格安SIM

【どれが安い?】格安SIMの料金帯で使える大手キャリアの料金プランを徹底比較(2021年)

2021年11月1日

ここ10年で市民権を獲得した格安SIM(MVNO)。ただ、いまだに昼間の時間帯は通信速度が遅くて、これが嫌で格安SIMをスルーしている人も多いかと思う。

そんな人におすすめしたいのが、大手キャリアが手がける格安通信サービス。

ahamo、povo、LINEMO、UQmoible、Y!mobileなどなどドコモやauが直々に手がける格安通信サービスが相次ぎ登場している。

いずれも通信回線は高品質。格安SIMのような低料金ながら昼間の時間帯も含めて安定した通信速度で使えるので格安SIMの通信速度をネックに感じていた人に丁度いい。

スマホ料金を安くしたいキャリアユーザー、昼間の通信速度の遅さで割りを食ってきた格安SIMユーザーなど乗り換えを検討している人は記事をチェックしてみてほしい。

大手キャリアが手がける格安の料金プランを整理する

2021年を代表する格安プラン「オンライン専用プラン」

月額料金月間データ容量無料通話
ドコモ「ahamo2,970円20GB1回5分以内の国内通話が無料
KDDI「povo0円〜0GB〜なし(別途オプション)
ソフトバンク「LINEMO990円3GBなし(別途オプション)
2,728円20GB

※すべて税込記載

総務省の恫喝からはじまったオンライン専用プラン。ドコモ「ahamo」、au「povo」、ソフトバンク「LINEMO」の3つが出揃う。

いずれも安価な料金。かつキャリア品質の高品質な通信回線。格安SIM(MVNO)のような昼間の時間帯の速度低下なく、24時間安定した通信速度で利用できる絶対的な強みがある。

携帯ショップでの実店舗サポートなど受けられないが、もとより格安SIMなど使っていて勝手を理解している人であればデメリットにも感じないはず。というか、すべてのサポートが専用アプリから受けられるので格安SIMよりも100倍勝手がよい。

 

auとソフトバンクはサブブランドも提供

月額料金月間データ容量無料通話
KDDI「UQmobile1,628円3GB(+繰り越し)なし(別途オプション)
2,728円15GB(+繰り越し)
3,828円25GB(+繰り越し)
ソフトバンク「Y!mobile2,138円3GB(+繰り越し)なし(別途オプション)
3,278円15GB(+繰り越し)
4,158円25GB(+繰り越し)

※すべて税込記載

auとソフトバンクはサブブランドも展開。auが「UQmobile」、ソフトバンクが「Y!mobile」。

オンライン専用プランに比べると料金的にぱっとしないが、携帯ショップでの実店舗サポートが受けられるので、これまで大手キャリアを契約していた人でも安心して乗り換えられる。

キャリアメールや留守番電話サービスも提供あり、どちらかと言うと格安SIMに抵抗感のある初心者向けのサービスとして展開される。

 

楽天モバイルも通信キャリアの一つ、月額0円から使える

月額料金月間データ容量無料通話
楽天モバイル0円〜3,278円1GB〜無制限国内通話が完全無料

※すべて税込記載

楽天モバイルは2020年に通信キャリアとしてのサービス開始(厳密には2019年)。ドコモ、au、ソフトバンクに続く国内4番目の通信キャリアに位置づけられる。

月々のデータ通信量に応じた段階定額プランを採用。データ通信量が月1GB未満なら月額0円、月3GB未満なら月額1,078円、月20GB未満なら月額2,178円、月20GB以上なら月額3,278円で使える。

以前は通信品質がネックだったが、2021年現在、楽天回線さえ使えればそこそこさまになる、実用性のあるサービスになってきた。もとよりコスパよいので楽天回線が使える地域に住んでいる人であれば乗り換え先として現実的な選択肢となる。

 

まとめると以下のようなメンツが揃う(2021年11月時点)

※以下すべて税込記載

月額料金月間データ容量無料通話
ドコモ系列(ドコモ回線プラン)
ドコモ「ahamo2,970円20GB1回5分以内の国内通話が無料
KDDI系列(au回線プラン)
KDDI「UQmobile1,628円3GB(+繰り越し)なし(別途オプション)
2,728円15GB(+繰り越し)
3,828円25GB(+繰り越し)
KDDI「povo0円〜0GB〜なし(別途オプション)
ソフトバンク系列(ソフトバンク回線プラン)
ソフトバンク「Y!mobile2,138円3GB(+繰り越し)なし(別途オプション)
3,278円15GB(+繰り越し)
4,158円25GB(+繰り越し)
ソフトバンク「LINEMO990円3GBなし(別途オプション)
2,728円20GB
楽天系列(楽天回線プラン)
楽天モバイル0円〜3,278円1GB〜無制限国内通話が完全無料

 

おすすめのサービスはどれ?

