Anker Soundcore Liberty 2 Pro レビュー|オーディオ特化したAnker最上位ワイヤレスイヤホンの実力を試す

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Ankerが展開するワイヤレスイヤホンブランド「Soundcore」。その中で最上位モデルに位置づけられる「Anker Soundcore Liberty 2 Pro」をレビューしたい。

Anker Soundcore Liberty 2 Proは、Ankerワイヤレスイヤホンでは初となる2つのドライバーユニットを搭載したワイヤレスイヤホンだ。これまでコスパ重視のイメージが強かったAnkerワイヤレスイヤホンだが、心機一転オーディオ勝負に出た1台となる。

その分、価格は14,380円と従来よりも高価格化。とりあえずで手を出しにくい価格になった。そこで当記事ではAnker Soundcore Liberty 2 Proのオーディオ性能を中心にレビュー。その実力のほどを検証していく。購入を検討している方はチェックしてみてほしい。

レビュー対象製品

Anker Soundcore Liberty 2 Pro レビュー

製品概要

Anker Soundcore Liberty 2 Pro は、2019年11月に発売開始となった完全ワイヤレスイヤホン。充電器メーカーのAnkerが手がけるオーディオブランド「Soundcore」の最上位モデルとなる。直販価格は14,380円(税込)と同シリーズでは唯一となる1万円超の価格で展開される。Anker恒例の18ヶ月保証(Anker会員は24ヶ月)も付属する。

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主なスペック特徴

2つのドライバーユニットを搭載したオーディオ重視モデル

Soundcore Liberty 2 Pro | 独自の音響構造 (A.C.A.A) を搭載した完全ワイヤレスイヤホンの最上位モデル

Anker Soundcore Liberty 2 Pro は、Ankerワイヤレスイヤホンでは初となる2つのドライバーユニットを搭載。低音を響かせる11mmの「ダイナミックドライバー」、そして中〜高音域の表現を得意とする「バランスド・アーマチュア」。同2つのドライバーユニットをAnker独自技術「同軸音響構造」(A.C.A.A)により統合。Anker曰く、”高音と低音の高度な調和”と云う上質サウンドを実現した。

 

高音質&低延滞コーデック「aptX」対応

米クアルコム社が展開するBluetoothコーデック「aptX」に対応。aptXは昨今のワイヤレスイヤホンで主流となりつつある規格でオーディオの高音質化はもちろん、動画視聴時の音声延滞も軽減できる。

「aptX」コーデックでオーディオ再生できるのはもっぱらAndroidスマホのみ。iPhoneだとaptXの恩恵に預かれないが、Anker Soundcore Liberty 2 Pro はiPhoneで主流の「AAC」コーデックにも対応しているので、iPhoneであってもaptX相当のオーディオ・クオリティで楽しめる。

 

ワイヤレス充電(Qi充電)対応

ワイヤレス充電器を使って置くだけ充電できる。スマホと違ってバッテリー容量が少ないので、ワイヤレス充電ならではの充電の遅さは感じない。AirPodsやGalaxy Budsシリーズを除けば、意外や意外にワイヤレス充電に対応するワイヤレスイヤホンは少なく、Anker Soundcore Liberty 2 Pro のワイヤレス充電対応は重々なアピールポイントだ。

 

サイズ&デザイン

ケース

写真縦5.6cm、横8cm

厚さは2.7cmほど

ケースはパソコンマウスのような卵型デザイン。マット素材と相まり、手で握ったときの感触は、ほぼほぼパソコンマウスにしか思えない。ズボンのポケットに入れておいても邪魔にならないサイズ、重さ(68g)なので、外出用途のワイヤレスイヤホンとしては最適だ。

パソコンマウス感100%

蓋はスライド式。接合部分はしっかりしているので無理に反対側に折り曲げたりしない限り破損しないと思う。

 

イヤホン本体

ロゴ部分はアルミ素材

イヤホンはカナル型(耳栓型)を採用。片耳8gと相場よりも少しだけ重めだが、イヤーピースとイヤーウィングによる2重ホールド仕様なので、そこまで耳への負担はない。むしろ、しっかりとしたホールド感が重さを緩和していて安定感もある。

イヤーピースとイヤーウィングはサイズ調整できる。カナル型のイヤホンなのでイヤーピースのサイズを大きくすれば遮音性も高められる。予備のイヤーピース(&イヤーウィング)が同梱されるので事前に調整あれ。

予備のイヤーピースはXS〜Lサイズまで用意

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性能レビュー

Anker Soundcore Liberty 2 Pro の総合評価

(評価はSが最高、Cが最低)

