ワイヤレスイヤホン

ソニー「WF-1000XM4」はiPhoneで使える?相性や使い勝手を実機レビュー

2021年8月4日

2021年6月に発売が開始されたソニーの完全ワイヤレスイヤホン「WF-1000XM4」。

高音質オーディオ&高性能ノイズキャンセリングとあり、気になっているiPhoneユーザーも多いかと思う。

他方、iPhoneとの相性はどうなのか、Androidスマホと使う場合と比べてどれだけ勝手が違うのか気になるところ。

そこでこの記事ではiPhoneとペアリングした場合の「WF-1000XM4」の動作具合や使い勝手をレビューしていく。

iPhoneユーザーで「WF-1000XM4」の購入を検討している人は記事を参考にしてほしい。

目次

iPhoneだと使えない「WF-1000XM4」の機能は?

まず最初にまとめておく。

iPhoneと「WF-1000XM4」をペアリングした場合でも9割方の機能は使えるし、勝手も変わらない

ただ、それでも物理的に乗り越えられない、iPhoneだと使えない「WF-1000XM4」の機能がある。それが以下2点。

  1. 「Google Fast Pair」使った初回のペアリング接続
  2. LDACコーデック接続&音楽再生

1はそこまで問題ではない。重要なのは2の「LDACコーデック接続&音楽再生」だ

LDACコーデックとは、ハイレゾ音源が再生できるBluetoothコーデック。

WF-1000XM4は完全ワイヤレスイヤホンで世界初となるLDCA対応モデルなのだが、iPhoneはLDCAコーデックに対応しておらず、LDACコーデックを使ったハイレゾ再生が行えない。

LDACコーデックはAndroidスマホならほぼほぼ利用できる

(一部方法を除き)もとよりiPhoneだとハイレゾ再生できないのでハイレゾ再生のためにWF-1000XM4の購入を検討している人もまれかと思う。

ただ、もし仮にLDAC狙いでWF-1000XM4の購入を検討している人がいたら注意した方がいい。iPhoneだとLDACコーデックは使えない

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WF-1000XM4、iPhoneでのペアリング方法は?

ペアリングまわりの仕様はAndroidスマホで使う場合と比べて変わらない。

物自体は普通のワイヤレスイヤホン、Bluetoothイヤホンなので、普段からBluetooth製品を使っている人なら難なくペアリングできると思う。

【確認】Blutooth設定画面からの通常のペアリング接続は問題なし

「設定」アプリのBluetooth設定画面からデバイススキャンして通常のBluetoothデバイスとしてペアリング接続できた。

 

【確認】「Google Fast Pair」を使ったペアリング接続はできない

「Google Fast Pair」はAndroidスマホ専用

WF-1000XM4は「Google Fast Pair」に対応。

Androidスマホであれば専用のポップアップ画面から直接ペアリング接続できるが、iPhoneでは利用できず。

 

【確認】専用アプリ経由のペアリング接続可能

専用アプリ「Headphones Connect」を使えば初回のペアリング接続が可能。

iOS版アプリでも問題なく接続設定できた。

 

WF-1000XM4、iPhoneへのペアリング切り替え方法は?

WF-1000XM4はマルチポイント非対応。

iPhone、iPad、Macなど複数デバイスで使いまわす場合、都度iPhoneにペアリングを切り替える必要がある。

【確認】Bluetooth設定画面からのペアリング切り替え可能

「設定」アプリのBluetooth設定画面からデバイス名をタッチすればペアリングが切り替えられる(再接続できる)。

他のデバイスとペアリングされてる場合でも、そのままiPhoneにペアリングが移せる

格安ワイヤレスイヤホンだとペアリングの切り替え都度、現在のペアリングを解除しないとペアリングが切り替えられないものもあるが、WF-1000XM4ならそうした手間暇はかからない。

 

【確認】専用アプリを使ったペアリング切り替え可能

専用アプリ「Headphones Connect」を使ったペアリング切り替え可能。

アプリトップ画面に表示される「接続する」ボタンをタッチすると強制的にペアリング先をiPhoneに移して再接続できる。

これも他のデバイスとペアリングされてる場合でも、そのままiPhoneにペアリングが移せる

 

【確認】iOSショートカット(AirPlay)使ったペアリング切り替え可能

iOSショートカットで提供される「AirPlay」を使ったペアリング切り替えに対応。

ホーム画面に設置したショートカットの起動アイコンをタッチするだけで、そのままペアリングが切り替えられる。

切り替え都度「設定」アプリを開いたり、専用アプリを起動しなくていいので手間暇かからず楽々だ。

ショートカットの作り方は以下記事で解説している。

 

WF-1000XM4、iPhoneでのオーディオまわりの勝手は?

