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Galaxy

折りたたみスマホ「Galaxy Z Flip」(SCV47)購入レビュー

2021年2月27日

折りたたみスマホ「Galaxy Z Flip」(SCV47)を購入したのでレビュー。

Galaxy Z Flipは、Galaxy Foldに続くサムスンの折りたたみスマホ。画面6.7インチの大型スマホながら画面を折りたたむことでシャツの胸ポケットに入るコンパクトスマホになる。

定価18万円と価格が割高でネックだったのだが、ここ最近では中古価格で8万円〜9万円と現実的な価格に落ち着いてきた(2021年2月時点)。手を出すには丁度いい頃合いだ。

以下ひととおりレビューしていくので購入を検討している人は参考にしてほしい。

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Galaxy Z Flipの基本情報

Galaxy Z Flipは韓国サムスンが2020年に発表した折りたたみスマホ。Galaxy Foldで注目を集めた折り曲げられるディスプレイを採用。画面の真ん中から2つ折りできる。

日本国内ではauが取り扱い。2020年2月より定価18万円で販売が開始された。

 

スペックシート

Galaxy Z Flip(SCV47)のスペックは以下のとおり。

国内発売日2020年2月
auでの販売価格約18万円
初期OSAndroid 10
画面サイズ6.7インチ(2636×1080)※有機EL
本体重量183g
メモリ8GB
本体容量256GB ※microSD非対応
CPUSnapdragon 855+(8コア)
カメラ外側①1200万画素(標準広角)
外側②1200万画素(超広角)
内側①1000万画素
充電端子USB Type-C
ワイヤレス充電(Qi)
イヤホンジャック×
指紋センサー○(側面)
おサイフケータイ(felica)×
防水/防塵×

 

Galaxy Z Flip 5Gは、そっくりそのまま5G対応版

2020年11月より「Galaxy Z Flip 5G」が国内でも発売開始となった。これはGalaxy Z Flipをベースにした5G対応版であり、ハードそのものはGalaxy Z Flipと変わらない。

CPUのみ5G通信に対応するSnapdragon 865 Plusに変更されているが、カメラやディスプレイ性能などはそっくりそのままGalaxy Z Flipだ。

 

au版(国内版)を購入した理由

今回、auから発売される国内版のGalaxy Z Flip(SCV47)を購入した。あえて海外版ではなく国内版を購入した理由だが、以下2点が挙げられる。

  1. 技適あり
  2. Galaxy Harajukuで修理できる

正直なところ技適はオマケだ(笑)。本命は「2. Galaxy Harajukuで修理できる」。

Galaxy Z Flipは折りたたみスマホとあり、まだまだ折りたたみの故障リスクは拭えない。国内版Galaxyスマホであれば、キャリア契約がなくともGalaxy Harajukuに持ち込めば修理対応となるので、Galaxy Z Flipも国内版(au版)を購入した。

海外版だと修理の一切が受けられないので、いざ折りたたみが故障、破損したときはジャンク品としてヤフオクあたりで安く売り払うしかない。

これに比べれば実費で数万円かかるだろうが修理できた方が中古ショップでそこそこの買取額になるのでマシだと思っている。

 

購入価格は8万円ほど(中古新品)

Galaxy Z Foldはau版が定価で18万円ほどだが、すでに中古ショップでは8万円台、ヤフオクあたりでは7万円台で購入できる(2021年2月時点)。

今回、筆者はイオシスでAランク品を8万円台後半で購入した。品質クオリティはさすがの大手イオシスであり、傷らしい傷もなかった。イオシスなら赤ロム永久保証があるので、いざネットワーク制限がかかった場合は返金してもらえるのも良い。

イオシスならGalaxy Z Flipが7万円前後から購入可能

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Galaxy Z Flipレビュー

デザイン・サイズ感

折りたたんだ状態

縦8.7cm、横7.5cm(どちらも実寸)

