標準SIM、microSIM、nanoSIMに続く次世代のSIMカード規格「eSIM」(イーシム)。iPhone、Google Pixelなどで相次ぎ採用され、徐々にだが日本国内でも存在感を示しつつある。
この記事では日本国内で利用できるeSIMサービスを一覧にしてまとめている。いち早くeSIMを使ってみたいと考えている人は記事を参考あれ。
eSIM(イーシム)概要
eSIMとは、標準SIM、microSIM、nanoSIMに続く次世代のSIMカード規格のこと。
これまで電話番号などのSIM契約情報を読み込むには物理的なSIMカードをスマホに挿し込む必要があった。対してeSIMは物理的なSIMカードを使わず、スマホに直接SIM契約情報をインストールしてSIMサービスが利用できる。
物理的なSIMカードを使わないのでSIM契約後にSIMカードの到着を待ったり、SIMカードを都度入れ直したりする必要がない。通信事業者からeSIMを発行して、そのままスマホ内部にSIM契約情報をインストールして即日開通できる。
日本国内で使えるeSIMサービスまとめ
※情報は2021年1月時点
ドコモ回線を使ったeSIMサービス一覧
IIJmio eSIMデータプランゼロ
月額料金(税抜) | 150円 |
音声通話 | × |
データ容量 | 0GB |
制限時速度 | 200kbps |
データ容量追加(税抜) | 1GB=300円〜450円※ |
※毎月1回目のデータ容量追加は300円、2回目以降は450円に
BIC SIM「いいSIM」
月額料金(税抜) | 150円 |
音声通話 | × |
データ容量 | 0GB |
制限時速度 | 200kbps |
データ容量追加(税抜) | 1GB=300円〜450円※ |
※毎月1回目のデータ容量追加は300円、2回目以降は450円に
au回線を使ったeSIMサービス一覧
au「povo」※予定
月額料金(税抜) | 2,480円 |
音声通話 | ◯ |
データ容量 | 20GB |
制限時速度 | 1Mbps |
データ容量追加(税抜) | 1GB=500円 |
ソフトバンク回線を使ったeSIMサービス一覧
ソフトバンク「LINEMO」※予定
月額料金(税抜) | 2,480円 |
音声通話 | ◯ |
データ容量 | 20GB |
制限時速度 | 1Mbps |
データ容量追加(税抜) | 1GB=500円 |
楽天回線を使ったeSIMサービス一覧
楽天モバイル「Rakuten UN-LIMIT V」
月額料金(税抜) | 0円〜2,980円 |
音声通話 | ◯ |
データ容量 | 1GB〜無制限※ |
制限時速度 | 1Mbps |
データ容量追加(税抜) | 提供なし |
※楽天回線エリアのみ無制限、au回線下では月5GBまで
ローミング系
GigSky eSIM
月額料金(税抜) | 1,200円〜 |
音声通話 | × |
データ容量 | 800MB〜 |
制限時速度 | ? |
データ容量追加(税抜) | なし |
AppleSIM
Apple独自仕様のeSIMサービス。AppleSIMに対応したiPadシリーズのみで利用可能。
サービス名(事業者) | 料金(税抜) | ネットワーク回線 |
LTEデータプリペイド(KDDI) | 1GBあたり1,500円 | au |
4Gデータプリペイド(ソフトバンク) | 1GBあたり1,500円 | ソフトバンク |
GigSky(GigSky) | 1GBあたり1,319円 | 自動 |
ワンナンバー系eSIM
ドコモやauなど大手キャリアが提供するApple Watch向けのeSIMサービス。単独契約できず、主回線契約のオプション扱いで追加できる。
サービス名(事業者) | 月額料金(税抜) | ネットワーク回線 |
ワンナンバーサービス(NTTドコモ) | 500円 | ドコモ |
ナンバーシェア(KDDI) | 350円 | au |
AppleWatchモバイル通信サービス(ソフトバンク) | 350円 | ソフトバンク |
この記事のまとめ
日本国内で使えるeSIMサービスをひととおりまとめた。
eSIMはまだまだ日本国内だとレアな存在だが、いずれは現行nanoSIMに取って代わると見られるSIMカード規格だ。スマホだけでなくスマートウォッチやワイヤレスイヤホンなどIOTデバイスでの採用も期待される。この記事でも定期的に情報をアップデートしていきたいと思う。
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