ドコモ回線プランなら「ahamo」一択

ドコモ「ahamo」(月額2,970円)

基本プラン
月額料金2,728円
月間データ容量20GB
余ったデータ容量の翌月繰り越し×
制限時速度1Mbps
データ容量追加1GB=550円
通話料30秒/22円
無料通話1回5分以内の国内通話が無料
最低利用期間なし
解約金(違約金)なし
事務手数料なし

ahamo公式サイトをチェック

2021年3月よりプラン提供が開始され、わずか数ヶ月で180万件契約を獲得したモンスターサービス「ahamo」。

ドコモが直々に提供するドコモ品質の通信サービスとあり、格安SIM(MVNO)とは比べ物にならぬ高品質回線がそのまま利用できる。

昼間の時間帯であってもゆうに50Mbpsを超える通信速度なので、格安SIMの昼間の時間帯の速度低下で割りを食ってきた格安SIMユーザーだと垂涎超えて感動すること違いない。

昼12時台にahamoで測定

料金プランは月額2,970円の月20GBプラン(&1回5分以内の無料通話)のみ提供。よくも悪くもシンプルな料金プランを売りにしており、プラン多角化する気配は見えない。

ドコモとしてはより安いプラン、小容量プランとしてドコモお墨付きの格安SIMサービスこと「エコノミーMVNO」を推奨している。おそらく今後もahamoブランドの安いプラン、小容量プランが登場する可能性は低そうだ。

ahamoから小容量プランが登場する可能性は極めて低い...

ちなみに、ドコモプランではあるが、最低利用期間や違約金が設定されておらず、辞めたくなったらいつでも辞められる。これもまた評価ポイントだ。

ahamo公式サイトをチェック

 

au回線プランなら玄人は「povo」、一般向けは「UQmobile」

KDDI「povo」(月額0円〜)

基本プラン(povo 2.0)
月額料金0円〜
月間データ容量0GB〜
余ったデータ容量の翌月繰り越し×
制限時速度128kbps
データ容量追加1GB=390円ほか
通話料30秒/22円
無料通話なし(別途オプション)
最低利用期間なし
解約金(違約金)なし
事務手数料なし

povoを公式サイトでチェック

ドコモ「ahamo」の対抗サービスとしてKDDIが立ち上げた「povo」(ポヴォ)。

2021年9月に早くも大型アップデート。基本料金0円で音声通話とデータ通信が使えるようになり、格安SIM界隈で俄然注目が高まっている

基本料金0円に追加オプションの購入を前提とした料金プランであり、データ通信が1GB=355円から追加できる。

主な追加オプション

追加料金(税込)オプション有効期限
データ1GB追加355円購入後7日
データ3GB追加990円購入後30日
データ20GB追加2,700円購入後30日
データ60GB追加6,490円購入後90日
データ24時間無制限330円購入後24時間
5分以内通話かけ放題月額550円なし(月額オプション)

追加オプションは専用アプリから2タップで購入可能

基本的には「データ3GB追加」「データ20GB追加」あたりを選ぶことになると思う。ここらはもとより月額プランの位置付けであり、オプションの有効期限は30日となる。

一切のオプションを追加せず、月額0円の音声通話プランとしても利用可能。30秒/22円の通話料が発生するが、データ通信は最大128kbpsで使い放題なので、メールやLINEを受信する程度なら問題ない。さながら昔の格安SIMのような運用が可能だ。

povoが格安SIM界隈ないし乞食界隈で注目を集めているもうひとつの理由が「ギガ活」。ギガ活とは、KDDIと提携している特定の店舗で買い物すると300MB〜1GBのデータ容量がもらえるキャンペーンだ。以下のような店舗でキャンペーンを実施している。

