格安SIM

IIJmioのeSIMプラン(本サービス版)を徹底解説|料金プランからお得な活用方法まで

2021年3月21日

2021年4月1日より提供が開始されたIIJmioのeSIMプラン。

これまでベータ版として提供されたeSIMプランの本サービス版であり、データ通信プランが最安月額440円(税込)で利用できる。eSIMを活用することで通常のSIMカードプランよりも300円ほど安く提供される。

eSIMプランとあり、単体利用よりかは2枚のSIMカードが使えるスマホ(DSDSスマホ)のサブ回線として使うのが本命だろう。以下こうしたeSIMプランの活用方法も含めてひととおり解説していきたい。

eSIM基礎知識

eSIM(イーシム)とは、標準SIM、microSIM、nanoSIMに続く次世代のSIMカード規格。プラスチックのSIMカードを使わず、スマホに直接SIM契約情報をインストールしてSIMサービスが利用できる。

すでにiPhoneやGoogle PixelシリーズがeSIMに対応。日本国内キャリアだと楽天モバイルやY!mobileが通常のSIMカードに加えてeSIMを提供している。格安SIM事業者ではIIJ(IIJmio)が初めてだ。

eSIMは契約後にSIMカードの到着を待つ必要がなく、申し込んで10分もすればeSIMをインストールするためのQRコードが発行される。あとはQRコードをスマホのカメラで読み込んで開通作業を行うだけでSIMサービスが利用できる。

解約するときもSIMカードを返却する必要なく、スマホからeSIM情報を削除するだけなので手間暇かからない。

 

IIJmioのeSIMプランについて

出典:IIJmio

IIJmioを公式サイトでチェック

 

サービス概要

IIJmioは他社に先駆け、かれこれ2019年にeSIMサービスを開始。長らくベータ版として提供していたが、2021年4月1日より本サービスとしての提供が開始された。

IIJmioのeSIMプランは申し込むとQRコードが発行される。QRコードをスマホやタブレットのカメラで読み込めばSIM契約情報をインストールして開通できる。

 

料金プラン

IIJmioのeSIMプランはデータ通信プランのみ提供される。音声通話プランは提供しない。

料金プランは以下のとおり。

月額料金(税込)月間データ容量
eSIM 2ギガプラン440円2GB
eSIM 4ギガプラン660円4GB
eSIM 8ギガプラン1,100円8GB
eSIM 15ギガプラン1,430円15GB
eSIM 20ギガプラン1,650円20GB
(補足)最低利用期間は契約した翌月末まで、違約金の設定なし

eSIMプランはプラスチックのSIMカードを発行する必要がない。そのおかげか通常のSIMカードプランに比べて全プランとも300円ほど割安で提供される。

▼ eSIMプランと通常のSIMカードプランの料金比較

eSIMプランの月額料金(税込)通常のSIMカードプランの月額料金(税込)
月2GBプラン440円748円
月4GBプラン660円968円
月8GBプラン1,100円1408円
月15GBプラン1,430円1,738円
月20GBプラン1,650円1,958円

なお、IIJmioはドコモ回線とau回線が用意されるが、eSIMプランはドコモ回線のみの提供となる。どうしてもau回線で使いたい場合は通常のSIMカードプランを選択する必要がある。

eSIMプランでも割引はそのまま受けられる。「mio割」こと光回線とのセット割を適用することで全プランとも月額660円(税込)が割り引かれる。

 

eSIMの発行手数料について

IIJmioのeSIMをスマホにインストールするためにはQRコードが必要となる。このQRコードを1回発行するのにSIMプロファイル発行手数料として220円(税込)が発生する(※初回発行を除く)。

nanoSIMなど従来のプラスチックのSIMカードであれば、違うスマホにSIMカードを入れ直せばそのまま通信できる。ただ、eSIMは他のスマホにインストールし直すたびに異なるQRコードが必要になるので、入れ替えるたびに手数料が発生する。

