2022年9月より配信が開始されたiPhoneの最新バージョン「iOS 16」。
ロック画面が大幅にリニュアルされ、ロック画面からiOSショートカットが起動できるように仕様変更された。
Face IDを通すだけでこれまで当サイトで紹介してきたiOSショートカットがワンタップで起動できるので、iOSショートカットを日常的に使っている人であれば地味に重宝すること違いない。
この記事では、iPhoneのロック画面からiOSショートカットを起動する方法をまとめていく。
この記事の目次(タッチで移動)
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ロック画面からiOSショートカットを起動するのに必要なアプリ
「ロックランチャー」(無料)
iOS 16仕様のロック画面カスタマイズアプリ「ロックランチャー」。
似たようなアプリはいくつかあるが、その中でもシンプルで使いやすい(カスタマイズしやすい)アプリなのでおすすめ。海外製アプリだが、日本語表記にも対応したので英語がわからん人でも問題ない。
アプリは無料で利用できる。
「ロックランチャー」アプリでカスタマイズできること
「ロックランチャー」アプリを使うことで以下の2箇所にiOSショートカットの起動ボタンを設置できる。
いずれもFace IDを通した状態でボタンタップするだけでiOSショートカットが起動できる。
これまで当サイトで紹介してきたiOSショートカットもちろんのこと、特定アプリを起動するショートカットを設置することで事実上すべてのiPhoneアプリをロック画面から起動できるようになる。
日常的にiOSショートカットを使っている人であれば、その汎用性の高さが理解できるはずだ。
「ロックランチャー」アプリを使ったiOSショートカットの設定方法
1. 上部ウィジェットにiOSショートカットの起動ボタンを設置する場合
設定手順は以下のとおり。
- ウィジェットを作成する
- ロック画面にウィジェットをセットする
(1)ウィジェットを作成する
「ロックランチャー」アプリを起動。
「ロック」タブを選択する。
「ウィジェット 1」項目にある「設定してください」をタップ。
「Shortcut」タブを選択。
「名前」部分にロック画面から起動したいiOSショートカットの名前を入力する。
ショートカットの名前は、起動したいショートカット上部にあるショートカットの名前そのもの。
文字列が異なるとショートカットが起動できないので注意。

ショートカットの名前はこれ
これでほぼウィジェットの作成完了。
ロック画面に表示されるウィジェット・デザインを変更したい人であれば「アイコンを選ぶ/カスタマイズ」をタップ。
アプリ側で用意するテンプレ・アイコンが選べるほか、任意の画像アップロードも可能だ。
最後に画面右上の「保存」をタップしてカスタマイズ内容を保存する。
これでウィジェットの作成&保存完了。次にロック画面を編集する。
(2)ロック画面にウィジェットをセットする
ロック画面に移動。Face ID後、そのままロック画面を長押ししてカスタマイズ画面に進む。
画面最下部の「カスタマイズ」をタップ。
ウィジェット部分をタップ。
「ウィジェットを追加」項目を少し下にスクロールして「ロックランチャー」をタップ。
先に作成したウィジェット番号のウィジェットをタップ(ここでは"ウィジェット 1"を選ぶ)。
ウィジェットが追加されたら作業完了。
画面右上の「完了」をタップすればカスタマイズ設定が保存される。
ロック画面でFace ID後、ウィジェットをタップすると設定したiOSショートカットがそのまま起動できる。
2. 通知エリア(ライブアクティビティ)にiOSショートカットの起動ボタンを設置する場合
iOS 16.1から実装された「ライブアクティビティ」機能を活用した方法。
リアルタイム情報など表示することを想定した機能だが、「ロックランチャー」アプリではiOSショートカットを起動するためのショートカットエリアとして転用している。
iOSショートカットを事前登録しておけばタップするだけでiOSショートカットが起動できる。
設定手順は以下のとおり。
- 機能ONにする
- ライブアクティビティに表示する内容をカスタムする
- 注意事項
(1)機能ONにする
「ロックランチャー」アプリを起動。
「お気に入り」タブを選択する。
画面右上の島マークをタップ。
「ライブ活動(島)」を機能ONにする(スライドして無色を緑色にする)。
すでにこの時点でロック画面にライブアクティビティが表示される。
ライブアクティビティに表示されるアイコン数は「お気に入り番号表示」の数字がそのまま参照される。最小1個、最大8個まで指定可能。
ライブアクティビティのアイコンを丸くしたい場合、「アイコン丸形」の数字を大きくすれば丸くなる。逆に小さくすると四角になる。
カスタマイズが完了したら画面右上の「完成」をタップ。これで設定内容が保持される。
(2)ライブアクティビティに表示する内容をカスタムする
ライブアクティビティに表示される内容は、「お気に入り」画面に表示されてる内容がそのまま表示される。
初期状態では関係ないアプリが並んでいるので削除する。
項目を右から左にスライドすると「削除」が出てくる。これをタップすると削除できる。
新規項目を追加するには「+お気に入りを追加」をタップ。
ここではiOSショートカットを追加するので「Shortcut」タブを選択。
「名前」部分にロック画面から起動したいiOSショートカットの名前を入力する。
ショートカットの名前は、起動したいショートカット上部にあるショートカットの名前そのもの。
文字列が異なるとショートカットが起動できないので注意。

ショートカットの名前はこれ
アイコンのデザインを変更したい人であれば「アイコンを選ぶ/カスタマイズ」をタップ。
アプリ側で用意するテンプレ・アイコンが選べるほか、任意の画像アップロードも可能だ。
最後に画面右上の「保存」をタップして設定を保存する。
これで作成完了。「お気に入り」項目に設定した内容が追加される。
項目を長押しすれば並び替え可能。上から順番にライブアクティビティには左側から並べて表示される。
【注意事項】ライブアクティビティはアプリの最終起動から12時間後に消える
ライブアクティビティは、本来あくまでも一時的な情報表示を目的としたもの。常時表示は想定されず。アプリの最終起動から12時間後に消去される。
消去を回避するためにはアプリの最終起動から12時間以内に再度アプリにアクセスする必要がある。
通常どおりアクセスするのは面倒極まりないので、こういうときこそiOSショートカットの出番。
アプリを起動→終了させるショートカットをホーム画面に設置しておけば作業。
使うレシピは以下でダウンロードできる(筆者が作成したレシピ)
なお、オートメーションで特定の時間にショートカットを自動で実行させることも可能だが、アプリ起動を伴うショートカットのため、画面スリープ中だと実行できない。
詳しくは以下記事を参考にしてほしい。
-
【iPhone】ショートカットを使って特定アプリを「起動→終了」させる方法(ライブアクティビティ用途)
続きを見る
「ロックランチャー」アプリを使えばアプリもロック画面から起動可能
「ロックランチャー」アプリはiOSショートカットだけではなく特定アプリも起動可能。
ロック画面から「PayPay」や「dポイントカード」など決済関連アプリを起動したい人に特におすすめだ。
設定方法は以下記事でまとめている。
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【iPhone】ロック画面から特定アプリをワンタップ起動する方法(iOS 16仕様)
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