格安SIM

【格安SIMの時代は終わり】月額1,000円以下で使える大手キャリアの料金プランを徹底比較

2021年9月23日

総務省の恫喝から始まった携帯電話業界の格安競争。そのおかげか月額1,000円以下で使える大手キャリアの料金プランが続々登場している。

今やauことKDDI、ソフトバンク、楽天モバイルが軒を連ねる。auと楽天モバイルに関してはキャリアプランながら月額0円から使えるとあり、従来の格安SIMクラスタからも注目を集める。

いずれも音声通話が使える。データ専用SIMではなく音声通話SIMだ。

3社とも5G通信にも対応済み

格安SIM(MVNO)と違って自社通信基地をそのまま使ってサービス提供しているので通信品質がべらぼうに良い。特に格安SIMで昼間の時間帯の通信延滞に割りを食ってきた人だと感動極まる快適さで、ぐうの音も出ない。かくいう筆者もその口だ。

この記事では、KDDI、ソフトバンク、楽天モバイルが手がける月額1,000円以下で使える料金プランを比較。それぞれのサービス特徴、どういった人におすすめなのか解説していきたい。

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月額1000円以下で使える大手キャリアの料金プラン一覧

現在、auことKDDI、ソフトバンク、楽天モバイルの3社が月額1,000円以下で使える料金プランを提供している。

月額料金(税込)月間データ容量無料通話(税込)
au「povo 0円0GB(128kbps制限)なし(別途オプション)
990円3GB
ソフトバンク「LINEMO990円3GB1回5分以内の国内通話が無料(キャンペーン)
楽天モバイル「UN-LIMIT Ⅵ0円1GB国内通話が完全無料(専用アプリ経由)
1,078円3GB

※au「povo」の990円プランは、「データ追加3GB」(990円、有効期限30日)を購入したと仮定

 

いずれも格安SIM(MVNO)とは明確に異なる高品質な通信回線が使える

povoなら昼間でもダウンロード速度が100Mbps前後と爆速

KDDI、ソフトバンク、楽天モバイルともにキャリア・サービス。自社で保有する通信基地を使ってサービス提供している。

対して格安SIM(MVNO)とは、こうしたキャリアの通信基地をレンタル利用しているだけ。利用できる通信回線枠の最大容量は限られているのでユーザーが大挙する昼間の時間帯だと通信速度が遅くなってしまう。これまで格安SIMを使ったことがある人なら馴染みの光景かと思う。

昼間の格安SIMでよくある光景

格安SIM(MVNO)に比べてキャリア・サービスが有利なのは目に見えていて、それこそ昼間の時間帯の通信品質など勝負にもならない。ゆうに50Mbpsを超える速度が出ていてYouTubeやNetflixですら視聴できてしまう。

これもう本当にここまで快適に使えてしまうと、格安SIM(MVNO)を我慢して使い続けるのが馬鹿のように思えてくる。

 

格安SIM(MVNO)の唯一の強みだった料金の安さも薄れつつある

格安SIMは通信品質の低さと引き換えに料金の安さ、コスパのよさを享受する節約家ご用達のサービスだった。

ただ、2021年現在、KDDI、ソフトバンク、楽天モバイルが当たり前のように月額1,000円以下の料金プランを提供。格安SIM(MVNO)の唯一の強みであり、大手キャリアとの差別化ポイントだった料金の安さすら薄れつつある。いやむしろすでに存在しないかもしれない。

月額料金(税込)月間データ容量無料通話
大手キャリアの料金プラン
au「povo 0円0GB(128kbps制限)なし(別途オプション)
990円3GB
ソフトバンク「LINEMO990円3GB1回5分以内の国内通話が無料(キャンペーン)
楽天モバイル「UN-LIMIT Ⅵ0円1GB国内通話が完全無料(専用アプリ経由)
1,078円3GB
 
主要な格安SIMプラン(すべて音声通話プラン)
IIJmio「ギガプラン」
858円2GBなし(別途オプション)

1,078円4GB
mineo「マイピタ」1,298円1GB
OCNモバイルONE
770円1GB
990円3GB
BIGLOBEモバイル1,078円1GB
イオンモバイル980円1GB