ローソン1回500円以上の決済で300MBプレゼント(有効期限3日)
すき家1回500円以上の決済で300MBプレゼント(有効期限3日)
ドトール1回500円以上の決済で300MBプレゼント(有効期限3日)
丸亀製麺1回500円以上の決済で300MBプレゼント(有効期限3日)

ローソン、すき家あたりで普段から昼飯、晩飯など調達している人であれば、ギガ活が重々に活用できそう。

なお、キャンペーンを適用するにはau Payで決済する必要がある

肝心のpovoの通信速度だが、昼間の時間帯でも100Mbps前後と安定している。povoはau回線を使った格安SIM(MVNO)ではなく、auの料金プランの一部なので、それに恥じぬ高品質な通信回線が利用できる。

povoを公式サイトでチェック

 

KDDI「UQmobile」(月額1,628円〜)

くりこしプランSくりこしプランMくりこしプランL
月額料金1,628円2,728円3,828円
月間データ容量3GB15GB25GB
余ったデータ容量の翌月繰り越し対応
制限時速度300kbps1Mbps
データ容量追加100MB=220円
通話料30秒/22円
無料通話なし(別途オプション)
最低利用期間なし
解約金(違約金)なし
事務手数料3,300円

UQmobileを公式サイトでチェック

UQmobileでも昼間100Mbps前後の通信速度が出る

UQmobileは「au」サービスと並ぶKDDIの2枚看板サービス。俗に言うサブブランド。

もともと格安SIM(MVNO)の一つだったが、2020年10月よりKDDIが手がける通信サービス(MNO)に格上げ。現在は「au」サービス同等の高品質回線が利用できる。昼間の時間帯も遅くならず、ゆうに100Mbps近い通信速度で使いまわせる。

玄人向けの「povo」と違ってUQmobileは一般ユーザーがメインターゲットに。

auショップでの実店舗サポートが受けられるほか、キャリアメール、留守番電話サービスを別途オプションで追加できる。また、「auひかり」「auでんき」など契約していればセット割が適用され、月額580円〜780円の割引が受けられる。

多分にキャリアサービスらしさ残しているので、これまで大手キャリアを契約してきた人で、キャリアサービスらしい使い勝手とサービスを受けたい人はpovoよりもUQmobileがおすすめだ。

UQmobileを公式サイトでチェック

 

 

ソフトバンク回線プランなら「LINEMO」強し、Y!mobileは微妙なところ

ソフトバンク「LINEMO(月額990円〜)

月額990円プラン(ミニプラン)月額2,728円プラン(スマホプラン)
月額料金990円2,728円
月間データ容量3GB20GB
余ったデータ容量の翌月繰り越し×
制限時速度300kbps1Mbps
データ容量追加1GB=550円
通話料30秒/22円
無料通話なし(別途オプション)
最低利用期間なし
解約金(違約金)なし
事務手数料なし

LINEMOを公式サイトでチェック

ソフトバンクのオンライン専用ブランド「LINEMO」(ラインモ)。ソフトバンクショップでの実店舗サポートが受けられないが、代わりに圧倒的コスパが享受できる。

特に注目すべきが990円プラン。月3GBのデータ通信&音声通話が月額990円で使える。さながら昔の格安SIMのような料金設定。それでいて通信品質は高品質。格安SIM(MVNO)ではないので昼間の時間帯でも通信速度が遅くならない。

LINEMOなら昼間の時間帯でも40〜50Mbps前後

なお、LINEMOは2021年現在、無料通話オプション「準定額オプション」(月額550円)を無料提供している。LINEMO契約者であればもれなく1回5分以内の国内通話が無料になる。

1年経つと課金が開始されるが、必要ない場合はオプションだけ解除すれば問題ない。オプション解除料金も無料なので安心だ。

競合のau「povo」と近いポジション、料金プランだが、povoだと毎月オプションを追加する必要がある。この手間暇に面倒くささ感じそうな人であれば、最初からLINEMOの月3GBプラン、あるいは月20GBプランを契約してしまった方がラクだと思う。

LINEMOを公式サイトでチェック

 

ソフトバンク「Y!mobile」(月額2,138円〜)は微妙なところ

シンプルSシンプルMシンプルL
月額料金2,138円3,218円4,078円
月間データ容量3GB15GB25GB
余ったデータ容量の翌月繰り越し対応
制限時速度300kbps1Mbps
データ容量追加500MB=550円
通話料30秒/22円
無料通話なし(別途オプション)
最低利用期間なし
解約金(違約金)なし
事務手数料3,300円

