予想以上にスポーツウォッチ化してきた腕時計型デバイス「スマートウォッチ」。
心拍センサーを活用したアクティビティの記録はもちろん、GPSを内蔵したモデルであればランニングルートや走行距離もスマートウォッチ単体で記録できる。
また、昨今ではスマートウォッチ単体で音楽再生できたり、Suica決済できる製品もあって、これらもスポーツウォッチとして考えると相性は抜群。運動中にスマホや財布を持ちたくない人などスマートウォッチ一つあれば事足りる。
この記事では、スマートウォッチをスポーツウォッチとして使いたい人に向けたおすすめ製品をまとめている。スマートウォッチほかスマートバンドもまとめたのでチェックしてみてほしい。
この記事の目次(タッチで移動)
広告
【先に確認】スマートウォッチとスマートバンドの違い
スマートウォッチは腕時計、スマートバンドはリストバンド
巷で混同されるスマートウォッチとスマートバンドだが、明確に別物。
スマートウォッチは、文字どおり腕時計型(Watch型)デバイス。Apple社のApple Watchなどが有名。
対してスマートバンドは、リストバンド型のデバイス。スマートウォッチのような大型ディスプレイではなく簡易ディスプレイを搭載する。常時装着によるトラッキングデバイスとしての側面が強い。
スポーツウォッチとして考えたときのスマートウォッチの強み&弱み
強み
- ディスプレイサイズが大きい(情報量が多い)
- GPSを単体内蔵する製品が多い
- スマートウォッチ単体でのSuica決済や音楽再生が可能
弱み
- バッテリー駆動時間が短い(がっつり使うと24時間しか持たない)
- トラッキングデバイスとして24時間と腕に装着するのは辛い
- 価格は割高(もっぱら2万円〜)
スマートウォッチはGPSをほぼ標準内蔵。スマホとペアリングしていない状態でもランニングルートや走行距離が記録(一時保存)できる。
また、昨今だとスマートウォッチ単体で音楽再生できたり、Suica決済できたりする。運動中やランニング中にスマホや財布を持ちたくない人だとスマートウォッチを選んだ方が勝手いい。
他方、腕時計とあって重く、分厚く、手首で存在感がある。睡眠トラッキングのために睡眠中に使いたい人などちと使いにくい。基本的には腕時計を使うタイミングで使うべきデバイスだ。
スポーツウォッチとして考えたときのスマートバンドの強み&弱み
強み
- 長時間バッテリー(バッテリー駆動時間が2週間〜1年)
- 軽いつけ心地、24時間&就寝中に装着してても気にならない
- おおよそ1万円以下で購入できるコスパのよさ
弱み
- GPSを内蔵せず
- Suicaや電子マネーには対応せず
- スマートバンド単体での音楽再生できず(スマホ再生コントロールのみ)
スマートバンドは、健康ウォッチかつスポーツウォッチとしての側面を併せ持つ。
とかくバッテリー駆動時間が長いので1日と付けっぱなしでも問題なし。防水もカバーしてるので風呂も余裕。運動も含めた健康トラッキングツールとして常時装着していたい人におすすめだ。
ただ、スマートウォッチのようにGPSやSuicaを内蔵せず。心拍数トラッキングを除けば、基本的にスマホとペアリングした状態でないと使い物にならない。この点、注意したい。
【U1万円】スポーツウォッチとして活用できる おすすめのスマートウォッチ・スマートバンドまとめ
アンダー1万円の製品だとスマートバンドが主たる選択肢になる。
シャオミ「Miスマートバンド6」(価格6,000円前後)
対応スマホOS | iOS、Android |
バッテリー駆動時間 | 公称14日 |
防水性能 | 5ATM |
GPS | ✗ |
ミュージックプレーヤー機能 | ✗ |
決済機能 | ✗ |
中国シャオミが手がける人気スマートバンド・シリーズ「Miスマートバンド」。
スマートバンドに求められる機能はほぼほぼ完備。心拍数ほか血中酸素レベル(SpO2)も測定できる。
バッテリー駆動時間は通常利用で14日持つスタミナ仕様。本体重量も13gしかないので1日中と腕に付けっぱなしにするにも最適。
GPSは内蔵していないが、スマホとペアリングした状態であればスマホのGPSを活用して走行ルートが記録できる。もとよりランニング中などスマホを持ち歩く人ならGPSなくても問題ない。
GARMIN「vivofit4」(価格9,000円前後)
対応スマホOS | iOS、Android |
バッテリー駆動時間 | 1年(ボタン電池) |
防水性能 | 5気圧防水(50m防水) |
GPS | ✗ |
ミュージックプレーヤー機能 | ✗ |
決済機能 | ✗ |
スポーツ・アウトドア分野で高い知名度を誇るGARMIN(ガーミン)のスマートバンド。
その最大の特徴はバッテリー駆動時間。ボタン電池を使うことで約1年間の電池駆動を可能にした。
ボタン電池仕様ながら5気圧防止(50m防水)にも対応しているので濡れても問題ない。スポーツウォッチならぬ健康ウォッチとして1日中ないし1年中と付けっぱなしにするのには最高すぎる仕様だ。あともちろん充電ズボラの人にもおすすめ。