 

楽天モバイルの通信品質はケースバイケース

ここまでさらりと大手キャリアに並べてきた楽天モバイルだが、少し補足しておきたい。

楽天モバイルは2020年(厳密には2019年)にサービス開始した新参サービス。もともと格安SIM(MVNO)の1社だったが、総務省より携帯電波を割り当てられ、自社通信基地を使ったキャリア・サービスに転向した。

肝心の通信品質だが、楽天回線さえ安定的に受信できる地域に住んでいる人なら実用性はある。それこそ格安SIM(MVNO)のような昼間の時間帯の通信延滞もなく、1日を通して安定した通信速度、通信品質で利用できる。すでにこの段階にある。

(楽天回線さえ使えれば)昼間の時間帯も問題なし

ただ、地方など楽天回線のカバー率が低い地域、楽天回線が不安定な地域だとまだまだ勝手悪いかもしれない。どちらかと言うと都市部エリアに住んでいる人が使うべきだ。地方住みの人だとKDDIかソフトバンクの料金プランを選んだ方がパフォーマンスは安定しそう。

 

月額1,000円以下で使える大手キャリアの料金プラン、それぞれくわしく解説

以下3社の料金プランについてくわしく解説していく。

月額料金(税込)月間データ容量無料通話(税込)
au「povo 0円0GB(128kbps制限)なし(別途オプション)
990円3GB
ソフトバンク「LINEMO990円3GB1回5分以内の国内通話が無料(キャンペーン)
楽天モバイル「UN-LIMIT Ⅵ0円1GB国内通話が完全無料(専用アプリ経由)
1,078円3GB

※au「povo」の990円プランは、「データ追加3GB」(990円、有効期限30日)を購入したと仮定

 

au「povo」(月額0円〜)

月額料金0円〜
月間データ容量0GB〜
余ったデータ容量の翌月繰り越し×
制限時速度128kbps
データ容量追加1GB=390円ほか
通話料30秒/22円
無料通話なし(別途オプション)
最低利用期間なし
解約金(違約金)なし
初期手数料なし

povoを公式サイトでチェック

auのオンライン専用プラン「povo」。基本料金は月額0円。必要なオプションを追加して自分好みの料金プランを作れるのが特徴だ。

データ通信が3GBまで使える「データ3GB追加」オプションが990円で購入できる。これが実質的な月1000円以下の主要プラン(オプション)となる。

povoの主な追加オプション

追加料金(税込)オプション有効期限
データ1GB追加355円購入後7日
データ3GB追加990円購入後30日
データ20GB追加2,700円購入後30日
データ60GB追加6,490円購入後90日
データ24時間無制限330円購入後24時間
5分以内通話かけ放題月額550円なし(月額オプション)

オプションは専用アプリから2タップで購入可能

一切のオプションを追加せず月額0円のままでの運用も可能だが、その場合はデータ通信速度が最大128kbpsに制限される。さながら昔の格安SIMのよう。音声通話回線はデータ通信回線とは別なので通話品質など問題ないが、オプションなしだと通話料金として30秒/22円が発生するので注意。

povoを語る上で忘れてはいけないのが「ギガ活」。

ローソンや松屋、ドトールコーヒーなどで1回500円以上の買い物をすると300MBのデータ容量がもらえる。データ容量の有効期限は3日間だけだが、povoでオプション追加せずとも高速通信が使えるのは魅力。普段からローソンあたりで昼飯など調達している人なら重々に活用できる。

ギガ活でデータ容量がもらえる主なショップ

  • ローソン
  • すき家
  • ドトール
  • 丸亀製麺
  • ウェルシア

いずれも1回500円以上の買い物で300MBのデータ容量がもらえる。

カスタマイズできる幅が広いpovo

povoはとくかくカスタマイズ性が豊富。使いこなせる人であれば魅力度は非常に高い

一方ではそれが欠点でもある。従来から格安SIMなど使いこなしてきた人であれば問題ないが、ズボラ気質な人だと毎月カスタマイズしなくてはならないのを億劫に感じそう。

あまり面倒なことなどしたくない人であれば、最初から月額プランを提供しているソフトバンクのLINEMOの方がいいかもしれない。

povoを公式サイトでチェック

 

