格安SIM

【レビュー】楽天モバイル「Rakuten WiFi Pocket 2B」は固定回線代わりになる?実際に試してみた

2021年8月18日

楽天モバイルが直々に手がける1円ルーター「Rakuten WiFi Pocket 2B」。

端末代金は1円。通信料金は月額3,298円で月無制限のデータ通信が、通信量を月20GB以内に抑えれば月額2,198円で利用できる。

似たようなポジションにあるWIMAXやポケットWiFiよりも断然コスパよい。

また、楽天モバイルは最低利用期間や違約金が設定されておらず、いざ必要なくなればいつでも即座に解約できる。

いつでも無料で解約できるのはWIMAXやポケットWiFiには無い強みだろう。

ただ、運用にあたっての要となるのが「楽天回線の通信品質はどうなのか?」というところ。

なんたって楽天回線だ。すでにサービス開始から1年以上が経過しているが、まだまだ通信が不安定な地域もある。明確に人ないし居住地域を選ぶのは否定できない。

以下ではこうした楽天回線の使い勝手も含めてレビューしていきたい。契約を検討している人は記事を参考にしてほしい。

 公式サイトで内容を確認する

Rakuten WiFi Pocket 2Bのサービス概要

月額料金・最低利用期間など

※以下すべて税込

初期費用(端末代金込み)1円
月額料金(契約後3ヶ月間)0円
月額料金(契約後4ヶ月目〜)0円〜3,278円(4段階従量制)
0円:データ通信量が月1GB以内
1,078円:データ通信量が月3GB以内
2,198円:データ通信量が月20GB以内
3,278円:データ通信量が月20GB〜無制限
最低利用期間なし
解約金(違約金)なし

楽天モバイル契約時にルーターを同時に申し込めば端末代金が7,980円から1円に割引される(※実質ではなく端末代金そのものの割引)。

また、楽天モバイルは契約後3ヶ月間の月額料金を無料にするキャンペーンを展開している(2021年8月時点)。

同キャンペーン期間中に解約した場合でも違約金など発生しないので、文字どおりの「お試し期間」として丁度いい。

公式サイトでRakuten WiFi Pocket 2Bを確認する

 

【注意点】1日あたりの通信制限は別途あり(1日10GBまで)

楽天モバイルは月無制限のデータ通信が利用できる一方、1日あたり10GBのデータ通信を使うと翌日0時まで通信制限がかかる。

そのため、厳密に言うと月無制限よりかは月300GBの通信サービスとなる。

 

【注意点】パートナー回線(au回線)だと月5GBしか使えず

楽天モバイルは自社回線となる楽天回線エリアにくわえ、当面の間のパートナー回線としてau回線が利用できる。

もっぱら楽天回線が使えない地域だとau回線で通信代替される。ただ、au回線は月5GBしか使えない。月5GB以降は最大1Mbpsに速度制限される。

そのうえ月額料金は従量カウントされ、月5GB分としてカウントされるので、月5GBながら月額料金2,178円と割高になる。

2021年現在、都市部ならほぼほぼ楽天回線エリアに(出典:楽天モバイル

もとより固定回線代わりに使おうと考えている人だと月5GBだと足りないだろうから、楽天回線が使えることが半ば必須条件となる。

https://network.mobile.rakuten.co.jp/area/

 

ルーター(Rakuten WiFi Pocket 2B)のスペック

Rakuten WiFi Pocket 2B の主なスペックは以下のとおり。

端末価格7,980円 1円
端末色ホワイト、ブラック
本体サイズ縦6.4cm、横10.7cm、厚さ1.5cm
本体重量106g
連続待機時間(電源ON時)300時間
連続通信時間10時間
同時テザリング台数最大16台
WiFi規格2.4GHzのみ
充電ポートmicroUSB
SIMサイズmicroSIM

公式サイトでRakuten WiFi Pocket 2Bを確認する

サイズはほぼほぼスマホ同等。厚さ1.5cmとスリムなので男性ズボンのポケットにもらくらく入る。

自宅で使う場合のみならず外に持ち出して使うときも重宝するサイズ感だ。

他方、充電ポートがmicroUSB、SIMサイズがmicroSIMと少し古め

また、WiFi 5GHz帯に対応しておらず、2.4GHz帯オンリーでの通信となる。一軒家で1階から2階に電波を飛ばすようなシチェーションだと辛そうだ。

 

実際に使ってみた

SIMカードを入れるだけで通信開始

Rakuten WiFi Pocket 2B はSIMカード経由の通信サービス。

楽天モバイルの開通作業さえ完了させれば、ルーターにSIMカードを入れればそのまま通信開始できる。

SIMサイズはmicroUSB。SIMカードアダプタを装着した状態でも問題なく利用できた。

 

接続はQRコードで簡単

スマホやタブレットなどQRコードが読み取れるデバイスであれば、QRコードを読み込むだけで接続できる。

なお、通常どおりのSSIDとパスワードを使った接続も可能なので安心あれ。

 

通信速度は悪くない(※楽天回線が問題なく受信できる地域&環境なら)

iPhone 12 mini接続時

MacBook Air接続時

Rakuten WiFi Pocket 2B でiPhone、Macと接続してスピードテスト計測してみたが、いずれも40Mbps台の数値が出た。

これはほぼほぼ最近の楽天モバイルの通信速度と変わりない。

1日の中で最も混み合う昼12時台に複数回計測した結果が以下のとおり。

ダウンロード速度アップロード速度PING
1回目計測40.5Mbps34.1Mbps32
2回目計測42.7Mbps15.4Mbps37
3回目計測41.7Mbps23.6Mbps30

Rakuten WiFi Pocket 2B と接続したMac上で計測した。

昼間であっても通信速度は非常に快適。ネットサーフィンもYouTubeもWordpressでの記事作成も難なくこなせてしまう。

通信速度もちろんPING値も30ms台に収まっている。1桁ms台の光回線とまではいかずも、よくある格安SIMのような100msオーバーのPING値ではないので非常にレスポンスがよい。

ただ、楽天回線はエリア内ごとの通信品質の差が激しい。

楽天回線エリアでも通信する場所によってはなぜか通信速度が出ない、パケ詰まりのような延滞が発生することがある。

そのため、できる限り相違なく言えば...

楽天回線エリアに住んでいて、楽天回線がきちんと受信できる環境にある人であれば、昼間であっても40Mbps〜の実用十分な通信速度で通信できる

これが今最も妥当な Rakuten WiFi Pocket 2B の評価だろう。

楽天回線エリアに住んでいても運悪く自宅で楽天回線の掴みが悪く、通信速度が出ない、通信延滞が起きる可能性はある。

こればかりは完全にアットランダムなので、「都市部に住んでるから問題ない」「地方だから無理」とは括れないのが正直なところだ。

 

この記事のまとめ

Rakuten WiFi Pocket 2B が固定回線の代わりになるか試してきた。

楽天回線エリアに住んでいて、楽天回線がきちんと受信できる環境にある人ならば、問題なく固定回線として利用できる。

楽天モバイルは契約後3ヶ月は通信料金が無料になるキャンペーンを展開中なので、とりあえずで契約してみて、自宅や職場などの楽天回線の具合をチェックしておきたい。

楽天モバイルは最低利用期間と解約金がないし、ルーター価格も実質価格ではなく端末価格として1円なので、いざ解約する場合でもほぼほぼノーコストだ。

楽天回線さえ使えれば、WIMAXやポケットWiFiを上回るコスパと実用性があるので、1人暮らしの人などで固定回線の料金を節約したい人は検討してみては。

 公式サイトで内容を確認する

 

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