【U2万円】スポーツウォッチとして活用できる おすすめのスマートウォッチ・スマートバンドまとめ
HUAWEI WATCH FIT new(価格1.4万円前後)
対応スマホOS | iOS、Android |
バッテリー駆動時間 | 公称10日 |
防水性能 | 5ATM |
GPS | 内蔵 |
ミュージックプレーヤー機能 | ✗ |
決済機能 | ✗ |
ファーウェイが手がけるスマートウォッチ。大手メーカーのスマートウォッチとしては最安級。
GPSを単体内蔵しているのでスマホとペアリングしていない状態でも走行ルートや走行距離が記録(一時保存)できる。ランニング中のスマホが邪魔という人ならGPS内蔵のスマートウォッチを選びたい。
ディスプレイの電力消費が激しいスマートウォッチだが、省エネモードにすればバッテリー駆動時間を最大10日まで引き伸ばせる。運動中に使う程度であれば毎日の充電が必要ないのは嬉しいところ。
Fitbit Charge 5(価格1.9万円前後)
対応スマホOS | iOS、Android |
バッテリー駆動時間 | 公称7日 |
防水性能 | 5気圧防水(50m防水) |
GPS | 内蔵 |
ミュージックプレーヤー機能 | ✗ |
決済機能 | 対応(Suica) |
Google傘下のスマートウォッチメーカー「Fitbit」の最新モデル。
GPSほかSuicaを内蔵しており、コンビニや自販機などでSuica決済デバイスとして活用できる。事前に残高チャージしておけばスマホとペアリングしていない状態でもSuica決済できて便利。なお、Suica定期券や残高オートチャージには対応せず。
日本では解禁されていないが心電図(ECG)測定にも対応している。将来的に日本で解禁されるかは不明だが、解禁されればApple Watchと並ぶ名実ともに医療機器となる。
【U3万円】スポーツウォッチとして活用できる おすすめのスマートウォッチ・スマートバンドまとめ
GARMIN「Venu Sq Music」(価格2.8万円前後)
対応スマホOS | iOS、Android |
バッテリー駆動時間 | 公称6日 |
防水性能 | 5ATM |
GPS | 内蔵 |
ミュージックプレーヤー機能 | 対応(保存容量1GB) |
決済機能 | 対応(Suica) |
GPS、ミュージックプレーヤー、Suica決済の3つが揃った今日”最強”のスマートウォッチにしてスポーツウォッチ。
心拍数トラッキング(データ一時保存)もスマートウォッチ単体で可能なので、運動中はこれ1台あれば十分。運動中にスマホや財布を持ち歩きたくない人なら積極的に選びたい。
物自体はスポーツ・アウトドア分野で長い歴史を持つ「GARMIN」(ガーミン)製品とあって動作は安定してる。
なお、ミュージックプレーヤーを使うためにはスマートウォッチとワイヤレスイヤホン(Bluetoothイヤホン)をペアリングする必要あり。スマートウォッチ本体をスピーカー代わりにはできず。
Apple「Apple Watch Series 3」(価格2.8万円前後)
対応スマホOS | iOSのみ |
バッテリー駆動時間 | 公称18時間 |
防水性能 | 5気圧防水(50m防水) |
GPS | 内蔵 |
ミュージックプレーヤー機能 | 対応(保存容量32GB) |
決済機能 | 対応(Suicaほか) |
現在も公式販売が続くApple Watchの2017年モデル「Apple Watch Series 3」。
スポーツウォッチとしてみたときのスペックは今日のスマートウォッチに劣らず。GPS、ミュージックプレーヤー、Suica(ほかiD/QUICPay)決済がスマートウォッチ単体で使える。
ただ、Apple WatchはiPhoneとしかペアリングできない。Androidスマホユーザーだとそもそも使う手段がない。
また、バッテリー駆動時間が公称18時間と短め。ほぼ連日と充電が必要になるので充電を忘れがちの人だとバッテリー切れが多くて泣きそう。
この記事のまとめ
スポーツウォッチとして活用できるスマートウォッチ、スマートバンドをまとめてきた。
トラッキングしたいだけならスマートバンドでも問題ないが、プラスアルファでGPSやSuicaや音楽再生を使いたい人ならスマートウォッチの方が満足度は高い。運動やランニング中にスマホや財布を持ち歩く必要がなくなるので文字どおりの意味で身軽になる。
スポーツウォッチの枠で考えると優秀なデバイスが多いスマートウォッチ、スマートバンド界隈なので普段から運動している人なら気に入る1品が見つかりそうだ。紹介した製品の中で気になるものがあったらチェックしてみてほしい。
この記事で紹介した製品
関連記事
-
【2023年】Suica対応スマートウォッチの選び方&おすすめ製品まとめ
続きを見る
-
【2023年】電子マネーが使える最新スマートウォッチまとめ|おすすめ製品もピックアップ
続きを見る