Y!mobileを公式サイトでチェック

ソフトバンクのサブブランド「Y!mobile」。

かつての通信キャリア「イーモバイル」「ウィルコム」を統合した後釜サービスであり、もとより通信キャリア(MNO)の位置づけ。

ソフトバンクショップでの実店舗サポートが受けられるほか、標準サービスとしてキャリアメール、留守番電話サービスを提供。また、キャリア決済も利用できる。

Y!mobileで使えるソフトバンク同等サービス

  • ソフトバンクショップでの実店舗サポートあり
  • キャリアメールあり(標準提供)
  • 留守番電話サービスあり(標準提供)
  • 家族割、光回線割あり
  • キャリア決済可能
  • iPhoneはじめとしたキャリアスマホの取り扱いあり
  • LINEアカウント開設時の年齢認証に対応

格安SIMに慣れてる人だといたれりつくせりすぎて鬱陶しさ感じるレベル。どちらかと言うと大手キャリアからの乗り換え組に向けた通信サービスだ。

なお、使ってる通信基地はソフトバンク(ソフトバンク株式会社)と統合済み。格安SIM(MVNO)のような昼間の時間帯の遅さもなく、昼間でも安定した通信速度で使える。ここら総じて評価ポイントだ。

昼間の時間帯でも20Mbps確保

Y!mobileを公式サイトでチェック

 

 

楽天回線さえ使えれば楽天モバイルを選ぶ手も...

楽天モバイル(月額0円〜)

Rakuten UN-LIMIT Ⅵ
月額料金0円〜3,278円
月間データ容量0GB〜無制限
余ったデータ容量の翌月繰り越し×
制限時速度1Mbps
データ容量追加×
通話料30秒/22円
無料通話国内通話が完全無料
最低利用期間なし
解約金(違約金)なし
事務手数料なし

楽天モバイルを公式サイトでチェック

2019年に格安SIM(MVNO)からキャリアサービス(MNO)への転向を果たした楽天モバイル。

月々のデータ通信量に応じた段階定額プランを採用しており、データ通信量が月1GB未満なら月額0円で利用できる。

月々のデータ通信量月額料金(税込)
1GB以内0円
3GB以内1,078円
20GB以内2,178円
20GB〜(上限なし)3,278円

なお、楽天モバイルは月無制限で使えるとの煽りだが、1日あたり10GB使うと翌日まで速度制限がかかる。なので厳密には月300GB(310GB)が上限となる。

国内通話に関しては専用通話アプリ「Rakuten Link」を使うことで国内通話料が完全無料になる。

専用アプリ「Rakuten Link」を使えば国内通話料が完全無料

料金以上に気になるのがその通信品質。

2021年現在、楽天回線さえきちんと使えれば実用性は十分ある。昼間の時間帯に通信速度が遅くなることもなく、そこまで混んでない時間帯なら100Mbps前後の速度が悠々出る。

昼間の時間帯も速い(※楽天回線なら)

ただ、楽天回線が使えない地域だと話は別。

楽天回線が使えない地域だとパートナー回線のau回線で通信代替されるが、au回線だとよくて20Mbps〜30Mbpsしか通信速度が出ない。1日を通した通信品質のばらつきも見られる。なかなかに通信品質が不安定というのが正直なところだ。

そのため、楽天回線を前提とした運用であればおすすめできる。au回線しか使えない地域に住んでいる人だとまだ待った方がいいかもしれない。

楽天モバイルは契約後3ヶ月はプラン料金の一切が無料になる。楽天モバイルは最低利用利用や違約金の設定なく、キャンペーン期間中の解約でも各種手数料が取られない。まずはお試しして楽天回線が使えるか(掴めるか)チェックしたいところ。

楽天モバイルを公式サイトでチェック

 

この記事のまとめ

大手キャリアが手がける格安通信サービスをまとめてきた。

いずれも安いだけではなく、MNO品質の、キャリア品質の高品質回線が利用できる。1日を通して安定した通信速度で使えるので昼間や夕方など時間帯によって遅くなる格安SIM(MVNO)よりも勝手に優れる。

これまで所々我慢しながら格安SIMを使ってきた人、格安SIMへの乗り換えを敬遠していた大手キャリア契約者なら積極的に乗り換える価値あり。ぜひ試してみてほしい。

 

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