モバイルバッテリー

Anker PowerCore Fusion 10000 レビュー|20W出力できる充電器一体型のモバイルバッテリー

2021年6月20日

Ankerの充電器一体型モバイルバッテリー「Anker PowerCore Fusion 10000」を購入したのでレビュー。

2021年1月に登場した同製品。従来モデルの2倍となる9700mAhのモバイルバッテリーとして使えるほか、コンセントに挿せば充電器としても利用できる。いずれも最大20Wで出力できるのでMacBook AirなどノートPCも充電カバー範囲だ。

この記事ではMacBook Airへの充電レビュー含めて、Anker PowerCore Fusion 10000 の使い勝手をひととおりレビューしていきたい。

【レビュー対象製品】Anker PowerCore Fusion 10000

発売時期2021年1月
直販価格4,790円(税込)

カラーリングはブラック、ホワイト、レッドの3色。レビューはブラックで行う。

 
Anker PowerCore Fusion 10000の評価ポイント
モバイルバッテリー&充電器のハイブリッドモデル
MacBook Airも充電できるハイパワー出力(最大20W)

前作モデルから2倍のバッテリー容量(9700mAh)
 
× ダメなところ
一般的なモバイルバッテリーよりも大きく分厚い
USB Type-Cケーブルを同梱せず

前作モデルから価格が3割増(3,590円→4,790円)

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Anker PowerCore Fusion 10000 レビュー

製品概要

Anker PowerCore Fusion 10000 は、Ankerが手がける充電器一体型のモバイルバッテリー。2021年1月より発売を開始した。直販価格は4,790円。

電源プラグを内蔵しており、コンセントに挿せばUSB充電器として利用できる。コンセントに挿さなくても9700mAhのモバイルバッテリーとして単体で利用できるので電源が確保できないシチュエーションでも重宝する。

なお、9700mAhとは、だいたいスマホを2回フル充電できる容量。Wh換算で48Whなので国内線であれば問題なく機内に持ち込める。

 

充電スペック

USB Type-Cポート、USB Type-Aポートを搭載。

USB Type-Cポートの最大出力は20W。急速充電規格「USB PD」準拠の20Wとあり、USB PD充電に対応しているMacBook AirやSurfaceなども充電できる。

USB Type-Aポートは最大12Wで出力できる。もっぱらスマホや美容家電の充電に使うのが一般的。MacBook AirやSurfaceなどは充電できない。

 

バッテリー容量

バッテリー残量ランプあり(1個約12%×8個)

バッテリー容量は9700mAh。通常サイズのiPhoneを2回フル充電できる。MacBook Airに使うとバッテリー約50%分が確保できる。

いざとなれば充電器として使えるほか、コンセントに挿しておけば本体バッテリーもそのまま給電される。通常のモバイルバッテリーに比べると、やはり勝手がよい。

 

従来モデルとの違い

Anker PowerCore Fusion 10000 と従来モデルを比較すると以下のような感じ。

 Anker PowerCore Fusion 10000Anker PowerCore Ⅲ Fusion 5000Anker PowerCore Fusion 5000
バッテリー容量9700mAh4850mAh5000mAh
最大出力20W18W12W
発売時期2021年1月2020年7月2017年3月
直販価格4,790円3,590円2,899円

Anker PowerCore Fusion 10000 は、従来モデルよりもバッテリー容量、最大出力ともにスペックアップしている。

9700mAhバッテリーを搭載しているので、スマホ向けに約2回のフル充電、MacBook Air向けだと約50%のバッテリーが確保できる。

最大出力は20W。あくまでスマホを充電するだけであれば従来モデルでも問題ないAnker PowerCore Fusion 10000 は、どちらかと言えば20W出力を活かしてMacBook AirなどノートPCを充電したい人が購入すべきだ。

Anker PowerCore Fusion 10000(最大20W、直販4,790円)

 

Anker PowerCore Ⅲ Fusion 5000(最大18W、直販3,590円)

 

Anker PowerCore Fusion 5000(最大12W、直販2,899円)

 

同梱品一覧

製品本体ほか、専用ポーチ、USB Type-Aケーブル(50cm)が同梱される。

USB Type-Cケーブルは同梱されない。製品の売りである20W出力を使うためには、USB Type-Cポートを使ってUSB Type-Cデバイスと接続する必要があるので、もとより20W出力狙いの人だと別途USB Type-Cケーブルを用意する必要がある。

同梱されるUSB Type-Aケーブル、USB Type-Aポート用

USB Type-CケーブルはAnkerが発売しているような1,000円前後のもので問題ない。筆者は以下のケーブルを使っている。

 

専用ポーチは他のAnkerモバイルバッテリーと同じペラペラ仕様。すり傷、ひっかき傷防止には役立つが、落下防止に耐えられるほどのクッションは付いていないのでズボラな人は注意。

 

サイズ・重量感

サイズ感だが、思っていたよりも大きかった。縦横8cmあり、一般的な野球ボールよりも大きい。厚みも3.5cmあり、手で握ったときに妙な奥行きがあって、より大きさを感じさせる。

モバイルバッテリーとしてスマホに被せて持ち歩くシチュエーションだと、わりかし邪魔に感じる大きさ、分厚さかもしれない。

本体重量は276g。持てない重さではないが、ファーストインプレッションで「重たい」と感じたのが正直なところだ。ズボンのポケットに入れておくと多分に重力を感じる。

電源プラグは折りたためる。

 