nanoSIMの感覚でeSIMを入れ替えていると手数料がかさむので注意が必要だ。

 

eSIMプランの対応端末について

eSIMプランなので当然ながらeSIMに対応したスマホ、タブレットが必要だ。2021年3月時点においては以下のスマホ、タブレットがeSIMに対応している。

【iPhone】
iPhone 12シリーズ(2020)iPhone SE 第2世代(2020)iPhone 11シリーズ(2019)
iPhone XS/XS Max(2018)iPhone XR(2018)
【Androidスマホ】
Google Pixel 5(2020)Google Pixel 4aシリーズ(2020)Google Pixel 4シリーズ(2019)
OPPO A73(2020)P40 Pro(2020)
【タブレット/PC】
iPad Pro 12.9(第4世代、第3世代)iPad Pro 11(第2世代、第1世代)iPad Air(第4世代、第3世代)
iPad(第8世代、第7世代)iPad mini 5Surface Pro X
Surface Pro LTE Advanced
 

IIJmioを公式サイトでチェック

 

IIJmioのeSIMプランの活用方法

IIJmioのeSIMプランの活用方法だが、主に以下2つのケースが挙げられる。

  1. タブレット用のデータ通信専用SIMとして安く使う
  2. DSDSスマホで楽天モバイルと組み合わせる

1. タブレット用のデータ通信専用SIMとして安く使う

タブレットの中でもiPadやSurfaceシリーズに限ればeSIMが利用できる。

IIJmioのeSIMプランはプラスチックのSIMカードを廃することで通常のSIMカードプランよりも月額300円ほど割安な料金設定を実現している。

もとよりeSIMが使えるタブレットでデータ通信専用SIMを使うのであれば、eSIMの方が安く使える。手間暇も含めて、あえて通常のSIMカードプランを契約するメリットはない。

 

2. DSDSスマホで楽天モバイルと組み合わせる

IIJmioのeSIMプランの本命とも言える使い方がDSDSスマホでの活用だ。楽天モバイルと組み合わせることで音声通話付きで最安月額440円(税込)で運用できる最強プランに化ける。

DSDSスマホとは、1台で2枚のSIMカードが利用できるスマホのこと。iPhoneやGoogle PixelシリーズはすでにDSDSに対応している。

DSDSスマホで音声通話回線として楽天モバイルを使い、データ通信回線としてIIJmioのeSIMプランを使うことで、国内通話料が無料ながら最安月額440円で運用できる。徹底してコスパ重視の人であれば最高の組み合わせだ。

料金プラン(1)楽天モバイル

月額料金(税込)データ容量無料通話
楽天モバイル「UN-LIMIT Ⅵ」
(従量制プラン)
0円1GB国内通話が完全無料
(解説)楽天モバイルはデータ通信量が月1GB未満の場合は月額0円で利用できる。音声通話は専用通話アプリ「Rakuten Link」を使うことで完全無料に。

料金プラン(2)IIJmio eSIMプラン

月額料金(税込)データ容量無料通話
eSIM 2ギガプラン440円2GB通話サービスの提供なし
(解説)IIJmio eSIMプランの最安プラン。DSDSスマホではデータ通信用のSIMカードを選択できるので、IIJmioのeSIMプランでデータ通信させれば楽天モバイルをデータ通信量0GBまま音声通話だけ利用できる。

音声通話回線は楽天モバイル以外でも問題ない。ただ、現状で最も安い音声通話回線プランは楽天モバイル(月1GB未満)の月額0円プランとなるので、楽天モバイルを選ぶのが第一候補だ。

楽天モバイルを公式サイトでチェック

IIJmioを公式サイトでチェック

 

この記事のまとめ

IIJmioのeSIMプランについてひととおり解説してきた。

昨今では楽天モバイルやY!mobileもeSIM提供を開始しているが、格安SIMサービスとして、データ通信専用SIMとして提供されるeSIMはIIJmioのeSIMプランが唯一となる。

