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MacBookシリーズの「バタフライキーボード問題」まとめ

2020年2月22日

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バタフライキーボード問題の概要

2015年よりMacBookシリーズは現行モデルにリニュアルされ、バタフライキーボードと呼ばれる新型キーボードの搭載が始まりました。

このバタフライキーボードですが、従来キーボードよりも故障リスクが高く、米国で集団訴訟を起こされるまでに故障が多発しました。Appleは対策としてバタフライキーボードの修理に限った無償修理プログラムを発表しており、日本でも同様の修理プログラムが利用できます。

▼ バタフライキーボードの無償修理プログラム(日本語版ページ)

https://support.apple.com/ja-jp/keyboard-service-program-for-mac-notebooks

現在なお最新モデルが無償修理対象に含まれており、裏を返せば現在の最新モデルに関してもバタフライキーボードによる故障リスクが存在します。

故障リスクのあるMacBookシリーズ一覧(2020年2月時点)

  • MacBook 12(年次モデル2015、2016、2017)※生産終了
  • MacBook Air(年次モデル2018、2019)
  • MacBook Pro 13(年次モデル2016、2017、2018、2019)
  • MacBook Pro 15(年次モデル2016、2017、2018、2019)

 

具体的にどんな不具合か

キーを押しても反応しなかったり、キーを押すと同じ文字が反復入力されるといった症状があります。

かくいう筆者が使っているMacBook Proも一度故障しました。主に「x」キー押すと「xx」と2連続で入力されたり、「z」キーを真上から押さないと入力できないといった症状がありました。また、バタフライキーボードは良くも悪くもカチャカチャした打鍵音が特徴ですが、これが鈍い打鍵音となり、キーの押し心地も悪くなりました。

バタフライキーボードを修理したときの修理報告書(写真クリックで拡大)

 

故障の原因(とされるもの)

キーボード下に入り込んだホコリやチリが堆積してキー反応を鈍くしているようです。

バタフライキーボードは構造的にホコリやチリがキー内部に入り込みやすく、Apple自身もキーボードを定期メンテナンスし、ホコリやチリを取り除くようアナウンスを出しています。

https://support.apple.com/ja-jp/HT205662

2020年現在、バタフライキーボードは第4世代(第4バージョン)となり、ホコリやチリが入り込んでもキーの反応に影響しないようシリコン膜が被せられていますが、それでもホコリやチリが入りやすい環境は直っておらず、最新モデルなお無償修理対象となります。

画像出典)iFixit The Great Apple Keyboard Cover-Up

 

2019年最新モデルの一部ではついにバタフライキーボード廃止に

2019年11月に発売されたMacBook Pro 16はバタフライキーボードを搭載しておらず、無償修理対象外となります。2020年以降のMacBookシリーズがこれに続くか注目です。

 

故障修理について

正規販売品であり、なおかつ小売販売日(購入日)から4年以内の対象MacBookシリーズであれば、バタフライキーボード修理に限り無償修理が適用されます。

バタフライキーボードの無償修理が適用されるMacBookシリーズ一覧(2020年2月時点)

  • MacBook 12(年次モデル2015、2016、2017)※生産終了
  • MacBook Air(年次モデル2018、2019)
  • MacBook Pro 13(年次モデル2016、2017、2018、2019)
  • MacBook Pro 15(年次モデル2016、2017、2018、2019)

通常Apple製品だと1年の製品保障、あるいはAppleCareの製品保障になりますが、これらとは独立したMacBookシリーズ専用の保障になります。

 

修理に必要な日数

AppleStoreへの持ち込み修理の場合、キー単体の交換修理であれば即日修理が可能です。

ただ、大抵はキートップ全体(キーボード全体)の交換となるため、専用工場に配送しての修理となります。これに伴い数日かかります。筆者経験だと3泊4日かかりました(都内AppleStoreより配送)。

自宅からの配送修理手配も可能であり、こちらの場合、最初から専用工場に配送しての修理となります。AppleStoreからの配送修理先と同じ場所に送られるため、どちらにしろ3泊4日くらいはかかります。

Apple公式修理で手に入るオリジナルクリアファイル

 

中古品でもバタフライキーボードだけなら無償修理できるような話も

新品購入品に限らず中古で購入したMacBookでも同キーボード修理が適用できたという報告がネット上でちらほらあります。

修理の申し込みに際してMacBookのシリアルIDが参照されますので、中古品であっても元々の小売販売日は割り出せるはずです。ですので、これで小売販売日から4年以内の製品となれば、同キーボード修理が適用できる...かも知れません。

 

この記事のまとめ

現行MacBookシリーズが抱えるバタフライキーボード問題について解説しました。

対象MacBookシリーズであれば、小売販売日から4年間はキーボードに限った無償修理が提供されますので、MacBookシリーズを使っている方、MacBookシリーズの購入を検討されている方であれば以下Apple公式ページを確認なりブックマークなりしておきましょう。

https://support.apple.com/ja-jp/keyboard-service-program-for-mac-notebooks

定期メンテナンス方法は以下ページを確認。

https://support.apple.com/ja-jp/HT205662

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