厚さは1.7cmほど

折りたたんだ状態だとほぼ四角形に。シャツの胸ポケットに入るコンパクトサイズだ。

折りたたみスマホだが、意外にも本体重量は183gしかないので下手なiPhoneよりも軽かったりする。

手で持ったときのサイズ感は本当に良い。

手の平の中に丁度よく収まるので思わず投げたくなる衝動に駆られる。

折りたたんだ状態でも厚さは1.7cmほどしかない。

男性ズボンのポケットに入れておいても邪魔にならず、モッコリしない。

いざ実機を持つと薄すぎて逆に不安になるレベルだ。

カメラ隣に簡易ディスプレイあり。時刻とバッテリー残量が表示される。

また、着信履歴やメールタイトルも少しばかり確認できる。

開いた状態

縦16.5cm、横7.5cm(どちらも実寸)

厚さ0.6cmほど

開くと画面6.7インチの大型スマホになる。

とはいえ、横幅が一般的なスマホ同等の7.4cmで収まっているので手で持ったときのサイズ感はまさしくスマホそのもの。思っていた以上に片手で持ちやすい。

横持ち状態だと画面が横に広がってゲームがやりやすい。特にFPSは画面の端から端までフル活用できるのでチート感ある。

縦折りスタンド状態

折りたたみを80度〜90度くらいに立てればスタンド機能を発揮。主に動画を見るときに活用できる。わりと実用性のあるサイズで動画再生できるので、飯を食べながら動画サービスを見るときなどに重宝する。

ちなみに、ディスプレイの折りたたみ部分には最初から折り目が付いている。指腹でなぞると凹みがあるのも分かる。これはGalaxy Foldと変わらず、そういう仕様なのでご心配なく。

インターフェース

ディスプレイ側右側面に指紋センサーあり

ディスプレイ側の右端上部に指紋認証センサーあり。正直使いにくい場所にあって、そのせいか認証成功率も低めに思える。

Galaxy Z Flipは顔認証にも対応しているので、折りたたみを開いた時点で顔認証されてるケースが多い。指紋認証は出先で使う程度。

充電ポートはUSB Type-C

充電端子はUSB Type-C。3.5mmイヤホンジャックなし。

 

性能・操作感

ベンチマークスコア

AnTuTu、Geekbench5で計測したが、おおよそ一般的なハイエンドスマホといったところ。

(2021年2月時点で)一世代前のSnapdragon 855+を搭載したモデルだが、最新CPUと比べて極端な性能差があるわけではない。

それこそ近年はCPU性能が頭打ち気味で、気持ちSnapdragon 845以上を搭載した機種であれば使い勝手の違和感がほとんどない。5年後まだしも2021年現在においては特にCPU性能は気にする必要はないだろう。

実際の操作感

ベンチマークスコアどおりヌルサク問題ない動作だ。スペックが否応にも推し量られる「荒野行動」をプレイしてみたが、高フレームレートでも問題なく操作できる。もたつきやカクツキは見られない。

唯一不満を言うならリフレッシュレートだ。

定価18万円のスマホながらリフレッシュレートが60Hz止まりであり、120Hzおろか90Hzにも届かない。昨今のハイエンドスマホなど120Hzが一般化してきたのでFPSガチ勢だとマイナスポイントとして響きそう。

 

カメラ性能

Galaxy Z Flipは標準レンズ(広角レンズ)と超広角レンズの2枚のレンズを備える。

昨今のGalaxyスマホでおなじみに望遠レンズは省かれた。ただ、望遠レンズはそこまで使う機会が多くないので、無くても問題ないかと思う。

標準レンズで撮影

標準レンズで風景写真を撮影。Galaxyスマホならではの、くっきりシャープでビビットな描写は健在だ。

超広角レンズで撮影

超広角レンズで撮影。いくらか歪みが強い印象だ。

超広角レンズで撮影

Galaxy Sシリーズ、Noteシリーズ同様に歪みの自動補正機能はあるが、それでも斜めってる感が強いので好き嫌いが分かれそう。

夜間撮影

夜間撮影。Galaxyスマホならではのシーン別判定機能(撮影シチュエーションに応じた自動調整機能)が使えるので、明るさなど勝手に調整してくれる。白飛びもそこまで酷くない。