【確認】LDACコーデックは非対応

先述とおり、iPhoneはLDACコーデックに非対応。LDAC使ったハイレゾ再生が行えない。

 

【確認】「DSEE Extreme」でのオーディオ再生は可能

専用アプリにON/OFF項目あり

専用アプリに機能ON/OFF項目あり。

「DSEE Extreme」は通常のオーディオ楽曲をハイレゾ相当に高音質補正するソニー独自技術。中音域〜高音域の音が底上げされ、クリアなオーディオが楽しめる。

専用アプリから機能ONにすればiPhoneでも問題なく利用できる。

 

【確認】専用アプリを使ったイコライザー設定可能

専用アプリ「Headphones Connect」を使ったイコライザー設定可能。iOS版アプリでも設定項目が表示される。

 

【確認】イヤホン着脱によるオーディオ再生/停止に対応

イヤホン着脱によるオーディオの再生/停止にも対応。iOS版の専用アプリ「Headphones Connect」にも機能ON/OFF項目あり。

 

WF-1000XM4、iPhoneでもノイズキャンセリングは使える?

ノイズキャンセリング(ANC)、外音取り込み機能ともにiPhoneでも問題なく使えた。

【確認】ノイズキャンセリングは利用可能

iPhoneとペアリングした場合でも問題なくノイズキャンセリング(ANC)は動作している。

今作より新搭載された「自動風ノイズ低減」モードにも切り替えられる(あまり効果ないけど...)。

 

【確認】外音取り込み機能は利用可能

ノイズキャンセリング同様に外音取り込み機能にも対応。専用アプリ上で取り込み具合など調整できる。

 

WF-1000XM4、そのほかiPhoneで使う場合の勝手まとめ

【確認】音声アシスタントは動作する

iPhoneで使う場合でも音声アシスタントが起動可能。Siriほか、Googleアシスタント、Amazon Alexaが設定できる。

音声アシスタントは右イヤホンのタッチパッド長押しで起動できる(デフォルト状態、割り当て変更可能)。

 

【確認】タッチ操作コマンドの割り当て変更可能

専用アプリを使ったタッチ操作コマンドの割り当て変更に対応。

初期状態では右イヤホンに「再生コントロール」、左イヤホンに「外音コントロール」が設定される。どちらもiPhoneでも問題なく機能した。

操作コマンド(デフォルト、割り当て変更可能)

右イヤホン左イヤホン
1回タップオーディオ再生/停止ノイズキャンセリング←→外音取り込み機能の切り替え
2回タップオーディオ先送りなし
3回タップオーディオ前戻し
長押し音声アシスタント起動クイックアテンション

クイックアテンションは長押ししてる間だけ外音取り込み機能がONになる。

着信対応コマンド(割り当て変更不可)

右イヤホン左イヤホン
2回タップ着信対応/通話終了

着信拒否コマンドは用意されず。

 

【確認】スピーク・トゥ・チャットに対応

今作より搭載された「スピーク・トゥ・チャット」。iPhone環境でも利用できる。

通話マイクが自身の声を検知すると自動で「外音取り込み機能」がONになる機能。コンビニレジでの会話など都度イヤホン操作して「外音取り込み機能」を起動する必要がなくなる。

かなりマニアックな機能なのでAndroidスマホユーザーでも使っている人はまれだが、iPhoneユーザーでどうしても使いたいという人がいれば活用あれ。

 

【確認】360 Reality Audioも対応

ソニーが提供する空間オーディオこと「360 Reality Audio」。iPhone環境でも設定&利用できた。

 

この記事のまとめ

ソニー「WF-1000XM4」がiPhoneで使えるかレビューしてきた。

ほぼほぼ問題なく使えるが、繰り返すようにLDACコーデックでの接続ができず、ハイレゾ音源が再生できない。この点、iPhoneでWF-1000XM4を使う際のデメリットとなる。

特に「LDAC対応!」「ハイレゾ再生可能!」といったセールスポイントに惹かれてWF-1000XM4の購入を検討している人がいれば注意した方がいい。

iPhoneでも通常オーディオを高音質化する「DSEE Extreme」には対応しているので、AirPodsシリーズなどを遥かに凌ぐクリアなオーディオが楽しめる。こうした部分を考慮すれば、iPhoneユーザーでもWF-1000XM4を購入する価値は十分にあると思う

 

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