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楽天モバイルの電話アプリ「Rakuten Link」の使い方を徹底解説

2021年4月24日

楽天モバイルの電話アプリ「Rakuten Link」(楽天リンク)。

楽天モバイル契約者専用の電話アプリで、同アプリを使うと国内通話の通話料が完全無料になる。IP電話ではないので固定電話にも発信でき、なおかつ通話料無料が適用されるメリットもある。

この記事では楽天モバイルの契約を検討している人に向けて「Rakuten Link」アプリがどういったアプリなのか、どうやって使うのかなど解説していきたい。

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Rakuten Linkの基礎知識

Rakuten Linkは楽天モバイル契約者のみが使える専用電話アプリ

Rakuten Linkは楽天モバイル契約者のみが利用できる。

楽天モバイルが格安SIM時代に提供していた「楽天でんわ」だと楽天モバイル以外の人でも利用できた。対してRakuten Linkは楽天モバイルで契約している電話番号でログイン認証する必要がある。それゆえ、利用できるのは自ずと楽天モバイル契約者に限られる。

 

Rakuten Linkアプリから発信すれば固定電話も含めて通話料無料に

Rakuten Linkアプリを使った国内通話の通話料は完全無料に。固定電話に発信した場合も通話料無料が適用される

Rakuten LinkはRCS(リッチ・コミュニケーション・サービス)と呼ばれるSMSの拡張系サービスであり、IP電話ではない。IP電話のようなプレフィックス番号(050など)を付ける必要がなく、アプリ経由で固定電話にも発信できる。

 

留守番電話にも対応

Rakuten Linkアプリの標準機能として留守番電話が提供される。格安SIM各社のように追加料金(オプション料金)が発生するわけではなく、無料で利用できる。

 

SMSの送受信も無料

Rakuten Linkは通話だけでなくSMSも利用可能。SMS送受信料も無料となる。二段階認証の確認コードなどを受信するのに便利だ。

 

国際電話も一部無料に

Rakuten Linkアプリを使って海外から日本国内に向けて発信した場合は通話料が無料になる。

逆に日本国内から海外に向けて発信した場合は地域ごとの通話料が発生する。ただ、通話オプション「国際通話かけ放題」(月額980円)に別途加入すれば日本国内から海外に向けての電話発信も完全無料となる。海外通話が多い人は加入を検討した方がいいだろう。

https://network.mobile.rakuten.co.jp/service/international-unlimited-talk/

なお、Rakuten Link同士の通話(楽天モバイル契約者同士の通話)であれば国内通話、国際通話かかわらず、すべての通話料が無料になる。

 

LINEアプリのようにニュースを見たり通販も利用できる

Rakuten LinkはLINE路線のアプリを目指しているのか通話以外の機能も盛りだくさん。ニュース、通販、決済サービスなどの機能やリンクが集約される。

正直ごちゃごちゃしてきた感はあるが、ニュースくらいならLINE NEWSのノリで時間をつぶすのにちょうどいいかもしれない。

 

Rakuten Linkのデメリット・注意点など

ここまでRakuten Linkの基礎知識やメリットを解説してきたが、当然ながらデメリット、注意点もある。もっぱら以下のような内容だ。

  • 通話品質はデータ通信品質に依存する
  • 標準の電話アプリとして設定できない
  • iPhoneは「iOS 13.5.1」以前の機種では利用できず
  • iPadでは通話できず
  • Androidスマホは「Android 9.0」以前の機種では利用できず

以下くわしく説明していく。

 

通話品質はデータ通信品質に依存する

Rakuten LinkはIP電話アプリではなく、SMSを拡張したRCS(リッチ・コミュニケーション・サービス)アプリとなる。

ただ、通話それ自体を行うには4GやWiFiといったデータ通信を利用しており、通話品質はIP電話同様にデータ通信品質に依存する。

「Rakuten Linkの通話品質は良いの?悪いの?」という質問が多くあるが、答えはデータ通信品質次第と言うに尽きる。あまりに通信環境が悪い場所だと通話品質も悪くなりがちだ。一方でWiFi環境下など安定した通信下であれば問題らしい問題は感じない。