ソフトバンク「LINEMO」(月額990円)

月額料金(税込)990円
月間データ容量3GB
余ったデータ容量の翌月繰り越し×
制限時速度300kbps
データ容量追加1GB=550円ほか
通話料30秒/22円
無料通話なし(別途オプション)
最低利用期間なし
解約金(違約金)なし
初期手数料なし

LINEMOを公式サイトでチェック

ソフトバンクのオンライン専用ブランド「LINEMO」。ソフトバンク傘下のLINEモバイル(MVNO)をキャリアサービス(MNO)にアップグレードして今年3月よりサービス提供が開始された。

月額990円で月3GBのデータ通信が使える、昔ながらの格安SIMっぽい料金設定。

あくまでLINEMOはソフトバンクの通信サービス。ソフトバンクの通信基地をそのまま使っているので通信速度、通信品質は格安SIM(MVNO)に比べて明確に高品質。昼間の時間帯でもNetflixが視聴できるレベルだ。

昼12時台でも40Mbps超え、PING値も17msと速い

LINEMO契約者は、LINEアプリで発生するデータ通信量がカウントされない。完全カウントフリーになる。LINE通話もカウントフリーに含まれるのでLINE通話を垂れ流したい人にもおすすめ。

また、通常の音声通話に関しても1回5分以内の国内通話が無料になる専用オプション(月額550円)がキャンペーン特価で無料で利用できる。LINEMO契約者であれば、契約から1年間は無条件で同通話料無料が適用されるので活用したいところ。

昔ながらの格安SIMを思わす月3GBプランとあり、これまで格安SIMで上手くやりくりしてきた人であれば丁度いいサービス内容だろう。おまけに格安SIMとは比べ物にならぬ高品質な通信回線が使えるので文句なしだ。

LINEMOを公式サイトでチェック

 

楽天モバイル(月額0円〜)

月額料金0円〜3,278円
月間データ容量1GB〜無制限
余ったデータ容量の翌月繰り越し×
制限時速度1Mbps
データ容量追加×
通話料30秒/22円
無料通話国内通話が完全無料
最低利用期間なし
解約金(違約金)なし
初期手数料なし

楽天モバイルを公式サイトでチェック

2020年にサービスインした楽天モバイル。月々のデータ利用量に応じた段階定額プランを採用しており、データ利用量が月1GB未満なら月額0円で利用できる。最大でも月額3,278円止まり。データ利用量の上限なく、月無制限のデータ通信が利用できる。

専用通話アプリを使うことで国内通話は完全無料に。データ利用量を月1GB以内に収めれば名実ともに月額0円で運用できる。

専用通話アプリはiPhone、Androidスマホ、どちらでも利用可能

不安持つ人も多いであろう楽天回線の通信品質だが、2021年現在、都市部であればわりかし実用的に使えるレベルになってきた。昼間の時間帯の通信延滞もないし、テザリングで固定回線代わりに使うにも問題ない。

ただ、あくまで都市部の話であって地方だとまだまだ不安定な通信品質かもしれない。サービス品質の安定感という意味では先に紹介したKDDI、ソフトバンクに比べると弱い。この点は理解しておいた方がいい。

楽天モバイルは契約後3ヶ月は料金プランが無料になる。この間に楽天回線が使い物になるのかチェックしておきたい。

楽天モバイルを公式サイトでチェック

 

この記事のまとめ

月額1,000円以下で使える大手キャリアの料金プランをまとめてきた。

従来は格安SIM(MVNO)の独壇場だった月額1,000円以下の料金プランだが、今や大手キャリアの狩場と言える状況。通信品質が明確に高品質すぎて、よくも悪くも格安SIMの立つ瀬がないのは否めない。

とはいえ、ユーザーからすればそんなこと関係ない。キャリア品質の回線が安く使えるいい時代だろう。

少しばかりチャレンジャー向けの「povo」(月額0円〜)、シンプルな料金プランでわかりやすい「LINEMO」(月額990円)、楽天回線さえ使えれば実用性ある「楽天モバイル」。ぜひ試してみてほしい。

povoを公式サイトでチェック

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