ソニーは9月29日、新作ワイヤレスヘッドホン「WH-XB910N」を発表。市場価格は2.6万円。2021年10月8日より発売開始する。
同製品はソニーの重低音シリーズ「EXTRA BASS」の名を冠した重低音ヘッドフォン。2019年10月に発売開始した「WH-XB900N」の後継モデルに該当する。
ノイズキャンセリング(ANC)が使えるほか、ハイレゾ再生可能なBluetoothオーディオコーデックとして知られる「LDAC」に対応。Androidスマホとペアリングして使えばApple Musicのロスレス楽曲やAmazon Music HDのハイレゾ相当楽曲を余すことなく高音質再生できる。
バッテリー駆動時間は前作よりも向上。ノイズキャンセリングOFFで最大50時間、ノイズキャンセリングONでも最大30時間の長時間スタミナ駆動が可能だ。
すでにAmazon直販などで予約受付中。Amazon直販だと26,400円(税込)で購入できる。発売は10月8日より。
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ソニー「WH-XB910N」のスペックシート抜粋
発売時期 | 2021年10月 |
市場価格 | 2.6万円前後 |
Bluetoothバージョン | 5.2 |
Bluetooth対応コーデック | SBC、AAC、LDAC |
バッテリー駆動時間 | 50時間(ノイズキャンセリング利用時は30時間) |
充電方法 | USB Type-C(有線) |
防水性能 | × |
通話マイク | ○(ノイズカットあり) |
マルチポイント | ○(最大2台) |
ノイズキャンセリング(ANC) | ○ |
ソニー「WH-XB910N」の主な製品特徴
「EXTRA BASS」の名を冠した重低音サウンド
ソニーの重低音シリーズ「EXTRA BASS」。ソニー「WH-XB910N」は40mmの大型ドライバーを搭載。オーディオをハイレゾ相当にアップスケーリングするソニー独自技術「DSEE」を組み合わせることで重低音を鳴らしつつ、中音域〜高音域の解像度の高さを両立させた。
ノイズキャンセリング(ANC)対応
上位モデル「WH-1000XM4」と同じく「デュアルノイズセンサーテクノロジー」を採用。ヘッドホンの外側と内側にセンサーを搭載することで、より正確なノイズ判断、および騒音の打ち消しを可能に。
LDAC対応(ハイレゾ再生可能)
ハイレゾ再生可能なBluetoothオーディオコーデックとして知られる「LDAC」(エルダック)に対応。ワイヤレス経由で最大「96kHz/24bit」のオーディオ再生が可能(※Androidスマホで使う場合はSRCの関係上、最大48kHz/24bit止まり)。
ダウンロードしたハイレゾ音源の再生はもちろんのこと、Apple Musicのロスレス楽曲、Amazon Music HDの「HD」「Ultra HD」楽曲などハイレゾ相当のサブスク楽曲も余すことなく高音質再生できる。
テレワーク仕様完備
ノイズカット通話マイクを搭載。口元から離れた周囲の音を除去(正確にはトーンダウン)して、口元の音だけを通話転送してくれる。屋外や騒音のある場所での利用はもちろん、在宅ワークでの生活音シャットアウトにも活用できる。
また、マルチポイントにも対応。OS、メーカー関係なく最大2台のデバイスを同時にペアリング接続できる。都度オーディオ再生されてるデバイスに自動でペアリングが切り替わるので、スマホで着信を受けつつ、PCでビデオ会議ないしNetflix... みたいな使い方も可能。
ノイズキャンセリングOFFで最大50時間使えるロングバッテリー
従来モデルはノイズキャンセリングOFFでも最大35時間止まりだったが、ソニー「WH-XB910N」はノイズキャンセリングOFFなら最大50時間のバッテリー持ち。ソニー製品おろか業界屈指のロングスタミナ仕様に進化した。
また、ノイズキャンセリングONであっても最大30時間使える。充電ケースなど使わず、ヘッドフォン単体で30時間とあり、1日フル稼働させても問題ない。
前作モデル「WH-XB900N」は市場価格2万円前後に値下げ

ソニー「WH-XB900N」
2019年10月に発売開始した前作モデル「WH-XB900N」。
ヘッドフォンの製品カテゴリー上、ほぼほぼ仕様は変わらない。何気にLDACにも対応していたりする。
唯一の懸念材料はBluetoothのバージョンが「4.2」ということ。屋外などで利用すると現行のBluetooth 5.0製品よりもワイヤレス接続の安定感など劣るかもしれない。
幸いにもそこまでネガティブなレビューは出ていないのでコスパ重視の人なら購入を検討してみてもいいかもしれない。