ワイヤレスイヤホン

【Tips】ソニー「WF-1000XM4」でLDACオーディオ(ハイレゾ)を使う方法

2021年7月31日

世界初のLDACに対応した完全ワイヤレスイヤホン「WF-1000XM4」。

LDACはBluetoothコーデックの一つ。ハイレゾ相当の情報量をワイヤレスで転送できる。

WF-1000XM4は完全ワイヤレスイヤホンながらLDACに対応。ハイレゾ音源やハイレゾサブスクがそのまま再生できるワイヤレスイヤホンとして注目を集める。

この記事ではWF-1000XM4をLDACで接続してハイレゾ再生するまでの手順をまとめている。

Androidスマホなど使っていて、WF-1000MX4でハイレゾを楽しみたい人は記事を参考に試してみてほしい。

そもそものLDACとは

LDACはBluetoothコーデックの一つ。読み方は「エルダック」。

SBC、AAC、apt-X同様にワイヤレス経由で音楽データを転送する際の音声圧縮コーデックとなる。

ハイレゾ相当の情報量(サンプリング周波数96kHz、量子化ビット数24bit、ビットレート990kbit/s)をワイヤレスで転送できるため、巷ではハイレゾ再生できるBluetoothコーデックとして知られている。

これまでLDAC対応はワイヤレスヘッドフォン止まりだったが、ソニー「WF-1000XM4」は完全ワイヤレスイヤホンで世界初となるLDAC対応を果たした。

 

iPhone、AndroidスマホLDAC対応事情

iPhoneはLDACが使えない

iPhoneはLDAC非対応。

SBCとAACコーデックでしか接続できないので、もとよりLDAC接続によるハイレゾ再生が行えない。

 

Androidスマホなら大方LDAC対応

ここ数年で発売されたAndroidスマホであれば、LDACにほぼ標準対応している。日本国内で発売されたスマホに限れば100%に近い採用率だろう。

LDACに対応しているかどうかは、「設定」アプリを開き、開発者向けオプションのページにある「Bluetoothオーディオコーデック」の項目から確認できる。LDACに対応していれば対応コーデックリストに「LDAC」表記がある。

LDAC対応スマホなら「LDAC」の項目あり

 

AndroidスマホでLDACを設定する方法

LDACはハイレゾ再生時に自動で切り替わるわけではなく、事前にLDACを使えるよう設定しておく必要がある。

何も設定していない場合、AAC(あるいはSBC)再生のまま変わらない。

LDACを使うための方法は以下のとおり。

  1. 専用アプリからBluetooth接続品質を「音質優先」に切り替え
  2. スマホ本体のBluetooth設定画面から「LDAC」にチェックマーク

 

1. 専用アプリからBluetooth接続品質を「音質優先」に切り替え

専用アプリ「Headphones Connect」を使用。「サウンド」タブにあるBluetooth接続品質を「音質優先」に切り替えることでLDACコーデックが適用できる。

 

2. スマホ本体のBluetooth設定画面から「LDAC」にチェックマーク

スマホ本体の「設定」アプリを開き、Bluetooth設定画面からWF-1000XM4の詳細情報を開く。

機種によって多少なりに文言が異なるが、「LDAC」の機能ON/OFF項目があるので、これをチェックして機能ONにする。

以上2つを行うことで専用アプリの一番上に「LDAC」表記が登場する。これでLDAC再生の準備は完了だ。

あとはハイレゾ音源なりハイレゾサブスクなり再生してみるとよい。

 

【補足】Androidスマホで使う場合、SRCを回避しないとスペック上限の96kHzのハイレゾ再生できず

Androidスマホの「SRC」について

Androidスマホには端末上で再生しているオーディオ楽曲のサンプリングレートを強制的に「44.1〜48kHz」に変換するSRC(Sampling Rate Converter)と呼ばれる仕組みがある。

特に何をせずAndroidスマホとLDACでペアリングしている状態だと上限「48kHz/24bit」のままでのオーディオ再生となる。

定義上「48kHz/24bit」もハイレゾに含まれる。ただ、いかんせんLDACのスペック、もっと言えばソニー「WF-1000XM4」のスペック(最大96kHz/24bit)をフル活用できず、なんか損した気分になるかもしれない。

 

Androidスマホの「SRC」を回避する方法(ワイヤレス環境で)

純AndroidスマホだとXperiaの最新機種を除けばSRC回避できる方法はない

ソニーフラッグシップ「Xperia 1 Ⅱ」「Xperia 1 Ⅲ」の2機種は、純AndroidスマホながらSRC回避できるスマートフォンとして注目を集める。

ワイヤレスイヤホンとLDAC接続している状態でもSRC回避できるので、Apple MusicやAmazon Music HDでハイレゾ楽曲を聞くにも丁度いい。

Xperia 1 Ⅱは2020年度のフラッグシップ。中古で7〜8万円くらいで購入できる。

Xperia 1 Ⅲは2021年7月に発売開始となった今年のフラッグシップ。元値が18万円近いのでなかなか手を出しづらい。スマホの乗り換え時期の人なら検討してもいいかもしれないが。

カスタム版Android OSを搭載したDAP(ミュージックプレーヤー)であれば、SRC回避できるモデルがいくらかあり

1. ソニーウォークマン

Android OSを搭載したソニーのウォークマン「NW-ZX507」、「NW-A100」シリーズであればLDAC接続が可能。なおかつ、端末設定の一つとしてSRCそのものを回避できる

Android OSを搭載しているのでApple MusicやAmazon Music HDも利用可能。なおかつ、SRC回避できるのでソニー「WF-1000XM4」とペアリングして使った場合でも「96kHz/24bit」のスペック上限でハイレゾオーディオが楽しめる。

NW-A100」が市場価格3万円前後、「NW-ZX507」が市場価格7万円前後で販売される。

2. 中華ハイレゾDAC

有名なところだとFiiO(フィーオ)など。「M11」シリーズなどSRC回避できるカスタム版Android OSを搭載したハイレゾDACとして展開される。LDAC接続も可能なのでワイヤレスイヤホンとペアリングして使える。

 

大方のAndroidスマホだと上限「48kHz/24bit」止まりのまま

上記の一部例を除けば、ワイヤレス環境(LDAC接続)でSRCを回避して上限96kHz/24bitのハイレゾを再生する方法はない。

NePLAYER Lite」アプリなど使えばソフトウェアベースでのSRC回避が可能な場合もある。ただ、今回LDAC接続で試してみたところ、あまりめぼしい結果にはならなかったので掲載は省いた。

 

この記事のまとめ

ソニー「WF-1000XM4」でLDAC接続してハイレゾ再生する方法をまとめてきた。

ハイレゾはハイレゾなのだが、Androidスマホの仕様上、大方48kHz/24bit止まりのハイレゾ再生となってしまうのは覚えておいた方がいい。

また、iPhone(iPad)だとLDACに対応しておらず、ワイヤレス経由でハイレゾ再生できないのも確認あれ。

 

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