格安SIM

Y!mobile(ワイモバイル)実際どう?現役ユーザーがメリット・デメリットを徹底解説

ソフトバンクの廉価版サービス「Y!mobile」(ワイモバイル)。

巷では「格安SIM」「サブブランド」などと言われる。CMもバンバン展開していて最近だと芦田愛菜が出てる。

Y!mobileなら最安月額2,138円から利用できる。ソフトバンクの同等プランに比べて月額3,000円ほど安くなる。これが1年だと36,000円、2年で72,000円と馬鹿にならない節約効果を発揮する。

使い勝手はソフトバンクそのもの。それこそソフトバンクショップでの実店舗サポートも受けられるので、これまで大手キャリアを契約してきた人にもおすすめだ。

この記事ではY!mobileを契約するにあたって知っておきたいメリット・デメリットを現役ユーザーの目線でまとめている。

Y!mobileへの乗り換えを検討している人は記事を参考にしてほしい。

Y!mobile(ワイモバイル)サービス概要

Y!mobile はソフトバンク(ソフトバンク株式会社)が手がける格安通信サービス。

メインブランドである「ソフトバンク」のサブブランドに位置づけ。ソフトバンク準拠の高品質回線を月額2,138円から利用できる。

2014年ころまで「イーモバイル」「ウィルコム」として展開。2014年に同2社が経営統合し、ソフトバンクの完全子会社になったのに伴い、「Y!mobile」として新装開店した。

もともと都市部でしか使えない限定的なサービスだったが、現在はソフトバンクの通信基地をそっくりそのまま利用しており、ソフトバンク回線がつかめる地域であれば日本全国どこでも使える。

 

Y!mobileの料金プラン

Y!mobile は月額2,138円からサービス提供。いずれも音声通話付き。

料金プラン詳細

※以下すべて税込

シンプルSシンプルMシンプルL
月額料金2,138円3,218円4,078円
月間データ容量3GB15GB25GB
余ったデータ容量の翌月繰り越し対応
制限時速度300kbps1Mbps
データ容量追加500MB=550円
通話料30秒/22円
無料通話なし(別途オプション)
最低利用期間なし
解約金(違約金)なし
事務手数料3,300円
契約者特典Yahoo!プレミアム特典が無料で利用可能

 

家族割(プラン共通割引)

※以下すべて税込

割引内容
家族割引2回線目から月額1,188円割引(最大9回線まで適用可)

家族割は血縁者、あるいは同一住所に住む同居人(未婚など)とも適用可能。

(書類上は)副回線から月額1,188円を割り引く。2人契約時は1回線あたり実質で月額594円の割引となり、最安月額1,544円から利用できる。3人契約時は同792円、最安月額1,346円〜に。

 

おうち割(プラン共通割引)

※以下すべて税込

割引内容
おうち割 光セット(A)1回線目および家族回線から月額1,188円割引

家族割との併用は不可。

「Softbank Air」「Softbank 光」契約者であれば月額料金から1,188円を割引。家族割と異なり1回線目(主回線)も含めて割引が適用される

1人契約の場合でも割引適用可。また、家族回線を登録しておけば家族回線も割引適用される。

 

無料通話オプション(プラン共通オプション)

※以下すべて税込

オプション名月額料金内容
だれとでも定額770円1回10分以内の国内通話が完全無料
スーパーだれとでも定額1,870円国内通話が完全無料

 

ソフトバンクと比べてどれだけ安くなる?

※以下すべて税込

月額料金月間データ容量無料通話
Y!mobile(シンプルS)2,138円3GB(+前月繰り越し)なし
Y!mobile(シンプルM)3,218円15GB(+前月繰り越し)
Y!mobile(シンプルL)4,158円25GB(+前月繰り越し)
ソフトバンク(ミニフィットプラン+)2,178円〜5,478円1GB〜3GB
家族間通話のみ無料
【割引フル適用時】2,178円〜4,378円
ソフトバンク(メリハリ無制限)7,238円無制限(テザリングは月30GBまで)
【割引フル適用時】4,928円

月3GBプランだとY!mobileは月額2,138円、対してソフトバンクは「ミニフィットプラン+」が月額5,478円に。単純計算でY!mobileの方が月額3,000円ほど安くなる

ヘビーユーザーであれば、ソフトバンク「メリハリ無制限」の検討余地あり。特に「家族割」や「光回線割」が適用できる人であれば、Y!mobileの上位プランよりもコスパよさそう。

総じてY!mobileは「シンプルS」「シンプルM」あたりが強み。一般的なスマホユーザーであれば月7GBほどのデータ通信しか使わないので、もとよりソフトバンク「メリハリ無制限」に魅力を感じない人であればY!mobileで十分だ

 

通信回線はそのままソフトバンク回線を使用できる

アンテナピクトは「Y!mobile」だが、中身はソフトバンクそのもの

格安SIMだとドコモ回線やau回線を使ったものが多いが、Y!mobileはソフトバンクが直々に手がけるサービスとあり、通信回線もソフトバンク回線となる。

ソフトバンク回線がつかめる地域であれば日本全国どこでも利用できる。

 