外装

外装はザラザラしたプラスチックといったところ。どことなく無印良品っぽさを感じさせる風合いだ。指紋が付きにくいのは評価。

 

充電レビュー

スマホ充電は問題なし

iPhone 12 miniをUSB Type-Cポートで充電したところ、約13Wで充電できた。USB Type-Aポートで充電した場合は約11Wだった。

iPhoneは急速充電「USB PD」に対応しているので、USB Type-Cポートを使えば理論上は最大20Wで充電できる。なお、USB Type-Aポートだと最大12Wとなる。

 

タブレットも充電できる

iPad ProをUSB Type-Cポートで充電したところ、約18Wで充電できた。USB Type-Aポートだと約11Wだった。

iPhone同様にiPad Proも急速充電「USB PD」に対応しており、USB Type-Cポートを使えば最大30Wで充電できる(※Anker PowerCore Fusion 10000の充電スペックは最大20W)。USB Type-Aポートで充電した場合は最大12W止まりとなる。

 

MacBook Airも充電できる

USB Type-C端子を搭載した現行MacBook Airは、だいたい30Wを上限として充電できる。

実測ベースでは25W〜28Wくらいなので最大20Wの Anker PowerCore Fusion 10000 でも充電ペースが遅くなるだけで充電自体は可能だ。

モバイルバッテリーとしてMacBook Airを充電

モバイルバッテリーとして単体でMacBook Airと接続したところ、約18.6Wで充電できた。

MacBook Airに同梱されるApple純正充電器(最大30W)と比べて充電出力こそ落ちるものの、充電自体は問題なく行える。

ちなみに、9700mAhバッテリーだとMacBook Airを約50%ほど充電できる。Max充電するには足りないが、いざというときの保険として考えれば十分だ。

 

充電器としてMacBook Airを充電

充電器としてコンセントに繋いだ状態でMacBook Airを充電したところ、約18.3Wで充電できた。充電出力はモバイルバッテリー充電時と変わらず。

フル充電までの時間だが、バッテリー残量が30%弱の状態で約3時間。MacBook Airに同梱されるApple純正充電器(最大30W)だと同2時間30分であり、充電出力が小さいことによる充電時間への影響は30分程度だ。

Anker PowerCore Fusion 10000で充電時

MacBook Air同梱のApple純正充電器(最大30W)で充電時

 

2ポート同時充電も可能だが、多分に出力が下がる

Anker PowerCore Fusion 10000 は、USB Type-Cポート、USB Type-Aポートを使った2ポート同時充電も可能。ただ、2ポート同時充電だと最大15Wに出力制限される。

MacBook Airとスマホを同時に充電してみたところ、MacBook Air向けに7W程度しか出力できず。MacBook Airとはいえ、さすがに7Wだと充電は厳しい。MacBook Airを充電したいのであれば1ポートで充電した方がいい。

 

ワイヤレスイヤホンも充電可能(低電流モードあり)

低電流モード時は電源ランプの1つが緑色に光る

ワイヤレスイヤホン(Galaxy Buds Live)を充電したところ、約1Wで充電できた。

Anker PowerCore Fusion 10000 は、充電出力を1W台まで落とせる「低電流モード」を搭載。ワイヤレスイヤホンやスマートウォッチの充電で使えば無駄なく最適化された出力で充電できる。

低電流モードは電源ランプ兼電源ボタンを1回押して、そのあともう1度長押しすると起動できる。低電流モードになると電源ランプの1つが緑色になる。もう1度ボタンを押すと低電流モードがOFFになる。

 

モバイルバッテリー本体への給電は電源プラグ経由で可能

モバイルバッテリー本体への給電は圧倒的にラク。本体の電源プラグをコンセントを差し込めばそのまま給電できる。

バッテリー0%の状態からのフル充電は約4時間ほど。なお、電源プラグ(AC電源)以外からの給電には対応していない。搭載するUSB Type-Cポート、USB Type-Aポートともに出力専用ポートとなる。

パススルー充電には非対応。USB Type-Cポート、USB Type-Aポートになにかしらのデバイスが接続されている場合、モバイルバッテリー本体へは給電されず、充電デバイスが優先して充電される。

 

この記事のまとめ

Anker PowerCore Fusion 10000 をレビューしてきた。

Anker PowerCore Fusion 10000 の評価ポイント
モバイルバッテリー&充電器のハイブリッドモデル
MacBook Airも充電できるハイパワー出力(最大20W)

前作モデルから2倍のバッテリー容量(9700mAh)
 
× ダメなところ
一般的なモバイルバッテリーよりも大きく分厚い
USB Type-Cケーブルを同梱せず

前作モデルから価格が3割増(3,590円→4,790円)

充電器一体型のモバイルバッテリーながら最大20W出力できるとあり、スマホだけでなくMacBook Airも充電できる。従来モデルよりも劇的に活用できるシチュエーションが広がった。

従来モデルに比べて少し大きめ、重めなのがネックだが、カバンの中に放り投げておけば気にならないだろう。出先でPCワークが多い人など1台あると精神衛生上の安定剤となりそうだ。ぜひお試しあれ。

 

レビュー対象製品

 

【補足】従来モデルまとめ

Anker PowerCore Ⅲ Fusion 5000(最大18W、直販3,590円)

 

Anker PowerCore Fusion 5000(最大12W、直販2,899円)

 

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