夜間撮影(超広角レンズ)

超広角レンズで撮影。

手元撮影。ラーメンは池袋の「麺屋武蔵 二天」。

むさしの森珈琲のバナナクレープ。

標準レンズはくっきりと克明に撮影できるので、手元撮影用のカメラとしては丁度いい。ブログやSNSをやってる人ならそのまま投稿用の写真としてアップできる遜色ない仕上がり。

 

使って思ったGalaxy Z Flipのメリット

他人とスマホが被らない優越感

まず何よりこれ。Galaxy Z Flipを使っている人と遭遇したことがない。定価18万円のスマホとあり、所有している人はレアinレア。

それこそカフェのレジで決済するときに店員さんにこれ見よがし見せつけるのは快感すら覚える(変態注意)。ネタでもなんでもなく、人前でディスプレイを折りたたむ、このなんとも言えぬ優越感こそGalaxy Z Flipを使うにあたっての最大のメリットだと思っている。

 

スマホとして意外や意外に実用性がある

Galaxy Z Flipは従来のGalaxyスマホを少しばかり縦長にしただけの形状とあってか、手で持ったときの違和感がほとんどない。それこそ本体の横サイズが7.4cmと一般的なスマホと変わらぬサイズ感なので片手持ちもしやすい。

中身はAndroid OSなので諸所カスタマイズできるし、基礎性能も文句なし。カメラもGalaxy仕様、簡単にプロっぽい写真が撮影できる。

これがたとえばGalaxy Foldだとスマホよりかはタブレットになってしまい、スマホとは多分に勝手が異なる(参考)。対してGalaxy Z Flipはまさしくスマホだ。なんら誇張なく普通に使えるスマホなので、スマホとしての実用性を見出すのは十分に可能だと思う。

 

スマホが自立するので動画を見るときに便利

Galaxy Z Flipは80度〜90度に折りたためば自立式のスタンド機能を発揮する。縦画面での動画再生となるが、わりと画面が大きいので視聴も苦にならない。出先で一人飯のときにかなり重宝する(重宝してる)。

ただ、縦画面で再生できる動画サービスは数が限られており、だいたい主要サービスに限ると以下のような感じだった(2021年2月時点)。

アプリ単体で縦再生できる動画サービス

  • YouTube
  • AbemaTV
  • Hulu.
  • pravi

2画面分割にすれば擬似的に縦再生できる動画サービス

  • Amazonビデオ
  • TVer

現時点で縦再生する方法がない動画サービス

  • Netflix

Netflixはアプリ単体での縦再生に対応しておらず、Androidスマホの2画面分割機能にも対応していないので、現状では縦再生する手段がない。

 

折りたたみ部分の違和感なし

なまじ折りたたみスマホとあり、折りたたみ部分の歪みや跡が目立つのでは...?と考えている人も多いかもしれない。ただ、Galaxy Z Foldでそうした心配をする必要はない。

動画を全画面表示にしたときの映像の歪みなど全くなく、普通のスマホと変わらぬ一直線の映像描写が楽しめる。

また、折りたたみ部分には最初から折り目が付いているが、画面点灯中であれば目を凝らさないと気付かないほどに存在感がなくなる。普通の縦長スマホと言われればわからないレベルだ。

 

使って思ったGalaxy Z Flipのデメリット

片手でパカパカできない

その見た目からガラケーのようにパカパカ使えるイメージだが、なかなかに難しい。基本的には両手で開き、両手で閉じて使う。

開くにしろ閉じるにしろ、少しばかり抵抗があるので、力を入れて開き、力を入れて閉じる必要がある。片手でパカパカできなくもないが、現実的ではないし、なにより故障しそうで怖い。