  評価 コメント
ノイズキャンセリング性能 機能非搭載
外音取り込み機能 機能非搭載
オーディオ性能(音質) A ベースはドンシャリ系、イコライザー調整で化ける
接続安定性 S 屋外で使っても安定した接続環境
ペアリング勝手 A デバイス間のペアリング切り替えに難
バッテリー持ち S ケース併用32時間と業界トップクラス
充電環境 S USB Type-C充電、ワイヤレス充電に対応
タッチ操作性 S 物理ボタン式、2回押し操作も問題なし
マイク性能 S cVc8.0仕様のノイズカットあり
防水性能 B IPX4仕様、雨天時に使う程度なら問題なし

 

総合コメント

予算の都合さえ合えば購入して損はない完成度。総合面で目立った粗がない優秀なモデルであり、普段使いでストレスを感じにくい。オーディオ性能に関してはハードとしてのポテンシャルは感じられるが、それを最大限に活かすにはイコライザー調整が必要だと思う。

 

ノイズキャンセリング性能

ノイズキャンセリング(アクティブノイズキャンセリング)は非搭載。

 

外音取り込み機能

外音取り込み機能は非搭載。

 

オーディオ性能(音質)【評価A】

ベースとしてはドンシャリ系(低音強め、高音シャンシャン)。11mmのダイナミックドライバーを搭載していることもあり、やはり低音は響く。それでいて高音の細かな音も表現されていて、俗に言う「解像度の高いイヤホン」として楽しめると思う。

ただ、低音、高音ともに”やりすぎ”感は否めない。気持ち尖りすぎないように調整したような形跡はあるが、それでも聞く曲によってはバックサウンドばかり目立ってしまい、ボーカルが隠れて聞きづらい。

どちらかと言うとイコライザー(音質調整)ありきで楽しむイヤホンなのかもしれない。ここまでの極端な低音、高音が出せるのは、ある種ダイヤの原石といった感じで、イコライザーで調整すればドンピシャりな程度に仕上がるはずだ。デフォルトのままイヤホンを使いたい人には面倒な仕様だが、普段からイコライザーを使って音楽を聞いている人であれば、音の調整幅が広くて丁度いいと思う。

 

「HearID」対応

Anker独自のイコライザー作成機能「HearID」に対応。専用アプリ上で耳鼻科の聴覚検査のような音の聴き取りテストを行い、低音、中音、高音の聴こえ具合に合った最適なイコライザーを作成してくれる。

ほぼ誤差の修正範囲なのでイコライザー一つで劇的に何が変わるというものではない。ただ、イコライザーながらもサウンドを極度に濁さず、音の微調整に留まってくれるので、イヤホンをカスタマイズしない、デフォルト原理主義者のためのイコライザーとしては最適解かと思う。

 

イコライザー調整(音質調整)について

専用アプリ上でイコライザー調整できる。先のHear IDで作成したイコライザーほか、音楽ジャンル、シチュエーションごと、また、著名音楽プロデューサーらがセッティングしたイコライザーが選択できる。一からイコライザーを作成することも可能だ。

イコライザー調整の豊富さは Anker Soundcore Liberty 2 Pro の隠れた強みだ。潜在的ポテンシャルを持て余した暴れ馬のような低音、高音を調整ならぬ調教することで各々満足いくイヤホンが作れるだろう。

 

接続安定性【評価S】

他のAnker Soundcoreシリーズ同様に接続は安定している。周囲の電波干渉具合にもよるが、音飛び、接続切れなどほぼ遭遇することはない。

iPhoneではAACコーデック、Androidスマホであれば大方aptXコーデックでのオーディオ再生となるため、動画視聴時の音声延滞もほぼ見られない。

 

ペアリング勝手【評価A】

ペアリングは総じてストレスフリーに行えるが、複数デバイス間でペアリングを切り替えるシチュエーションに関してのみ不満がある。以下説明する。

新規ペアリング

初回の新規ペアリングはケース蓋を開けば自動で始まる。以降はケース蓋を開くと再接続される。マルチペアリングに対応しており、2台目以降のペアリングを行う場合、ケースにあるボタンを3秒長押しすれば新規ペアリングモードに切り替えられる。

新規ペアリングモードに切り替えるためのボタン

2回目以降の再接続

ケース蓋を開くだけで最後にペアリングしていたデバイスと自動でペアリングされる。

複数デバイス間のペアリング切り替え

ペアリング済みデバイス間でペアリングを切り替える場合、Bluetooth設定画面から手動で繋ぎ直す。専用アプリ起動によるペアリング切り替えはできず。

「再接続」成立時の複数デバイス間のペアリング切り替え

何かしらのデバイスとの再接続が成立している状態だと、Bluetooth設定画面を使ってもペアリングが切り替えられない。主な対処法としては、再接続されているデバイスのBluetoothをオフにする、あるいは、ケース蓋を開いてから再接続されるまでの間に繋ぎたいデバイスのBluetooth設定画面から繋ぎ直し、ペアリングを無理やり奪い取る方法がある。

