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パナソニック「Technics」のレビュー・口コミ・評価など

パナソニック「RZ-S50W」レビュー|AirPods Proとガチンコ勝負できるパナソニック初の完全ワイヤレスイヤホン

2020年11月3日

2020年4月、往年のオーディオメーカーとして名高いパナソニックから意外にも初となる完全ワイヤレスイヤホンの発売が開始された。それが今回レビューする「RZ-S50W」だ。

ノイズキャンセリング(ANC)はじめとした昨今のトレンドを抑えつつ、安定したワイヤレス接続品質を実現。業界トップのAirPods Proに真正面から挑める意欲作として仕上がった。

市場価格も2.2万円前後とAirPods Proよりも1万円近く安い。ノイズキャンセリング対応のワイヤレスイヤホンとしても、”パナソニック”ブランドのワイヤレスイヤホンとしても非常にコスパよい製品だ。

この記事では、パナソニック「RZ-S50W」をレビューしていきたい。

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【レビュー対象製品】パナソニック「RZ-S50W」

発売時期2020年4月
市場価格2.2万円前後 1.5万円前後

カラーリングはブラックとホワイトの2色展開。

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パナソニック「RZ-S50W」製品概要

製品概要

パナソニック初の完全ワイヤレスイヤホン(上位版モデル)

ノイズキャンセリング(ANC)対応

実用レベルの外音取り込み機能、きちんと周囲の音が聞き取れる

中音域〜高音域をメインにした聞き心地よい音質

高性能マイク搭載、口元の音だけ通話転送してくれる

複数デバイス間のペアリング切り替えがかんたん、現在のペアリングを解除する必要なし

留意点ないしデメリット

イヤホンのフィット感が悪い(イヤホンサイズが大きくて装着しにくい)

ワイヤレス充電(Qi充電)に対応せず

 

スペックシート




ノイズキャンセリング(ANC)対応
高価格モデルならではの徹底したノイズカットを実現。もっぱら低周波音をカット。

音質は中音域〜高音域メインのクリアサウンド
原曲に忠実な丁寧サウンド。専用アプリ(iOS、Android)を使えばイコライザー調整も可能。

最大19.5時間のバッテリー駆動(ケース併用時)
ノイズキャンセリング常時ONの場合。ノイズキャンセリングOFFの場合は同22.5時間。

ノイズカット付き通話マイク搭載
ビデオ通話のイヤホン&マイクとしても活用可能。

生活防水(IPX4)対応
雨天時の屋外利用、スポーツ中の利用など問題なし。浸水には耐えられず。
Bluetoothバージョン5.0
Bluetooth対応コーデックSBC、AAC
バッテリー駆動時間
イヤホン単体7.5時間、ケース併用で最大22.5時間
(ノイズキャンセリング利用時)イヤホン単体6.5時間、ケース併用で最大19.5時間
充電方法USB Type-C(有線)
防水性能○(IPX4)
通話マイク○(ノイズカットあり)
外音取り込み機能
ノイズキャンセリング(ANC)

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同時発表された他モデルについて

当記事でレビューするパナソニック「RZ-S50W」のほか、「RZ-S30W」「EAH-AZ70W」の2モデルが同時発表された。

RZ-S30W」はノイズキャンセリングに対応しない実質的な下位モデル。市場価格9,000円前後で購入できる。

EAH-AZ70W」はパナソニック往年のオーディオブランド、”Technics”名義で発表された実質的な上位モデル(高級モデル)。ノイズキャンセリング&10mmドライバーを搭載している。市場価格は3.3万円ほど。

Technics「EAH-AZ70W」(市場価格3.3万円ほど)

パナソニックの完全ワイヤレスイヤホン「RZ-S50W」「RZ-S30W」を比較レビュー

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充電ケースはコンパクト

カラーはブラックとホワイトの2色展開。今回レビューするのはブラックだ。

ケースからイヤホン本体まで見た目は本当に黒い。よくある電化製品っぽい黒だ。ラバー素材と相まってテレビのリモコンのような雰囲気がある。

ケースサイズはコンパクト。長い方が7cm、短い方が3.7cm、厚さが2.7cmほど。

ズボンの小ポケットにもラクラク入るサイズ感なので手ぶら外出時でも邪魔にならない。

 

イヤホンサイズは大きめ、フィット感は悪い

パナソニック「RZ-S50W」で賛否わかれるであろうイヤホンサイズ。

ただただデカイ。そのうえイヤホン内部が膨らんだ構造なので、イヤホンを耳奥に押し込んでも外側に飛び出そうとする反発がある。正直なところ、フィット感は最悪だ

耳が大きい人?であればなんとかなるかもしれないが、女性だったり耳が小さい人だとまずフィット感が合わないと思う。ガムを噛んでるだけでイヤホンが抜け落ちそうな不安定さがある。

使うなら使うでイヤーピースのサイズを調整して、イヤーピースで耳穴としっかりとフィットさせて抜け落ちないように注意した方がいいだろう。

写真右がRZ-S50W。大きくて膨らんでる(写真クリックで拡大)

 

ペアリングまわりのこと

パナソニック「RZ-S50W」の主なペアリング仕様




マルチペアリング対応(最大10台)
新規ペアリングモードの起動方法装着した左右イヤホンのタッチセンサーを同時に7秒長押し
マルチポイント×
複数デバイス間のワンタッチでのペアリング切り替え

マルチペアリングとは?

