロードするだけ。

App Storeを起動して、左下にあるアカウント名をクリックして、「iPhoneおよびiPad App」に切り替えれば、これまでダウンロードしたiOSアプリの中からMac上にダウンロードできるiOSアプリだけが一覧できる。

左下にあるアカウント名をクリック

「iPhoneおよびiPad App」をクリック

雲マークをクリックすればMac上にiOSアプリがダウンロードできる

また、検索フォームからダウンロードしたいアプリ名を入力して、フィルタを「iPhoneおよびiPad App」に切り替えれば当該アプリがMac向けにダウンロードできるか確認できる。

この方法ですべてのiOSアプリがダウンロードできればいいのだが、残念ながら大半のアプリはMac向けに提供されず。

すべてのアプリをダウンロードするためには以下で紹介する非公式の方法を行う必要がある。

 

【非公式】M1 MacにiOSアプリをダウンロードして実行する方法

App StoreでダウンロードできないiOSアプリ含めてすべてのアプリが同方法でダウンロードできる(情報は2021年6月時点)。

非公式と言っても不正改造や違法ソフトを使用するわけではない。Mac上で動くiOSアプリの土台となる「.ipa」データを取得して、アプリデータを直接起動するだけ。悪質ではないし、理にかなったやり方だ。

 

ダウンロード手順

手順は以下のとおり。

  1. 「iMobie M1 App Checker」(無料)をダウンロード
  2. 「.ipa」データを取得する
  3. 「.ipa」データを展開する

1. 「iMobie M1 App Checker」(無料)をダウンロード

iMobie M1 App Checker」は、iOSアプリデータこと「.ipa」データを取得するためのMac向けソフトウェア。類似ソフトは多いが、その中でも大手中の大手だ。日本語にも対応している。

https://www.imobie.jp/m1-app-checker/

2. 「.ipa」データを取得する

「iMobie M1 App Checker」を起動。サイドバーから「iPhone App」を選択。地域を「日本」に変更。その後、検索フォームにダウンロードしたいアプリ名を入力する。

ダウンロードしたいアプリが見つかったら右端にあるダウンロードマーク(雲のマーク)をクリック。Apple IDを入力してアプリデータをインストールする。

インストールが完了したら、「Appライブラリ」項目を開き、ダウンロードしたいアプリの右端にあるダウンロードマーク(→)をクリック。これでMac上に「.ipa」データがダウンロードできる。

3. 「.ipa」データを展開する

ダウンロードした「.ipa」データをクリック。これでiOSアプリが吐き出される。あとは通常のMacアプリのようにして起動できる。以上で作業は完了だ。

「.ipa」データをクリック

iOSアプリがダウンロードされた

 

主な注意点

動作が不安定なアプリあり

上記方法でほぼすべてのiOSアプリがMac上にダウンロードできる。

ただ、起動するかどうか、動作が安定しているかどうかは完全にアットランダム。起動すらできないものもある。

アプリ更新できない、更新する場合は.ipaファイルを入れ直す必要あり

スマホアプリは定期的にアプリストアでの更新が必要になるが、非公式にダウンロードしたiOSアプリだとアプリストアでの更新が行えない。

どうしても更新が必要な場合、古いアプリデータ(.ipaデータ)を一度削除して、改めて更新されたアプリデータ(.ipaデータ)を取得する手順を踏む

あくまで非公式の方法、Apple様の意向次第で使えなくなる可能性も

一部報道によれば、すでにAppleがセキュリティアップデートを通じて非公式の方法でダウンロードしたiOSアプリの排除を検討しているとのこと。将来的に同方法が使えなくなる日も来るかもしれない。

 

主要アプリの動作具合をチェック

※以下すべて2021年6月時点の情報(macOS Big Sur 11.2.2でアプリ実行)

SmartNews

起動は問題なし。アプリのウィンドウサイズも自由に変更できる。動作も比較的安定しているが、ごくごくまれな確率でカテゴリーページを数ページめくるとアプリが落ちることがある。

 

dマガジン

ログインまでは行えたが、以降の画面に進めず。何度起動しても白紙画面になってしまうので諦めた。

 

日経紙面ビューアー

※サンプル紙面

起動、動作ともに問題なし。ウィンドウサイズも調整可能。日経電子版は公式webページでビューアーが使えるが、わりと動作がもっさりしているのでこちらを使いたい。

 

Instagram

全画面表示時

問題なく起動、動作、ログインできた。ただ、ストレージにアクセスできず、カメラで直接撮影した写真、動画しか投稿できない。また、ウィンドウサイズがiPhone仕様の小さいサイズで固定されており、全画面表示にしないとウィンドウが大きくならないので使い勝手は悪い。

 

TikTok

Instagram同様に起動、動作、ログインできるが、ストレージにアクセスできないので投稿は難しい。ウィンドウサイズは自由に調節できるのでROM専なら重宝しそうだ。

 

ウマ娘

問題なく起動、動作した。Game Centerログインも可能。

ただ、タッチ操作が基本なのでMacだと少し操作しにくい。また、スマホゲームは通常のアプリよりも高頻度でアプリ更新されるので、更新のたびに.ipaデータを削除→再展開するのが面倒くさそうだ。

 

この記事のまとめ

M1 MacにiOSアプリをダウンロードして実行する方法を解説してきた。

巷では明るい未来かのごとく「MacがiOSアプリに対応!」等々言われるものの、現状では非公式の方法に頼らざるを得ないのが実情。

なおかつ、その非公式の方法だが、Appleがセキュリティアップデートで潰しにかかっているとの一部報道もある。Appleはこの手の抜け道を許さないマンなので、わりとそのうち現実になりそうで怖い。

少なからずこの記事を執筆した2021年6月時点においては、まだ大丈夫だ。Mac上でiOSアプリが動く新鮮な体験が味わえる。M1 Macを購入したら、ぜひ1度は試してみてほしい。

 

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