もっぱら賛否分かれるのが屋外などで楽天モバイル回線を使って通信しているときだろう。

楽天モバイル回線の通信品質自体が100%安定しているとはいえない。通話する場所によってはノイズが入ったり、ポツンと切れたような音が鳴ったり、相手の声が聞き取りづらかったりする。筆者もわりかし遭遇したことがあって、昔のIP電話のような粗さは拭えない。

どうしても辛ければアプリを使わずに通常の電話発信を行えばなんとかなるが、それだと30秒/22円(税込)の通話料が発生するので、あくまで保険的な活用に留めるべきだろう。

 

標準の電話アプリとして設定できない

iPhoneの場合

iPhoneだと標準の電話アプリを変更できない。webページや連絡帳アプリから電話番号をタップすると通常の電話アプリで発信されてしまい、Rakuten Linkを使った無料通話が適用されない。

そのため、Rakuten Linkの無料通話を適用するためには、電話番号をコピーして、Rakuten Linkアプリを開いて、アプリ上から発信する必要がある。

なお、Rakuten Linkアプリは権限さえ許可すれば、連絡帳の電話番号データをアプリ上に吸い上げられるので、これを活用する手もある。

Androidスマホの場合

一部スマホを除き、Rakuten Linkアプリを標準の電話アプリとして設定できない。iPhone同様に無料通話を適用するにはRakuten Linkアプリ上から通話発信する必要がある。

ただ、サードパーティアプリで「Rakuten Linkサポーター」という神アプリがある。このアプリを活用することで通話発信する際に強制的にRakuten Linkアプリに遷移させられる。筆者も使っているが、非常に便利だ。神アプリと呼んで文句ない出来だ。Androidユーザーであれば同アプリを使えば大方問題ないかと思う。

関連リンク:Rakuten Linkサポーター(Google Play)

 

iPhoneは「iOS 13.5.1」以前の機種では利用できず

昨年12月からApp Storeでの「Rakuten Link」アプリの配信が開始された。ただ、あくまで楽天モバイルの公式見解として「iOS 13.5.1」以上の機種で使うようアナウンスしている(2021年4月時点)。

また、Rakuten Linkアプリの対応有無以前に楽天モバイルに対応していないiPhoneも存在するので、事前に使う予定のiPhoneが楽天モバイルに対応しているか確認しておいた方がいい。くわしくは以下記事でまとめている。

 

iPadでは通話できず

iPadはiPhone向けのRakuten Linkアプリをダウンロードしてログインするまでは可能だが、肝心の通話は行えない。レアな使い方だが、iPadでRakuten Linkを使った通話を考えている人は注意した方がいい。

 

Androidスマホは「Android 9.0」以前の機種では利用できず

Rakuten LinkアプリはAndroid 9.0以前の機種だとダウンロードできない。つまり、自ずとAndroid 9.0以前のスマホではRakuten Linkアプリが利用できない。

2021年現在、市場に流通しているAndroidスマホの大半がAndroid 9.0以上と思われるが、少し古いスマホを使っていたり、中古スマホを活用する際は事前にOSバージョンを確認しておくべきだろう。

 

この記事のまとめ

楽天モバイルの電話アプリ「Rakuten Link」をひととおり解説した。

楽天系アプリとしては使いやすい部類に入ると思う。安定したデータ通信品質さえ確保できれば通話品質もそこまで悪くないので実用性は十分にある。

楽天モバイルは最低利用期間や違約金、MNP転出料が設定されておらず、契約から3ヶ月まではプラン料金も無料になる。いざ合わなかったら即日で1円もかからず解約・転出できるので、とりあえずで契約して、Rakuten Linkを使ってみて問題なければ使い続ければいいだろう。ぜひお試しあれ。

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