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Apple「MagSafe充電器」レビュー|意外と実用性のあるマグネット型のiPhone充電器

2021年7月7日

iPhone 12シリーズの周辺機器・アクセサリーの中で特段の注目を集めている「MagSafe充電器」。

マグネット型の充電器でiPhone背面に”ペタッ”と貼り付けて充電できる新感覚の充電器。見てくれだけでなく理論値最大15Wとわりと実用的な速度で充電できる。iPhoneに何か新味が欲しい人であればライトニングケーブル充電から乗り換えるのも良さそうだ。

以下ひととおりレビューしていくのでiPhone 12シリーズを使っているiPhoneユーザーはチェックしてみてほしい。

【レビュー対象製品】MagSafe充電器

発売時期2020年10月
直販価格4,950円(税込)

MagSafe充電器レビュー

製品概要

MagSafe充電器 は2020年10月にAppleが発売開始した充電器。iPhone 12シリーズの背面に貼り付けて使える「MagSafeアクセサリー」の一つとなる。直販価格は4,950円。

物自体はワイヤレス充電器(Qi充電器)であり、Androidスマホやワイヤレスイヤホンなどワイヤレス充電に対応しているデバイスなら充電できる。ただ、充電仕様がiPhone向けに特化されているので実質的にはiPhone専用の充電器に近い。

 

充電スペック

ワイヤレス充電器としては異例の最大15Wに対応。通常のワイヤレス充電器だとiPhone向けに7.5Wしか出力できないが、MagSafe充電器 を使えばその2倍の出力で充電できる。

なお、Androidスマホやワイヤレスイヤホンなどワイヤレス充電(Qi充電)対応デバイスも充電できるが、出力が最大5Wに制限される。ワイヤレスイヤホンまだしもAndroidスマホ向けの充電器としては幾らか実用性に欠ける。

 

電源アダプタは別途用意する必要あり

MagSafe充電器 を使うためにはUSB Type-CポートのUSB PD充電器(電源アダプタ)を用意する必要がある。同梱はされない。

推奨されるのは20W以上で出力できるUSB PD充電器。すでにUSB PD充電器を使っている人であれば、そのまま MagSafe充電器 に挿し替えれば問題ない。

まだUSB PD充電器を持っていない人は別途用意する必要がある。Apple公式にプッシュしているのはやはりApple純正の20W電源アダプタだ。直販価格2,200円で購入できる。

 

充電レビュー|実際に充電してみた

iPhone充電は問題なし

iPhone 12 miniで充電。充電が開始されると充電サークルが表示された。

通常のワイヤレス充電だと充電パッドからスマホを持ち上げると充電が中断してしまうが、MagSafe充電器 はマグネットの吸着力がしっかりしているので、ワイヤレス充電しながらの手で持っての操作も可能。ケーブルの長さも1mと悪くない。

 

薄いケースならケースの上からでも充電できる

筆者が使っているTPUケースを装着した状態で充電してみたが、問題なく充電できた。そこまで分厚くないせいか、ケースの上からでもマグネットがくっついた。

分厚いiPhoneケースを使っている人だと、そもそもマグネットがくっつかず充電できないかもしれない。この手の人だと以下のようなMagSafeに対応した専用ケースを用意する必要がある。

 

マグネットの吸着力は相当しっかりしてる

TPUケースの上からくっつけた状態でも相当にしっかり吸着してる。ほぼほぼ冷蔵庫に貼り付けたマグネットくらいの吸着力だ。ずり落ちることもない。

ケースを付けていない状態だとさらに強固な吸着力。iPhone背面に MagSafe充電器 を近づけると傷が付きそうな勢いで”ガチン”とくっつく。

あまりにしっかりとした吸着力なので無理に MagSafe充電器 を外そうとするとケーブルが断線しそうな雰囲気もある。ライトニングケーブルを断線させてたような人だと相応に断線リスクが高いかもしれない。

 

充電出力のわりに充電時間は長い

MagSafe充電器 の充電出力は理論値最大15W、iPhone 12 miniだと最大12Wだが、実測では17W近く出てて驚いた(iPhone 12 miniで充電)。

数字だけ見るとライトニングケーブルを使った急速充電(最大20W)と変わらぬ出力だが、いざ充電時間は長い。ライトニングケーブルの急速充電が「30分で50%」の充電スピードとすれば、MagSafe充電は「30分で30%」くらいの充電スピードだ。

ワイヤレス充電とあり、充電効率の観点から有線充電よりも充電速度が遅くなるのは否めない。とはいえ、通常のワイヤレス充電だと最大7.5Wともっと遅いので、普段からiPhoneをワイヤレスで充電してる身としては文句ない。

 

ワイヤレスイヤホンも充電できる

MagSafe充電器 はiPhone以外のデバイスを充電すると出力が最大5Wに抑えられるが、ワイヤレスイヤホンはもとより1W台での充電なのでさしてデメリットでもない。

AirPodsシリーズはじめ、昨今増えているワイヤレス充電(Qi充電)に対応したワイヤレスイヤホンを持っている人ならMagSafe充電器を使って実用的な範疇で充電できる。

 

Apple Watchは充電できない

Apple Watchは一般的なワイヤレス充電(Qi充電)とは異なる独自のワイヤレス充電仕様を採用している。MagSafe充電器 との互換性はない。

 

Androidスマホも充電できるが出力は5W上限で遅い

充電自体はできた

MagSafe充電器 はワイヤレス充電器(Qi充電器)なのでワイヤレス充電に対応するAndroidスマホも充電できる。ただ、iPhone以外のデバイスを充電すると最大出力が5Wに制限されるので実用性は低そうだ。

また、iPhone充電と違って充電器がくっつかないので置く場所を探すのに手間取る。

 

この記事のまとめ

MagSafe充電器 をレビューしてきた。

なまじiPhone専用の充電アイテムとなっていて実用性を疑う人も多そうだが、すでにライトニングケーブル自体がiPhone専用の充電アイテムとなっている時代なので、現在のライトニングケーブルのポジションをそのまま MagSafe充電器 に入れ替えてしまえば実質プラマイゼロだ。

ライトニングケーブル充電よりも充電時間がかかるが、それでも致命的な遅さというわけではない。自宅ではMagSafe充電で、出先ではライトニングケーブル充電と使い分ければ、わりかし実用性を見出すことができる製品だと思っている。

iPhone 12シリーズを購入した人であれば、これまでのライトニングケーブル充電からMagSafe充電に乗り換えると新鮮味が感じられて楽しそうだ。

 

レビュー対象製品

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