マルチペアリングとは、複数のBluetoothデバイスのペアリング情報が記録できる機能のこと。パナソニック「RZ-S50W」は最大10台のデバイスのペアリング情報が記録できる。11台目以降は1台目から上書きされる。

新規ペアリングモードの起動方法について

初回設定時はケース蓋を開くだけで自動で新規ペアリングモードが起動する。2回目(2台目)以降のペアリングを行う場合は新規ペアリングモードを手動で起動する必要がある。

マルチポイントとは?

マルチポイントとは、複数のBluetoothデバイスを同時接続できる機能のこと。パナソニック「RZ-S50W」はマルチポイント非対応。

複数デバイス間のワンタッチでのペアリング切り替えとは?

一般的なワイヤレスイヤホンだと複数デバイス間でペアリングを切り替える場合、先に現在のペアリングを解除する必要がある。対してパナソニック「RZ-S50W」は、現在のペアリングを解除する必要なく、Bluetooth設定画面からイヤホン名をタッチするだけでペアリングが切り替えられる。


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パナソニック「RZ-S50W」を実際に使ってみた感想とレビュー

音質はクリアで聞き心地よい

音の解像度が非常に高く、聞き心地のよい音質を実現している。

中〜高音域が中心に出てて聞き疲れない。そこまでボリュームを上げずとも力強い音が響き、それでいてクリア。音の広がりもある。9割方の人が満足できる王道イヤホンと言っても過言ではない。

あまりに音が丁寧すぎて、人によっては低音が弱々しく感じるかもしれない。その場合は、専用アプリのイコライザー調整で低音重視に変更、あるいはイコライザーそのものを調整するとよい。8mmのダイナミックドライバーを搭載しているので、イコライザーさえいじれば、まだまだ低音が出る。

 

ノイズキャンセリング性能も一級品、徹底したノイズカット

ノイズキャンセリングのクオリティは高い。

自動車の音、風の音など低周波音を中心に除去しており、これぞノイズキャンセリングといった静寂が味わえる。風切り音も発生していない。

オーディオ再生している状態であれば、ほぼ周囲の音が聞こえない。オーディオ止めれば耳栓としても活用できる。

なお、人の声や駅のアナウンスなど高周波音は聞こえるが、これはAirPods Proはじめ他のノイズキャンセリングイヤホンと変わらない。一種の安全仕様だろうか。昨今のワイヤレスイヤホンにおけるノイズキャンセリングとは、もっぱら低周波音を除去するのが一般的だ。

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外音取り込み機能は実用レベル

外音取り込み機能に対応。イヤホンを付けたままでも周囲の音、人の声が聞き取れる。

取り込み音は非常にクリア。取り込み音が下手に増強したり、反響することもなく、実用するのに問題ないレベルに仕上がっている。

外音取り込み機能は、イヤホンのタッチパッドを2秒長押しでON/OFFできる。

 

通話マイクは良パフォーマンス(ノイズカットあり)

"Panasonic"ロゴの下に通話用マイクあり

スマホで一般的なMEMSマイクを搭載。きちんと音声を聞き取ってる。

また、集音マイクを活用したノイズカット機能(ビームフォーミング)に対応していることもあり、屋外など騒音の入りがちな場所でも口元の音を拾ってくれる。屋外でのハンズフリー通話もちろん、在宅ビデオ通話での生活音シャットアウトにも活用できる。

 

タッチセンサーの感度は問題なし

タッチパッド搭載

ワイヤレスイヤホンのタッチセンサーと言うとなかなかに反応が悪い、出来の悪いイメージがあるが、パナソニック「RZ-S50W」のタッチセンサーは予想外に優秀。

1回タッチは1回タッチとして、複数回タッチもきちんと認識される。常用するのにストレスない使い勝手だ。

タッチ操作コマンドは以下のとおり。

右イヤホン左イヤホン
1回タッチオーディオ再生/停止
2回タッチ音楽の先送り音量を1下げる
3回タッチ音楽の前戻し音量を1上げる
2秒長押しノイズキャンセリング←→外音取り込みの切り替え音声アシスタント起動

(左右共通)通話対応は1回タッチ、通話終了は2秒長押し、着信拒否は2秒長押し

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パナソニック「RZ-S50W」の気になったところ(あるいはデメリット)

イヤホンサイズがデカい、(人によって明確に)フィット感に難あり

全体的に欠点の少ないイヤホンだが、イヤホンのサイズ感だけが数少ない、というか唯一無二の懸念材料だ。

一般的なワイヤレスイヤホンよりも大きめサイズなので人によって、耳によって明確にフィット感に合う/合わないが出る。

特に耳が小さめ、イヤホンのフィット感でハズレを引きやすい人だと合わない可能性が高い。

これもう本当にイヤホンのフィット感さえ問題なければ諸手を上げておすすめできるワイヤレスイヤホンなので惜しいところ

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【まとめ】イヤホンのフィット感(サイズ)さえ問題なければおすすめ

パナソニック「RZ-S50W」をレビューしてきた。

さすがのパナソニック製品とあり、細かな勝手も含めて完成度は高い。今日のワイヤレスイヤホン市場においてAirPods Proと真正面からぶつかれる数少ないワイヤレスイヤホンであると太鼓判を押せる。

ただ、イヤホンのフィット感だけが懸念材料としてある。一般的なワイヤレスイヤホンに比べてイヤホンサイズが大きく、人によって明確にフィット感の良い悪いが分かれる。特に耳が小さい人だとイヤホンが耳奥まで入りきらず、不満を覚えそうだ。

できることなら先に家電量販店などで試着してみて、イヤホンが耳奥まで押し込めるか、抜け落ちないか確認しておいた方がよい。これさえ... これさえクリアできれば文句なしにおすすめできる。

 

レビュー対象製品

 

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