【USB PD対応】RAVPower モバイルバッテリー 10000mAh(旧RP-PB186)レビュー|ノートPCも充電できる高出力モバブ

ここ数年の一大トレンド「USB PD」(USB Power Delively)。USB Type-Cケーブル一本でスマホ、タブレット、ノートPCが急速充電できる業界共通の充電規格だ。

おおよそ充電器はUSB PD対応製品が一般的となり、続けてモバイルバッテリーのUSB PD化が進んでいる。今回レビューする RAVPowerモバイルバッテリー(RP-PB186)もそうしたUSB PD対応のモバイルバッテリーとなる。

RAVPowerモバイルバッテリー(RP-PB186)は、USB PD規格で最大29Wで出力できる。29Wと言うとスマホやタブレットはもちろん、MacBook AirやSurfaceなどノートPCが大方充電できる出力値だ。とはいえ、スマホやタブレットであれば18Wで十分なので、29WはもっぱらノートPC向けのモバイルバッテリーと言うべきだろう。

以下レビューしていくので特にノートPC向けのモバイルバッテリーを探している方は参考にしてほしい。

レビュー対象製品

2020年10月時点で旧式版とリニュアル版の2種類あり。どちらも型番は同じ「RP-PB186」。旧式版はUSB PDで最大29Wなのに対して、リニュアル版はUSB PDで最大18W止まりなので、ノートPCの充電も考えている人であれば旧式版を選んだ方がいい。

旧式版(最大29W)

リニュアル版(最大18W)

製品レビュー

RAVPowerモバイルバッテリー(RP-PB186)は、中華メーカーSUNVALLEY(SUNVALLEY JAPAN)が販売。同社ブランド「RAVPower」名義のモバイルバッテリーとなる。Amazon直販で購入して製品登録すれば30ヶ月保証が受けられる。

2019年11月に発売開始され、2020年9月にリニュアル版が新たに発売となった。現在は旧式版とリニュアル版の2種類の取り扱いが続いている。外観ビジュアル、型番ともに同じだが、少しばかりスペックが異なるので購入の際には注意が必要だ。

旧式版(2019年11月発売)のスペック特徴

  • USB Type-Cポートの最大出力が29W
  • USB Type-C、USB Type-Aポートの同時充電時は合計29W制限
  • 直販価格は3,999円(ほぼ常時500円引きで3,499円に)

リニュアル版(2020年9月発売)のスペック特徴

  • USB Type-Cポートの最大出力が18W
  • USB Type-C、USB Type-Aポートの同時充電時は合計17W制限
  • 直販価格は2,999円

リニュアル版の方がスペックが低め。スマホ用のモバイルバッテリーとして使うには十分だが、ノートPCで使うモバイルバッテリーとして考えているのであれば旧式版を選んだ方がいい。

以下は旧式版を使ってレビューしていく。

 

外観・サイズ感

外観は黒一色。素材はプラスチック。よくある電化製品といったビジュアル、触り心地なので特段コメントすることはない。

容量10000mAhモデルとあり、サイズは非常にコンパクト。片手で握り込めるサイズ感だ。一般的なスマホサイズよりも小さいので出先用モバイルバッテリーとして優秀だろう。

iPhone SE(2020)とサイズ比較

重さは187g。ほぼiPhone 11と変わらない重さだ(iPhone 11は194g)。本体の分厚さと相まってか、ズボンのポケットに入れると少しばかり重力を感じる。

インターフェースはUSB Type-Cポート、USB Type-Aポートが一つずつ。USB Type-CポートはUSB PDに対応している。モバイルバッテリー本体への充電(給電)はUSB Type-Cポートから行う。

本体側面に電源ON/OFFボタンと電池残量ランプ。電池残量はランプ1つで25%目安。

 

バッテリー容量(実測値)について

(写真クリックで拡大)

バッテリー容量は公称10000mAh。実測値は8378mAhだった。

実際に充電で使えるバッテリー容量値(5V換算)だと6200mAhであり、公称値比率62%、平均よりも低めの数値となった。

※リチウムイオン電池のモバイルバッテリーは充電に際して3.7Vから5V出力に変換されるため、実際に充電で使えるバッテリー容量値は公称値比率70%前後になるのが一般的

 

USB Type-Cポート(USB PDポート)の充電出力について

(写真クリックで拡大)

5V出力値が最大2.4A止まり、最大12W止まりなのでUSB PD充電規格に沿っていない(USB PDは基本5V/3Aの15W)。また、主にノートPC充電で使う15V出力値が実装されていない。大方14.5V出力値でカバーできているとは思うが、機種によっては充電を受け付けない可能性がある。そもそもの話として、15V出力値が欠けているのも厳密には規格違反であり、スペックシートだけを見ると結構なまっくろくろすけだ。

 

実際に充電してみる

USB Type-Cポート充電(単独充電)

(写真クリックで拡大)

RAVPowerモバイルバッテリー はUSB Type-Cポートで単独充電する際は最大29W出力できる。いざMacBook Pro 13(2016)を充電したところ、約27Wで充電できた。システム画面でも29W充電器として認識されていた。

MacBook Pro 13(2016)は基本60W、実測40W〜50W充電だが、RAVPowerモバイルバッテリー でも十分に充電できていた。とはいえ、最初からMacBook Proシリーズを充電したいのであれば、もう少し高出力なUSB PD対応モバイルバッテリーを選んだ方がいいだろう。

 

USB Type-Aポート充電(単独充電)

iPhone、Androidスマホで充電を試してみたが、特に相性の悪さはなく、問題なく充電できていた。

USB Type-Aポートは最大18Wで充電できる。とはいえ、これはQuickCharge 3.0対応スマホで急速充電した場合に限られ、iPhoneやQuickCharge非対応のAndroidスマホだと最大12W止まりとなる。

 

2ポート同時充電

2ポート同時充電時はUSB Type-Cポートが最大18W、USB Type-Aポートが最大11Wに制限される。MacBook Pro 13(2016)とiPhone SE(2020)を同時充電したところ、おおよそ上記数値で分かれた。

 

ワイヤレスイヤホン充電

RAVPowerモバイルバッテリー は低電流モードなどは搭載していないが、ワイヤレスイヤホンは問題なく充電できた。出力は1.2Wほどに調整された。

 

この記事のまとめ

RAVPowerモバイルバッテリー(RP-PB186)をレビューした。最大29W出力できる、USB PD対応の高出力モバイルバッテリーとあり、もっぱらMacBook Air、SurfaceなどノートPCを充電するのに丁度よいスペックだ。こうしたノートPC充電を前提としたモバイルバッテリーを探している人であれば「ぜひに」とおすすめできる。仮にノートPC充電が必要ないのであれば、最大18Wのリニュアル版でも問題ないだろう。

レビュー対象製品

旧式版(最大29W)

リニュアル版(最大18W)

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