 

折りたたみを開くのが面倒くさいシチュエーションがわりと多い

購入当初の目新しさ一方、徐々に折りたたみを開くのが面倒になってきた。主に以下のようなシチュエーションで開くのが面倒くさい。

  • レジでポイントカードアプリを表示するとき
  • ちゃちゃっとカメラを使いたいとき
  • 着信やメールを確認するとき

もっぱら5秒、10秒で済むような作業のために折りたたみを開くのが面倒くさいのだと思ってる。

兄弟機Galaxy Foldならフロントディスプレイから諸所操作できるので折りたたみを開く必要がないが、Galaxy Z Flipのフロントディスプレイはオマケ程度しかない。何かしら操作するためには折りたたみを開く必要がある。

 

対応するケースが少ない(いや本当に)

特殊形状のスマホとあってかサードパーティ製品含めて数が少ない。サムスン純正ケースも黒レザーかクリアカラーしか用意されない。願わくばトム・ブラウンのケースを単体販売してほしいのだが、おそらく無理だろうか。

 

折りたたみの故障リスクに怯える

Galaxy Z Flipの一番のデメリットないしリスクと言えば、やはり折りたたみ部分の故障リスクだろう。

故障するかどうかは別として、「故障するかもしれない...」といった気持ちはどこかで抱き続けている。そのためにau版(国内版)を購入し、いざというときに修理にありつけるようにしたわけだが、それでもだ。

できることなら普通のスマホのように数年と使い続けたいのだが、折りたたみスマホを1年以上使うのはリスクとしてどうなのかなと思うところはある。

 

Galaxy Z Flipをおすすめできる人

(そろそろ)折りたたみスマホに挑戦したい人

Galaxy Z Flipは定価18万円だが、すでに中古価格では8万円〜9万円で購入できる(2021年2月時点)。下手なキャリア端末よりも安く、手頃な価格に落ち着いてきたので、折りたたみスマホを試したい人には丁度いい頃合いだ。

 

持ち運びに適した「コンパクトで大きいスマホ」が欲しい人

Galaxy Z Flipは折りたたんだ状態なら他のスマホよりもコンパクトだ。シャツの胸ポケットに入れておいても邪魔にならず、縦に突っ張ることもない。そのうえで折りたたみを開くと6.7インチの大画面になるので大画面スマホの理想形と言える。

 

Galaxy Z Flipをおすすめできない人

ズボラな人

Galaxy Z Flipは通常のスマホに比べて多分に故障リスクが高い。普段からスマホを落としたり、破損させてるような人だとGalaxy Z Flipを早々にポシャりそうだ。

 

電子書籍端末(ズルトラ)としての価値を求めている人

Galaxy Z Flipは画面6.7インチの大型スマホだが、形状としてはよくある縦長スマホなので電子書籍との相性は悪い。上下に白い余白が入り、それに伴い縮小表示されてしまう。

 

おサイフケータイをどうしても使いたい人

Galaxy Z Flipは国内版(au版)含めてfelica非搭載。モバイルSuicaはじめとしたおサイフケータイサービスが利用できない。筆者はSuicaに対応したスマートウォッチと組み合わせてカバーしている(参考記事)。

 

この記事のまとめ

Galaxy Z Flip(SCV47)をレビューしてきた。

まだまだマニア趣向の強い端末ではあるが、いざ使ってみると実用性は十分に感じられた。折りたたみを開いた状態だと一般的なスマホと変わらぬサイズ感なので思いのほか使い勝手が良かった。

定価18万円だが、すでに中古ショップで8万円台、ネットオークションなどだと7万円台で購入できる。一般的なハイエンドスマホと変わらぬレベルの価格に落ち着いてきたので、Galaxy Z Flipを狙っている人であれば、そろそろ試してみてはどうだろうか。

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