Y!mobileは格安SIMだが、厳密には格安SIMではない

Y!mobileは「格安SIM」として宣伝されているが、あくまでキャッチフレーズであり、厳密には格安SIMではない。

世にいう格安SIMとは「MVNO」のこと。ドコモ、au、ソフトバンクから通信基地をレンタルしてサービス提供している。

対してY!mobileはソフトバンクが直々に手がけるサービス。自社の通信基地をそのまま使ってサービス提供しているのでMVNOではなく、MNO(キャリア・サービス)に該当する。

MVNOだと昼間の時間帯など通信速度が激遅になる。対してY!mobileはMNO。ソフトバンクがソフトバンクの通信基地をそのまま使ってサービス提供しているので、昼間の時間帯も通信延滞が起きず、1日を通して安定した通信速度で利用できる。

この点、明確にY!mobileの強みであり、他社格安SIM(MVNO)との違いとなる。

Y!mobileは昼間でも20Mbps前後をキープ

Y!mobileを公式サイトでチェック

 

Y!mobileのメリット

Y!mobileのメリットはおおよそ以下のとおり。

  • ソフトバンクの高品質回線が格安SIMの料金帯で使える
  • 大手キャリア準拠の「家族割」「光回線割」
  • ソフトバンク準拠のオプション・サービス完備
  • ソフトバンクショップで実店舗サポートが受けられる
  • ソフトバンクの5G通信も利用可能

 

ソフトバンクの高品質回線が格安SIMの料金帯で使える

Y!mobileはソフトバンクが直々にサービス提供する通信サービス。

ソフトバンクの通信基地をそのまま使っているのでMVNOこと格安SIMでは太刀打ちできぬ高品質な通信回線が利用できる。昼間の時間帯を含めて24時間安定した通信速度なのでストレスフリー。

 

大手キャリア準拠の「家族割」「光回線割」

Y!mobileは大手3キャリアに準拠した「家族割」と「光回線割」を提供。

月々の割引額を比較すると以下のとおり(※すべて税込)。

Y!mobileドコモauソフトバンク
家族割(2人契約時)実質594円550円550円660円
家族割(3人契約時)実質792円1,100円1,100円1,210円
光回線割1,188円1,100円1,100円1,100円

Y!mobileであっても大手3キャリアに負けぬ割引額。

家族での乗り換えを検討している人だったり、自宅の固定回線が「SoftBank 光」を使っているような人であれば活用したいところ。

なお、大手3キャリアと違って「家族割」と「光回線割」の併用はできない。

 

ソフトバンク準拠のオプション・サービス完備

Y!mobileは、あくまでソフトバンクが運営する通信サービスとあり、ほぼほぼソフトバンク準拠のオプション・サービスを提供している。

主に以下のような内容。

  • 留守番電話サービスあり(無料)
  • キャリアメールあり(無料)
  • LINEの年齢認証に対応
  • キャリア決済(ワイモバイルまとめて支払い)対応

大手キャリアユーザーだと「何を当たり前のことを...?」と思うかもしれないが、格安SIMでここらのサービスにフル対応しているものは存在しない。ソフトバンクが運営するY!mobileだからこその内容だ。

特にLINEの年齢認証対応はLINEを傘下に置くソフトバンクならではの強み。子供や高齢者などはじめてスマホを持つ場合にLINEアカウントを作成すると思うが、このときY!mobile SIMでもLINEアカウントの年齢認証できて便利だ。

 

ソフトバンクショップで実店舗サポートが受けられる

ソフトバンク同様にソフトバンクショップでの対面サポートあり。対面での契約も可能。

これまで大手キャリアを契約してきて、細かいことはすべてキャリアショップの店員に投げてきた人でも問題なし。

 

ソフトバンクの5G通信も利用可能

2021年2月よりY!mobileでも5G解禁。ソフトバンクの5G通信基地がそのまま使える。

Y!mobileであってもゆうに数百Mbpsの通信速度で使える。自宅などで5G回線がつかめる人なら固定回線代わりに運用するのも現実的。

ここ最近だと地方でも都市部エリアではソフトバンクの5Gエリアが登場しているので、5Gスマホを持っている人は活用したい。

Y!mobileを公式サイトでチェック

Y!mobileは日曜日か毎月5のつく日に申し込むとキャッシュバック増額されます

 

Y!mobileのデメリット

Y!mobileのデメリットはおおよそ以下のとおり。

  • コスパだけ見ると「LINEMO」に押され気味
  • ソフトバンクからの乗り換えだとMNP価格でスマホが買えない
  • 「家族割」はあるが、家族間の無料通話はなし
  • 短期解約するとブラックリスト入りする可能性あり

 

コスパだけ見ると「LINEMO」に押され気味

LINEMOの料金プラン

ソフトバンクが手がけるY!mobileの弟分ブランド「LINEMO」(ラインモ)。

月額990円で月3GBのデータ通信(+音声通話)が利用できる破格プランを提供している。

Y!mobileと違ってソフトバンクショップでの実店舗サポートが受けられないが、もとより実店舗サポートなど要らない人であれば、Y!mobileよりもLINEMOの方がコスパよくて食指が動きそうだ。