単体利用で通常のSIMカードプランよりも安く使ったり、DSDSスマホのデータ通信専用SIMとして使ったり、活用できるシチュエーションは多い。従来から格安SIMを使ってきた人なら試してみる価値ありだ。

IIJmioを公式サイトでチェック

 

関連記事

2021/9/23

【どれが安い?】月額1000円以下で使える格安の音声通話SIMを比較

総務省の恫喝から始まった携帯電話業界の格安競争2021。 今や格安SIMのような月額1000円以下の大手キャリアプランが相次ぎ登場している。 これに負けじと格安SIM各社も相次ぎ値下げ。安すぎて心配になる新たな格安競争の局面を迎えた。 この記事では、こうした月額1,000円以下で使える音声通話SIMをまとめている。 安すぎてカンボジアのプリペイドSIMサービスかと勘違いしそうだが、間違いなく日本の通信サービスだ。スマホ料金を安くしたい人、安く電話番号をキープしたい人など記事を参考にしてほしい。 目次月額1 ...

続きを見る

2021/9/22

iPhoneで使いたい!おすすめモバイル・ガジェット15選(2021年)

国民的アイドルならぬ国民的スマホとして日本でポジション確立したiPhone。 巷で販売されるガジェットもこぞってiPhone対応をアピール。日夜数多くのiPhone対応ガジェットが登場しては消え去っていく。 かくいう当ブログもこれまで数多くのiPhone向けのモバイル・ガジェットをレビューしてきた。 この記事では、これまでレビューしてきたiPhone向けのモバイル・ガジェットの中から本当におすすめできる、ハズレなしの製品だけを紹介していきたい。 目次iPhoneで使いたい!おすすめモバイル・ガジェットを厳 ...

続きを見る

2021/9/21

【新製品】パナソニックが「Technics」完全ワイヤレスイヤホンの新モデル発表、価格1.6万円〜

パナソニックは高級オーディオブランド「Technics」名義の完全ワイヤレスイヤホンの新モデルを発表。 型番「EAH-AZ60」と「EAH-AZ40」の2機種をいずれも2021年10月15日より発売開始する。 型番「EAH-AZ60」(上位モデル) 「EAH-AZ60」は、昨年4月に発売開始された初代Technics完全ワイヤレスイヤホン「EAT-AZ70W」の実質的な後継モデル。市場価格は3万円前後。 ノイズキャンセリング(ANC)に対応するほか、Bluetoothオーディオコーデック「LDAC」に初対 ...

続きを見る

2021/9/24

ag COTSUBU レビュー|軽くて小さい高音質ワイヤレスイヤホンの大本命

2007年創業の国産オーディオメーカー「final」(事業開始は1974年)。 もともと音響機器のOEM会社(製造委託会社)だったが、現在は自社オリジナルのブランド製品も手がけている。 特に社名&有線イヤホンブランドの「final」は、オーディオオタク御用達のイヤホンブランドとして確立。フィギュアスケートの羽生結弦が愛用していることでも知られる。 そんな「final」が、2019年にワイヤレス専用ブランドとなる「ag」(エージー)を立ち上げ。 今回レビューする「ag COTSUBUこつぶ」は、2021年7 ...

続きを見る

jvc a10t

2021/9/24

JVC HA-A10T レビュー|アンダー5000円で買える国産大手JVCケンウッドのコスパモデル

以前はガラクタが多かったアンダー5000円のワイヤレスイヤホンだが、Bluetooth 5.0の普及ですっかり様変わり。昨今では大手オーディオメーカーの製品も数多く登場している。 今回レビューする「JVC HA-A10T」もそうしたアンダー5000円モデル。国産大手オーディオメーカー「JVCケンウッド」が正味4,500円で販売している紛うことなき格安ワイヤレスイヤホンだ。 アンダー5000円のワイヤレスイヤホンの中ではトップクラス、いやトップと言っても過言ではない高音質オーディオが楽しめる。安物でありがち ...

続きを見る

-格安SIM
-