 

バッテリー持ち【評価S】

イヤホン単体で8時間、ケース併用で最大32時間のバッテリー駆動が可能。今日のワイヤレスイヤホンではトップクラスのバッテリー持ちだ。それこそAirPodsシリーズでもケース併用で24時間前後なので、30時間超え32時間のバッテリーとは十分すぎる内容だ。

ケース前面にあるLEDランプがバッテリー残量ランプとなる。ランプ3つ点灯でバッテリー70%以上、ランプ2つ点灯で70%〜30%、ランプ1つでバッテリー30%以下となる。ランプはケース蓋を開く、あるいはケース裏のボタンを1回押すと点灯する。

 

充電環境【評価S】

USB Type-C充電とワイヤレス充電(Qi充電)に対応しており、現状考えうる最高の充電環境を備える。USB Type-C充電時は急速充電可能、15分の充電でオーディオ再生2時間分のバッテリーが充電できる。

 

タッチ操作性【評価S】

イヤホン側面に物理ボタン搭載

物理ボタンをイヤホン側面部分に備える。タッチセンサーよりも誤反応が少なく、動作が安定している。ダブルタップ(2回押し操作)も問題ない。ボタンの押し心地は硬くなく、柔からすぎず、丁度いい具合だ。

欠点をしいて挙げるならボタンの場所だろうか。丁度イヤホンを掴む場所にボタンが付いているので、イヤホンを装着するときに誤ってボタンを押してしまうことがある。この点、気になる人は気になるかもしれない。

 

タッチ操作コマンドについて

タッチ操作コマンドは、専用アプリ上でカスタマイズ(割り当て変更)できる。とはいえ、デフォルト状態でほぼ完成しているので、あえて崩す必要もない気がする。

デフォルトのタッチ操作コマンド

音量コントロールを追加で割り当てられる

なお、以下3つのボタン操作は割り当て変更できない。

  • ボタンの1回押しでオーディオ再生/停止
  • 着信時にダブルタップで着信対応(&着信終了)
  • 着信時に1秒長押しで着信拒否

 

マイク性能【評価S】

イヤホン前方に通話用マイクあり

イヤホンマイクを内蔵しており、マイク通話や音声アシスタントの音声操作が行える。

Anker Soundcoreシリーズではおなじみとなりつつある「cVc8.0」、通話マイク用のノイズキャンセリング機能を備える。マイクから離れた場所にある音を極力除去してくれるので、屋外や少しうるさい場所でも声だけが認識され、相手に届く。室内で使うには十分すぎるスペックなのでテレワーク用途のマイクとしても最適だろう。

 

防水性能【評価B】

IPX4相当の防水性能を備える。浸水したりするとアウトだが、雨降る中で使ったり、汗かく環境で使う程度であれば問題ない。ちなみに、AirPods Proはじめとした主要なワイヤレスイヤホンでもIPX4止まりだ。

 

専用アプリ「Soundcore」について

Anker Soundcoreシリーズ向けに配信される専用アプリ「Soundcore」が利用できる。アプリはiOSAndroid双方に用意。特段アプリを使わなくても問題ないが、以下のような設定を行う場合はアプリ必須となる。

  • イコライザー変更
  • Hear ID(独自イコライザー作成)
  • タッチ操作コマンドの割り当て変更

なお、アプリトップ画面にはペアリング接続する「接続」ボタンも用意されているのだが、いざボタンを押しても端末のBluetooth設定画面への移動が促されるだけでペアリングできなかった。

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この記事のまとめ

Anker Soundcore Liberty 2 Pro をレビューした。

レビューの肝たるオーディオ性能だが、低音、高音のやりすぎ感はあるが、イコライザーで調整ならぬ調教できるだけのポテンシャルはある。ワイヤレスイヤホン一つとっても自分好みにカスタマイズして使いたい人であれば、まさにうってつけの素材だろう。逆にデフォルトのままで使うとなると少しばかり音が暴れ気味なので聞く人を選びそうだ。

そのほか、ワイヤレス接続品質はよく、ノイズカットマイクやワイヤレス充電など細かな機能も充実していて使い勝手は悪くない。Ankerのワイヤレスイヤホンとしては少しだけ高めだが、コスパのよさで終わらず、そこそこオーディオにもこだわれるワイヤレスイヤホンを探している人であれば購入検討に値する製品だと思う。

レビュー対象製品

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