Y!mobileがLINEMOに勝っている部分

  • ソフトバンクショップでの実店舗サポートあり(→LINEMOはネットサポートのみ)
  • キャリアスマホとSIMカードのセット契約可能(→LINEMOはSIMカードのみ提供、スマホは自分で用意する必要あり)
  • 留守番電話、キャリアメールの提供あり(→LINEMOは提供なし)
  • 余ったデータ容量は翌月末まで繰り越し可能(→LINEMOは繰り越せず)

 

ソフトバンクからの乗り換えだとMNP価格でスマホが買えない

ソフトバンクユーザーがY!mobileに乗り換える場合、「MNP」ではなく「番号移行」扱いで処理される。

My Softbankの登録情報を活用して乗り換えが簡素化できる一方、MNP扱いにはならない。Y!mobile契約時にスマホを同時購入しようと考えている人だとMNP価格でスマホやiPhoneが購入できずに割を食いそうだ。

 

「家族割」はあるが、家族間の無料通話はなし

Y!mobileは「家族割」こそ提供しているものの、大手キャリアのような家族間の無料通話サービスは提供せず。

無料通話オプション「だれとでも定額」(月額770円)に加入すれば同等の無料通話が可能だが、せっかくの家族割の割引額が吹っ飛んでしまうのでなんとも微妙。できればLINE通話などで代替したい。

 

短期解約するとブラックリスト入りする可能性あり

Y!mobileは最低利用期間と違約金が設定されておらず、いつでも解約できる強みがある。

一方で格安SIM(MVNO)ではなく、通信キャリアであるソフトバンクが運営する通信サービスであり、もっぱら契約から半年以内に解約するとブラックリスト(要注意契約者リスト)入りする可能性がある

ブラックリスト入りするとソフトバンク系列の通信サービスの契約が難しくなる。

一般的な格安SIM(MVNO)であれば即解約してもなんら問題ないのだが、Y!mobileはよくも悪くも格安SIM(MVNO)ではない。通信キャリアならではのデメリットだ。

 

Y!mobileへの乗り換え方法(MNP方法)

ソフトバンクショップ(実店舗)で手続きする場合

  1. MNP予約番号を取得(ソフトバンクユーザーは必要なし)
  2. ソフトバンクショップへGo

Y!mobileはソフトバンクショップで契約可能(※Y!mobileの取り扱いがない一部店舗を除き)。

ドコモやauユーザーであってもソフトバンクショップに駆ければ、そのまま店頭で乗り換えられる。

手間暇かからず簡単ではあるが、公式サイトから申し込んだ場合に適用されるキャッシュバックなど受けられないので、その点は注意あれ。

大半のソフトバンクショップではY!mobileの取り扱いあり

 

公式サイト(ネット)から手続きする場合

  1. MNP予約番号を取得(ソフトバンクユーザーは必要なし)
  2. 公式サイトから申し込む
  3. SIMカードの到着を待つ(契約後2日〜3日ほどで到着)
  4. 公式サイトから転入手続きをする
  5. SIMカードをスマホに挿れてAPN設定する

公式サイトから申し込んだ場合、キャッシュバックや初期費用(3,300円)無料など何かしらのキャンペーンが適用される。もっぱらこれを目的にネットから申し込む人が多い。

申し込み手順は簡単。普段からAmazonなど使っている人であれば迷うことはない。

それこそ、いざとなればソフトバンクショップで対応してもらえるので、ネットから申し込んでキャッシュバックを受け取りつつ、細かな設定はソフトバンクショップで店員さんにやってもらうといったことも可能。

Y!mobileを公式サイトでチェック

Y!mobileは日曜日か毎月5のつく日に申し込むとキャッシュバック増額されます

 

この記事のまとめ

Y!mobile のメリット&デメリットについてまとめてきた。

筆者も長くY!mobileを契約して使っているが、やはり昼間の時間帯でも安定した通信速度で使えるのが何よりも良い。

格安SIMことMVNOだと昼間の時間帯は数Mbpsまで通信速度が落ちるが、Y!mobileならだいたい20Mbps前後で通信できるのでストレスフリー。土台ソフトバンクの通信サービスとあり、通信品質の差は歴然だ。

Y!mobileなら昼間の時間帯でも安定した通信速度

最近だと弟分ブランドである「LINEMO」に料金面で押されがちだが、LINEMOはソフトバンクショップでの実店舗サポートが受けられない。大手キャリア同等、ソフトバンク同等の使い勝手を求めるのならY!mobile一択だろう。

スマホ料金を節約したい大手キャリアユーザー、また、格安SIMならではの昼間の通信速度の遅さで割りを食ってきた人であれば、Y!mobileへの乗り換えを検討してみてはどうだろうか。

Y!mobileを公式サイトでチェック

Y!mobileは日曜日か毎月5のつく日に申し込むとキャッシュバック増額されます

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